2009/08/13 - 2009/08/16
703位(同エリア1019件中)
みちゅおさん
映画「雲南の花嫁」やヤン・リーピンの「雲南映象」に登場する花腰イ族。花腰イ族に会いたい。彼らの芸能、生活の中の歌と踊りをこの目で見たい。……というのが今回の雲南の旅のテーマ。日本語の情報はほとんどなく、行き当たりばったりの旅になりました。ま、なるようにしかならないさ……と行ってきました。
人々の「親切の波」に押され、流され、行き着いた先は、花腰イ族の村での2泊3日のホームステイ。なんでまたこんなことに……。
今回は、プロローグ。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 高速・路線バス
-
プロローグなのに、いきなり結末(笑)。
お世話になった村でのひとときです。こうなるには、こうなるいきさつがある訳で、そんなことから始めましょう。
そもそもは、「雲南映象」(「シャングリラ」)の花腰イ族の歌舞に心惹かれたことが発端なのですが、もう一つ、私たちの旅行期間に重なる今年の8月半ばには、農暦(旧暦)の6月24日が含まれていたという偶然があります。この日(前後)は、イ族をはじめいくつかの民族の「火把節(たいまつ祭)」にあたります。祭といえば、民族衣装や歌・踊りはつきもの。が、どこでもやっているというわけでもないらしい。
それでも、行きたいじゃないですか。行かねばならぬ。 -
花腰イ族居住エリア・文化の中心は、石屏から北の龍朋・哨冲・龍武である…らしい。
映画「雲南の花嫁」(原題「花腰新娘」)の撮影も哨冲近辺で行われた…らしい。
哨冲へは石屏からバスでいける…らしい。
石屏に「花腰新娘旅行社」というのがある…らしい。
……出発前にわかったのは、このあたりまで。 -
で、行ってみました、石屏の花腰新娘旅行社。昼はシャッターが下りていましたが、午後には開店。
私たちのコミュニケーション・ツールはというと、筆談あるのみ!二人の女性スタッフに、「哨冲の火把節に行きたい」「花腰歌舞を見たい」と訴える。
いろいろ親切に問い合わせてくれた結果、「哨冲で火把節はやっていない」「石屏の希望するレストランなどに歌舞団のメンバーを呼ぶことは出来るが、メンバー一人あたり100元かかる」……などということが、ようやく分かる。初めにきいた話ではもっと現実的な料金だったんだけど、それはどこかのチャーター公演に混じる場合の料金だったのかも?
「3人くらいで歌や踊りはできるけど、踊りはもっと人数が多い方が見応えがあるわねえ」とのこと。
「それはそれはどうしたものか……」と悩みつつ、スタッフの子どもとウルトラマンごっこで遊ぶ。
300元なら出すが、チャーターする場所やら何やらめんどくさそう。それに、その場面を想像すると、居心地が悪そう。そんなお金持ちじゃないし。
結論!踊りチャーターはナシ。明日、哨冲へ行ってみる。 -
あまり具体的な収穫はなく、悄然と旅行社を後にした私たち(涙) ……とそこへ、そのスタッフが、10mほども私たちを追いかけてきた。???いったい何のご用でしょうか???
「哨冲に行けば、もっと安く歌と踊りが観られるわよ。」
……待ってました!哨冲にはどうやっていくのか?と尋ねる私たち。当然、「ガイド・車込みで○○元」の答えを期待した訳です。それならお金を使おうと。が、返ってきた答えは、
「あそこからバス」
……ん? それ、チャーター車?
「ちがうわよ、バス・ターミナルがあるから、そこからバスに乗ればいい」
……あの、ここは普通、商売にしておくところなんじゃないんでしょうか?
最近の中国では考えられない、「とっても親切にしてくれるのに、商売気がない」ことにがっかりするという、なんだかよく分からない状況に陥った私たち。ま、「とにかく行くべし」。 -
ところが、話は終わらない。
「哨冲で私の同級生○○が食堂をやっている。あなた方の手助けをしてくれるはずだ。」
……それを伝えるためにわざわざ追いかけてきてくれたのか?!それは、ありがたい。で、何という食堂?
「政府食堂」
……それにしても、また変わった名前の食堂ですなあ……と思ったのは後のこと。この時は、商売抜きの親切にひたすら感動……と戸惑い。でも、ほんとうにありがとうね。
しかし、行って何とかなるのか?ま、どのみち行くんだけど。 -
翌朝、いざ哨冲へ。
哨冲がどのくらいの街なのかもわからず、泊まれる宿があるのかどうかも分からない。旅行社の話では、手前にある龍朋には泊まれるらしい。先が見えないので、とりあえず龍朋へ。 -
龍朋に着いたバスは街中の十字路に停車。何台かバスが停まっている。ここがバスの発着場になっているようだ。農貿市場もすぐそばにあり、定期市もこの周辺で開かれている中心街であることが後で分かる。
とにかく、近くに宿を見つけてチェック・イン。40元。
……結局、このベッドに寝ることはなく、荷物置き場となりました。
哨冲に行くバスはこの時間にないらしく(さっき私たちが乗ってきたバスがそれだからね)、宿の女の子が乗合ワゴンに話を通してくれた。ありがとうね。 -
哨冲鎮に着くと、ドライバーが「老街?新街?」ときく。老街といっても「いい感じに古びた大きめの村」という感じ。少し離れた新街まで乗っていく。
がらんと広い通りに人通りもまばらなお昼時の新街を歩く。……こりゃいかん。どうしようもないわ。
せっかくの親切だから「ついでに寄ろう」程度だった「同級生の食堂」を真剣に探すことにする。「政府食堂」……なんと妙な名前だこと。人民政府(役所)の近くかな?門の横の店で聞くと、人民政府の中を指さす。半信半疑で入ってみると、役所の食堂でした! -
役所の職員らしいおじさんに厨房に案内される。調理中の男性に、同級生の○○さんの名前メモを見せるが、怪訝な顔。
……あら、違った?ベンチで待つこと数分。……その同級生が来てくれました。食堂の男性の奥さん?だったみたい。
「政府食堂」の今日のお昼ご飯。……あとでみなさんと一緒にごちそうになりました。この旅2回目のただ飯。
好吃了! -
地獄に仏、迷子にお巡りさん。この笑顔で登場した彼女。石屏の旅行社のお友だちから連絡が入っていたようです。
……探し当ててよかった。親切を無にするところでした。
「峨山で今日火把節がある。バスで行ける。夜にあるから戻れないけど、峨山で泊まれる。」
という初めての具体的な情報。
……でも、荷物は龍朋の宿なんですけど。
「置いとけば大丈夫。明日は、私たちも龍朋にいるから一緒にとりに行ってあげるから。」
お散歩モードでここまで来た私たち。「着の身着のまま」とはまさにこのこと。荷物を置いた宿の名前さえ確認していません。……ここは中国。いいのか? 成りゆき成りゆき! -
……もちろん、筆談です。先方もどの程度こちらが分かっているのか、分かるのか判断がつかないので、ものすごく丁寧に全部書いてくれます。面倒でしょうね。申し訳ないです。
さらにさらに、
「友だちが、今日峨山に行くから、彼女と一緒に行ったらいい。途中の龍武で待っているから。彼女は英語を勉強しているから、あなたたちとも交流できるから」。
……いや、十分に交流させていただいてます。 -
哨冲にも泊めてくれそうな宿があることを歩きながら確認していましたが、素通りして次の街・龍武、そしてそのむこう峨山まで行くことになりそうです。哨冲近郊の村に行かずに次へ行くのは心残りもありますが、ここは流れを大事にします。
のなかなかバスがこないので、乗合ワゴンを停めてきいてくれています。ほんとうにありがとうね。
やってきたバスで、いざ龍武経由峨山へ!
……龍武で降りて、大丈夫なのか? -
龍武に到着。
思いの外に若い二人が、バスの到着を待っていてくれました。大学生と高校生(高校卒業したて?)の姉妹です。
順調順調!と思いきや、この後思いもよらぬ展開に……。いいところですが、つづく(笑)。
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