2007/10/08 - 2007/10/08
910位(同エリア1656件中)
ひらしまさん
10月8日(月) 雨のち曇り
6時半に起きると外は雨。朝食にお粥を食べたが、以前に香港で食べたのと違ってこってりしていない。中国はお粥もいろいろだ。
今日はまず、妻の目当ての兵馬俑博物館だ。9時過ぎに到着。十数列もある広い入場券売り場がガランとしているが、きのうまでの国慶節ではここが一杯だったという。そこから門までは木々の間を10分くらい歩く。車を遠ざけるために近年そうしたとのことで、歩くうちに期待が高まる、気持ちのよいアプローチだ。
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門内の花壇の前で楊さんが記念写真を撮ってくれていると、どこかの国の大統領が来るとかで警察官が来て追い払われ、銅車馬館にはいる。
始皇帝陵の副葬品である銅製の4頭立て馬車などが暗い照明の中に展示されている。表面は剥げたりしているが精巧で格調を感じさせる。2千年以上前のものとはとても思えない。 -
1号坑が例のご一行様ご入館中で入れず、2号坑に回る。
馬をひく兵士、膝突き射手、将軍など、個性ある俑がガラスケースに入って展示されているが、ここでも警察官がロープを張って俑の背後からしか見られない。 -
楊さんが警察官に交渉するが頑として通してくれない。すると、楊さんは僕のカメラを警察官に渡し、せっかく日本から来ているのだからと正面からの写真を撮ってもらってくれた。
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3号坑は復元があまりされていない状態で展示されていて、首のない兵や地中に散乱しているままの俑の破片を見ることができる。
ここで、某国大統領らしき一行と遭遇したが、意外と警備はゆるやかだった。 -
いよいよ1号坑。最初に発見された坑であり、最大の坑でもある。大きな体育館のような坑内に、ぎっしりと兵の列が並ぶ。その数、六千体という。
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そして一体一体が個性を持つ兵馬俑を、じっくり見ることができた。
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館内の土産物店で妻はお気に入りの膝突き射手の陶俑のレプリカを求めた。楊さんに言わせると、ここの土が混ざっている「本物」だそうだ。
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始皇帝陵の近くの道沿いはザクロを売る人たちが大勢並んでいる。このあたりの特産で甘くておいしいというので、張さんに買ってもらうことにした。10元で5個。
陵の地下には入れないので残念。まるで自然の山のように高い陵墓を眺めただけで車に戻る。(写真は凌の前の展示で秦による文字の統一を示したものです) -
華清池は唐の玄宗・楊貴妃ゆかりの温泉保養地。赤い花と柳の緑が目に優しかった。ここは1936年、国共合作と抗日運動激化の契機となった西安事件の舞台でもある。
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昼食は漢唐天下にて餃子づくし。
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西安名物らしく、様々な形の餃子が出てくるが、餃子であることは変わりないので少々飽きる。ちなみにほとんどが蒸し餃子だった。
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午後の最初は大雁塔が有名な大慈恩寺。颯爽とした玄奘三蔵の像が迎えてくれる。妻は門前左右の獅子像がかわいいと喜ぶ。
中にはいると寺のガイドの王さんに引き渡された。王さんがしきりに前管長の功績をたたえると思ったら、コースの最後はその前管長の書の展示即売の部屋だった。 -
天皇夫妻と前管長の写る写真が飾られているところは、安定門の絨毯屋さんとまるで同じ。書の題材も「一期一会」など我々日本人の馴染みのあるものばかり。
寺の復興のためという趣旨は理解できるし、書は立派なものと見受けられ4万8千円も高すぎないのかもしれないが、乗せられて買うのはいやだ。
由緒ある格の高い寺にしてこの商売熱心なこと。資本主義の日本でも考えられない。感慨深い出来事だった。 -
次は陝西歴史博物館だが、特別見学の時間は4時からなのでそれまでお茶を飲んでいこうと楊さん。
でも我々はお茶を飲むために中国へ来たのではない。通常の展示から見ましょうと受け流す。
ガイドについてもらっても主体性は保持しなければいけないというのが、去年カンボジアで学んだことだ。 -
陶塑人頭像(約6千年前)
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陝西歴史博物館の展示は、抑えた照明の下ながら余裕のある配置で見やすく、適切に管理されているという印象を持った。
以前に「物置のよう」と思った東京の国立博物館(今は変わっていると思うけど)とはえらく違うし、故宮博物院など比べものにならない。五千年の誇りか。 -
牛型尊酒器(BC10〜9)
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内容も藍田原人以来の陝西地方の歴史を各時代の特徴的な文化財で展示するが、周・秦・漢・隋・唐各王朝の都として長く栄えただけあって、それぞれの時代の魅力を感じさせる文物が数多くあり、2時間以上が短く感じられた。
写真は鳥蓋弧壷酒器(BC5〜3) -
5時半頃ホテルに戻り、すぐ街歩きに出発する。最初の関門は南門前の大きな交差点。信号がなく、横断歩道はあるが車は止まらない。
まわりの歩行者と車の動きをにらみつつ気合いで渡った。まあ、日本の横断歩道も同じだからね。 -
城壁の中に入ってすぐカメラのバッテリーが切れてしまった。チャージは今夜でいいと思っていたが西安では甘かった。あとは記憶に焼き付けていこう。
南門と鐘楼を結ぶ南大街は、ブランドショップや銀行が建ち並ぶきれいな通りだ。平日なのにたくさんの人が街歩きを楽しんでいる。
鐘楼は外から拝観してイスラム街へ向かうと、今度は一転してアジアっぽい通りだ。
宵闇の中、電球の下にシシカバブーや野菜や果物などの小さな店が続き、子どもたちが遊ぶ庶民の街。
色とりどりの食品が並ぶ市場でドライフルーツを買う。最初だけは「多少銭?(いくらですか)」で始めてあとは電卓で交渉し20元で妥結した。
帰り道で、空高く上がっている凧に目を奪われる。一本の糸に小さな凧が数十も連なっている。
妻が20元で2個買ったが、はたして揚げられるのかはわからない(正月に近くの学校の校庭で揚げたら見事に揚がりました)。
再び小雨が降り出す中を歩いて帰る。パック旅行での小さな冒険の時間だった。
夕食はホテルのレストランで西安料理「楊貴妃美食宴」。日本語の献立が巻物に記されている。海老や帆立など魚介類が多くおいしい。お土産にワインと月餅まで持たされた。
部屋に帰る前に土産物店に寄る。目をつけておいた青銅の羊のレプリカが博物館の売店より安かったのでここで購入。
本体とふたとがこすれ合わないように包装してほしいとリクエストしたが通じず、するとフロントから日本人係員が来て、新聞紙まで持ってきてくれた。さすが日系ホテル。
西安を満喫し12時就寝。
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