2009/07/20 - 2009/07/28
8503位(同エリア12006件中)
温泉娘さん
皆既日食を見ようと上海へ。
それから中国で一番行きたかった桂林へ。
それから、それから中国人の知人を訪ね大連へ。
旦那様を一人日本へ残し、
片言の中国語で8日間の旅を楽しんできました。
写真は、宿泊ホテル(上海大廈)の屋上から撮影したものです。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 タクシー
- 航空会社
- 中国東方航空
-
二日目は鉄道を使い、蘇州へ行ってみようと上海駅へ。しかし、切符の買い方が分からず、後に並んでいる地元の人に地図を指さし、買ってもらいました。お世話になったお礼に「シェイシェイ」日本の切手を渡しました。言葉が通じないので、気持ちだけでも伝えようと、日本から持ってきたものです。
さて改札が開くまで、およそ日本の学校の体育館くらいの待合室に、乗客が寿司詰め状態で待たされます。このあとどんな列車にどれだけひしめきあって揺られてゆくのだろうと想像されげっそり。
改札が開きホームに降りると、和諧号とガイドブックに記載されているその列車は、日本の新幹線のような快適さ!乗車して暫くすると、思いがけず一人1本、ミネラルウォーターが配られました。その日、外気温は上海38℃。この旅の中で一番暑い日になりました。
30分ほどで蘇州へ到着。
それから、長い行列を待ち、タクシーに乗車。英語も日本語も全く通じない女性の運転手さんでした。中国のタクシーは中国語のみとガイドブックにあります。なんとか、道順を説明し、まず、山塘街を通り過ぎながら、盤門へ。
タクシーを少し待たせ、園内を散歩しました。 -
あの塔に登って、蘇州の街並みを眺めてみようと思い、塔(瑞光塔)を目指し歩きました。庭園にはうまく運河が取り入れられ、建物や庭の間には面白く橋が渡されています。
運河の流れに沿ってゆっくり歩いていると、あっという間に時が過ぎてしまうようなのどかさな庭園でした。 -
瑞光塔からの眺め。
ここまで登るのにかなり息が切れました。
さっき歩いてきた庭園のはるか先には、近代的なビルディングが見えます。
中国の景観は日本のように個性を強調しすぎず、どこもかしこも全体的にまとまった一つの空間になっていました。 -
瑞光塔からの景色。
庭に龍がいます。 -
この塔の天辺まで、くるくる登っただけではわかりませんでしたが、数えると7重の塔だったみたいです。
日本のお城のような急な階段を降りるとき、五段くらい踏み外し、肘にかすり傷を作ってしまいました。このくらいで済んでよかったかも…一人旅だけに気をつけないと…
タクシーヘ戻り、次は拙政園(世界遺産)へ。
タクシーのお姉さんは水筒にお茶を入れて、時々飲んでいました。お茶っ葉?のような沈殿物が底にあり、私は不思議に見つめていましたが、中国ではそれが普通みたいで、好みの効能のお茶をブレンドして作っているそうです。また、お茶っ葉は何度か繰り返し使えるそうです。 -
中国の四大庭園で世界文化遺産というたいそう素晴らしい庭園なら、是非訪れてみたいと思いやってきました。
タクシーのおねえさんには「ウォ、ブー、トン、ニイ」と言われ、ココで下車しました。お姉さんにはチケット売り場を教えてもらったり、閉館の時刻を教えてもらったり、とてもお世話になったので、おなじく日本の切手を渡しました。
庭園はもう閉館が近かったので早足で巡りました。
迷路のような園内で、何度も同じ場所に戻って、
「あれ?」まるで探検をしているようでした。 -
どこをみても絵になるものばかり
-
蓮の花が綺麗に咲いて、本当にいい季節に来園しました。
とはいえ…
暑かった。 -
見山楼と蓮池
-
蓮池に浮かんでいて趣があるこの建物は入場券の表紙にありました。
もっと散策したかったのですが、列車の発車時刻が近づき、園の出口へ急ぎ足で向かいました。
そこで目に付いたのは、ちょっと怪しげな乗り物(シェンマ?)。電動付自転車を観光用に改造し、二人用の椅子を後方に着けています。中国ではわりとメジャーな乗り物のようです。
中でもきれいなシートのドライバーをつかまえ、
「タイ、クイ、ラ」といいながら値段交渉をし、列車発車の10分前になんとか蘇州駅にたどり着きました。信号を守らない、車道も歩道も通る、交差点を勝手に右左折、または直進するこの自転車の方が、タクシーより断然早かったと思います。
駅の待合室で、席の隣から日本語が聞こえてきたので「日本人ですか?」と尋ねました。お互い中国人に同化して気がつかなかったようです。
若いカップルは翌日、上海郊外の日食ツアーに参加するそうです。私もそれがメインテーマの一つなのですが、朝の予報によると、翌日は上海は雨模様なのでした。
近い将来結婚しそうな雰囲気のそのカップルは、プチ喧嘩の最中だったみたい。
「仲良く喧嘩するといいですよ」そう思います。 -
その晩、上海の夜景をホテル屋上テラスから撮影。
東洋真珠塔には第一日目の晩に登りました。天辺まで行くのにエレベータ待ちに2時間。上海はなんと人口の多いこと!行列の先が見えません。おまけに上海人のなんとも賑やかなこと。傍から見てると気さくな感じで実に楽しそうでした。
ちなみに、地上まで戻るにも2時間。怪しげな観光隧道を通り、あとは徒歩でホテルに戻りました。
さて、写真には見えませんが、空には星が瞬いおり、思った以上に空気が澄んでいて驚きました。
明日は本当に雨が降るのかな?
晴れて欲しい。
しかし、天体マニアの弟の情報によると、やっぱり雨だとのこと。
ホテルの屋上(テラス)で写真撮影していると、デンマークから来たというご夫婦に遭いました。旦那さんは写真が趣味のようで、一眼レフを固定させて夜景を撮っていました。「アイル テイク サム フォトズ フォ ユー」それから、暫く奥様とお喋りしました。「上海人は車の運転があらくて危ない。今日もあっちでも、こっちでも事故を見た」と奥さま。私も同意見。もし国際免許を発行して貰っても、上海では運転はできないと断言します。
夜風は清々しく、明日またこのテラスで日食を見ようと決め床に就きました。 -
翌朝はどんよりと曇った天気になりました。
弟からの最新情報によると、中国政府が上海を晴れにさせるために、ミサイルを上海上空に発射させたとか。本当かウソか?「ブ ヂ ダオ」(分かりませんが)
頼みの綱をミサイルに託し、上海大廈屋上へ。すると、そこは前夜とがらっと様変わりしていて、食事込みの完全予約制(200元)になっており飛び入り参加も出来ないとか。
とても残念がっていると、もうワンフロアー階下のテラスへ無料で入れてもらえることになりました。
ラッキー^0^
ところがどっこい・・・ -
眼下の橋から(おそらく)皆既日食を見ようと集まった人々。
数枚写真を撮っていると、雨がボツボツそして、ザーザー降りだしました。
わたしは日食観測を諦め、ホテルのウィンドーショッピングでもすることにしました。1Fのお店で店員さんとお喋りしながら、ふと気がつくと、外が真っ暗になっていました。おそらく皆既の状態にに入ったのでしょう。
店員さんは日食(リー ジー)は興味ないといっていましたが、夜の8時頃の様子をみて、二人で「ワー」とはしゃいでしまいました。
弟からもらった日食グラスは結局、買ったままの状態で、とうとうビニル袋から出さずしまいでした。次回の日食までこのまま押し入れに閉まっておこうと思います。
上海の旅はこれでおしまいです。夕方の便で上海から桂林へ。その機内で入手した夕刊に日食の記事が各誌一面で出ていました。面白いことに、わたしが滞在したホテル(上海大廈)の屋上テラスからの風景写真(完全予約で入場できなかったところ)が掲載されていました。
そんなこんなの上海旅行でした。
(桂林へ続く)
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