2009/08/07 - 2009/08/07
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granateさん
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2009.8.7
昨年の旅の悪夢。
それは、メキシコからの飛行機が遅れ、ボリビア行きに間に合わず、アメリカのマイアミでやむなく一泊したということ。
今、まさにその悪夢が再び私たちに降りかかります。
行きべきか、行かざるべきか、エストニア・タリン。
「リンダ(ライン)、貴女もか・・・・・。」
これで飲まずにいられますかっていうの!
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- 鉄道 高速・路線バス 観光バス タクシー
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- フィンランド航空
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-
さっそく観光案内所に行きますと、カウンターには2人の係の方がいて、それぞれ先客の方の案内をしておりました。
そのうち、奥のカウンターの係のお兄さんと話していたカップルの言葉が、
どうやらスペイン語のようでした。
(スペイン語でも、いける!?)
そして、私の順番がまわってきました。
係のお兄さんの胸のネームプレートには、
話すことのできる言語の国の国旗マークが、
いくつも付けられていました。
「すみません、スペイン語話せますか?」
と、片言以下の英語で聞いてみたところ、
大丈夫とのことでした。 -
「実は、今夜これからタリンに行くつもりで、
ホテルの予約もしているんですけど、
乗るはずだった船が出なくなってしまったんです。」
と、切り出したところ、最初は別のフェリーを探しているのかと思われたらしく、
「ごめんね。ここは案内所だから、フェリーの手配はできないんだ。」
と、言われてしまいました。
「い、いえ、違うんです。
私たち、明日の午後には飛行機でスペインに向かうので、
今からタリンに行ったら、その飛行機に乗れないかもしれないんです。
だから、今夜ここヘルシンキで泊まれるホテルを紹介していただけないでしょうか?」
「あぁ、だったら大丈夫。
ちょっと待っててね。」
と、お兄さんは、暫し奥の方に消えました。 -
再びカウンターにてノートパソコンの画面を見つつ、
お兄さんにホテルの検索をしてもらいます。
「駅から、近いところがいいの?」
「値段は?」
等々話が進み、駅近のホテルを2軒ほど紹介してもらいました。
「今の時間だと、もう夜の8時だからここからはホテルの予約ができないんだ。
申し訳ないけど、実際にホテルまで行って、当たってみてくれる?」
と、お兄さんはホテルの案内図を2枚プリントアウトして渡してくれました。 -
今から実際にホテルに行ってみないと分かりませんが、
まぁ今夜の宿は何とかなりそうです。
係のお兄さんにお礼を言って、チップを渡そうとしたところ、遠慮されてしまいました。
「チップはいいから、それよりアンケートに答えてくれる?
カスティヤーノのやつを持ってくるから。」
と、お兄さんはスペイン語版のご利用アンケートを持ってきました。
それの記入をすると、お兄さんは記念品の白いストラップをくれました。
「じゃあ、気を付けてね!」 -
案内所のお兄さんにお礼を言うと、
さっそく紹介してもらったホテルに向かって歩き出します。
トラムのツーリストチケットの期限が切れてしまっていたため、
fさんと2人、そのままヘルシンキ中央駅に向かって歩き出しました。
夜の8時過ぎとはいえ、ここはフィンランド・ヘルシンキ。
まだまだ、夕方の早い時間のように明るいです。 -
そういえば、こんなふうに飛びこみでホテルを探すのも、十数年ぶりです。
もっとも、昔は午前中とか、昼過ぎくらいまででした。
こんな夜(といっても、ものすごく辺りは明るい)にホテルに当たってみるのは初めてですし。 -
ヘルシンキ中央駅を越えて、さらに歩くこと暫し。
ありました!
Hotel Anturです。
ちなみにこの下りでは、すっかりヘトヘトになっており、こちらの画像は翌朝に撮ったものです。
なのでこの時間には、こんなに人はいませんでした。 -
散々歩いたせいもあり、すっかり汗だくになってしまいました。
それでもがんばって笑顔を作り、
旅の指さし会話帳の<アメリカ>を取り出し、
<今夜、部屋はありますか?>のフレーズを指さしました。
フィンランド語版も持っていたのですが、
フィンランド語で答えられても分からないからという、無意識での選択でした。
カウンターのおじさんは、
「もちろん、ありますよ。」
と、答えてくれました。
「日本人?」
と 聞かれたため、そうですと答えたところ、
日本語で書かれた チェックインカードの見本を見せてくれました。
2人で1泊72ユーロ。
朝食付きとのことでした。
ああ、もう、本当に良かった!!! -
まさに鉄の扉といった感じのエレベータにて上にあがり、部屋の前までやってきました。
早速、ドアのカギを開けようとしますが、
もうとにかく開かなくて、fさんに替わってもらいました。
そして、なんとか入室成功。
「あぁ、ベッドがある・・・・!」
ここはホテルなので 当たり前のことなのですが、
この3時間の急展開の後では、
もう、この言葉しかありませんでした。
観光案内所では、1泊79ユーロと紹介されたのですが、
実際には7ユーロも安くすみました。 -
とにかく広い部屋でした。
35平方メートル以上は、軽くある感じでした。
そして、飛び込みでチェックインしたばかりだというのに、
<○○さん、当ホテルにようこそ!>
という文字が、すでにテレビのモニターに映しだされていました。
「やっぱり、私の名前なんだね。」
と、fさんが言いました。
fさんの苗字はローマ字で4文字ですし、
結構外国語でも、意味を持っている言葉に近いのです。
一方、私の苗字は長いし、訳も分からないので、いつも領収書やルームキーのカードには、fさんの苗字を書かれています。 -
その他、部屋には湯沸しポットがあったり、
コーヒーや紅茶が置かれていました。
「すごい、立地もいいし、リーズナブルなのに、なかなか日本人好きのするホテルですね。」
と、話していたら、ちゃんと某歩き方にも載っておりました。 -
fさんに先にシャワーを浴びてもらい、
その間に、再度タリンのホテルに関しての 緊急連絡先に携帯から電話をします。
結局、タリンには行かないということを伝え、
スリーシスターズ・ホテルのキャンセルをしてもらいました。
「本日のキャンセルですと、もうお金は戻ってきませんが、いいですか?」
「大丈夫です。仕方ないですから。」
と、言って携帯を切りました。
「ああ、でも、まぁ、これで何とかスペインに行ける・・・(多分)。」 -
シャワーから出たfさんが、
「ちょっと、ちょっと、gさんコレ凄い!」
と言って見せた排水溝です。
バスタブの湯が、配管なしに流しの下の排水溝に流れるようになっているのです。
おかげで、床を濡らしてしまったとのことでした。
「フィンランド・デザイン!?」
いえ、大ウソです。
すみません、言ってみたかっただけです。 -
トイレのボタンはこんな感じです。
「フィンランド・デザイン!」
と言うわけでもなくて、スペインでも同じような感じでした。
押すタイプと、引くタイプがありました。 -
こういう状況なので、いや、そうでなくても飲みます。
クマのデザインが素敵。
こちらのビールは、ホテルのミニバーで4ユーロでした。
ちなみに手前のルームキーには栓抜きが付いていて、
2つ付いているうちの1つのカギは、ミニバーのものでした。
いづれもfさんの発見です。 -
昨年、一昨年を含めて旅の間、時間を気にせずに眠っていられるというのは、今回が初めてでした。
ホテルの窓より、ヘルシンキの空を1枚。 -
ポットでお湯を沸かし、
fさんは紅茶、私はコーヒーを飲みます。 -
一息ついてから、朝ごはんを食べに行くことにしました。
入口は普通なのですが、とにかく奥までが広いというか、長いというか。
後になり地図で調べてみたところ、1ブロック分の長さはあるようでした。 -
朝食ビュッフェのメニューも豊富でした。
丸のままのオレンジやバナナもドーンと置いておりまして、
向いのテーブルの家族連れは、バナナを一房持ってきましたが、1〜2本しか食べた痕跡がありませんでした。
つまり、それは・・・・・。
フィンランドの先輩トラベラーさんたちの日記でも お見かけしたのですが、
こっそり朝食を拝借して、ハイキングの昼食にしたりするのだそうです。
パンにレタス、ハムにチーズにカットされていない果物たち。
まさにお弁当になりますね。 -
朝食後、ホテルのレセプションの近くで売っていた、
噂のチョコレート<ゲイシャ>のアイスです。
1.5ユーロでした。
他にも絵葉書があったため、いろいろと見ていたら、
裸のおじさんがサウナに入っている写真付きのものがありました。
「これは、ぜひMくんに!」
「いや、ダメですよ。
おじさんの横に、半裸の女性がいますから。」
「女の人かぁ。
それだけで、Mくんには嫌がらせになってしまいますね。」
他にも3人の裸の男性が、鍛冶屋仕事をしている銅像の写真がありましたが、
「これだったら、どこかで撮れるかもしれない。」
と いう話になりました。 -
部屋に戻り、少しずつ貯まってきたユーロのコインの撮影会をします。
-
「1ユーロのデザインも、国によって違うんだって!」
と fさんのテンションが上がります。
「fさん、今日はどこに行きたいですか?」
「うーん、マーケット広場に行ければ。」
「そうですか。だったらその後に、スオメンリンナに行きません?
マーケット広場からのフェリーで、すぐに行けるみたいですよ。
世界遺産の、要塞の島なんだそうです。」
「そっか、じゃあ、そうしよっか。」
と、本日の観光ルートが決定いたしました。 -
荷物を持って、それでは出発です。
鉄の大扉(ドア)のエレベーターに乗りたかったのですが、
どうやらこちらは機材運搬用だったらしく、
レセプションの階では開きませんでした。 -
仕方なくエレベーターのドアの開く階まで戻り、
階段を下りて行きます。 -
チェックアウトを済ませ
-
ロビーの端まで行くと 日本語でのガイドがあったため、こちらを拝借しました。
-
急な予定変更の一泊でしたが、
なかなか快適に過ごすことができました。 -
ほんの1ブロックも歩けば、
-
もう、駅前広場です。
-
-
今日も、空が青いです。
-
-
それでは、駅前広場の端にてツーリストチケットを買いましょう。
-
少しだけ歩いて、
-
次の停留所から、
トラムに乗ります。 -
降車時には、黄色いボタンを押しましょう。
-
あっという間に、マーケット広場(kauppatori)に到着です。
-
振り返れば、昨日タリン行きを迷っていたレストラン、<カッペリ>がありました。
昨日は、なんだかんだありましたが、
やっぱり運が良かったのかもしれません。
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