2009/07/02 - 2009/07/02
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ぼすとんばっぐさん
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角屋を見学した後、近くにある西本願寺へ行ってきました。
普段は無料で見学が出来る境内には国宝の「唐門」があり、この彫刻が本当に素晴らしい!イイ味を出しているキャラクターが沢山登場します。そして草花の装飾も面白い。この唐門へ辿り着くまでに見かけた動物の彫刻も合わせて、今回、動物シリーズでまとめてみました。
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西本願寺の入口のひとつ、‘阿弥陀堂門’の装飾。
草花が細かく沢山うねっています。好きなデザインではないけど、彫刻は立派だと思いました。また、この門の上の方には睨みをきかした龍がいます。 -
阿弥陀堂門の隣りには正門の御影堂門があり、この御影堂門の柱に早速、獅子を発見!
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境内へ入ると、「逆さ銀杏」と呼ばれる大きな銀杏の木がありました。
木がひっくり返って、根っこから葉っぱが生え、天に広がっているような姿から「逆さ銀杏」と呼ばれるらしく、これは植栽時から剪定が行き届いていた為、低く横に広がったのではないかと言われているそうです。
そして、この銀杏の木は幾度かの大火事にもめげず、生き抜いてきたつわもの。
昭和60年に京都市の天然記念物指定されています。 -
シンプルで堂々とした貫禄の重要文化財‘阿弥陀堂’
(1760年に再建)。 -
同じく重要文化財、大切な行事はここで行われるという‘御影堂’。
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それぞれのお堂の前には燈籠がありました。
こちらは阿弥陀堂前の燈籠。
沢山うねっています。 -
燈籠の台に6匹の獅子。
ちょっと無邪気さを感じる? -
上を見上げると・・・燈籠の屋根のうねりは全て動物だった!これは、龍??
不思議な動物と空。 -
御影堂前の燈籠。こちらはどっしりタイプ。
(屋根のうねりは動物ではない。) -
燈籠の台を飾る12匹の獅子。
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阿弥陀堂の屋根にもたくさんの獅子を発見!
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屋根の両側に1匹ずつ、こちらは口を開けています。「あ」。
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反対側の獅子は口を閉じています。「うん」。
1対で「阿吽(あうん)」の形相になっていました。 -
阿弥陀堂と御影堂をつなぐ渡り廊下にも・・・
躍動バージョン、飛び跳ねて「あ」! -
蹴り上げて「うん」!
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御影堂の瓦の下にも獅子を発見!
それにしても獅子が本当に多い。
・・・そして、今までは前座のようなもの。
これからが本番です〜。 -
御影堂の屋根の下には、左右2匹の鹿に挟まれ、これまた獅子が飛び跳ねています。
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今回、西本願寺で見たかったのは国宝の‘唐門’。
唐門を目指して書院方面へ。 -
書院近辺の風景。
それにしても、西本願寺には国宝が沢山あるのに、普段目にすることが出来るのは「唐門」ぐらいというのは、ちょっと仕舞い込みすぎでは!?
ちなみに、今年の10月の法要行事の時に、もしかしたら書院や飛雲閣を一般公開をするかも知れないとお寺の方が教えてくれました。 -
大玄関。
公式行事の時に来客用の玄関として使われたらしい。 -
これは書院の建物の一部なのかな。立派な建物です。
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綺麗な屋根の反り返り。
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屋根の下には逆さ鳳凰が2匹。
尾がシンメトリーに近く絡み合い模様みたいになっている。 -
更にその下の屋根下にも鳳凰が。
うねうねと波打っているのは鳳凰の尾っぽのようです。 -
そして、国宝の「唐門」。
桃山時代につくられた門らしく豪華絢爛!
そして、ここには沢山の生き物がいます!!
この門は装飾が素晴らしいので、長い間みとれて日が暮れてしまう、ということから別名「日暮らし門」と呼ばれているのだそう。細かく見ていくと、かなり時間が経ってしまうことは間違いなさそうです。 -
門の手前上から見ていくと、
一番上には2匹の獅子、その下には2匹の麒麟(どちらも阿吽になっているのかな)、更にその下には中央に黄金の鳳凰が貼り付き、この門の豪華さに一役買っています。 -
上の写真の右半分。キリンの更に右側にも獅子がいます。半分だけ見ても十分凄い!
個人的にはキリンの彫刻部分がお気に入り。
この門の表側の彫刻ではキリンが一角獣になっているようですね。 -
奥の上部には、立体的な松と竹。もしかしたら梅はどこかにある??・・・かと思いましたが、これは「松竹梅」ではなく、表側に立派な孔雀の彫刻が付いているので、その「孔雀と松」という設定になっているのかなぁ??この門の解説が欲しい。
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松の下にはちょっとロマンス風の獅子たち。
動物に目が行きますが、この黒塗り門、四角の黒塗り板同士をわざと離して、間に草花彫刻の飾りを入れているところも手が込んでいますね。そしてそれを金の留め具でゴーディネートする豪華さ。最高の門をつくってやるぞ!という当時の意気込みを感じます。(詳しい様子は下の写真) -
そして、その下にいる沢山の唐獅子たち。
獅子はシルクロードを通じて日本に伝わってきた百獣の王。悪霊を遠ざける霊獣として位置づけられたという話も聞きますが、詳しいことは良くわかりません。
きっと、ここに出てくる生き物はそれぞれテーマや意味があって彫られているんでしょうね。それがわかればもっと面白いと思いますが、わからなくても見ているだけで楽しいです。
それでは、その中の唐獅子をいくつか拡大。 -
やんちゃそうな表情。
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何となく知的な感じがする。
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背中を丸めて下を眺める獅子。
どれも個性的でイイ味を出しています!
これらの唐獅子を含め、この門にはふたつと同じものがありません。門の表側にも、また違う唐獅子が8面を飾っています。
そして、今回写真も撮らず、じっくり見てもいませんが、どうやら表側の彫刻の方が派手なようですね。中からじっくり見ればいいやと思って、表側はさらっと通り過ぎてしまったのですが、また行く機会があれば、今度は良く見てみよう。表側には獅子の親子が見られるようですよ♪ -
次は、サイド部分。
虎(手前)と豹(奥)。
猛獣は大人しく収まりきらないという感じで飛び出している。 -
サイド部分下。
これは門の両サイド1対の物語になり、中国の故事「許由巣父図」が彫刻。(表側はまた違う物語)
真ん中の人物は、流れ落ちる水で耳を洗っています。
伝説上の高士、許由に、堯帝が帝位を譲ろうと申し出をしたところ、それを聞いた許由は「汚らわしいことを聞いた」と、俗世の汚れを頴川で洗い流しているそうです。この俗世の汚れとは権力を指すらしい。 -
反対側。
ひとりの人物が牛を引っ張って連れ帰ろうとしています。
伝説の高士、巣父は、上の許由が俗世の汚れを川の水で洗っているのを目撃し、そんな汚れた水を牛に飲ませるわけにはいかない、と踏ん張る牛を引っ張って帰ってしまう。
権力とはそもそも汚らわしいもの、戒めて使え、という教訓が込められているのだそう。
この「許由巣父図」は、日本絵画にも良く登場する題材のようです。私は西洋美術史専攻だったので、日本美術については知らないことだらけですが、ここ最近、日本美術が面白いと思えるようになりました。でも、日本美術の良い作品はかなり海外へ流れているようですね。だからこそ、日本に残る国宝などは出来るだけ解放して欲しいと思います。まぁ、この唐門が無料で見られることは嬉しい話ですが、全般的にお願いっ。 -
本願寺の東北角にある太鼓楼。
江戸時代、この太鼓で時刻を告げていたそうです。
そしてこの太鼓楼は、新撰組の痕跡を残す楼閣でもあるとのこと。
幕末、池田屋事件以降、新撰組の人数は更に増えた為、屯所を壬生から本願寺へ移すことになり、境内に「新撰組本陣」の看板を掲げて、北東にあった北集会所と太鼓楼を使用していたのだそう。
その後、新撰組のメンバーが次々に暗殺されていった中、生き残った結成時からの元隊士‘島田魁’が、明治維新後、本願寺の守衛を勤めることになり、終生、念仏を唱えながら、太鼓番をしたという話も残っているそうです。
(北集会所の一部は姫路の本徳寺に移築された為、本願寺で見られる痕跡は太鼓楼のみらしい。これらの内容については立看板参照。) -
西本願寺から歩いて烏丸方面へ。
近くを通ったので、前田珈琲・明倫店に立ち寄ってみました。
このお店は、1993年の統廃合で閉校した明倫小学校の教室の一室をリメイクしています。小学校全体は建物の文化財的価値が評価され、‘京都芸術センター’として再利用されることになり、他の教室は図書室やギャラリーなどで利用されているようです。
●京都芸術センター
http://www.kac.or.jp/ -
前田珈琲・明倫店の入口。
○年○組のプレート部分が「カフェ」に変身。
ここの廊下の雰囲気もかなり良いです。 -
入口から更に進むと窓があり(そういえば小学校の教室にはこんな窓があったなぁ)、芸術関係の宣伝チラシがオシャレな感じで貼られていました。
ピンク電話もレトロ感が出て良い感じ・・・ピンク電話がレトロに感じるとは、時代は進んでいる〜。 -
教室の一番後ろの扉。戸の上のおもちゃの車が可愛い♪
コーヒーの値段も高くはなく、烏丸駅や四条駅からも近いので、軽く休憩をしたい時にはオススメの店です〜☆
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