平成１９年（2007年）１０月１４日、熊本県健軍駐屯地に行ってきました。<br /><br />　今でこそ、陸上自衛隊の西部方面駐屯地ですが、戦時中は旧陸軍の飛行場だったところです。<br /><br />　訪ねてみたかった理由の一つに、今は亡き父が、<br />九七式重爆撃機を運用する、陸軍爆撃隊第６０戦隊（６０F)にいたからです。<br /><br />　その九七式重爆撃１２機に１３０数名の「義烈空挺隊員」が乗り込み、アメリカ占領下にあった沖縄・読谷（よみたん）飛行場・<br />嘉手納（かでな）飛行場奪還に向けて発進した地でもあります。<br /><br />　義烈空挺隊員は、ほとんど玉砕・戦死しました。<br /><br /><br /><br />　「あの戦争」から６０数年経った現在は、今を生きる若者たちが、「日本という国家」を守るために、日夜訓練に励んでいます。<br /><br />　彼らに、惜しみない拍手を送ろうではありませんか。

健軍駐屯地創隊５２周年記念行事　～　現代の防人（さきもり）

6いいね！

2007/10/14 - 2007/10/14

1401位(同エリア2108件中)

#歴史・芸術

キャンモアさん

　平成１９年（2007年）１０月１４日、熊本県健軍駐屯地に行ってきました。

　今でこそ、陸上自衛隊の西部方面駐屯地ですが、戦時中は旧陸軍の飛行場だったところです。

　訪ねてみたかった理由の一つに、今は亡き父が、
九七式重爆撃機を運用する、陸軍爆撃隊第６０戦隊（６０F)にいたからです。

　その九七式重爆撃１２機に１３０数名の「義烈空挺隊員」が乗り込み、アメリカ占領下にあった沖縄・読谷（よみたん）飛行場・
嘉手納（かでな）飛行場奪還に向けて発進した地でもあります。

　義烈空挺隊員は、ほとんど玉砕・戦死しました。

　「あの戦争」から６０数年経った現在は、今を生きる若者たちが、「日本という国家」を守るために、日夜訓練に励んでいます。

　彼らに、惜しみない拍手を送ろうではありませんか。

エリア

熊本市(熊本)

同行者: 一人旅

一人あたり費用: 1万円 - 3万円

交通手段: 高速・路線バス

　

　健軍駐屯地前の

　　「自衛隊通り」を、音楽隊が行進します。
　

　春には、「自衛隊通り」に、

　　　　桜の花が満開となります。
　音楽隊が、駐屯地　正門に入っていきます。
音楽隊の行進が続きます。
健軍駐屯地司令の乗車ジープです。

　ジープの後ろに、

　　　オートバイ偵察隊が見えます。
　８７式偵察警戒車「ブラック・アイ」

２５mm機関砲を搭載しています。
　８７式偵察警戒車の側面です。

　車長の下に「４連装発煙弾発射機」と、

右側の車輪の間に、ハッチ（出入り口）が見えます。
長崎県佐世保市　相浦（あいうら）駐屯地から遠征してきた　

　西部方面普通科連隊の、

　　　　駆け足行進です。
　陸上自衛隊　西部方面普通科連隊

　ＪＧＳＤＦ　　　ＷＡiＲ（ワイアー、ワイヤー）

Western Army Infantry Regiment(Light)

　隊旗の前に指揮官とおぼしき人が、９mm機関拳銃を持っています。

　重さ３.５キログラムある、８９式小銃を抱えての駆け足行進は、

すごい迫力です。

　「自分の国家は、自分たちで守る」

現代の防人（さきもり）です。
　７４式戦車
　１０５mm戦車砲を搭載しています。

　多連装ロケットシステム。

MLRS

( Multiple launch rocket system )
　多連装ロケットシステムの後部。
　２０３mm自走榴弾砲他。
　自走りゅう弾砲

　２０３mm自走榴弾砲。
　８８式地対艦誘導弾(SSM-1)です。

( 愛称は、シー・バスター )
　８８式地対艦誘導弾(SSM-1)の後部です。
　対戦車ミサイルを搭載している「ハンビー」
　救護車
　たぶん「築城基地」所属F-15イーグルの

　　　フォーメーション。
　正門を入った左手側に退役済みになった戦車が、

　　　　デンと置かれています。
　９ミリ機関拳銃。

銃握（じゅうは）の上に、セレクターと
右から「ア」,「タ」,「レ」が見えますね。

「ア」・・・安全装置が掛った状態

「タ」・・・単発射撃

「レ」・・・連続射撃

　私は、縁起をかついで弾よ当たれ（アタレ）と思っていました・・・。
　後ろに見えるのが「５.５６mm機関銃」　MINIMIで、

手前が「６４式７.６２mm小銃」です。

＜訂正します＞

　手前が「８９式５.５６mm小銃」です。

お詫びして訂正させていただきます。

　今から７４式戦車のデモが始まります。

　砲塔を回転させたり、車高を油圧サスペンションを
操作して車高を変化させます。

　右端側に、多連装ロケットシステム（MLRS）が

見えます。
　戦車が、「どっこいしょ」と腰かけているのでは

ありませんよ。

　万一日本が有事になり、前線に出た場合、山あり谷ありで
平坦な土地ばかりではあり得ません。

　身を隠して戦闘を有利に展開し、第一弾を敵に当てる。

　いかに「生き残るか」が、最優先課題となります。

　

　そのための、車高変化なのです。
　手前を低くして、向こう側を高くしているのがわかりますかね？

　飛行機でいえば、左バンク？

　左の見学している人の向こうに、一部隠れていますが、

ペイトリオットが見えます。（　Patriot:愛国者　）

　北のある国が、弾道ミサイルを打ち上げると言って一躍有名になった迎撃ミサイルです。

　防衛省のある市ヶ谷の広場に展開していたのが、

このペイトリオット迎撃ミサイルですよ。
　
　戦車が、砲塔を左後方に旋回しています。

　写真の後ろには、

　　　・８８式地対艦誘導弾(SSM-1)と

（　愛称は、シー・バスター　）

　　　・２０３ミリ自走榴弾砲の砲身が見えます。
　　
　７４式戦車のデモです。

車高を高くしたところ。
　車高を一番低くしたところ。
「義烈空挺隊」の碑

　空挺隊員が出撃した５月２４日には、関係者を招いての「慰霊祭」が執り行われています。
「義烈空挺隊」の碑がある一角。

駐屯地隊員の手により、毎日掃き清められています。