神戸で帆船見物！ オマケつきだよ～(^0^)v

2009/08/14 - 2009/08/14

8月14日はお盆休みの真っ只中というのに神戸は爽やかな風が吹きました。北の高気圧の影響で、気温も湿度も下がり、抜けるような青空が広がりました。
こうなるとじっとはして居れず、神戸港に入港中の帆船を見に行きました。おいしいﾚｽﾄﾗﾝも見つけたし、夜はオマケで、花火が上る野球見物もして大満喫の１日でした(o^-')b。

エリア 神戸(兵庫)

• 交通手段: バイク

どうです、ｶｯｺｲｲと思いませんか？

1855年、ｵﾗﾝﾀﾞ国王から江戸幕府に献上され、神戸海軍操練所の練習艦として坂本龍馬や勝海舟も乗船した蒸気帆船「観光丸」の復元船(353ﾄﾝ）です。

現在はﾊｳｽﾃﾝﾎﾞｽ（長崎県佐世保市）でｸﾙｰｽﾞ船として活躍していますが、今回長崎市が借りて、横浜開港150周年の記念事業に参加したあと神戸港へ立ち寄りました。
8/14のみ一般公開、このあと広島、松山、福岡に寄港するそうです。神戸で見られるのもこれが最初で最後かも。

この船は外輪船で、左舷、右舷にこんなﾊﾟﾄﾞﾙを覆うｶﾊﾞｰがあります。

これがﾊﾟﾄﾞﾙ(外輪)です。昔は蒸気機関でこのﾊﾟﾄﾞﾙを回して、水を掻きながら、進んでいったようです。この復元船ではこんな古風な外輪ではたまらないので、この他にｽｸﾘｭｰもついてﾃﾞｨｰｾﾞﾙｴﾝｼﾞﾝで動いています。昔はのどかだったんですね。でも速度は10ﾉｯﾄ(18km/h)しか出ないようです。

船首には、立派な船首像が付いています。航海の守り神なのでしょう。この上の船首部には誰でも乗れるようなので、ｽｰﾎﾟﾝも後で挑戦することにしました。

帆船の帆を張った時にﾛｰﾌﾟを固定する場所です。帆船独特の雰囲気が出てるでしょう？
甲板も木製で、初代「観光丸」と同じ材質を使用したそうです。長年の航海に耐えることを考えれば、ﾁｰｸ材なのでしょうか？手入れが大変だゾー!

上甲板にある舵輪は圧巻です。現代の船ではこれほどの大きさが必要なくなってもっと小型ですが、昔はこの大きさで、船内見学の撮影ﾎﾟｲﾝﾄでもありました。ついつい2号もﾎﾟｰｽﾞを決め込みます。

どうだ、蒸気帆船だぞー!!これまでに「日本丸」や「海王丸」のような帆船は見たことがありますが、でっかい外輪をつけた蒸気帆船は初めて見ます。「風に頼ってないで、ｵｲﾗは蒸気でも動くんだぞー」と主張する蒸気帆船は、ﾏｽﾄと一緒に黒い煙突も同時に写さなくちゃ♪。
Main Mastは高さ32mで、青い空を背景に映えますね〜。これだけで痺れそうっす by 2号。

1987年に旧長崎ｵﾗﾝﾀﾞ村（長崎県西海市）が観光用に約12億円を投じて発注し、ﾊｳｽﾃﾝﾎﾞｽに引き継がれました。
国立ｱﾑｽﾃﾙﾀﾞﾑ海事博物館所蔵の設計図面と模型を基に、ｵﾗﾝﾀﾞのﾌｪﾛﾙﾒ造船所で当時の姿になるべく近いかたちで復元・建造されたとか。

地図にあるようにｽｴｽﾞ運河を通り、世界を航海して長崎に来ました。その航海の様子は居住区に置かれたTVで見ることができます。

横浜ですでに観光丸を見学された方々も多いことでしょう。

船を岸壁に固定するﾛｰﾌﾟを掛けるﾎﾞﾗｰﾄﾞには、ひょうきんな目玉とクチバシ。座っている人のお尻も写ってしまいました。

全部の帆を展開すると走り出してしまうので、帆は控えめに、ﾎｯﾎｯﾎ(^_^)v。
青と白のｺﾝﾄﾗｽﾄ、ｽｰﾎﾟﾝの船ではありませんが、自慢したくなります。

ｽｰﾎﾟﾝ1号も帆船は初めて。何がなんだかわからないけど、舷側に立つと、それなりに絵になるのが、帆船で〜す。

ｽｰﾎﾟﾝ2号に引続いて、1号もFore Mast（あってるかなぁ？）に挑戦!!手摺はあるけど、足場はﾛｰﾌﾟ。下にﾈｯﾄがあるとはいえ、下を見るとﾁｮﾄ怖いんです。先端まで行って、1号のｶﾞｯﾂﾎﾟｰｽﾞが決まりました。

はは、ﾀｲﾀﾆｯｸをしたくても片手が離せません(^^ゞ

坂本龍馬の靴のﾚﾌﾟﾘｶ。かなりの大足だったのでビックリコンです。

それを言うならビックラポン!!

来年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」キャンペーンを兼ね、船内に長崎時代の坂本竜馬を紹介するパネルや銅像などを展示しています。

上甲板から下の居住区見学もできました。丸窓を通して光が差し込む部屋は、趣きがあります。さすがｵﾗﾝﾀﾞ製の船ですね。

室内の壁にあった紋章もどきです。何を意味してるかまではワカリマセンデス！

右舷着けの観光丸の前では、長崎県のｷｬﾗｸﾀｰやちんどんやさんが来て観光PRです。
物産展ではｱﾝｹｰﾄに答えて「龍馬の茶」のﾌﾟﾚｾﾞﾝﾄ、幕末の長崎を紹介する公開講座「旅する長崎学」や木靴の色づけ、長崎ハタ(凧)作りのｺｰﾅｰもありました。ｽｰﾎﾟﾝは遠い昔に行っただけの長崎ですが、改めて行ってみたくなりました。

「観光丸」という名前が気に入らなかったのですが、初めからこの名前だったそうです。観光とは観光旅行の意味ではなく、「相手国の光を観て友好と交易を進める」ということだそうです。

これだけの帆船ですから、きっと模型を作りたい趣味人もいることでしょうね。ﾊｳｽﾃﾝﾎﾞｽの職員に「模型作りのできる程度の図面はないの？」と聞いても、「ありません」との冷たい返事。
居住区の壁にGeneral Arrangement(一般配置図)がかろうじて1枚貼られていました。
これによると、この船は全長65.8×全幅14.5×喫水4.2mです。

帆船を満喫したら、お腹がへっているのに気がつきました。さーて、何処にいくか。中突堤周辺はﾎﾟｰﾄﾀﾜｰの売店や食堂しか頭に浮かばないんですが、気の効いた食事処はないのでしょうか？
ｺﾑｼﾉｱへは何回か行っているので、初めてのﾚｽﾄﾗﾝを条件に探すこと10分!
ありましたよ〜、神戸海洋博物館の屋上に。「THE TERRACE OF KOBE PACIFIC」
http://www.kobe-pacific.co.jp/
入口はこんな風でちょっと気後れしますが・・・。

お店のｴﾝﾄﾗﾝｽでも、まだ気後れしますが・・・。

入ってみると、ほぼｵｰｼｬﾝﾋﾞｭｰでゆったりしたお店です。この日は我々以外に来店者は居らず、貸切状態です。ひょっとしたらﾏｽﾞｲのか？高いのか？

しかし窓に広がる神戸港の景色は絶品です。
ｺｰｽ料理しかないとの事でしたが、ｵｰﾀﾞｰ。

ｱﾐｭｰｽﾞは、海老の素揚げとｶﾎﾞﾁｬの冷製ｽｰﾌﾟ。海老の下にあったｿｰｽが絶品のｳﾏｳﾏ(=^0^=)!玉葱ﾍﾞｰｽで海老と一緒にいただけばいい感じ。ｶﾞﾗｽのお皿とﾃｰﾌﾞﾙｸﾛｽも、夏ならではの演出で、涼しげです。

まずは合格で、次へ期待感が高まります。

前菜は「神戸野菜とｳﾆのｱｲｽｸﾘｰﾑ ﾍﾞｰｺﾝのﾌﾚｰﾊﾞｰ」。
ｳﾆのｱｲｽｸﾘｰﾑなんて初めてでしたが、この野菜が凝りに凝っていました。
全ての野菜は1品ずつで、10種類以上はあったでしょうか?思い出しただけでも、胡瓜、絹さや、細い人参、ﾌﾟﾁｵﾆｵﾝ、ｷﾉｺ、ﾗﾃﾞｨｯｼｭ、ｲﾝｹﾞﾝ、ﾁｺﾘ、黄色いﾄﾏﾄ、ﾚﾀｽ、ﾋﾞｰﾄ、茄子、ｵｸﾗ、ｱﾎﾞｶﾞﾄﾞ、ｻﾂﾏｲﾓのﾌﾘｯﾀｰ。半熟卵にｽｰﾌﾟを絡め、絶妙の味でした。

ﾒｲﾝの鴨胸肉。二つ割のｼｭ-ｸﾘｰﾑの皮の中に、ｽｳｨｰﾄｺｰﾝのｸﾘｰﾑに包まれて出てきました。
肉厚ですがこんなに美味しかったら、もう少し欲しいなぁと思うくらいのﾎﾞﾘｭｰﾑ(簡単に言えばちょっと足りない)でした。ﾁｮｺﾚｰﾄの絵に、ﾋﾟﾝｸﾍﾟｯﾊﾟｰが乗っており、まるで花の小枝のような演出です。

淡路産穴子のﾌﾘｯﾀｰはｱﾂｱﾂのｳﾏｳﾏ(=^0^=)でした。
ﾀﾋﾟｵｶ入りﾊﾞﾀｰｿｰｽとねぎのｿｰｽが添えられ、穴子の下の夏かぶらはﾎﾀﾃのｴｷｽを含んでいるそうです。

桃の黒胡椒風味ｿﾙﾍﾞと桃のｺﾝﾎﾟｰﾄ
小さな偽ｿﾌﾄｸﾘｰﾑのなかにはｸﾞﾗｯﾊﾟ+ﾌﾙｰﾂ

披露宴などでは、ﾃｰﾌﾞﾙ ｾｯﾃｨﾝｸﾞはこうなるようです。
結婚式のご予定のある方は、一度偵察を兼ねてﾗﾝﾁしてみませんか？(^^ゞ

お酒の入った瓶ですが、中に細工物の可愛いｲﾙｶが入っていました。

窓からの景色も最高で、ゆったりと食事を楽しめました。最後はｼｪﾌとｳｪｲﾄﾚｽに見送ってもらってお店を後にしました。
あまりに海洋博物館の屋根と青空が綺麗なので、最後にﾃﾗｽとお店を一緒に。

昼間は神戸港に帆船を見に行ったのに、徹底して遊ぶと決めたからには夜の部として、神戸ｽｶｲﾏｰｸｽﾀｼﾞｱﾑにｵﾘｯｸｽ VS ﾎｰｸｽの試合観戦に出掛けました。

日が落ちると風が爽やかに感じられますが、熱戦は続きます。弱かったｵﾘｯｸｽが初回はﾎｰｸｽに先取されたのに、今日は盛り返しているのですから・・・。

この日は5回終了後に打上げ花火が上りました。しばし花火の見物です。

ﾌｨﾅｰﾚは大輪の花を、連続してﾄﾞﾄﾞﾄﾞ〜ﾝと。暗い夜空を背景に綺麗な花火、そして打ち上げる音をしっかり体感すれば、夏の暑さも吹き飛びますよ〜!\(~o~)／

ｵﾘｯｸｽのﾘｰﾄﾞで迎えた7回。観客はﾌｰｾﾝを持ってｽﾀﾝﾊﾞｲ。

ｵﾘｯｸｽの応援で一騒ぎした後、みんなで夜空に向かってﾌｰｾﾝをﾋﾟｭｰと放ちます。この一体感が野球ﾌｧﾝにとっては堪らない開放感なのでしょうね。７対１でこの日はｵﾘｯｸｽの勝ちです。
ｽｰﾎﾟﾝの本日の予定もこのﾋﾟｭｰでおしまい。あぁ〜、よく遊んだ一日でした。

この旅行記へのコメント （8）

• STFS-97F26さん 2009/08/21 23:02:22

  はんせーん！

  １号さん＆２号さん。こんばんは。
  
  えーっと･･･ STFS-97F26も帆船(を見るのが)好きなのであります。
  実際にはあまり見に行けてないのですが。
  
  船首像は船によって色々と違うので必ずチェックしてしまいます。
  以前 大阪の外れの方？にある海の博物館みたいなところまで
  わざわざフィギュアヘッドを見に行ったこともあります(笑)
  
  いつか本物の帆船(みたいな豪華船)に乗ってクルーズ旅とかしてみたいですね。
  
  (私が勝手に心の中で３号さんと命名しているのですが)
  たまにマンホールを捕獲してきてくださるナイスな息子さんも
  そのうち旅行記に登場させて下さいませ！
  
  STFS-97F26

  スーポンドイツさん からの返信 2009/08/22 22:54:49

  RE: はんせーん！

  STFS-97F26さん、いらっしゃいませ〜
  >帆船(を見るのが)好きなのであります。
  浪漫がありますねぇ〜。
  2号は船が好きですが、フィギュアヘッドという言葉が出てこなくて・・、コメントをいただいてから「そう、そう〜」と喜んでいました。
  
  > 以前 大阪の外れの方？にある海の博物館みたいなところまでわざわざフィギュアヘッドを見に行ったこともあります(笑)
  大阪市立海洋博物館・なにわの海の時空間かしら？確かに外れ!!その近くへ府庁を移転するかどうかでもめていますよ。
  
  > (私が勝手に心の中で３号さんと命名しているのですが)
  よく覚えていてくださっていて、有難うございます。
  時々マンホールの写真を送ってくるのですが、ほとんど捕獲済みです(^^ゞこの前京都の町屋を見に行って、その近くの「唐草屋」で風呂敷を買っていました。背中に担ぐんですって（笑）
  すーぽん

• まゆままさん 2009/08/16 21:52:47

  帆船見物

  スーポンドイツさん、こんばんは！
  ご夫婦で帆船見物いいですね〜
  この青空に帆船が映えますよね。
  そしてお二人ともバッチリ、ポーズがキマッていて素敵です！
  
  レストランのランチも美味しそうです♪
  涼しげなメニューがいろいろと・・
  メインは見た目デザートのような雰囲気が面白いですね。
  更にこの後は野球観戦でしたか〜
  お楽しみたっぷりな一日でしたよね、
  お疲れさまでした〜。
  
  

  スーポンドイツさん からの返信 2009/08/16 23:07:18

  RE: 帆船見物

  まゆままさん、有難うございます。
  この日は気持ちのよいお天気♪帆船見物には絶好のロケーションでした。でも近場ばっかりで・・(^_^;)ゆっくり過ごしました。
  お盆が過ぎると、そろそろ夏休みの宿題に追われてあせって来る頃、結構しんどい思い出があります。まゆままさんのお子さん達ならそんなことないでしょうけれど。
  お元気でお過ごしくださいね。
  すーぽん
  
  

• Noririnさん 2009/08/16 20:42:46

  ２人でタイタニックごっこしなきゃ！！

  スーポンさん　こんばんは〜
  やっと夏らしくなって来ましたね。
  でも暑過ぎて毎日干上がってしまいそうです（笑）
  
  ボラードの顔が妙に愛らしいですね。
  こういうの大好きです♪
  
  神戸港を見ながらのお食事･･･ステキですね。
  ゆったりと食事が出来て良さそうなのに貸切とは！
  やっぱり高かったですか(*_*)
  お腹一杯食べたかったら、メインは食べ放題パスタですね（笑）
  
  Noririn

  スーポンドイツさん からの返信 2009/08/16 22:12:40

  RE: ２人でタイタニックごっこしなきゃ！！

  Noririnさん、ご訪問と投票ありがとうございます。
  確かに遅れて夏がやってきた感じですが、湿度もそこそこで風もあり、関西は少しはマシかも。
  
  帆船でのﾀｲﾀﾆｯｸごっこは実現せずです。大体、ﾈｯﾄの下に海面の見えるようなところで「ごっこ」はとてもできませんよ〜!!
  
  ﾗﾝﾁに行ったお店は、神戸海洋博物館の屋上にあるものですから、また公共の食堂かという感じで近寄りもしなかったのですが、今回で「お気に入り見っけ」です。Dinerは知りませんが、先のｺﾒﾝﾄに書いた通りLunchは高くはありませんし、値段のわりにひと手間もふた手間がかかっていてウマウマです。今度はNoririnさんのために、お腹いっぱいのお店を探索しておきますね。
  
  すーぽんふたり

• waterlilyさん 2009/08/16 11:51:12

  美しい帆船

  スーポンドイツさん、こんにちは。
  このところ、お出掛け率すごいですね。お邪魔するたびに新しい旅行記がUPされてる〜♪
  
  帆船はほんと、カッコイイですよね。そしてとても優美〜。
  タイタニックのポーズは是非ともスーポンさんご夫妻お二人で、というのを拝見したかったです(#^.^#)
  ところで、今度（と言ってももう少し先ですが）北海道に行くことになり、今、スーポンドイツさんの北海道旅行記を参考にと拝見していましたら、そこでもクラーク博士と同じポーズで決めたかったというコメントを拝見して、思わず笑顔になってしまいました。そういうスーポンさんご夫妻、好きだわ〜♪　（因みに我が家の夫もそういうことをしたいタイプです(^_^;)）
  
  龍馬の靴のレプリカがあるなんて！
  現代にあったとしても充分通用する素敵なデザインですよね。
  「観光丸」という名は、私も観光旅行の「観光」かと何だか合わないネーミングだと思っていましたが、実はそういう違う意味があったのですね。勉強になりました。
  
  そして、「THE TERRACE OF KOBE PACIFIC」、何て素敵なレストランなのでしょう！
  こんなに素敵なレストランなのに他に来店者がいないというのは、お値段がお高いのでしょうか。
  どのお料理も盛り付けも美しく本当に美味しそう〜。
  メインの鴨肉の一皿なんて、まるでデザートみたい。お皿の上の芸術作品かと思うような美しさですね。
  
  最期の花火とピュ〜にこちらまで解放感が伝わって来てとても楽しく拝見させて頂きました♪

  スーポンドイツさん からの返信 2009/08/16 14:49:30

  RE: 美しい帆船

  waterlilyさん、昨夜UPしたところなのに早速ｺﾒﾝﾄをいただきびっくりしています。丹念に読んでくださったことが伝わってきます。
  
  > このところ、お出掛け率すごいですね。
  ハイ、手塚治虫記念館はwaterlilyさんからｺﾒﾝﾄをいただいたのをきっかけに飛び出してしまいました。下調べしてから出かけるほうがよいのですが、いつも何も考えずに出てしまいます。今回の帆船は見どころ充分でした。
  北海道は自然、温泉、食べ物等々恵まれていますから、下調べをしなければいけませんね。私達の旅行記はあまり参考になりませんが・・。私達も近場でなくて遠くへ行きたい。
  
  > 「THE TERRACE OF KOBE PACIFIC」、何て素敵なレストランなのでしょう！
  > 他に来店者がいないというのは、お値段がお高いのでしょうか。
  ﾀﾝﾃﾞﾑでｶｼﾞｭｱﾙな服装でしたから気後れしました。ﾗﾝﾁは2,560〜3,350円なので私達でも入れます。夜はｱﾍﾞｯｸ？が多いでしょう。調度結婚式のｵﾌｼｰｽﾞﾝだったので空いていたようです。
  
  すーぽん2号