'07ポルト～アズレージョの街～ポルトガルその１

2007/04/27 - 2007/05/06

私たち夫婦の旅は新婚旅行のキリマンジャロ登山から始まりました。
そして25年銀婚式の年、旅の目的地はポルトガル

スペイン、イタリアを旅行して得た地中海側にはおいしい魚介料理ありという体験を基に、
スペインで叶えられなかったパラドールの夢を叶えるべく、
日本の歴史とつながっているたくさんの糸をたどりながら、
半年がかりでプランを練りました。

ポルトガルは思った以上に懐かしさを感じる国で、人々は温かく心から癒される国でした。

まずは街並みがユネスコ世界文化遺産に指定されているポルトの街歩きから始めました。

エリア ポルト(ポルトガル)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道
• 航空会社: ヴァージン アトランティック航空

ポルトへは、ヴァージンアトランティック航空でロンドンへ飛び、ポルトガル航空に乗り継ぎました。

ロンドンまではファーストクラスで、と夫は言いましたが、プレミアムエコノミーで充分。それでもかなり楽！当分このレベルで大丈夫そうです。

深夜ホテルに到着したので、
初めましてポルトガル！初めましてポルト！

ポルト中心部のホテルから、ぶらぶら歩いて散策開始です。

石畳の坂道、ぎっしり並んだ路上駐車の車、遠くに見える時計塔

ヨーロッパの街並みらしい景色です。

メガネやさんですかね？
あっちを向いてもこっちを向いても、外壁がタイルです。

可愛いですね、最近のデザインでしょうか。

おばあちゃんが窓から顔を出して下の道行く人と話しています。
これがこれからポルトガルの街のあちこちで目にする風景だったのです。

Igleja do carmo
アズレージョ（絵タイル）で有名なカルモ教会

アラブ語のモザイクを意味するアズレーシャAzuleycha、または青を意味するアズールAzulを語源にしていて、青一色の物が本来のスタイルだそうです。

絵は宗教画や歴史を描いた物が多いようです。
陶磁器の藍の染め付けを思わせるところが懐かしさを感じる理由かも知れません。

街の中の案内板、ポルトガル語は一見読めそうで、実は意外な発音だったりするのですね。
スペイン語に近いのかと思っていましたが、シュという音やＲの発音がフランス語に近い感じがしました。

Livraria Lello e Irmao
リブラリア・レロ・イ・イルマン

ポルト随一の老舗書店、歴史的価値の高い建物として指定されています。
店内は格調高いのですが、入口はちょっとかわいい優しいムードです。

格調高い内装ですが、地図や児童書から文学、専門書まで普通の書店と同じ品揃えのようです。
私たちはここでレンタカーで走るためのロードマップを買いました。

この階段で記念撮影している観光客もいます。
この書店を写したポストカードも売っていました。

店員さんは何も言いませんが、本屋さんの中で、フラッシュを光らせるのはやはり憚られます。

書店の天井のステンドグラスです。

DECUS IN LABO RE という文字が入ってます。

Igreja e Torre dos Clerigos
クレリゴス教会と塔

教会の祭壇

225段の階段を上って６階７６ｍの塔の上よりポルトの街並みが360度一望できます。

手前の白い建物（地図によると大学のようですが）の後ろにカルモ教会が見えています。

写真中央の道路に面した建物群の真ん中の白い建物が先ほどの本屋さん、リブラリア・レロ・イ・イルマン

海です。大西洋です！

カテドラル周辺、この辺りに古い街並みがたくさん残っています。

塔を降り、リベルターデ広場を通って、カテドラル・セ大聖堂に向かいます。

ポルトの街なかの路面電車は走っていません。
軌道が寂しげです。

クレリゴス通り
サン・ベント駅を目指します。

リベルダーデ広場

広場の中央に立っている像はドン・ペドロ４世だそうです。
あっ！頭の上にカモメが･･･

コングレガドス教会
外壁のアズレージョがきれいです。

サン・ベント駅
街の中心部にある駅で、天井が高く、壁はアズレージョで埋め尽くされています。

時計の下に付いている一対の物体、私にはワサビに見えてしまうのです。本当は何？

駅構内のアズレージョ
ポルトガルの歴史が描かれていて、タイルは約２万枚あるそうです。

き〜てきいっせい〜サン・ベントを〜〜

ポルトガルの駅も改札らしきものは見あたりません。
電車のところまで出入り自由