マサイマラ国立保護区周辺旅行記(ブログ) 一覧に戻る
 第10日目(2004/10/4)<br /><br /> いよいよアフリカの中のアフリカ動物王国マサイマラに向う。ケニアのローカル線で40人乗り位のプロペラ機で向う。乗ったお客の降りる場所により中継地が変わるらしい。<br /> 確かに途中無人の原っぱのようなところに着陸、そこで何人か降りる。かなりワイルドな世界、しかしもう腹を決めた。何が起きても怖くない、これが世界旅行と割り切る。<br /><br /> マサイマラの飛行場もただの原っぱがあるだけ。建物は何もない。ただ迎えのジープがいるだけ。さすがに無事着陸が出来るか心配しながら外を眺める。ランディングすると猛烈な砂煙が上がる、一瞬びくっとしたが無事着陸。ほっとする。<br /><br /> さっそく宿の“ムパヤサファリクラブ”に向う。<br /> 回りはどこまでも続く草原である。ホテルに向かう道中にすぐ動物たちが現れる。<br /><br /> 「ほら!シマウマがいる!」<br /> 「あそこにインパラが一杯いる。」<br /> 「あ!あそこにも!あれはなんという動物!」<br /><br /> ホテルに向かう道中なのにもうすっかり興奮状態。もうジープに立ち上がり屋根から顔を出して外をきょろきょろ。<br /> ホテルは坂を登り小高い丘の上に在った。<br /><br /> ロッジに到着すると大きな歌声がして一見してマサイ族と思われる一段が歓迎の踊りをして迎えてくれた。<br /> 挨拶は「ジャンボ!」実に人懐っこく笑顔が自然で気持ちが良い。 入り口でジュースのサービス。美味しい!<br /><br /> チェックインして通された部屋は最も奥にある一戸建てのロッジ風建物であった。 26棟有るうちの最高級のスイートだそうだ。<br /> 中は広い居間、寝室、トイレが二つ、そしてテラスには露天のジャグジー風呂まであった。テラスからは下の方に広大なマサイマラ草原が一望され、実に爽快。双眼鏡で眺めると様々な動物が見えた。正に自然の動物園の中に家が立っている。<br /><br /> 昼食後一休みしてマサイ族の村訪問及び第一回目のサファリードライブに出かける。<br /><br /> マサイ族の村は、1集落30〜40人くらいで構成されていて、円形状に泥と家畜の糞で作った家が配置されていた。<br /> 長身の酋長が案内、村の説明をしてくれた。流暢な英語と時々日本語が出てきて少し観光慣れしている感じ。<br /> マサイ族は一夫多妻らしく酋長は奥さんを3人持っていると言っていた。結構年を取っている様に見えたが、先週子供が生まれたと嬉しそうに言っていた。 元気! 元気!<br /> ヤギの様な家畜を飼っていて夜は野獣に食べられない様に中庭に入れるため家の前の広場は糞だらけで臭かった。でもこれが自然と、人間と、動物の共存と言うことであろう。<br /><br /> いよいよサファリーカーによる動物達を求めての草原ドライブに出る。草原内は移動用の自然に出来た道路もあるが、動物を求めて草原内を自由に飛び回る。<br /> すぐにライオンが、チータが、象が、サイ、キリン、水牛、ヌー、インパラ、ダチョウ、シマウマ、カバ、ワニ とにかく次から次へと我々の回りに現れて無関心そうにして遊び、草を食べている。動物たちは皆元気で生き生きしている。<br /> 当然のことながらそれぞれ油断をすると食べられてしまう為常に周りに気を配りながら緊張感を持って生活しているからだろう。我々が目にしてきた動物園の動物とは随分違う。<br /><br /> 一度で2〜3時間のドライブを3回体験したが毎回車の屋根から顔を出して童心に帰ってはしゃいでしまった。<br /> これは体験しないとわからない感動である。<br /> ガイドが大変親切で一生懸命いろいろな動物を探し、情報を取って飛び回り大変多くの動物を見ることが出来た。<br /> アフリカのビッグファイブ(ライオン、象、チータ、黒サイ、バッファロー)というのが目玉らしい。幸いにして初日のドライブで全てめぐり合うことが出来た。<br /><br /> 夕方帰ってきて夕食前に部屋の外にあるジャグジー風呂に入る。久し振りに湯船にゆったりと身体を沈めることが出来て一気に疲れが取れる。遥かかなたの地平線に静かに日が沈み幻想的な光景を見ながら汗を流す。<br /><br /> 夕食はマサイ族の踊りを楽しみながら食べる。このホテルは日本人の経営らしくお客は20人位で殆んど日本人であった。<br /> 芸能人もよく来るらしく、この日も我々のテーブルの隣のテーブルに女優の深津絵里が来ていた。<br /><br /> ケニアは暑いイメージであるが、マサイマラは海抜1000メートル以上の高地にあり夜は冷え込んだ。ベッドに入ったら湯たんぽが入っていてビックリした。しかしこれが絶妙な暖かさでよく寝れた。<br /><br /> 初日の夜、夜中にトイレに起きたら真っ暗、電気が点かない。寝る前に枕元に懐中電灯が有ったのを思い出して手探りで探してトイレに行く。このホテルは自家発電で節電のため電気は、17時〜23時迄しか点かないことがわかった。<br /> とにかく、夜になると周りは真っ暗何の明かりもない。また部屋には“テレビもない。電話もない。新聞もない。”の世界である。<br /> 電話が無い為モーニングコールはどうするか?朝モーニングコールを頼んだ時間になると、部屋まで係りの人が起こしに来てくれるのである。

世界一周旅行(マサイマラ編 1)

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2004/10/04 - 2004/10/04

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ウナデン

ウナデンさん

 第10日目(2004/10/4)

 いよいよアフリカの中のアフリカ動物王国マサイマラに向う。ケニアのローカル線で40人乗り位のプロペラ機で向う。乗ったお客の降りる場所により中継地が変わるらしい。
 確かに途中無人の原っぱのようなところに着陸、そこで何人か降りる。かなりワイルドな世界、しかしもう腹を決めた。何が起きても怖くない、これが世界旅行と割り切る。

 マサイマラの飛行場もただの原っぱがあるだけ。建物は何もない。ただ迎えのジープがいるだけ。さすがに無事着陸が出来るか心配しながら外を眺める。ランディングすると猛烈な砂煙が上がる、一瞬びくっとしたが無事着陸。ほっとする。

 さっそく宿の“ムパヤサファリクラブ”に向う。
 回りはどこまでも続く草原である。ホテルに向かう道中にすぐ動物たちが現れる。

 「ほら!シマウマがいる!」
 「あそこにインパラが一杯いる。」
 「あ!あそこにも!あれはなんという動物!」

 ホテルに向かう道中なのにもうすっかり興奮状態。もうジープに立ち上がり屋根から顔を出して外をきょろきょろ。
 ホテルは坂を登り小高い丘の上に在った。

 ロッジに到着すると大きな歌声がして一見してマサイ族と思われる一段が歓迎の踊りをして迎えてくれた。
 挨拶は「ジャンボ!」実に人懐っこく笑顔が自然で気持ちが良い。 入り口でジュースのサービス。美味しい!

 チェックインして通された部屋は最も奥にある一戸建てのロッジ風建物であった。 26棟有るうちの最高級のスイートだそうだ。
 中は広い居間、寝室、トイレが二つ、そしてテラスには露天のジャグジー風呂まであった。テラスからは下の方に広大なマサイマラ草原が一望され、実に爽快。双眼鏡で眺めると様々な動物が見えた。正に自然の動物園の中に家が立っている。

 昼食後一休みしてマサイ族の村訪問及び第一回目のサファリードライブに出かける。

 マサイ族の村は、1集落30〜40人くらいで構成されていて、円形状に泥と家畜の糞で作った家が配置されていた。
 長身の酋長が案内、村の説明をしてくれた。流暢な英語と時々日本語が出てきて少し観光慣れしている感じ。
 マサイ族は一夫多妻らしく酋長は奥さんを3人持っていると言っていた。結構年を取っている様に見えたが、先週子供が生まれたと嬉しそうに言っていた。 元気! 元気!
 ヤギの様な家畜を飼っていて夜は野獣に食べられない様に中庭に入れるため家の前の広場は糞だらけで臭かった。でもこれが自然と、人間と、動物の共存と言うことであろう。

 いよいよサファリーカーによる動物達を求めての草原ドライブに出る。草原内は移動用の自然に出来た道路もあるが、動物を求めて草原内を自由に飛び回る。
 すぐにライオンが、チータが、象が、サイ、キリン、水牛、ヌー、インパラ、ダチョウ、シマウマ、カバ、ワニ とにかく次から次へと我々の回りに現れて無関心そうにして遊び、草を食べている。動物たちは皆元気で生き生きしている。
 当然のことながらそれぞれ油断をすると食べられてしまう為常に周りに気を配りながら緊張感を持って生活しているからだろう。我々が目にしてきた動物園の動物とは随分違う。

 一度で2〜3時間のドライブを3回体験したが毎回車の屋根から顔を出して童心に帰ってはしゃいでしまった。
 これは体験しないとわからない感動である。
 ガイドが大変親切で一生懸命いろいろな動物を探し、情報を取って飛び回り大変多くの動物を見ることが出来た。
 アフリカのビッグファイブ(ライオン、象、チータ、黒サイ、バッファロー)というのが目玉らしい。幸いにして初日のドライブで全てめぐり合うことが出来た。

 夕方帰ってきて夕食前に部屋の外にあるジャグジー風呂に入る。久し振りに湯船にゆったりと身体を沈めることが出来て一気に疲れが取れる。遥かかなたの地平線に静かに日が沈み幻想的な光景を見ながら汗を流す。

 夕食はマサイ族の踊りを楽しみながら食べる。このホテルは日本人の経営らしくお客は20人位で殆んど日本人であった。
 芸能人もよく来るらしく、この日も我々のテーブルの隣のテーブルに女優の深津絵里が来ていた。

 ケニアは暑いイメージであるが、マサイマラは海抜1000メートル以上の高地にあり夜は冷え込んだ。ベッドに入ったら湯たんぽが入っていてビックリした。しかしこれが絶妙な暖かさでよく寝れた。

 初日の夜、夜中にトイレに起きたら真っ暗、電気が点かない。寝る前に枕元に懐中電灯が有ったのを思い出して手探りで探してトイレに行く。このホテルは自家発電で節電のため電気は、17時〜23時迄しか点かないことがわかった。
 とにかく、夜になると周りは真っ暗何の明かりもない。また部屋には“テレビもない。電話もない。新聞もない。”の世界である。
 電話が無い為モーニングコールはどうするか?朝モーニングコールを頼んだ時間になると、部屋まで係りの人が起こしに来てくれるのである。

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  • ナイロビからマサイマラに向かう飛行機

    ナイロビからマサイマラに向かう飛行機

  • マサイマラ飛行場に到着

    マサイマラ飛行場に到着

  • マサイマラ飛行場のオフィス

    マサイマラ飛行場のオフィス

  • お迎えの車

    お迎えの車

  • ホテル入り口でマサイ族の踊りでお迎えを受ける

    ホテル入り口でマサイ族の踊りでお迎えを受ける

  • ジャンボ〜

    ジャンボ〜

  • 踊りにおけるジャンプ力にビックリ!

    踊りにおけるジャンプ力にビックリ!

  • ホテル本館

    ホテル本館

  • プールの前

    プールの前

  • 宿泊したロッジ

    宿泊したロッジ

  • ロッジのベランダ

    ロッジのベランダ

  • ベランダの奥にジャグジー風呂がシートをかぶっている

    ベランダの奥にジャグジー風呂がシートをかぶっている

  • ジャグジー風呂、遠くに草原が見える

    ジャグジー風呂、遠くに草原が見える

  • ベランダからの眺め、下の方にマサイマラの草原、野生動物が見える

    ベランダからの眺め、下の方にマサイマラの草原、野生動物が見える

  • 遠くに草原を見ながら昼食

    遠くに草原を見ながら昼食

  • マサイ族の酋長さん

    マサイ族の酋長さん

  • マサイ族は女性が働く、土で出来た家も女性が造るそうです

    マサイ族は女性が働く、土で出来た家も女性が造るそうです

  • 摩擦での火起こしを見せてくれた

    摩擦での火起こしを見せてくれた

  • 見事に火が起きた

    見事に火が起きた

  • シマウマ

    シマウマ

  • 木陰でライオンが休んでいる

    木陰でライオンが休んでいる

  • すぐ近くに野生の象が

    すぐ近くに野生の象が

  • 水牛の群れ

    水牛の群れ

  • ダチョウ

    ダチョウ

  • チータも木陰で一休み

    チータも木陰で一休み

  • 象の群れ

    象の群れ

  • キリンさん

    キリンさん

  • ディナーにおけるマサイ族のショー

    ディナーにおけるマサイ族のショー

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