ウィーン（美術史美術館の絵画）編

2007/05/05 - 2007/05/05

ウィーン（美術史美術館の絵画）編です。
美術史美術館の絵画コレクションは秀逸です。
では、ウィーン名画鑑賞を。
ベラスケス『皇太子フェリペ・プロスペロ』
館内の撮影はＯＫでした。さすが太っ腹！

エリア ウィーン(オーストリア)

ブリューゲル『バベルの塔』（1563）
旧約聖書の「創世記」11章の中に登場する伝説上の巨大な塔。ジッグラトという階段状の建造物。
曰く、“かつて人類は、みんな一つの同じ言語を使い、同じように話していた。
人類は東方に移動し、南メソポタミア地方のシンアル平野に居住した。
人類は石の代わりにレンガを建材として、また、しっくいの代わりに天然アスファルトを接着剤として用いることができるようになった。
そこで、人類は言った。「天にまで達する塔のある町を建て、超有名になろう。」
人類は、天にまで達するそりゃ高くて大きな塔の建設工事に着手した。
しかしながら、この人類の企てを唯一神が看過ごすはずがなかった。
唯一神は天から下ってきて、人類が建てた塔のあるこの町を見てこう言いました。
「おみゃーら、全人類は、一つの言葉を話しちょるから、こみゃーなことをはじめたのーだ。
これでは、おみゃーらがどんな悪さを企てても妨ぎようがなかぁ。直ちにおみゃーらの言葉を混乱させ、
互いの言葉が聞き分けられぬようにしてしまおうずら。」
唯一神のご決断によって、人類は同じ言葉で話せず、相互に意思疎通を図ることができなくなってしまった。
唯一神のお怒り・お叱りを受けた天にまで達する塔のある町が、バベルであーる。”

ブリューゲル『農家の婚礼』（1568）
ブリューゲルは16世紀のフランドルの画家
ウエディングパーティ・16世紀の料理はどんな味？

ブリューゲル『雪の中の狩人』（1565）
農民画家ピーテル・ブリューゲルの最高傑作のひとつ
農民たちが収穫の見込めない冬期の狩猟の風景を描いた作品。
ネーデルランドの大自然に繰り広げられる農家の営みを季節感に満ちた情景で描く。

ラファエロ・サンティ　『ベルヴェデーレの聖母（牧場の聖母）』(1505)
イタリア・ルネサンスの聖母子像。
質素な衣に身を包む聖ヨハネ児の持つ十字架を握る幼子イエスキリスト児と、
幼児たちを見つめる聖母マリアの姿を描いた絵。

ヤン・フェルメール　『絵画芸術』寓意画である。
鮮やかな青色は宝石ラピスラズリを砕いて作った超ー高級高額絵の具のウルトラマリン。

アルブレヒト・デューラー 『聖三位一体』 (1511)

カラヴァッジョ　『ゴリアテの首をもつダビデ』
「首領の首、とったでー！」
ゴリアテは、旧約聖書サムエル記に登場するペリシテ人のジャイアント兵士。
ジャイアント兵士は古代イスラエル王国の軍勢と対峙し、イスラエルの唯一神を罵倒したが、
羊飼いの当時不良少年であったダビデが投石器（パチンコ）から放った石を額に受けて出血昏倒し、
のびている間に、剣で首を刎ねられ絶命した。
ダビデは、古代イスラエル王国の２代目の王（在位前1000年 - 前961年頃）である。
旧約聖書の『サムエル記』『列王記』に登場する預言者で、少年時代に飛び道具を使い、ゴリアテを殺害した。
イタリア共和国フィレンツェのアカデミア美術館にあるフリチンのダビデ像（ミケランジェロ作）のモデル。

ベラスケス 『青いドレスのマルガリータ王女』
マルガリータ・テレサ・デ・エスパーニャ
スペイン王フェリペ4世の娘

ベラスケス 『スペイン王フェリペ4世』
こちらは親父さん

カルロ・マラッタ（1625−1713年）
『聖母子』後期バロック風の古典主義作品
美術史美術館屈指の名作