2008/07/20 - 2008/07/20
455位(同エリア525件中)
まみさん
2008/07/20日 ソフィア観光
【宿泊:Hotel Slavyanska Beseda(ソフィア泊)】
・ボヤナ教会(世界遺産)(ガイドに車で案内してもらった)
・海外アート国立ギャラリー
・考古学博物館
・大統領官邸前の衛兵交代式(再び。今度は最初から最後まで)
・ツム・デパート散策
同じ観光スポットに対する「地球の歩き方」とLonely Planetのアプローチの違いは興味深いです。
宿泊や交通事情、レストランや旅のヒントは、日本人向けの「地球の歩き方」の方が感覚的にしっくり来ることが多いですが、教会やミュージーアムとなると、Lonely Planetの方がしっかりしていると思うことが多いです。
ブルガリアのような、日本人にとってまだそれほどメジャーでない国はなおさら。
私が海外旅行を1人で楽しむために、西欧のキリスト教文化や歴史をせっせと調べて知識を蓄えたせいでしょうか。
専門家ではないものの、たいがいの日本人相手なら旅先でウンチクを披露できるくらいの、オタク予備軍です。
でもきっと、Lonely Planetを手にするキリスト教英語圏の人間が自然に身につける基礎知識くらいはあるのではないかしら。
だからかな@
海外アート国立ギャラリーの2階のヨーロッパ絵画は、Lonely Planetの解説どおり、あまり知られていないアーテイストのものが多かったです。
ドラクロワなんてあったかしら……?
ってなものです。
そんなアーティストでも、名前くらいは聞いたことがあるアーティストがいるんですからねぇ@
オタク予備軍としては、嬉しくなってしまいます。
もっとも、東欧旅行では、絵画は、その国の代表的な巨匠を除き、画家にあまりこだわらずに鑑賞するようにしています。
西欧絵画の類似の絵を描く画家を連想しつつも、その国らしい景色や風俗が描かれた絵そのものを楽しみ、あるいはもしかしたらその国の民族性が滲み出ているのではないかと思いながら鑑賞します。
まあ、この海外アート国立ギャラリーは、ブルガリアにとっての海外のアートのギャラリーなので、ブルガリアのアーティストの絵画はほとんどありませんでしたけどね。
「海外アート国立ギャラリー
外国に住む裕福なブルガリア人たちの基金によってオープンした白亜の宮殿のような美術館。インディヘナの工芸品な日本の浮世絵など、世界各地から集められた美術品を展示。ドラクロアのような巨匠の作品や、日本の三里塚闘争を描いた巨大な絵には驚かされる。」
(「地球の歩き方 '07〜'08年版」より)
「海外アート国立ギャラリー(National Gallery for Foreign Art)
この巨大なギャラリーは、変化に富んでいて魅力的な国際的なアート・コレクションがあります。ただし、何か特定の創造的なヴィジョンをもって収集されたというより、手当たり次第に寄せ集められた印象がなくもありません。1階は主に、19〜20世紀のインドの彫刻の広大な展示です。ゴアからのカトリック宗教彫刻も、一室を占めるだけあります。また、西アフリカの彫刻やカラフルな日本の版画(浮世絵)の展示もあります。2階には、ヨーロッパ絵画ギャラリーがいくつかあります。大半があまり知られていないアーテイストのものですが、少しばかりドガやマティスの作品やロダンの彫刻小品があります。ミレーの鉛筆画「若い女性」、チェコのアールヌーヴォーの巨匠アルフォンス・ミュシャの「東洋の衣装をまとった少女」はその中でも目を引く作品です。ジャン・ジャック・カフィエリのバリー夫人の大理石の胸像にも注目してください。3階はコンテンポラリーアートの企画展用のスペースです。展示のラベルはほとんどが英語です。」
(Lonely Planet(2nd edition 2005年刊)より私訳)
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2階の西欧絵画ギャラリーへ
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ドイツの画家フランツ・フォン・ストゥック(Franz von Stuck)(1863〜1928)
「ルシファー」(1891年)
ちょっとマニアックな部類に入るかもしれないけれど、幻想的な絵画を描くこの方の作品は好みのものが多いです。
たしか、2001年秋の3週間のドイツ旅行で、閑静な住宅地の一角にあった彼のアトリエを改修した美術館を見学しました。ぜひ行ってみたいと思って狙って行きました。
※フォートラベルでの2001年のドイツ旅行記は、残念ながらまだ2009年6月現在、旅程一覧のあるプロローグのみしか作成していません。
関連の旅行記
「2001年秋のベルリン〜ミュンヘン ドイツ縦断の旅18日間 その1」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10031292/ -
さまざまな現代彫刻
意味が分かるような分からないような微妙なところにある作品は、わりと好きです@ -
さまざまな現代彫刻
思いっきりデフォルメされた人物像ですよね、きっと@
このあたりはさらっと見学したので、1つ1つ作品名を確認しませんでした。 -
さまざまな現代彫刻
井戸の水を汲む乙女?
このアングルではそう見えてしまいました@ -
ウジェーヌ・カリエリ(Eugene Carriere)(1849〜1906)、フランス
「母性(Motherhood)」(1891年頃)
この方も幻想的なぼんやりタッチの絵画を描く画家だったはず。
病気の子供の作品を覚えています。
企画展などで日本でも紹介されたことがある画家だと思います。 -
ロラン・ウード(Roland Oudot)の絵画
「乾いた木」
うっすらと名前に覚えの画家です。
まるきり知らない画家でああっても、ハッと胸を突くようななんともいえないこの風景画は気に入りました。
ここからしばらく、ウードの作品が続きます。 -
「レック(Lecques)の井戸のそばの小屋」
全体的に色彩が抑えられた風景画。うん、いいですね@ -
「風景」
一転してかなりカラフル。
これまでの旅行でどこか見たような風景なので、ノスタルジックな気分に浸れます。 -
「女性の頭像」
印象的な美人@ -
「野原の少女」
彼方を見る目がちょっとうかないですね。 -
炎のようなシルエットの「糸杉」
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「植物のある道」
春を待つ死の世界!? -
「田舎の静物画」
容器はつややかで、思わず手にとりたくなるのに、テーブルの上のパンのようなものは、なんだかまずそ。 -
ロジャー・ビシエール(Roger Bissiere)
「ギターを持つ女」(1929年)
特に知らない画家の作品ですが、顔に対して体や腕がたっぷりとあるデフォルメぶりが、なんとなく気に入りました@ -
私の好きな、モーリス・ド・ブラマンク(Maurice de Vlaminck)(1876〜1958)
「ノルマンディの景色」
ブラマンクの風景画の光るような流れるようなタッチの空や雲や大地の描き方が好きなんです。 -
ベルナール・ブュフェ(Bernard Buffet)(1928〜1999)、フランス
「サンモールデフォセの教会」(1983年)
輪郭がくっきりしていて、人の姿を排除した荒涼とした雰囲気で目が引かれた作品。 -
アントニ・クラーヴェ(Antoni Clave)(1913〜205)、スペイン
「トランプのキング」
可愛らしくデフォルメされていて、でも複雑に描きこまれたところが気に入りました。
子供の落書きのような絵を残したジャン・デュビュッフェをちょっと思い出しました。 -
アンドレ・ランスコイ(Andre Lanskoy)(1902〜1976)、フランス
「寒波」(1971年)
この方の作品は、カラフルな抽象画が多かったです。
色使いが気に入りました。
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