遥かなるメコン（４７）ルアンプラバン・プーシー山。

2009/04/24 - 2009/05/10

ルアンプラバンはビエンチャンに次ぐラオス第２の都市であるが、ビエンチャン自体が１００万にも満たない都市（人口は約６０万人）だから、第２の都市と言っても高が知れている。

人口１０万人にも満たない小都市で、町の構造も単純だ。町の西側をメコン川が流れ、それに沿って南北に発達した町で、メインストリートが中心部を南北に貫き、端から端まであるいても３０分もかからない。

メインストリートを南に少し歩くと、左手に小高い丘が見える。町のほぼ真ん中に立つこの丘は、「プーシー」山という高さ１５０ｍ程の山で、ここからのルアンプラバンの眺めは抜群だ。周囲３６０度の周辺の平原と、その先に平野を取り巻くように壁になっている山脈。直ぐ目の下にはメコンの流れと、ナムカーン川。

ルアンプラバンは由緒ある古都だけあって、この二つの川に囲まれた砂州のような町は、多くの緑に覆われている。ラオス内戦時にはこの町も荒らされたに違いないが、今は平和に旧然を取り戻しているかのようだった。

エリア ルアンプラバン(ラオス)

ルアンプラバンは嘗ての王都。数多くの由緒ある寺院が街中に点在している。

メインストリートの少し南、小高い丘、「プーシー」山がある。

小高い丘の上には寺院もあり、途中の参道には、土産物店も出店を出している。

標高１５０ｍの「プーシー」山頂に建つ寺院。「プーシー」とはタイ語の「山」（プーカオ・ภุเขา）と「仙人」（ルーシー・ฤๅษี）の合成語。

眼下にはメコンの流れも見える。

眼下に広がるルアンプラバンの町並み。

この町には飛行場もある。

ナムカーン川と町並み。

平原を取り巻く山脈。

３６０度の景観を楽しみ、山を下る。登り２０−３０分、下り１５−２０分、と言ったところ。