ライン・モーゼル・ネッカー、川沿いの古城と田舎をドライブ旅【11】シュヴェービッシュ・ハルSchwaubisch hall

2009/06/06 - 2009/06/06

ネッカー川沿いにさかのぼってお城巡りの後、南に流れている川と別れ東へ向かいます。目指すシュヴェービッシュ・ハルはコッヒャー川沿いにあり古い街並みが残っている、ということで、いつか行きたいと憧れていた町でした。幸いちょうど帰り道にあるということで立ち寄ることができました。町は中州のある川と町のあちこちに残る古い木組みの家々が醸し出す風景が美しく、期待どおりのとても素敵な雰囲気の町でした。

歩き始めは小雨だったり曇りがちとイマイチな天気でしたが、やや明るい空ものぞいてきて天気回復のきざしも見えた遅い午後、短い時間で歩いた町の様子を紹介します。

エリア シュヴェービッシュ・ハル(ドイツ)

ネッカー川を離れて１時間ほどでシュヴェービッシュ・ハルに着きました。
川沿いにある広い駐車場に車を停めましたが、どのあたりなのか定かでなく適当に歩き始めました。
するとあちこちにのびる小道の両側に古そうな家々が並んでいていい感じ♪　下のほうは石で上が木組みの造りです。　

川は谷を流れているようで、両側に広がる町はどちらも緩く坂を登るような地形です。

川が見える通りやこんな細い路地を歩いて、、

町の中心部、マルクトにある聖ミヒャエル教会に着きました。町の象徴ともなっているこの教会は15世紀〜16世紀に建てられた歴史ある教会です。

夏にはこの階段を舞台にした野外劇がおこなわれるそうですが、きっとステキな雰囲気だろうと思います。

広場正面から見た教会。長い石段の上に堂々とそびえ立っている、という感じです。

広〜い石畳のマルクトの周囲は古そうなステキな木組みの建物が建ち並んでいます。こちらは教会に向かって右手側。

こちらは左手側。

では早速石段を登って教会におじゃますることに、、
この写真からこの石段の大きさがお分かり頂けるでしょうか、、

教会内部祭壇。教会内部自体はシンプルですがとても立派な祭壇です。

キリストの死を悼む聖マリアやマグダラのマリア、聖ヨハネなどの像。見る人に悲しみが伝わってくるようなリアルさがあります。

教会の正面にあるこの建物は18世紀ころ建てられたという市庁舎。

町の人口3.5万人あまりと小さなこの町は、かつて塩と銀貨（haller）の鋳造によって大いに栄えたという歴史があります。それで教会や建物など町のたたずまいが立派なのも豊かだった時代の証かもしれません。

教会から右手側、ことに立派な大きな建物です。

教会に向かって左手側の広場には古い噴水があります。

16世紀初めに作られたというマルクトブルンネンです。

近くから見たマルクトブルンネン。それぞれ異なった３つの狩り？の像から水が出ています。泉の装飾のブルーが美しい。

再び町歩き。これは川に向かってのびるNeue.Strかなと思います。

通りを振り返ってみると教会の塔が見えました。

突き当たり、川に出て橋を渡ります。

コッヒャー川に掛かる橋と木組みの家の風景がとても美しくステキです。

以下川沿いの風景ですが木組みの家々が並んでいて美しい眺めです。同じような写真もありますが、このステキな雰囲気が伝わるよう撮った順に並べます。

川沿いに歩いてきて左手に中州があるあたりに来ました。

コッヒャー川と中州にかかる屋根付き橋と家並み、というこのたたずまいが私の気に入っている風景です。

中州にかかる屋根付の木橋。大小２つの中州と両岸を結ぶ橋は全部で７本あります。

木の橋はこんな風にがっしりとした造りです。

中州からの風景。

同じく中州からの風景。

お母さんが見ている先には、、

中州でたくさんの水鳥たちにエサをやっている人たち。こういう風景はしみじみ幸せを感じます。

この中州の川景色は本当に美しく見飽きません。
毎年この中州で「ケーキと泉の祭り」というお祭りがあるそうですが、それもきっとステキだろうな〜と思います。

シュヴェービッシュ・ハル。教会の周辺など町中にはまだ多くの古い家並みが見られることでしょう。できればもっとゆっくり時間をかけて楽しみたい美しい町です。

町から3Kmほど郊外にコンブルク修道院教会があります。ここもできれば寄りたかったのですが時間的に遅かったので下から眺めるだけに、、

ロマネスク風の外観や内部には黄金のシャンデリア、など興味深そうな修道院です。でも見学には時間や人数など制約も多そうで。

少し場所を変えて違う角度からの教会。

この後友人宅まではアウトバーンと一般道を通って１時間ほどの距離です。