Vacanzeは東リヴィエラで～4. Cinque Terre (Vernazza)

2009/07/25 - 2009/08/01

チンクェ・テッレで一番美しいと言われるヴェルナッツァの町です。
斜面にびっしり建てられたカラフルな家々と、その間の細い路地は地中海地域の街らしい風情があり、もっと時間をかけてゆっくり探索したいな～と思いました。

エリア リヴィエラ(イタリア)

• 同行者: 乳幼児連れ家族旅行
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 鉄道 船
• 航空会社: JAL

マナローラからヴェルナッツァまでは、船で10分ほど。途中の景観は素晴らしく、あっという間に着いてしまいます。
崖の上にそびえる塔が見えてくると、間もなくヴェルナッツァに到着します。

船着き場に到着。向こうにサンタ・マルゲリータ・ダンキオティア教会の鐘楼が見えています。

船着き場が造られているのは岩場ですが、大勢の人が日光浴＆海水浴を楽しんでいます。
岩の上から5mくらい下の海面に向かって飛び込みをしている人たちを見て、上の息子はすっかり感銘を受けていました。

船着き場から町に向かって歩いていくと、小広場に出ます。

本日の昼食は、この小広場にあるRistorante Gambero Rossoで。
結構有名店なのだと思います。我が家にある古〜いガンベロ・ロッソのレストランガイドにも載っていました（が、今回の旅で入手した最新版には載っていませんでした・・・）。

広場に並べられたテーブル席に案内してもらいました。
こちらをじ〜っと見つめているにゃんこが一匹・・・この猫ちゃん、美味しそうなお魚が運ばれてくるテーブルがあると、すぐさまそこに近づいていってはお客さんの足下にちょこんとお座りしているのが可笑しいです。

お店は結構混雑してます・・・私たちのテーブルはなかなかお料理が出てこなくて、下の息子のほうがぐずり出してしまい難儀していると、「時間がかかってしまってごめんなさいね。これをどうぞ。」と前菜をサービスしてくれました。
イカと、ハーブとにんにくの効いたパン粉を詰めたイワシのフリットだったのですが、これが激旨。あっという間にお皿は空っぽに。

プリモが来ました〜！　これはトロフィエ・アル・ペスト。バジルペーストで和えた、もちっとした食感のショートパスタです。
上の息子は、バジルペーストがすっかり気に入ったらしく「うまいんだよ！」を連発していました。

こちらは「パッケリ」という、太い筒状のパスタに魚介のラグーソースがかかったもの。こちらのお店のスペチャリタのようです。トマトベースのソースには、カレー粉の風味が効いていて、食欲を刺激します。

セコンドは魚介のミックスグリルです。丸ごと白身魚（30cmくらいの、スズキみたいな感じの魚でした）、ガンベリ、スカンピ、小イカが盛り合わせになっていました。レモンを絞っていただきます。
これとデザート、飲み物あわせて90ユーロほど。観光地価格かな、とは思いますが、美味しかったのでまぁいいか・・・。

食後、船から見えた塔を目指します。

先ほどのにゃんこに再会。上の息子とにらめっこしてます。
この後、下の息子は触ろうとして猫に怒られてしまい、びっくりして大泣きになってしまいました。

塔のあるドーリア城までは、こんな感じの細い路地を登っていきます。
いかにも地中海都市らしい雰囲気で、ワクワクしてきます・・・。途中、民宿というか、旅行者向けの貸部屋の広告がたくさん出ているのを見かけました。

息切れしながら坂と階段を登っていくと、城に到着。
海を一望する眺めは格別です。チンクェ・テッレの隣町、モンテ・ロッソ・アル・マーレが見えています。

さらに螺旋階段を登ると、塔の上まで行かれます。

塔の上からの眺め。
ヴェルナッツァの港です。

町の向こうの山の斜面には、ブドウ畑が続いています。

港と鉄道駅を結んでいる、ヴェルナッツァの目抜き通りです。
ここで、お目当ての地元産のvinoを購入。

これはCinque Terre DOCです。

こちらはSciacchetrà。陰干ししたブドウを使って造る、甘口のデザートワインで、チンクェ・テッレの特産品です。

サンタ・マルゲリータ・リグレまでは船で戻るつもりで、到着時、切符を売っていたおばさんに船の時間を聞いておいたのですが・・・目指す船がやってくると、この日は何とサンタ・マルゲリータ・リグレには停まらず、カモーリまで行ってしまうことが判明。船員のお兄さんには「カモーリから列車で戻れるよ」と言われたのですが、船はやめて列車で戻ることにし、駅に向かいます。

ヴェルナッツァの駅では、ホームはトンネルの中にあります。ひんやりして涼しい！　でも、ホームの幅が狭いので、通過列車が来るとかなり怖いです。

列車に乗り込み、トンネルを抜けると一瞬、ヴェルナッツァの港の風景が広がります。