2009/07/18 - 2009/07/20
95位(同エリア438件中)
前日光さん
酒田市内の「レストラン欅」で、フレンチを堪能している間に、大雨がやんだらしく、傘は必要がなくなった。ラッキー(^_^)v
この後、「相馬楼」という舞娘茶屋・雛蔵画廊で雅な舞娘の踊りを鑑賞し、以前から楽しみにしていた山居倉庫群を眺めて、雑誌で見た通りなので、妙な感動を覚えた。
人間って、何かで自分のイメージしていたものを確認して喜んだりするところがあると思うが、私の場合、特にその傾向が強いのかもしれない。
イメージ通りだったからって、それが何か?と問われると答えに窮してしまうが、こういう趣味の人間がいたって、いいんじゃなかろうか。。。
って、誰も私が何を、どう解釈しようと、気にしてないって?
ま、そうなんですけどね。。。
閑話休題~
さて、ひたすら日本海に沿って、今夜の宿「あつみ温泉」に向かう途中の、日本海の荒々しさに度肝を抜かれ、自然はやっぱりハンパじゃないという認識を新たにした。
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ランチの後、豪雨は収まっていたので、どこに行こうか?と候補はたくさんあったが、テレビCMで有名になった舞娘茶屋・雛蔵画廊「相馬楼」に行くことにした。
「鐙屋」・「本間美術館」にも心惹かれたが、今夜は鶴岡の「あつみ温泉」泊なので、そんなにゆっくりできないのだった。
これは、「相馬楼」の前の道路にあったマンホール。 -
同上。
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同上。
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「相馬楼」は、江戸時代の創業から平成6年まで繁栄した料亭「相馬屋」が、その前身。
明治時代には庄内大震災の大火で土蔵を覗いて焼失したり、一時は廃業に追いやられたりしたが、平成8年11月、国の登録文化財建造物に指定された。 -
建物の多くの場所にある「扇形」が目を引く。
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その扇形のアップ。
全体に漂う雅な感じは、このトレードマークのせいかもしれない。 -
現在、この楼には、舞娘さんが7人いるとのこと。
この時は、4人の舞娘さんが演舞を披露。
踊りの最中は、シャッターを押してはダメというので、こうして踊り終わった後、撮影タイムがあった。
ここは、写真に関してはけっこう厳しくて部屋の撮影もできなかった。
帰りにこの舞娘たちが見送ってくれたのだが、それも撮影は禁止とのこと。
たしかテレビCMで、吉永小百合さんと一緒にこの場所に座る彼女たちを見て、行ってみたいと思ったのだった。
踊る姿は写させてくれてもよいのでは?と思ったのだが。。。 -
撮影はダメと言われる前に、すばやく撮ってしまった竹久夢二の掛け軸。ヤッタ〜(~o~)
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廊下の突き当たりとかに、このような扇形もあった。
これもまだ禁止と言われる前に撮ったもの。 -
これも、ちょっとした隙間から撮ってしまった。
この部屋は入れないようになっていたから、やっぱり撮影禁止だったのだろう。
それにしても、世の中は「先手必勝」なのか?(*_*) -
順序が逆になってしまったが、これが「相馬楼」の入り口。
「竹久夢二美術館」とも書いてある。
楼内の一角には雛人形や楼主・新田嘉一所有の書画・古美術等が展示されている。
「竹久夢二美術館」は、平成8年5月にオープンしたとのこと。
ここには夢二の絵の他に、夢二の生涯を彩った女性の写真なども飾られていて、その女性の写真のポーズと夢二の画が同じだったりして、興味深い。 -
こちらは「雅の会」と書かれた隣接の建物。
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「相馬楼」前の石畳、別名舞娘坂の突き当たりには
日枝神社、背後の山は日和山。 -
「相馬楼」側面。
それにしても、この赤い塀は目立つ。 -
そして、やって来ました!
山居(さんきょ)倉庫。
1893年(明治26)、旧庄内藩酒井家によって建造された米穀取引所の付属倉庫である。
雨上がりのせいもあってか、観光客がたくさん歩いていた。 -
これは「二重屋根」と呼ばれるもの。
その説明
土蔵と屋根の間に空間を作り、風通しをよくし、
土蔵内の温度を上げないようにした構造です
と書いてある。 -
倉庫裏側の欅通りの途中にある「三居稲荷神社」
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注連縄の形がユニーク!
この形は、初めて見た。 -
有名な欅と倉庫。
稲荷神社から北に向かった部分。
倉庫は現在12棟が残っていて、いずれも現役。 -
こちらは、神社から見て南半分。
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雑誌などで見慣れた風景なのに、これを見ると、どうしてもシャッターを押したくなるから不思議だ。
サマになる風景というものは、誰がどう見ても、心の琴線を揺り動かさないではおかない何かがあるのだろう。
酒田は、作家藤沢周平や詩人の吉野弘を輩出している。
私は吉野弘の「I was born」を読んだ時の感動が未だに忘れられない。
「命」というものを、これほど真摯に見つめた人は、そうはあるまい。
酒田、やっと来ることができた。
どしゃ降りの雨だったが、本当に来てよかった。 -
倉庫の傍には、屋形船観光発着所がある。
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木造の山居橋も見える。
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橋のアップ
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倉庫とは別に、このような建物もあった。
「東宮殿下行啓記念館」と書かれていた。
その隣には、JA全農山形
米穀研究室
とある。
中には入ってみなかったが、絡みついた蔦が気になってパチリ! -
古い船も展示されていた。
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酒田に1泊したかったとも思いながら、本日の宿泊地「あつみ温泉」に向かって走った。
その途中に、これも酒田が生んだ世界的な写真家土門拳氏の記念館があったので、立ち寄ることにした。 -
今年生誕100年目だという。
今年は、作家の太宰治・中島敦・松本清張も、生誕百年目になるが、そこに土門拳氏も加わることになる。
100年前の日本って、なんてすばらしい人々を誕生せしめたのだろう!
土門 拳(1909〜1990)
山形県酒田市生まれ。リアリズム写真の確立者。
ライフワーク、「古寺巡礼」は、土門の最高傑作。
また昭和の子どもたちの表情を写したものが、何とも言えず可愛らしくかつ微笑ましい。
かつて、日本のあちこちにいた子どもたちが懐かしく蘇ってくるような作品だ。
サザエさんの妹、ワカメちゃんのような、刈り上げカットの素朴な女の子の写真なんて、最高にいとしくなってくる。 -
建物の写真しか撮れなかったが、一見の価値ありの記念館である。
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湯野浜温泉辺りから日本海を南下することになった。
昨夏の山陰の青い海とは全く異なる、荒々しい日本海の姿を見ることとなった。
海は荒れていて、灰色の雲が低く垂れ込めており、無気味な雰囲気さえ漂っていた。 -
車を止めて眼下を覗いてみたら、たくましい水鳥たちは、こんな荒れた海の波打ち際で、平然と群れていた。
ウ〜〜ム、ツヨイ!(^^)! -
強い風に煽られた波しぶきが、道路の方にまで吹き寄せてくる。
立っていられないくらい激しい風に、早々と車に戻ってしまった。
真冬のこの辺りの風景は、どんなであろうと考えただけで、寒くなってきた。
恐るべし!日本海(T_T) -
道路際に、こんな岩があった。
たぶん?「立岩」? -
5時半頃、やっと今夜の宿泊地、あつみ温泉「萬国屋」に到着。
昨夜、夕食が7時半からだったので、本日は、6時半からにした。
新・バランス健康メニュー
四季BANKOKU
というコース料理
これは、季節バランス5点
枝豆
のし梅の茗荷和え
胡瓜と烏賊の胡麻和え
天然もずく 美味だし
鮪コラーゲン夏和え -
冷やし三元豚 いくら特製ソース
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旬魚盛り合わせ 竹の器で地魚を盛りつけ
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新鮮野菜と鱸蒸し
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上の野菜と魚は、こうして蒸します。
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まるごとトマト冷製スープ煮。
これはおいしかったです!
どうやって作るんだろう。
ホントにおいしかったんです。
よけいな味がついてるわけでもないのに、
でも、トマトの味プラス何かがある!
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炊きたてごはん&昆布と穴子のお茶漬け
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庄内産炊きたて「はえぬき」をお茶漬けでというのは、もったいないかも。
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デザートは、富貴豆寒天フルーツ
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富貴豆、おいしいです!
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お酒は、「月山ワイン」にしてみた。
白ワインのほどよい辛口。
たまには、ワインもおいしいものである。 -
翌朝の宿からの眺め。
前を流れる川の流れが激しく、濁っている。 -
この温泉は、いわゆる大旅館である。
3階と1階に大浴場があるが、1階の方が露天風呂など数種類あって、おもしろい。
これは、3階の風呂入り口。 -
前日と違って、風呂はたくさんの人でいっぱいで、写真を撮るなどまったく無理であった。
規模の小さな旅館と大規模旅館の違いというのを、今回は感じた。
どちらにも、それなりの良さがあり、両方味わえたのはおもしろかった。 -
朝食前に、宿近くの朝市を冷やかしに行くことにした。
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旅館「萬国屋」の全容。
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川を渡ったところから旅館を眺めたもの。
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宿前を流れる川。
激しい流れ。
昨日来の雨の多さを物語る。 -
よく見ると、中州にカモメ?
こんな濁った激しい流れの中でも、何事もなかったような様子である。
どうも人間以外の動物の方が、逞しいようだ。 -
朝市は、宿前の橋を渡り、少し行ったところで開かれていた。
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昔は、このような屋根はなかったそうだ。
素朴な路上での、採れたて野菜や魚などを売る朝市を期待していたが、少し勝手が違っていた。
土産物の菓子なども、随分と売っていたからだ。 -
左右のアーケードの先には温泉神社。
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ただし、本当の?温泉神社は、後ろの山の中程に屋根が見える方である。
朝市にやって来て、山まで行くのが大変な人のために、こちらの方に簡易拝殿を造ったのだろう。 -
この木は「エゴノキ」で、花が咲く時期が6,7月らしいが、もう既に丸い実がなっている。
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近くに足湯もあった。
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橋を渡るときに、川の上流の方を見ると、こんなに激しい流れが目についた。
ここ数日の雨は、この山形の地でも相当なものだったのである。 -
旅館側から、朝市の開かれている方向を写したもの。
この橋を渡り、少し右に行ったところなので、直接には朝市の様子は見えない。 -
「天地人」の幟は、県内各地で目についた。
この幟を広げようとしたら、固定されていて、これ以上広がらないようになっていた。
風が強すぎる日が多いからか? -
「萬国屋」の最上階から、下を見下ろしたもの。
今回の部屋は3階だったので、お風呂には近いが、全体を俯瞰するにはちょっともの足りない気がしたので。
3日目の本日は、この旅の目的である「即身仏」のある寺に行く予定だ。
先月末NHKの「新日本紀行再び」という番組を偶然に見ていて、この庄内地方の即身仏の寺ということで「本明寺(ほんみょうじ)」について、放映していたのである。
それを見て、同時に「行ってみたいね。」となり、実現したのが、今回の旅というわけだ。
以下、続く〜
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この旅行記へのコメント (4)
-
- 旅猫さん 2009/10/20 09:05:32
- 懐かしいところが。
- 前日光さん、こんにちは。
今日もお休みです(笑)
理由は、食あたりによる体調不良。。。
山形への旅、生憎のお天気でしたね。
旅先で雨に降られると、がっかりしますよね。
上山温泉は、10年前にふらりと寄ったことがあります。
温泉には入らず、お城だけ見に行きました。
酒田も、そのときの旅で訪れました。
山居倉庫の前も歩いたな。ほんとに懐かしい。
海岸のほうへは行かなかったし、土門拳の美術館も見学しなかったので、
訪れていないあつみ温泉と併せて旅したいものです。
旅猫
P.S. 現在、4トラで最初に投稿した旅行記を手直し中ですが、
その後、新作の製作に取り掛かります。
- 前日光さん からの返信 2009/10/21 00:27:03
- RE: 懐かしいところが。
- 旅猫さん、こんばんは!
お休みの理由は、体調不良ですか?
働き過ぎじゃないですか?
今年は、旅猫さんともあろう方が高度経済成長期の
モーレツ社員みたいですもんね。
> 山形への旅、生憎のお天気でしたね。
> 旅先で雨に降られると、がっかりしますよね。
そうですよねぇ、特に海は日本海ブルーが見られずガッカリでした。
> 上山温泉は、10年前にふらりと寄ったことがあります。
> 温泉には入らず、お城だけ見に行きました。
上山には、いい温泉がたくさんありますよ。
茂吉のふるさとですし。
良いところですよね!
> 酒田も、そのときの旅で訪れました。
> 山居倉庫の前も歩いたな。ほんとに懐かしい。
酒田!初めてでした。
吉野弘の詩が好きで。
その出身地ということで、以前から興味がありました。
今度は、どしゃ降りじゃない時に行きたいものです。
> 海岸のほうへは行かなかったし、土門拳の美術館も見学しなかったので、
> 訪れていないあつみ温泉と併せて旅したいものです。
日本海側、いいですよ〜
土門拳の写真には、失われた日本の面影が感じられて、
とてもよかったです。
なんと言っても、通信教育生なので、学生証を呈示したら、
受付の品のいい女性が、「頑張ってください!」と言ってくれました。
こういうところが、東北の良いところですよね。
山形は、いつ行っても、昔の良さが失われていなくて好きです。
> その後、新作の製作に取り掛かります。
新作、期待しております。
今日は、時間がありませんので、明日ゆっくり拝見させていただきますね。
それでは(^_^)/~
前日光
-
- エトランゼさん 2009/07/26 11:32:34
- 素晴らしい山形ガイド!
- 前日光さん、こんにちは〜。
今頃お仕事に励んでいらっしゃるんでしょうね。
そしてその後すぐ旅行なんですよね。
身体に気をつけてくださいね〜。
私の行ったことのない山形旅行記(1)(2)を一気に読ませていただきました。
関西からは遠い存在で、吉永小百合さんがCMをしているのも見たことがありませんし、なかなかテレビで紹介されることもないです。
でも民話とか歴史がいろいろあって、知れば知るほど興味を持ちそうな土地柄ですね。
前日光さんの体験レポートが当日のお天気とも相俟って、この地方をどんな観光ガイドよりも身近に感じさせてくれます。
次回はいよいよ即身仏のお寺レポートですね。
楽しみにしていま〜す。(アッ、夏休みが終わってからでいいですよ。)
- 前日光さん からの返信 2009/07/29 08:49:22
- RE: 素晴らしい山形ガイド!
- エトランゼさん、こんにちは〜♪
ご訪問やら投票、コメント等、いつもありがとうございます!
本日から旅に出ますが、今夜は羽田泊なので、出発は夕方です。
> 私の行ったことのない山形旅行記(1)(2)を一気に読ませていただきました。
> 関西からは遠い存在で、吉永小百合さんがCMをしているのも見たことがありませんし、なかなかテレビで紹介されることもないです。
そうなんですねぇ。
北関東からは東北はとても近い親しみのある場所なんですが。
なんとなく、遠いなぁというところはありますよね。
山陰などは、まさに当地から見るとそういう場所なのですが、私が古代や古事記に関心がなかったなら、一生行くことはなかったかもしれません。
思い切って行ってみたら、とてつもなく自分のフィーリングとマッチした!なんてことがあると、目覚めるのかもしれませんね。
エトランゼさんのドイツクリスマス市なんていうのも、そんなところですか?
> でも民話とか歴史がいろいろあって、知れば知るほど興味を持ちそうな土地柄ですね。
ハイ! 特に山形でも、庄内地方というのは、また別世界ですね。
山また山をぬって、最上川が滔々と流れ、山岳信仰の地、神のおはします場所!という感じがするんですよ。
神秘的な雰囲気が漂っています。
機会がありましたら、出羽三山など行かれることをお薦めします。
> 前日光さんの体験レポートが当日のお天気とも相俟って、この地方をどんな観光ガイドよりも身近に感じさせてくれます。
過分なお言葉、うれしいです。
ブログ作成の原動力となります。
頑張ろう!という気持ちにさせていただきました。
ありがとうございます。
> 次回はいよいよ即身仏のお寺レポートですね。
> 楽しみにしていま〜す。(アッ、夏休みが終わってからでいいですよ。)
写真のみ、アップできました。
こんな感じでしたので、先にごらんになっていてくださいね。
では、行ってまいりま〜す(^_^)/~
前日光
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