郷土色（ローカライズ）とは、食物から考察するのが一番理解しやすいと言う事の実践。　　　　（ノルウェーのサバに遭遇したのじゃ）

2009/08/02 - 2009/08/03

　　　　　　　　　　８月３日（月）







　おはようさんで。


　きょうは、きのう以上にドヨーンとしたお天気ですじゃ。


　時計を見れば、５時を廻ったところじゃね。

　昨晩は、９時前には寝てしもたもんな。


　８時間以上もグッスリでしたか。

エリア 別府温泉(大分)

　雲が低く、高崎山もほとんど隠れてる状態ですわ。


　ああー、こりゃ降ってくるんじゃないかな。



　ともあれ、朝風呂と参りましょうか。

　今朝は、東館の大浴場へ入りますねん。


　せっかく二ヶ所も風呂場が有るんやから、使っとかな勿体ないですじゃろ。


　ほい、６階の浴室でっせ。

　暖簾を跳ね上げ、トン・トン・トンと脱衣場へ。

　脱衣場兼パウダールームを抜けますと。

　二つの湯船がおますじゃ。


　こっちは、熱めのほうね。

　そして、向こうが少し温度の低い湯船ですじゃ。


　まあ当然、両方に入りますわな。



　それ、じゃっぶーん。

　壁に貼られてた、温泉のカルテだってさ。

　フムフム。

　ちょっと早めに上がって来たので、こちらの休憩所のソファーに納まり、もうひとりのアホを待つのじゃ。


　珍しく、ここはタバコＯＫになってますぞよ。

　天井も、ちょっくらクラシック調ね。


　ほいさ、もうひとりのアホが来ましたで。

　
　なんせ、部屋の鍵はヤツが持ってるんでな。

　待っとかんとアカンかってん。

　６時半になりましたな。

　そんなら、朝ご飯に致しましょうか。


　場所は昨夜と同じですじゃ。


　タマゴに納豆にお漬物やね。

　おかず色々、その１。

　おかず色々、その２。

　おかず色々、その３。

　おかず色々、その５。

　おかず色々、焼き鮭と焼き鯖。

　パン コーナーもおます。

　手前から、コーヒー、ジュース・牛乳、日本茶。

　さあて、昨日と同じ窓際に座りますかな。

　あ、よっこいしょ。

　初めは、こんな風に装って見たのじゃ。



　焼き魚は、昨夜、お目にかかれなかった鯖ちゃんね。

　ノルウェー産やけど、「関サバ」の気分で頂くのじゃわ。


　おっと、卵焼きと生たまごが被ってたわ。


　まっ、良しにしとこ。



　では、頂きます。


　お替りは、たまごかけね。


　ガシガシ、ガシガシ。

　白いご飯の次は、ロールもいっとくのよ。


　けさは紅茶でね。



　お米とパン、両方食べるなんて、機内食みたいでんな。

　イヤ、まったくね。



　はい、ご馳走様でした。

　それじゃあ、腹ごなしに公園をブラついて見ますじゃ。


　ヨットの帆みたいな物の上に時計が。

　いま、７時半ね。

　サッカーボールを蹴ってる、高校生くらいの男が一人いるだけやな。

　しかし、公園の芝生で、ゴルフの練習やボール遊びはアカンやろ。

　危険があぶないで。


　ま、そこのベンチに落ち着きますかね。

　大きな犬を二匹連れたご婦人が、朝の散歩じゃね。

　ゴールデンとブラックかな。

　南側へ移動して、公園の全景を収めますじゃ。


　左端には「別府タワー」もはいってますなあ。


　
　そやけど、自分の泊まった部屋が、植木で隠れてますがな。

　ほんなら、ちょっと戻って、宿泊した部屋を記念に残しとこ。

　「花菱ホテル」手前側、西館の五階。

　東館寄り二つ目の窓が、５３５号室じゃね。


　はい、確認出来ました。

　ヨットハーバー側を通って、ホテルに帰るんだわ。


　この部分、芝の間に板を張って道を着けてますよ。


　おそらく、自転車などが芝生を走って、それを傷めんようにじゃな。

　ね、奥には、スロープも設置されちょりますでしょ。


　これで、車椅子や自転車も乗り入れ可能という訳ですじゃ。


　

　同宿してた、バスの皆さんの出発やな。


　全部で３本のツアーがおましたわ。

　
　あと、ナントカ会という、ご一行さんも泊まってましたじゃ。


　その他は、夏休みの各種「お得プラン」を利用して、来てるであろうと思われるコマの方々ね。
　


　さあ、ほんなら出発の準備をして、駅へ向かいますぞよ。

　アホ、再び別府駅に現るですじゃ。

　
　駅前の「油屋熊八翁」は有名ですわな。

　その後ろの金網状の物は「手湯」ですって。

　台座部分には、氏の考案したキャッチフレーズね。

　車寄せには、ロンドンタクシーが停まってますじゃ。

　
　天井が高いんで、和装の花嫁さんには喜ばれるやろね。

　指定券を変更してもらい。


　発車には、少し間があるので売店でお土産を物色。

　「豆腐の味噌漬け」をお買い上げですじゃ。


　どんな味かなあ。

　日持ちするらしいので、そのうち味見をしてみまひょ。


　豆腐も味噌も、大豆から作られてるので、相性はエエはずや。

　はい、これね。

　「ソニック」１４号にしましたですじゃ。


　じゃ、そろそろ改札口へ。


　４番乗り場ですよ。

　了解。

　改札口を抜け、少し階段を昇り始めた右手には、なんだか鳥の巣みたいな物が。


　正体不明のまま、きょうは帰阪するのじゃが。

　次回の訪問時には、必ずや解いて見せるぞと、固く心に誓うのであった。

　なんてね。

　

　

　へい、上りホームですじゃ。


　列車到着まで、あと数分あるなあ。

　そんなら、向こうの売店で車内必需品を調達しとこ。

　そして、時刻表通りに「ソニック」１４号がやって来ましたじゃ。

　これは、８８３系を使用ね。


　最初は、次の１６号を予約してたんやけど、あいつは８８５系との事だったんで変更してもろたんよ。

　なんせ、これには８８５系にも無い、もの凄く贅沢な物が付いてますでな。

　ささ、兎も角、乗車しまっせ。

　

　ヘッドレストが特徴的な本革張りの座席ですが、あとでな。

　ちょっと、先を急ぎますじゃ。

　１列目の席と運転室の間に、ちょっとした空間がおますのじゃ。


　
　そこは、８８３系のグリーン客しか使えませんですのよ。

　こんな風に、丸くベンチが設えてあるんよ。


　やっぱりＪＲ九州は「木」が好きやな。

　大型時刻表の、列車編成案内図にも掲載されちょります「パノラマ・キャビン」ですじゃ。

　８８５系では、この部分が無くなってて、普通座席が２列増えてましたな、たしか。

　こんな可愛いテーブルも有りますんじゃ。


　ちょっとしたバー気分ね。

　はい、出発進行。


　いわゆる展望室と解釈してもヨロシ。

　この方が、１４号でお世話になるかたね。

　どうぞ、宜敷く。

　で、ちょっとテーブルを引き出して見ましたわ。


　なかなか、良う出来てますじゃ。

　えーと、前後しますけど、「パノラマ・キャビン」と客席には、低いけれど段差がありますねん。

　そこで、つまずかない様に、ランプで注意を促がしてますんじゃな。


　近鉄のビスタカーにも、同じ様な物があったよね。

　では、早速、本日の無事を祈念してカンパーイ。


　ペキッ、プシュー。

　グビグビっとな。


　お供はキオスクで仕入れた「地獄たまご」ですわ。

　検札用に、小さなポケットがおましたんで、一枚挿し込んで見たのじゃ。

　ちょっと楽しい。

　８８５系が、和モダンだったのに対し、こちらはバリバリのメタリック調ね。

　此処は以前、喫煙室やったのかも。

　何か、そんな気がしましたじゃ。

　違ってたらゴメン。

　貸し出し用の毛布が有ったんで、まあ、記録しときまひょ。

　その毛布には、こんな刺繍がしてありますぞ。

　
　ＪＲ九州の特急専用のマークか何かかな。

　それじゃあ、ついでやから座席周りを確認ね。

　
　リクライニングスイッチは電動式やな。

　座面が４〜５センチ延長出来ますんで、足の長い人もゆっくりと腰掛けられますじゃな。

　日除けシェイドは、派手な色使いじゃ。

　さり気なく、列車のＰＲ。


　クマさんの足元には、８８３系のショーティーが置かれてますじゃ。

　さあ「小倉」に到着じゃ。


　ここから進行方向が反転ですよ。


　運転士さんが乗り込んで来やはりましたで。

　ちょっと判りにくいかも知れませんが、女性のかたですぜ。

　途中、スペースワールドを横に見ながら、一路「博多」を目指しますじゃ。

　ちょっと見づらいけど、シャトルですわ。

　定刻、１０：５７に「博多」到着。

　
　イラストは「博多・山笠」かな。


　

　同じ番線には、こんな看板も出てますぞ。


　この下車したホームで、待つ事暫し。

　お隣に、７８７系が停車しちょりますじゃ。


　ちょっと見て行こう。

　リレー「つばめ」が誇らしいのう。



　しかし、２年後やったっけ、「博多」と「鹿児島」間が全通するのは。


　そうなったら、この車両たちは何所へ行くんじゃろかね。

　たまたまですけど、この列車に乗務しはるアテンダントさん方が揃ってましたんで。


　はーい、お嬢さん達、記念写真ですよー、って言うたらポーズを取ってくれましたじゃ。


　案外、ノリがエエんだわ。

　サービス第一主義やな。

　で、この列車、お客さんが多いんやね。

　通常の他に、「有明」編成を増結してますじゃ。


　
　さあて、１１：１０になりましたんで、リレー「つばめ」９号は発車して行きますわ。

　そして、同じく６番乗り場に、１１：１５着のキハ１８３系 ＤＣ 「ゆふ ＤＸ］２号が入って来ましたですよ。


　アホは、以前、「オランダ村特急」時代に一度乗った事がおます。



　黄色い塗装に、ゴツゴツした四角いバンパー。

　それに、シールドビームの補助灯を後付けしちゃってるから。

　なんだか、重機みたいな感じになっちゃねえ。



　それと、この車両の特徴のひとつ。

　４８５系電車と併結協調運転するために、双頭式連結器を装着してますねん。

　こっちの方が良く分かるかな。


　ねッ、連結器のホーム寄りに、四角錐の出っ張りが見えるでしょ。

　これが、電車用の連結面になるんじゃな。

　電車協調運転時代の「オランダ村特急」から「ゆふいんの森 ?世」「シーボルト」を経て、「ゆふ ＤＸ」へと歴史を重ねて来たんですのよ。



　そして、１８３系は、留置線へ引き揚げて行ったんだわ。

　

　それじゃあ、そろそろ新幹線改札口へ向かいますか。


　
　（ああ、これが、おそらく最後の のぞみ なのよ。　　につづきますです）