2009/09/12 - 2009/09/12
123位(同エリア582件中)
ココアさん
前編では、ヘッセン州の南西端に位置し、タウヌス丘陵地の麓の、ワイン栽培地域のラインガウ(Rheingau)の、魅惑の村々と、代表的なワイン・ブランドをアップしましたが、五城の1つであり、オルツタイルラーゲでもある、Schloss Vollrads(シュロス・フォルラーツ)をアップしておりませんでした。
また、ゴーミヨ5つ房獲得を果たした、ヴィルヘルム・ヴァイル氏率いる、ロバート・ヴァイル醸造所もアップ出来ておりませんので、これらと、その素敵な雰囲気を、最新の画像でお伝えします。
前編に詳しく紹介しておりますが、念のため、オルツタイルラーゲと、昔、二山五城とうたわれたのは、下記となります。
1. Steinberg(シュタインベルク)
2. Schloss Johannisberg(シュロス・ヨハニスベルク)
3. Schloss Vollrads(シュロス・フォルラーツ)
4. Schloss Reichartshausen(シュロス・ライヒァルツハウゼン)
二山: 1. Steinberger(シュタインベルガー)、2. Schloss Johannisberger(シュロス・ヨハニスベルガー)
五城: 1. Schloss Reinhartshausen(シュロス・ラインハルツハウゼン)、2. Schloss Vollrads(シュロス・フォルラーツ)、3.Schloss Schoenborn(シュロス・シェーンボルン) など。
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【キートリッヒ村 Kiedrich】
(撮影時間は逆転しますが、)Robert Weil ロバート・ヴァイル醸造所のある、(Erbach村の北部にある)キートリッヒ村から紹介します。
前編で紹介した、Johannisbergエリアにある「Schloss Johannisberg」から、そのちょっと上にある「Burg Schwarzenstein」にかけてのJohannisbergエリアは、上品でオシャレな雰囲気の素敵な、葡萄畑の煌めく村という感ですが、ここ「キートリッヒ村」の、マルクト通りとミュールベルク通り付近は、木骨組み家屋などからなる、もう一つの上品なエリアです。ラインガウでも、美しさにあふれる、「キートリッヒ村」と「ヨハニスベルク村」、それとは異なる古き良き村で可愛い木組み家が並ぶ「ハッテンハイム」、これらは、日本のドイツ観光ガイドブックにも是非掲載されたらいいなぁと思います。
写真は、キートリッヒ村の広場です。この左側の道沿いに、木組みの家屋、ホテル、バーなど、素敵な一角がありますが、今回は、時間が無いので、この村やハッテンハイムのもっと沢山の写真のアップは、次回に。 -
この一帯は、片田舎のゆったり出来きるポイントでもありますが、とても綺麗なのです。
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どう撮っても、絵はがきの様に、絵になるのです。
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教会の壁も、絵になります。
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とにかく、凄く綺麗です。何で日本のガイド本で掲載されていないの?
Kirche St. Dionysius。 -
後世、今の我々も、惹かれるデザインをされた昔の人って、凄いです。
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いつまでも眺めていたい。
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この広場を囲む建物も、隙の無いデザイン。
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凝ったデザイン。
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旗が格好良いです。
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あまりにもデザインが良い広場なので、ロバート・ヴァイル醸造所に立ち寄った後、ここでくつろぐ人、(めったに写真を撮る姿を見たことも無いドイツの方々も)わたし以外に、この村の広場の写真を撮っていました。
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あそこで撮っている人もいれば、
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こちらの方も、カメラ片手に、ひと時を過ごされています。
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確かに、あちらの方が撮られている方の場所から見上げても、素敵なアングルです。
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Michaelskapelle。
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この広場のすぐ後ろの、
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教会とこのお家の間の路地、Muehlbergを入っていくと、
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Robert Weilの裏口へ通じます。
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このRobert Weilの裏路地をそのまま行くと、正面入り口に通じます。
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ここが、サントリーの関係会社で、ゴーミヨ5房も獲った、言わずと知られた「Robert Weil」。
この日は、数百人で超満員でした。 -
当然、ここにも、葡萄のトンネルがあります。
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この日は、沢山の2008年ものが、ずら〜っと置いてあって、皆が好きなように自分で注いでテイスティング出来るのです(いつもは違います)。
どれも、鮮烈な味、保守的なリースリングの味とは全く異なります。
Robert Weilならば、Trockenbeerenauslese、Eiswein、Beerenausleseを買いたいのですが、それぞれ0.75Lが、EUR571、EUR357、EUR273。手が届かないのですが、いつか買えればと、溜息。べた〜っとした安物デザートワインとは違うのでしょうね。
もっとも、通常のリースリングは、手が届く価格。それらも十分、とにかく、凄い作品です。 -
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この日だけは、この2階でオーダーするようになっていました。
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【Erbach村】
窓が綺麗に飾られた、Schloss Reinhartshausenのホテル。ここでランチ。 -
とても広い中庭のテラスで、くつろいで食べれます。
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ホテル、レストランの方々は、とても素晴らしい対応とサービスです。
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リースリング酒のケーキ。葡萄が中に入っています。
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食後、ホテルの横の、葡萄畑に沿った道を歩き、
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ホテルの裏側へ回ります。
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ここで、右へ入ると、
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Schloss Reinhartshausen の VINOTHEKがあります。
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辛口。かなりのお値段ですが、とてもコクと香り豊かで、安心して楽しめます。
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ここには葡萄ジュースは無く、畑のリンゴの木から獲れたリンゴジュースがあるので、それも。
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ホテル前にはこんな車が置いてありました。
Erbachは、いつ立ち寄っても、ハズレがない村です。 -
【Winkel村】
夕陽にキラキラ輝く葡萄畑の中を行く、Vollradser Alleeの路を行きます。
向こうに、五城のひとつであり、オルツタイルラーゲのひとつでもある、Schloss Vollradsがみえてきます。 -
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Schloss Vollrads, Wohnturm mit Treppenturm。
池に囲まれていてオシャレです。 -
広い中庭があり、ここでグラスワインも買えます。向こうには、週末は23時までのレストランもあります。
ワインボトルは、この建物の中で買います。絵ハガキも売っています。 -
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Schloss Johannisbergが豪華な感じであるのに対して、ここはシックな感じ。どちらもそれぞれ魅力的。
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正面入り口から観た塔。
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裏口も味がある。
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このアーチを潜って入ります。
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夜も近いので、名残惜しいのですが、帰ります。
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参考になる本
ライン川沿いの村々など、フランクフルト空港から日帰り圏の、素晴らしい各村々を紹介したこの本が大変役立ちます。
南ヘッセンというタイトルですが、表紙が(わたしの大好きな街)ヘッペンハイムの写真なのがたまりません。
Limburgは勿論、その手前のBad Camberg、Idsteinなど、多数の街が、ふんだんな写真で紹介され、ドイツ・ファンにはたまらない一冊です。240ページ。 -
ライン川クルーズで眺められるBurg以外に、葡萄畑や葡萄の丘を、掘り下げて散策すると出会えるSchlossも、写真や平面図で紹介。128城。
これも非常にお薦めの本。
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この旅行記へのコメント (8)
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- rimigardenさん 2009/10/03 18:45:32
- ツタと花々の家素敵です!
- ココアさん今晩は♪
写真のツタと花々☆
計画的に作られたのでしょうね〜!
これぞ職人技って感じがしました。
大変良い意味で
絶句です〜(^o^)/
りみ
- ココアさん からの返信 2009/10/06 06:34:29
- RE: ツタと花々の家素敵です!
- りみさん、おはようございます。
観て下さってありがとうございます。
キートリッヒの広場の、ニ面が蔦の葉に覆われた建屋、葉っぱがもじゃもじゃな様子は、ちょっぴり、「愛・地球博」のキャラ「モリゾー」と「キッコロ」のイラストの様でした(着ぐるみはツルテンでしたが)。
その葉っぱの中から覗く窓と、その窓辺の花は、ちょっぴり不思議な感じで、4トラの皆さまにも、実際に観察して貰いたい程です。
本当は、どういう風に上手く、花をアレンジしているのか確認してみたくて、思いっきり覗き込みたかったのですが、窓の向こうから覗きかえされたらまずいと思って(小心者ですので ^_^;)、しげしげと顔を近づけて観察出来なかったです。
いつも思うのですが、ドイツやフランスは、どこもかしこも、花が見事にアレンジされていますが、プロに任せるのではなく、結構自分で飾っているケースが多いのではないかと想像しています。
日本人は、盆栽とかが得意ですし、その手のものは、ドイツ人には負けないかと思います。
そして、日本人も、自宅の庭をアレンジするのは当然上手だと思います。ドイツ人の場合は、何と表現したら良いのでしょうか、自宅の玄関先と、窓辺やお庭の、フラワーアレンジメントやガーデニングは、自宅のためでありながら、街全体を見事に華やかに演出するための一部、つまり「全体調和」を無意識のうちに表現する天才ではないのかと思っています。
ドイツの各家々は、自己主張に走ったり、浮いたりしないで、その街、その広場に、見事に一体化していて、嫌味なところがないのが、いつも感心させられるのです。
ココア
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- ジュリままさん 2009/09/24 12:34:07
- ステキ!
- この花いっぱいの窓きれいですねー
さすがヨーロッパって感じ・・・(w
ドイツはロマンチック街道をバスで移動したぐらいで
移動がつらくて寝てばっかいたのを思い出します。
時期も2月で寒かったし・・・
こんな快適な時期に旅行できたらいいなぁ〜
ジュリまま
- ココアさん からの返信 2009/09/26 12:19:59
- RE: ステキ!
- ジュリままさん、こんにちは、お立ち寄り下さいまして有難うございます。
> この花いっぱいの窓きれいですねー
> さすがヨーロッパって感じ・・・(w
綺麗な窓辺を見つけると、つい気合を入れて撮りまくってしまいます。(周りの人がみたら、オーラを感じるかも。)ちょい撮り程度なら、撮られているお家の方は、自慢気で嬉しいかも。でも、テンションあがって、ここまで撮りまくると、失礼だったかもm(__)m。でも、なんだか、すてきな光景に惹き寄せられて、つい夢中になっちゃいます。
> ドイツはロマンチック街道をバスで移動したぐらいで
> 移動がつらくて寝てばっかいたのを思い出します。
> 時期も2月で寒かったし・・・
> こんな快適な時期に旅行できたらいいなぁ〜
ロマンチック街道の中を行くバス旅、わたしはまだ経験した事が無いので(アウトバーン経由の風景しか知らないのですが)、一度は街道経由での、バスのなかでゆっくりとくつろぎの車窓を経験してみたいなぁと思います。2月は確かにちょっと寂しい景色かも。4月なら、ロマンチック街道沿いも、菜の花や、さくらんぼとりんごの花で満ち溢れていて、綺麗なんでしょうね。
皆さん、欧州は5月が最高の季節と言われていますし、わたくしめもそう思います。次回は是非とも春に行かれてみてください。
ココア
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- クレールさん 2009/09/24 10:28:57
- 美しい〜!!
- ココアさま
す・ステキ過ぎます・・・どのお写真も・・・!!
蔦のからまる壁、木組みのかわいらしい建物。
そして、窓辺を飾る美しい花々!
ヨーロッパの窓辺って大好きなんです。
とても自然なのに、計算しつくされているかのような色合い、バランス。
日本でも、ベランダや窓辺を飾っているおうちは沢山あるけど
なんとなく違うんですよねーー。
フランスの田舎が好きなので、今までそちらばかり目がいっていましたが
ドイツの小さな村々も、とーーーーーっても素敵ですね。
訪ねてみたいなぁ〜。まるで絵本のようです。
そ・し・て・・・^m^ 大きなエビのお料理の、なんと美味しそうなこと♪
爽やかなリースリングと一緒に、いただきたいです〜!
(と言っても、私はあまり飲めるほうではないのですが^^;)
まりの
- ココアさん からの返信 2009/09/26 11:56:50
- RE: 美しい〜!!
- まりのさん、こんにちは。
> ヨーロッパの窓辺って大好きなんです。
> とても自然なのに、計算しつくされているかのような色合い、バランス。
> 日本でも、ベランダや窓辺を飾っているおうちは沢山あるけど
> なんとなく違うんですよねーー。
たしかに、おっしゃられる通りですね、斬新なデザインではなくて、昔っから、変わらないアレンジだと思うのですが(数百年前を観てないですが<m(__)m>)、なんででしょう。子供の頃からこの情景の中で育って、自然にアレンジとバランス感覚を身につけているのかもしれませんね。
ならば、日本人は、盆栽では勝てるかも(^_^;)。
> フランスの田舎が好きなので、今までそちらばかり目がいっていましたが
> ドイツの小さな村々も、とーーーーーっても素敵ですね。
> 訪ねてみたいなぁ〜。まるで絵本のようです。
まりのさんの素敵な各ご旅行記には、フランスのアルザスが載っていないのですが、まだ行かれてませんか?フランスがお好きならば、ドイツよりもアルザスの片田舎へ行かれてみてはどうでしょうか。葡萄畑の丘が続く風景は、ドイツと何ら変わらない一方で(特にヴィッサンブール近辺は)、各木組みのお家が、ドイツよりも色遣いが、もっと可愛らしく、お伽噺の世界のです。
> そ・し・て・・・^m^ 大きなエビのお料理の、なんと美味しそうなこと♪
> 爽やかなリースリングと一緒に、いただきたいです〜!
> (と言っても、私はあまり飲めるほうではないのですが^^;)
今の季節なら、ワインになる前のどぶろく(というよりも、もっとジュースに近くて、甘い)が楽しめますので、これならグビグビ飲めますよね。ただ、日本では、フェダーヴァイザーはみたことがないのですが。。。あれ、少しでもゆれると瓶から溢れてくるし、要冷蔵だから、取り扱いはかなり難しそう。
ココア
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- マチャさん 2009/09/18 00:26:48
- 家が花器になってますね。
- ココアさん、ライン川域の素敵な田舎町にお邪魔します。
ワインの美味しい地域は素敵な景色を見せてくれますよね。
ヨーロッパでは朝晩はかなり冷え込むのに、どうして窓辺のお花はこぼれんばかりに咲誇るのでしょうといつも思います。
ほんといつまでも眺めていたい絵です。
そして、お酒といえば甘いドイツワインが好きな私。
5月にドイツで買ったワインをいつ飲もうか悩んでおります。
あ゙〜また行きたくなっちゃったよぉ〜
ココアさんの旅行記にまたやられちゃいました。
マチャ
- ココアさん からの返信 2009/09/20 23:23:50
- RE: 家が花器になってますね。
- マチャさん、こんばんは。カキコ有難うございます。
> ワインの美味しい地域は素敵な景色を見せてくれますよね。
ラインガウのオシャレな村は、川沿いに東から、Eltiville⇒Erbach⇒Hattenheim...それらの数キロ北側をRauenthal⇒Kiedrich⇒Kloster Eberbach...と続きますが、アウトバーンでラインガウに到着して真っ先に入るのが、マチャさんがドライブ旅行で寄られたErbach村になりますが、いつもあのお泊まりになられたGasthofの横を必ず通ってから、村々探訪となります。
実は、スーパー(ToomやREWE)でも、ヘッセン州立Kloster Eberbach醸造所のリースリングがずらっと売られていますが、やっぱりこのエリアで景色を眺めながら、ゆっくり飲んでこそ美味しさ100倍、なんか若返る感じです。
> ヨーロッパでは朝晩はかなり冷え込むのに、どうして窓辺のお花はこぼれんばかりに咲誇るのでしょうといつも思います。
そういえばたしかに不思議です。ゼらニウムをはじめドイツの花々は、いつまでも咲き誇っています、夜冷え込むのがいいのでしょうか?
> そして、お酒といえば甘いドイツワインが好きな私。
そうなんですか!それでは、ラインガウのリースリングがバッチリですよね。名門の甘口は、ベタ〜ッとしてなくて、口に含むと舌がピリピリする位の酸が効いたアクセントと濃厚なコクには参ります。
> あ゙〜また行きたくなっちゃったよぉ〜
という訳で、絶対、また行っちゃいますよね。自称!ラインガウ・エリア宣伝担当としては(^_^)、これからも機会があれば、魅惑の村の様子をレポートし続けますので、是非とも感化されて、マチャさん、また直ぐに最高の甘口ワインを飲みに行かれて下さいませ。お食事にも合うのなら、シュペトレーゼの甘口ならぴったりですよね。
そうそう、8月末から今だけ、至る所、スーパーなどでもフェーダーヴァイザーが売られいますが、発砲葡萄ジュース感覚なので、ついグビグビ飲んじゃうと、酔っ払っちゃいますが、是非、また、この季節にも行かれてみて下さい。
ココア
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