2009/07/04 - 2009/07/13
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アルデバランさん
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<セビリア大聖堂はヒラルダの塔でもつ>
カスティリーア、アラゴン等によるレコンキスタとは一体なんだったんだろう。
失った地の回復、宗教に名を借りた侵略・領土拡張、イベリア半島内の単なる抗争…。
いずれにしてもキリスト教徒の勝利はそれまで共存していたイスラム、ユダヤの人たちにとって過酷な未来が待っていた。
追放、宗教弾圧で身包み財産をはがされ、改宗者には恐るべき異端審問。
イスラムの灌漑技術によって栄えていた農地も度重なる戦火と収奪で荒れ果て、農民も比較的安全な牧畜を選択するようになり、市場から新鮮で豊かな農産物が消えた。
一方、イサベル亡き後の摂政フェルナンドは残されたナバラも統合し、ここに統合を成し遂げ、このあとハプスブルグ家顔負けの婚姻政策によってヨーロッパ覇権への道筋をしいた(財布の中は空っぽだったが…)
300年の年が流れているとはいえ、キリスト教徒が絶対優勢となりレコンキスタを決定づけた地セビリア。
レコンキスタとは一体なんだったのか、その答えを見つけにグラナダから次なる地セビリアへ。
-
セビリア行きのバスは8時ちょうどなので、ホテルを7時に出れば大丈夫。
ホテル・ナバスの美味しい朝食は7時からなので、やむなくあきらめ…
バスセンターに行くため、グランビア通りのバス停まで10分ほど歩く。
夜が遅いので朝7時でも、通りは閑散としている。 -
バスセンターからグラナダ市内へのバスでも、アルハンブラからの帰りのバスでも、
そして市内からバスセンターへの帰りのバスでも一緒だった、ドン・ホセとカルメン(仮称)のカップル。
我輩の方がザックの大きさで勝ったけど、カッコよさと若さそしてパナマ帽で負けた… -
セビリア行きのバスは8時に14番線だ。
なんせ、マドリードでは乗り場を間違えて遅れそうになり焦ったから… -
まだ、20分あるし今度は空いてるので大丈夫だろう。
バスの中で食べる朝食を購入。 -
グラナダに別れを告げ、いざセビリアまで3時間のバス旅だ。
92号線をひたすら走る。
席は一番前。
フロントガラスを通して展望の良いこと、良いこと。 -
40分ほど走るとこれまで平野を走っていたバスは山道にさしかかる。
下の方に白い町が…
グラナダ県最西の町、ロハだ。 -
遥か彼方の山の麓まで一面のオリーブ畑。
こんな沢山のオリーブ。実はどうやって取るんだろ…
まさか、一つ一つもぐんじゃないよね。 -
今度はヒマワリ畑。
でも花の時期は過ぎたようで花びらが散り、タネだけになってみな一斉にうなだれている… -
道はガラガラでした。
もうちょっと物流の大型トラックとか走っていても良さそうなのに… -
セビリア市内に入っても道は空いており、あっという間に中心部に到達。
交差点の向こうに見え隠れするのはタバコ工場で有名なセビリア大学でないかい?
近くにあるんだ。後で行ってみよかな… -
午前10時55分。あけなくバスセンターに着いた。
快適なバスの旅でした… -
乗ってきたバスも記念に撮っておこっと。
結構新しくって豪華バスだったんだ。 -
11時だけどホテルに行って、ザックを何とかしなくっちゃ…
バスセンターからホテルは400mぐらいだと言うのに、暑さのあまりご主人様の命令は「タクシだ!」
左側の緑のムリーリョ公園がずっと続くので、メネンデス・ペラーヨ通りをぐるっと大廻りしてサンタクルス公園でタクシは停まった。 -
ホテルはかつてのユダヤ人街の路地が入り組んだサンタ・クルス街にあり、車は入れない。
サンタクルス公園からは100mほどだが、なんせ道が入り組んでる。
適当に見当をつけて行くが、ご主人様は地図を見ろという。 -
ほらね、ちゃんと着いた!
(見当が当たって良かった…、内心ホッとする。)
その名もホテル『ムリーリョ』
スペインの国民的画家「バルトロメ・エステバン・ムリーリョ」と同じ名前のホテルだ。
ビックネームの割りにこじんまりとして地味なホテルだ。 -
値段も暴露すると…
ツインが7,200円。
「まだ11時15分なんで、ザックを預かってくれる?」
と聞いたら、部屋が空いてるらしくチェックインできました。
ラッキー! -
セビリアの街は結構大きく、滞在予定時間は1日半程度なのでゆっくりもしていられない。
慌ただしいが、早速出かけることにした。
ホテルを出て、古い城壁沿いに大聖堂方面に向かうことに。
後ろを振り向いたので、壁は右側にあるが、実際は左側がアルカサルの城壁だ…
宮殿に水を供給していた管があることからここは「水の小路」と呼ばれている。 -
水の小路から自然にフデリア通りに入り少し行くと、一見行き止まり?
いえいえ、このトンネルを潜ります。
知らなかったら焦ったけど、他に通行人がいたのでついて行っただけです… -
世に名高いヒラルダの塔が見えてきた!
四方が建物で囲まれた大きな広場にやってきた。
大聖堂はもうすぐのようだ。 -
その、バンデラスの中庭は考古学隊が発掘してました。
周りを見るとイスラム時代の城壁があり、アルカサルにも隣接してるんでアルモアドのムワヒド朝の遺跡かなんかがあるんだろう… -
バンデラスの中庭をでるとやって来ました!大聖堂。
評判にたがわずデカイ!
ミラノのドゥオーモなどは高〜い!と言う感じがするがここは天に聳えるというより、ズシンとデカイ。 -
グラナダと違い、大聖堂の周りは広くてゆったりとしてる。
周りを見ると…
建物の四隅に尖塔がたつインディアス古文書館。 -
そして、向こうに見えるのが、セビリアにおけるご主人様お目当ての「アルカサル」
-
ライオンと城の紋章。カスティーリアとレオンの連合。
ここアルカサルはフェルナンド3世のセビリア制圧の際の激戦となった地だ。
でも、アルカサルは後にして先に大聖堂に入ることにする… -
大聖堂の入口はどこ?
ぐるっと廻ってやっと見っけ!
ゴシック様式のサン・クリストバル門。
ヒラルダの塔のてっぺんのと同じ「信仰の勝利」像、
巨匠バルトロメ作のブロンズ像だ。
左手に盾、右手に椰子の葉を持った通称「ヒラルディーヨ」が身近で見れる… -
入場料は8ユーロ。
ご主人様は何故か国際学生証を所持してるんで2ユーロ…
入口はチケットを買う人で結構並んでました。 -
オーディオガイドはやはり…
日本語は無いよね。 -
入場するとすぐ絵画、お宝が展示してある。
グラナダと同じ方式だ。 -
おっ!全体の平面図があった。
先程の入口のゴシックの門はサン・クリストバル門か王子の門ちゅうんだ…
右横から入って82番あたりが絵画館。
色別に竣工世紀が分けてあり判り易い。
西側(右側)部分が古いという事もよく分かる…
数字で各場所の名称が表示されてるが、
赤字は14世紀に造られたって意味だろう。 -
モザイクとかアスレホの展示もあった…
-
そして、いよいよ大聖堂の側廊に入った。
のっけから、ドでかいオルガンだ!
パイプが木に飲み込まれちゃってる! -
中に入ると、ほの暗い空間が身体を取り巻き、
支柱の垂直線に導かれ自然に視線は高みに向いてしまう…
天井は四分ヴォールトの端整なリブが覆う。 -
首が折れそうになるほど反っくり返って見上げると…
内部からの照明が、両側の小さなトレーサリーとリブ・ヴォールトに柔らかくあたって、えもいわれぬ美しさ。 -
上を見上げたままでウロウロすると危ない…
床にも何かが! -
奥内陣
ちょうどコロ、聖歌隊席の裏側。
地味だけどシブーイ大理石の彫刻だ。 -
こちらは、由緒ありげな刺繍が施されたデカーイ、旗。
紋章からカスティーリア(城)とレオン(ライオン)両王を兼ねていたフェルナンド3世の軍旗か…
彼はこの旗印の下コルドバをそしてセビリアをも攻略。
ほとんど爺ちゃんのアルフォンソ8世が準備してくれたけどね。 -
側廊部には小部屋がずらりと並びかつて奇跡(手品じゃないよ)を起こしたり、行ないが良かったりした人たちが聖人として祀られている。
この辺りは『訪問の祭壇』
頑丈な鉄柵が… -
鉄柵越しに中を見ると絵が…
『キリストの洗礼』
ペドロ・デ・ビレガス・マルモレーリョによる非常に綺麗な絵だ。
最近補修したかのようだ。 -
おっ!ここは鉄柵が開いて中に入れる…
サン・アントニオ礼拝堂だ。 -
今日泊まる宿の名前にもなってるムリーリョの『サン・アントニオの礼拝』
右下の礼拝してるサン・アントニオの部分が切り取られ盗難にあったそうで、
そういえば、切り取られた跡が残ってる… -
サン・アントニオ礼拝堂には他にも絵が…
左下はやはりムリーリョの『聖母子』
右下はルイス・トリスタンの『三位一体』 -
そして壁にはヒラルダの塔のステンドグラスが。
ヒラルダの塔の高さは90m以上あるけど、随分背の高い人が居たもんだ… -
隣はエスカラスの礼拝堂
こちらのステンドグラスは聖書の中の『聖霊降臨』を綺麗に描いている… -
こちらは聖フランシスコ礼拝堂。
ステンドグラスもそのまま『聖フランシスコが受ける聖痕』
キリストが受けた受難のときの傷跡に似た傷が現れたと言うことだが、あまりに細かすぎて何が何だか分からない… -
内陣にも礼拝室、二階にテラスが設けられているので、サン・ピエトロ寺院、セント・ポール寺院に次ぐ大きさというが、
でかさ、高さを目で実感できない。 -
このステンドグラスは『聖パウロの改宗』
キリスト弾圧の為、パウロがダマスカスに向かう途中で熱烈なパリサイ派からイエスの声を聞き、キリスト教に改宗する場面だ。 -
コレは至って判りやすい聖エルメネヒルドの礼拝堂。
ステンドグラスもそのままだ。1819年に作られたんだろう… -
大司教!枕を高くして安心してお休みになってますなあ。
それにしても台のシーツの襞がえらいリアル…
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