2009/04/24 - 2009/05/10
32位(同エリア49件中)
ちゃおさん
メーソッド自体小さな地方都市で、ソンテウに乗ってものの10分も走るともうそこは郊外の山間部。
ミャンマー政変により逃れてきたミャンマー人集落は、メーソットの北30キロ程の山間部にあり、途中、幾つかの小さな集落に停車し、一人二人の乗客の乗り降りがあった後、突然山中全体に広がる粗末な住宅が斜面を埋め尽くし、まるでドロの家が這いつくばっているような感じであったが、良く目を凝らすと人の姿も見えたりして、何かの廃墟とかそういうものではなく、ここが人間の生活の場であったと漸く理解できたものだった。
当初、山岳民族の集団居住地としてタイ政府が集団移住させたのかと思い、ソンテウに乗り合わせた英語の少し分る乗客に聞いたところ、この一体はミャンマーからの避難民集落であり、山岳民族も一部混じっているかも知れない、とのことだった。
当初難民と言うからには数百人程度、精々1000人にも満たない数と想像していたが、見ると、一山どころか、二山、三山に渡って粗末な住居が建ち並び、その周囲は柵と鉄条網で囲われていた。数え切れないすごい数。
電気、ガス、水道すらない山の中で、数万人単位の避難民は一体どんな生活をしているのだろう。子供達は皆素足で歩いている。下が粘土質の地面だから危険はないのかも知れないが。
時々、NPOの難民救助隊のことがニュースに載るが、彼らはメーソッドから車を走らせ、この地までやってきて、救助の手を差し伸べるのだろうか。しかし見るところ、そのような近代的な施設もなく、勿論病院などもなく、大昔の縄文時代の掘っ立て小屋がずっと斜面の上の方まで続いている感じで、到底、文明からかけ離れた孤島のような感じの集落で、原始共同社会の自給自足の中で、生活しているごとくであった。
ソンテウはこの様な集落の前を20分も走り、暫らく山間部を走ると又同じ様な大規模な囲い地が現れ、何か被差別民族のゲットーのような感じを思わせた。ソンテウの乗客は殆ど知らん振り。当方のみ一人、今まで見てきたタイの文明とは大きくかけ離れた貧しい集落の、その大きさにただ驚き、シャッターを切り続けていた。
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