台湾へ！初めての子連れ海外　その１～台北・九分編～

2009/08/02 - 2009/08/05

今年の夏休みは初めて娘を連れて海外へ行くことになりました。
娘が４才になったんでついに海外旅行解禁です！

行き先は当初グアムの予定でツアーの予約も済ませましたが、日程の都合がつかなくなったので、一旦計画が白紙に・・・。
結局、金額の面で行き先が台湾に変更になって、ビーチリゾートを期待していた嫁さんはがっかりの様子でしたが、終わってみればみんな大満足の旅行で、意外にも台湾は子連れでもかなり楽しめるところでした。

★子連れ海外で台湾をオススメできる理由
　その１→近い！
　　　　関空からわずか３時間弱なので子どもが疲れません。
　その２→治安がいい！
　　　　夜市ではスリにかなり注意しましたが、他は危険を
　　　感じることは全くありませんでした。
　　　　タクシーもぼったくりもなく気軽に利用できます。
　　　　また、旅先で出会った台湾の人たちはとても優しくて、
　　　地下鉄などではすぐに座席を譲ってくれたり、おばちゃん
　　　たちは娘にアメちゃんをくれたりしてとても親切でした。
　その３→ごはんがおいしい！
　　　　麺類が大好きな娘は色んな麺を楽しんでいました。
　　　　スイーツにも大満足の様子でした。

＜旅程＞
　１日目　関空→桃園空港
　　　　　士林夜市

　２日目　午前：台北市内
　　　　　午後：九分

　３日目　蘇澳冷泉、南方澳漁港

　４日目　桃園空港→関空

エリア 台北(台湾)

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス タクシー
• 航空会社: チャイナエアライン
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

今回は「てるみくらぶ」のフリープランのツアーを利用しました。
航空券は当日受取なので、事前チェックインはできません。

関空までのアクセスは初めて車を利用しましたが、
これがとっても楽チン！
関空連絡橋もいつのまにか往復８００円になってるし、駐車料金は事前にＷＥＢで予約すれば２割引になるし（３泊４日で９０００円が７２００円に！）で家族で行くなら金額的にも「はるか」利用と変わりません。

今回のフライトはチャイナエアライン。
パーソナルモニターがついていたので、フライト中も暇することなく過ごせました。
娘のＫちゃんはキッズ用の映画の吹き替えが英語と中国語しかなかったのに、結構熱中して見ていました。

ＣＩ１５７
関空１３：１５→桃園空港１５：０５

桃園空港に到着後は、ツアーの送迎マイクロバスで台北市内へ。
フリープランと言いながら、途中両替店を名乗る土産物屋さんに連れていかれます。

行く前はこの両替店がいかにも胡散臭い響きで不安に思っていましたが、意外にしつこくなく何も買わなくても大丈夫な雰囲気でした。
不信感から両替は空港で済ませましたが、ここで両替しても一応レートは同じようです。

混載バスなので市内のホテルをいくつか回り、私たちのホテルへの到着は１８：００ごろになりました。
※写真はホテルの部屋からの眺め。

ホテルはコスモスホテル（天成大飯店）
台北駅のすぐ近くでアクセスがよく、クチコミも結構よかったので、ツアー料金を少しアップしてこのホテルを指定することに。

ツアーの行程表には、３人の場合はダブルベッド＋エキストラベッドとなっていましたが、運よくトリプルの部屋だったので快適に過ごせました。

コスモスホテルの施設の詳細は「台北ナビ」のＨＰに詳しく掲載されていて、とても参考になりました。
http://www.taipeinavi.com/hotel/21/

ホテルで少し休憩してから夜の散策へ出発！！
ホテルから台北駅まですぐなので本当に便利！！

台北駅で明日の九分行きの切符を買います。
出発前に台鉄のＨＰの時刻表で調べていたので、スムーズに購入できました。

「台北→瑞芳　自強○号　全票２、半票１」のメモを渡すと駅員さんが手際よく発券してくれます。
希望の自強号（特急列車）は満席だったようで、次の呂光号（急行列車）になってしまいましたが、所要時間にさほど差はないようです。

ちなみに大人の切符は「全票」、子どもの切符は「半票」。漢字からなんとなく意味がわかりますね。

台鉄のＨＰは日本語ではありませんが、中国語は漢字の意味がわかるので簡単に時刻表をダウンロードできました。

ＭＲＴで士林夜市へ。
ＭＲＴは初乗り２０元（約６０円）という安さ。
ちなみに子どもは身長１１５ｃｍ以下は無料で改札のところに身長計がありました。
４才のわりには身長が高いＫちゃんはちょっと危なかった…。

剣タン駅で降りると士林夜市の美食街が目の前に。

美食街の中はすごい熱気で久しぶりの海外ということもあって圧倒されてしまいました。
店がたくさんあってどこで食べていいかわかりません。

とりあえず人が多いところで食べよう！
ということになり、地元人っぽい人で賑わっていた牡蠣オムレツ屋さんへ。
嫁さんが牡蠣がダメなので（じゃあ入るなよ！ってかんじですが・・。）海老オムレツを注文。
もちもちで結構おいしかったです。

次は冷麺屋さんへ。
食べた瞬間はイマイチかな？っと思ったけど、食べるにつれて絶妙な辛さがクセになってきて、結局大満足！
嫁さんはこの旅行中「あの冷麺もう一回食べたいわ〜」って何回も言うほどのお気に入り。

Ｋちゃんの希望でデザートエリアへ。
定番のタピオカミルクとマンゴーかき氷を注文します。

タピオカミルクを飲むＫちゃん。
ご満悦の様子。

この時点で結構おなかいっぱいでしたが、ふと見ると士林で有名なチキン屋さんの行列がちょうど途切れていたので、せっかくなんで食べることに。

ここのチキンはとにかくでかい！！
このでかさで何と５０元（１５０円）の安さ！！
しかもでかいだけでなく味もめっちゃおいしい！！

次に士林に来ることがあったら絶対また食べたい一品。
この店は美食街の入口にあって行列ができているのですぐわかります。

おなかもいっぱいになったし、時間も２１時を過ぎたので、そろそろ帰ることに。
味も雰囲気も大満足の士林夜市でした。

帰りの足もＭＲＴ。
少し疲れたけど、こういう時にホテルが駅のそばだと本当に助かります。

翌朝、一人早起きして早朝の台北を散策。
子連れ旅行ではあまり街歩きができないので、その分、朝の時間を使ってがっつり歩きます。
せっかくの海外旅行、思う存分楽しみます！
まだ眠っている嫁さんと娘をおいて６時３０分にホテルを出発。

ホテルからＭＲＴ台北駅の入口まで本当にすぐそばです。

目的地は迪化街（ティーホワチェ）。
趣きのある街並みがあるということで興味をひかれました。

ＭＲＴ淡水線の雙連駅で下車し、民生西路をひたすら西へ歩きます。

この日は快晴で朝からかなりの暑さ。
でも、台北では建物の１階部分を歩道として使っているので、夏の暑い日でも歩道は日陰になっていて直射日光を浴びずにすみます。
暑い気候にうまく対応したつくりだなーと感心します。

ただ、このタイプの歩道には段差が結構あるので足元には要注意です。

駅から１５分ほどで迪化街に到着。
まだ７時のため店は開いてません。
そのせいもあってか正直思ってたほどの街並みではありませんでした・・・。

ガイドブックには通りに提灯がぶら下がっている写真が載っていましたが、実際には提灯はありませんでした。

通りの建物のいくつかには写真のようなレリーフがありました。
この店は漢方屋さん？？

近くには台北霞海城隍廟があります。
ここは縁結びの神様らしいので写真だけとってお参りは遠慮しときました。

迪化街をそのまま南下して、次は北門を目指します。

１５分ほどで北門へ。
周りが工事中でちょっと残念でした・・・。

この北門は台北の城門のうち唯一復元ではなく、建造当初の姿で現存するものだそう。

通勤の時間帯になり行き交う車とバイクが多くなってきました。

ホテルの近くのセブンイレブンでサーシを買って帰ります。

サーシは「飲むサロンパス」と呼ばれるクセのある飲み物ですが、飲むと結構ハマります。
台湾とマレーシアで経験済みだったので、「今回も絶対飲むぞ！！」と心に誓っていました。

歩いて汗をかいた後に冷えたサーシは最高です♪

嫁さん、Ｋちゃんと合流して３人でホテルを出発。
二二八和平公園を目指します。

ここは台北の子連れ旅行で外せないスポット！
なぜかというと・・・。

公園の木には野生のタイワンリスがたくさんいるから！
暑さで早くもバテた様子のＫちゃんもこれには大喜び♪

この時は二二八紀念館の近くの木にたくさんいて、何匹も枝を伝って飛び回っていました。

このあと、予定では中正紀念公園に行く予定でしたが、あまりの猛暑にＫちゃんが疲れた様子だったので、予定を変更してタクシーで永康街（ヨンカンチェ）へ。
かの有名な鼎泰豊で小籠包を食べることにします。

やって来ました鼎泰豊！
着いたのが１１時前だったので並ばずに入れました。
昼時はかなり混むそうなので、ちょっと早めに行って大正解。

さすが有名なだけあってここの小籠包は本当においしかった！！
Ｋちゃんには小籠包の中から出てくるスープが熱いかな？と思ったんですが、実際食べてみるとそんなに熱くなくＫちゃんも大喜びで食べていました。

ちなみに飲んでるお茶が少なくなると、店員のお姉さんがすぐにお替りをいれてくれます。
店のサービスもテキパキとしていて気持ちがよく、本当に大満足でした♪

小籠包で満足した後は、これまた有名店の冰館のマンゴーかき氷を食べます。

マンゴーってこんなにうまいんやー！？とびっくりするくらいのおいしさ。
これまた３人とも大満足♪

予約している九分行きの急行の発車時間までまだ２時間半ほどあるので、タクシーで台北１０１に行くことに。
料金は永康街から１５０元（約４５０円）でした。

やってきました台北１０１！
言わずと知れた台北のシンボルです。

展望室からの眺めはさすが！
台北が一望できて街の位置関係がよくわかります。

展望室はクーラーが効いてて気持ちよく、休憩も兼ねてしばらくのんびりとイスに座って景色を眺めていました。

Ｋちゃんが持っているのは、台湾のセブンイレブンオリジナルキャラのぬいぐるみでホテルの近くのセブンイレブンで売ってました。
ぬいぐるみには適度にバニラの香りがついていて癒されます。

タクシーでホテルに戻り台北駅から急行列車の乗り込みます。

急行列車（呂光号）の車両は結構ボロいながらも、リクライニングシートでシートピッチも広く、さらには足置きもついていて快適。
全体的にＪＲの特急列車よりもゆったりとした印象です。ただ、古い分清潔感はありません。

運賃は台北→瑞芳で大人１人６０元（約１８０円）という安さ！！日本では考えられない安さでうれしくなります。

瑞芳駅の駅前の様子。
いかにも地方都市といった趣きです。
駅の正面１００Ｍほどのところに美食街とかかれた看板があったので、「帰りはここで晩ごはんもありやなー」と言いつつタクシー乗り場に向かいます。

瑞芳から九分までのタクシーは均一料金でした。（１８０元）
短い時間とはいえ道中は結構な山道なので、酔い止めは必須です。
途中で海が見えたり、山の斜面に建つ大きな寺院が見えたりで車窓は結構楽しめました。

九分は映画「千と千尋の神隠し」の舞台になったということで、旅行に行く前にＤＶＤを借りてＫちゃんに「今度の旅行は飛行機に乗ってこの町に行くねんでー」と言っていたので、Ｋちゃんの九分への印象はよかったみたい。

ただ平日というのに結構な人出で子連れでぶらぶら散策するにはちょっと疲れます。

九分では必ず茶芸館でお茶を楽しむ！！と決めていたので、目星をつけていた「阿妹茶酒館」へ。

楽しみにしていたお茶自体は期待しすぎていたこともあって「めっちゃおいしい！」というわけではなかったけど、九分の町並みをボーッと眺めながらゆったりと過ごす午後のひとときはとても良いものでした。

余った茶葉は持って帰ることができるし、茶葉を入れる箱も用意してくれるので、いいおみやげになります。

「阿妹茶酒館」の席からの眺め。
訪れた時はちょうど人が少なく、海側の眺めのいい席に通してもらうことができました。

九分といえばこの場所です。
観光化されていますがやはり美しい町並み。

本当は提灯に灯りがともるまで待っているつもりでしたが、まだまだ暗くならなさそうだったので、そろそろ帰ることにします。

少し道を外れると観光客はぐっと減ります。
地元のおっちゃんが子どもと夕涼みをしていて、のんびりとした雰囲気がながれていました。

九分は坂の町なので、こういった路地を探検するのも楽しいかもしれません。
残念ながら今回は歩きまわることもできないのでタクシー乗り場を目指して歩きます。

帰りも瑞芳駅までタクシーで下って、そこから呂光号で台北まで戻ります。

瑞芳の美食街で晩ごはんを食べてもよかったのですが、Ｋちゃんがぐっすり寝てしまったので、一旦ホテルまで戻ることにします。
結局Ｋちゃんは九分からホテルまでずーっと寝ていました。

ホテルで今夜の晩ごはんの場所を嫁さんと相談。
以前台湾に行った時に台南で食べた担仔麺をもう一度食べたい！ということで度小月の担仔麺を食べに行くことに。

度小月は台北にいくつか支店があるようですが、忠孝敦化駅近くにある支店に行きます。
なぜここにしたかというと、鼎泰豊の忠孝店もすぐ近くだから。
昼間食べた小籠包があまりにおいしかったので、もう一度食べに行こう！ということになったのです。

来ました！担仔麺！６年ぶりの味です！

感想は・・・もちろんおいしかったのですが、台南で食べた時はもっとおいしかったような気が・・・。
でもサイドメニューも充実してるし、清潔感のある店なので、子連れでもゆっくり食べることができます。

続けて鼎泰豊へ！
度小月から歩いてすぐです。

やっぱりおいしい小籠包！！
本当に絶品です♪

３０個頼みましたが３人でぺろりと平らげてしまいました。
こうして大満足の中、台湾旅行の２日目が終了しました。

＜その２へつづく＞