2009/07/13 - 2009/07/13
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keithforestさん
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六日目に入ります。
北の方に村々を訪ねます。
頑張って朝早くからフランツが運転するバスに乗って(なんだ、頑張っているのはフランツじゃないの)ロカルノの手前から北の山間に入ってヴェルザスカの谷を目指します。
この谷一体で知られているのは多分Lavertezzoのロマネスク様式の眼鏡橋でしょう。
ところがこの谷に点在するいくつもの村はそのひとつひとつが、とても素朴で独特な雰囲気に満ち満ちているんです。
かつてはとても貧しかったスイスですが、だからこそ若者が他国に出稼ぎ兵士にして出て行ったわけで、それはよく知られています。この谷もそれはそれは貧しかったそうで、子どもたちは他国へ出稼ぎに行き、煙突掃除労働についていたのだそうです。その時仲間にしか通じない言葉を考えだしたという文化を持っているといいます。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- スイスインターナショナルエアラインズ
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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さてさて、6日目の朝ですが、今日もとても強行軍ですから、しっかり食べます。
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レイク・ビューのダイニングから見ると外のテラスがとても気持ち良さそうですが、この日も翌朝も日本人のお客さんは誰もテラスで食べようとしません。
なんでかなぁと思ったら鳥たちが自由自在にテーブルの上を跋扈しております。食器がそのまま並べられたままです。そんな状況に何となく、納得できないものがあるんでしょうね、その雰囲気は。 -
ヴェルザスカの谷にやってまいりました。向こうに見えている湖はマッジオーレ湖の北端といえばいいでしょうか。あの湖は南へ下るとすぐにイタリアになってしまいます。
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ヴォゴールノ湖をつくっているダムでございます。
このあたりでチャラチャラ見物している時はそうでもなかったのですが、徐々にここから、「歩きますよ」モードに入っていきました。
この谷にくるのにはLocarnoの駅からPost Busが一時間に一本走っています。 -
まずはCorippoの村です。LocarnoからPost Busだと30分くらいで来られるようですが、石、石、石で造られた家が密集して建っています。
地元の人を見たのはたったの三人。それでもこの建物を見に来ていた家族連れがいて、その人たちには後でまた出会いました。
Wikipedia情報によると2004年には村の人口はわずかに17人と書かれています。もちろん過疎の村には間違いがありません。
村のウェブサイトを見つけましたけれど、イタリア語で書いてあって私には読めませぬ。 -
下からえっちらおっちら上がっていくと、こんな薪置き場にまでPrivatoなんて書いてあるところを見ると結構観光客がやってくるんだろうなぁという印象です。
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このおじさん、村の中心地よりもちょっと下のうちに暮らしていて、私たちが通りかかると日本語で「こんにちわぁ〜」と声をかけてくれました。
昔日本に行ったことがあると英語で話します。「ろっぽんぎぃ〜」なんていっていましたから何か良いことでもあったんでしょうか。
かなり日本語をしゃべりそうです。日本人が通りかかると話しているんだろうと思います。たぶんほかにも声をかけられた方がおられるんでしょうね。
20年ほど前にここで暮らし始めたといっていましたけれど、昨年の冬は彼にとっては初めての深い雪だったといっていました。 -
村の中心にある教会です。小さいながら立派な教会があって村の支えになっているのがわかります。
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慎ましやかな寒村であることがよく分かります。
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石、石、石・・・これしかいうことがないんですよ。
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やっぱりここもこんなに分厚い壁に造るわけですね。各戸の中がそんなに広いわけではないのが想像できます。
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石、石・・・それしかない・・・。
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さて、それでまた谷間の道をさかのぼって、この有名な橋のところまで出てきました。
この種の橋の宿命で洪水で流されちゃったりするわけで、現在は1951の洪水で壊されてから修復された状態になっているんだそうです。 -
この橋の下あたりが最も深い淵になっているらしくて、なんとスキューバ・ダイビングの装備で潜っている人たちがいます。多分相当に水は冷たいらしくてウェット・スーツを着込んでいます。
郡上八幡じゃないですが、日本だったら多分この橋から飛び込む少年がいてもおかしくないのですが、誰も飛び込んでなんていません。なんか規制があるんですかねぇ。 -
私が横を歩いていくと、水着の女性が手を振ります。まさかこんなところにあんな若い女性の知り合いがいるはずもなく、連れ合いの手前どうしたものかと思っていると(別に何があるわけでもないのに本人は意識しちゃいますよ)、なんとさっきのCorippo村に見物にきていた家族連れの奥さんである。
その変身ぶりにはついていけませぬ。 -
もちろんこの村だって文化圏としてはまさに同じだからこんな石の家です。
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Corippoの村の教会とほぼ同じ造り構造だけれど、一回り大きいという雰囲気です。
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さて、今度はFranscoです。厳しい傾斜地ではなくなってきて、少し平地があります。
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ほうら、でました。大きな古靴をプランター代わりにして植栽をするって奴です。これ、かなり気に入られているらしくって、方々で見ますよ。
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基本的には村の造られ方は殆ど変わらないのですが、この村には何となく明るさがあります。
それらしいお土産屋さんがあったり、栗の粉の生パスタを売っていたり(一体どんな味がするんですかねぇ)、あ、それはこの谷に共通しているんですがあっちに行ってもこっちに行っても大きな栗の木があります。
アーティストが暮らしていたりするようです。 -
ここでそのまま絵を売っているようですよ。
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下の村に比べると多分人口も多いのではないでしょうか。家も綺麗に明るく見えます・・・気のせいでしょうか。
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教会はそんなに大きくはないですけれど、最近塗り直したようで、綺麗に明るくなっています。
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この辺りに限ったことではありませんけれど、これだけ緻密に石を集めてきて、重ねていくという作業を考えると気を失いそうになります。
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よくこれだけ美しく花を咲かせておられるなぁと思わず見とれちゃいます。
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メインの通りに面して扉がありますが、この家としてはこの扉は二階にあります。
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私たちを待っていてくれるバスまで歩いていくと、道路の向こう側に滝が流れ込んでいて、見ているだけで涼しくなります。
そうなんですよ、この辺の地方はスイスといっても結構暑いんです。それでいて冬は厳しいんですから、大変ですよねぇ。 -
さて、そろそろおなかもすいてきましたから、Sonognoにランチを食べに急ぎます。
テーマ曲は「故郷を離るる歌」です。なんでかって?
日本語では「♬ソノノォ〜さぁゆりぃなぁでしこぉ〜かきねぇの・・・」と唄います・・なんて唄いながら歩いてひんしゅくを買います。 -
ちょっと風は気にはなりましたけれど、こんなに気持ちの良い、外でいただくランチは最高です。
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その上、テーブルにはこんなに面白いシートが置いてあります。
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だれかさんは好きじゃないといってトマトを人にあげちゃっていましたけれど、お豆の入ったこのサラダから私は気にいっちゃいましたよ。
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そしてお肉とトウモロコシの粉の付け合わせです。トウモロコシの粉を練っても殆ど味はないのですが、このソースがおいしくて食べられるというよりも旨いです。
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多分ここまで来た人の大半はこの家を写真に撮っていることでしょう。右側の石を家の一部として取り込んじゃっているんです。
当然あの石もこの方の持ち物なんでしょうねぇ。固定資産税がかかるんでしょうか。(そんなものないんだろうか)。 -
どんなにもういいよ、といわれても、こうした景色を目の前にしたら、私はシャッターをきらないではいられないのです。
どうして日本人はこんなにシャッターを押し続けるのでしょうか。
そういえば死んだうちのオヤジも晩年はちゃちなカメラのシャッターをばしゃばしゃ押してはアルバムに貼っていました。私も何ら変わらない。どうしてなんでしょう。 -
きっとサマー・ハウスなのかもしれないですね・・ってそんなわきゃないですな。
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Bioneという村にやってきました。相当に立派な建物です。
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この宗教画は相当に味があります。先年亡くなられたキリスト教美術の先生にこんな場所のこんな壁の絵を解説していただきながらこの谷の村々を巡ったらきっと面白かっただろうなぁと思いました。
そういえばあの先生のお嬢さんはイタリアにお住まいだという話でしたから、近いです。 -
村役場と教会が概ねこのあたりの村では中心にありますからすぐにわかりますし、建物に絵が書いてあったり、こうして旗が掲げてあったりします。
停めてある車を見ると皆コンパクトで、この辺りの村にあっているということでしょうね。 -
やっぱりこうした家並みがここでも続いているんですね。この辺りには宿泊設備があったようですが、今でもやっているのかどうかがわからないですけれど。
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道路に子どもたちが遊んだあとがチョークで描かれています。子どもがこの村にもいるということを示しているということでしょうか。
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さてさて、フランツが運転するバスに乗って谷から這い出ました。Bellinzonaの駅までやってきました。
この街には世界遺産があります。それが麓から三カ所に築かれている城です。
ご案内の方と合流する間に駅でトイレに行きました。ところがこのトイレに入って驚いたのは照明が真っ青なんですね。どういうことなんだろうと思ったら、近頃では随分見なくなったんだけれども、あの照明だと腕の血管を探しにくいんだそうで、麻薬を注射しようとする人にとっては邪魔になるんだということだそうです。
そういえばスイスはドラッグに関して様々な問題点を随分前から抱えているんだと聞いたことがあります。私にはとても現状がわかる立場ではありませんけれど。 -
一番下のCastlegrandeに入る入り口です。目立たないように掘っちゃったんですね。スイスの面目躍如、といった方式ですね。
こうして中に入るとエレベーターがあって、お城の上に上がれます。
エレベーターホールには見るからに中学生といった感じの子どもたちがタバコをくゆらしていたりして、こういうあたりはスイスは全然規制する傾向にありません。タバコは6-7フランしますから日本の二倍くらいでしょうか。 -
こうしてみると中段の城、そして一番上の城との位置関係がよく分かります。
詳細はこちらをご覧になるとよく分かります。
http://www.bellinzonaunesco.ch/castelliunesco/en/ -
お城の中は芝生がはられていて城というよりもむしろ公園のような雰囲気で、昨日までは何らかのイベントが開かれていたようです。
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一段下の広場からなにやら行進曲の演奏が聞こえてきます。
ご案内の方にこの城の歴史についてお伺いしていたのですが、なんだかこの演奏で皆さん落ち着かなくなってきたので、下に降りてみました。
ご案内の方がそこにいた兵士にイタリア語でお聞きになると、その兵士は「私はイタリア語がよく分からないので」といって他の兵士に変わりました。スイスは最も多いのがドイツ語系でその次がフランス語系、イタリア語系はロマンシュ語系よりも多いにしても全国民の1割程度ですから本当にマイノリティです。
で、結局、国民皆兵のこの国にあって、この地区の今年の入隊式なんだそうです。新兵たちはリラックスしていてとても幼く、私たちに手を振りながら行進して行きました。
訓練をしなくてはならないわけですから大変です。この時に持たされた銃は希望をすればそのまま予備役中も家に持っていられると聞いたのですが、本当でしょうか。事故が起きて当たり前のような気がしますけれどねぇ。 -
入隊式が終わって新兵さんたちが行進していったあと、中庭でこんなレセプションが開かれていて、軽い飲み物とつまみが供されています。ここに集まっている方達はどんな方なんでしょうね。
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塔の上にぐるぐる回る螺旋階段で上がります。こうして見るとまた遥かにほかの二つのお城が見えています。
天気快晴で、暑いくらいです。 -
こうして見下ろすと、世界遺産は何もこのお城だけでなくて、この街全部をそうしちゃえばいいのに、と思うのですが、そんなことをいったらこの辺の街はみんな世界遺産になっちゃって、それはそれは大変なことが起きちゃうんだろうという結論ですね。
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いやぁこれこそお城そのものでありますね。この辺の雰囲気は日本のお城にかなり似ているような気がします。
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ご案内の方がフランツを口説いてくださって、この際だからと真ん中のお城まで上がりました。
ルガーノに戻る方向に停めておいたのに、といいながらフランツがランダバウトでグルと方向転換して、狭い道を登ってくれました。 -
こっちはさすがに時間のこともありますが、見物人も少なくて荘厳さに口数が少なくなります。
もっとも相当疲れてきているということもあるかもしれませんけれどね。 -
下のお城はこんな具合に見えるわけです。こうして見るとぽこっと岩の上に乗っかっているのがよく分かります。
いやぁ、こっちに上がってきて良かったですねぇ。 -
一番上のお城がほら、すぐそこに見えますよ。さすがにどうせならあそこまで行こうよ、という方はおられませんでしたね。
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ようやくルガーノに帰ってきました。今日も長い一日でした。このオープンテラスでジローラモのようなウェイターのおじさんをからかいながらビールを飲み、ピザをたらふく食べました。
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昨夜は気がつかなかったのですが、ホテルの前には噴水が上がっています。
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この旅行記へのコメント (6)
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- フルリーナさん 2011/10/31 00:16:38
- はじめまして
- 初めまして。
すてきですね!!
来年ヴェルザスカの眼鏡橋のそばの村Lavertezzoに泊まりたいなあと思っているのですが、この可愛らしい村はfranscoとありますが、Lavertezzoのそばでしょうか?
ぜひ訪れたいです♪
いろいろ教えてください!
- keithforestさん からの返信 2011/10/31 03:41:41
- 方向としては
- コメントをありがとうございます。
そろそろ記憶が薄れてきているのですが、あの谷近辺は訪れるのにはとても美しいところですねぇ。フルリーナさんもお詳しいようですが。
Franscoと書いてありますが、多分Frascoの間違いではないかと思います。
仰っているLavertezzoは谷沿いの路からかなり東に入ったところでしょうか。
私は団体ツアーでバス通り沿いしか歩いていないのです。しかし、それだけでもあの谷のことは忘れられません。
是非、お楽しみになりますようにお祈りしています。
私はスイスの美しい景色には本当に感動しているのですが、物価の高さに打ちのめされてしまいました。
ところで聖公会でおられるのですか?ブログを拝見しました。敬虔な、というにはほど遠いですが、私もです。
- フルリーナさん からの返信 2011/10/31 09:16:41
- RE: はじめまして
- ありがとうございます。
frascoですね!ありました!
そそっかしくてお恥ずかしいです。
検索で出てきました。
ソノーニョのそばなのですね。
すてきな村ですね。ぜひ行ってみたいです。
来年は、、もう一度海外に行きたいという母の80歳になるお祝いに、リクエストを聞きながら、旅程を探っています。
イタリアとスイスの国境というリクエストなのですが(笑)。
素敵なところがたくさんで迷ってしまいます。
はい。
北関東教区の信徒です。
宇都宮と日光のオルガン奏楽をお当番の礼拝でしています。
聖公会なのに、いまだ、イギリスには行けてないのですが。
keithforestさんもなんですね!
4トラでは聖公会の方とはじめて出会いました。
うれしいです。
これからもどうぞよろしくお願いします。
- keithforestさん からの返信 2011/10/31 09:28:12
- こちらが間違っていたのです
- さっそく書き込んでいただいてありがとうございます。
いやいや、Frascoをちゃんと書いていないのは私の方です。
申し訳ありませんでした。自分の書き込みを訂正すると、表示される時の順番がまたぐちゃぐちゃになっちゃうので、訂正しておりませんけれど。
ソニョーニョは天候にも恵まれたせいもありますが、とても気持ちの良い村でした。
スイスはもう一度行ってみたい国です。とても気持ちの良いところばかりでした。雪に降り込められたりしても。
聖公会の方とお逢いすることは本当に滅多にありませんねぇ。仕方のないことではありますけれど。
どうぞよろしくお願いいたします。
-
- 温泉スイスさん 2009/09/25 21:33:45
- ドモドッソーラから行けますか?
- keithforestさん、こんばんわ。
スイス旅行記を、最初から見させていただいております。
力作、楽しんでおります。
非常に目まぐるしそうなツアーのようですが、細かい地方にまで足を伸ばしており素晴らしいですね。一度は行ってみたいところが目白押しです。良いなあ。
このヴェルザスカの谷は、特に行ってみたいと思いました。
一度は、ドモドッソーラへブリークから行こうと思っており、このあたりも、1泊すれば行けそうですね?
ベリンツォーナは、昼食をKeithforestさんが行かれたカステルグランデで食べただけで、あまり歩けませんでした。もう一度行ってみたいですね。
これからも、力作、楽しませていただきます。
温泉スイス
- keithforestさん からの返信 2009/09/26 13:35:07
- あの谷はなかなか時間がかかります
- 温泉スイスさん、
お越しいただき恐縮です。
> 細かい地方にまで足を伸ばしており
ツアー参加者の中にもこれまで何度もスイスに来られている方が何組もおられて、スイス初めて(欧州大陸初めてといった方がよいですが)の私なんかはただただ、いわれるがままです。
> 一度は、ドモドッソーラへブリークから行こうと思っており、このあたりも、1泊すれば行けそうですね?
ヴェルザスカの谷はかなり奥がありますし、post busで回るとしたらかなり時間がかかりますね。私たちはツアーのバスを駆使しましたからかなり効率的でしたけれど。今から考えるとこの一日は相当な強行軍でした。
> カステルグランデで食べただけで、あまり歩けませんでした。
あそこのお城は丸一日かけても良いかなぁと思いましたねぇ。夏場はやっぱりちょっと暑いので、ばてちゃいますね。
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