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先月、雨が降ったために行くのを諦めた三本滝を見に行きます。<br /><br />滝を見るだけであれば、三本滝レストハウスまで車で行き、20分ほど歩くルートもありますが、トレッキングに自然観察を十分楽しむため、乗鞍高原国民休暇村から目指すルートを選びました。<br />高山植物学習シーズンの始まりです。<br />(今年も図鑑と睨めっこ!)<br /><br /><br />まずは、原生林の小径を経て孫市平へと向かいます。

梅雨入りの信州(2) 乗鞍高原:原生林の小径を経て孫市平へ ~2009年6月~

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2009/06/13 - 2009/06/14

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korotama

korotamaさん

先月、雨が降ったために行くのを諦めた三本滝を見に行きます。

滝を見るだけであれば、三本滝レストハウスまで車で行き、20分ほど歩くルートもありますが、トレッキングに自然観察を十分楽しむため、乗鞍高原国民休暇村から目指すルートを選びました。
高山植物学習シーズンの始まりです。
(今年も図鑑と睨めっこ!)


まずは、原生林の小径を経て孫市平へと向かいます。

交通手段
自家用車

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  • ルートは、<br /><br />休暇村乗鞍高原 ―(原生林の小径)→ 孫市平 ―(子リスの径)→ 三本滝平 ―(かもしかの径)→ 三本滝 ―(かもしかの径)→ 三本滝平 ―(県道84号線)―(原生林の小径)→ 休暇村乗鞍高原<br /><br /><br />原生林の小径:これ<br />子リスの径:<br />http://4travel.jp/traveler/korotama/album/10347194/<br />かもしかの径:<br />http://4travel.jp/traveler/korotama/album/10347224/<br />県道84号線:<br />http://4travel.jp/traveler/korotama/album/10347252/

    ルートは、

    休暇村乗鞍高原 ―(原生林の小径)→ 孫市平 ―(子リスの径)→ 三本滝平 ―(かもしかの径)→ 三本滝 ―(かもしかの径)→ 三本滝平 ―(県道84号線)―(原生林の小径)→ 休暇村乗鞍高原


    原生林の小径:これ
    子リスの径:
    http://4travel.jp/traveler/korotama/album/10347194/
    かもしかの径:
    http://4travel.jp/traveler/korotama/album/10347224/
    県道84号線:
    http://4travel.jp/traveler/korotama/album/10347252/

  • 寝坊に数か所の寄り道のため、予定よりも4時間近く遅れた 12:45、休暇村乗鞍高原を出発しました。<br /><br />牛留池へ向かう木道をほんの少しだけ歩きます。<br />梅雨入りした直後だけれど、雲の間から晴れ間も覗きます。

    寝坊に数か所の寄り道のため、予定よりも4時間近く遅れた 12:45、休暇村乗鞍高原を出発しました。

    牛留池へ向かう木道をほんの少しだけ歩きます。
    梅雨入りした直後だけれど、雲の間から晴れ間も覗きます。

  • 先月、一の瀬園地でもたくさん見たワラビ。<br /><br />休暇村の標高は一の瀬園地よりも100mほど高い1,590m。<br />ワラビもまだ丸まっています。

    先月、一の瀬園地でもたくさん見たワラビ。

    休暇村の標高は一の瀬園地よりも100mほど高い1,590m。
    ワラビもまだ丸まっています。

  • エゾノコチンゴ(蝦夷小林檎/バラ科)か ズミ(酢実/バラ科) か。<br /><br />葉で見分けがつけられる、と翌日上高地のネイチャーガイドさんに教えてもらいましたが、うーん、この時点では浜ではチェックせず…。<br />写真に写っている限りでは、エゾノコリンゴ。<br /><br />あまり厳密に区別せずに「コナシ」と呼んだりもするそうです。<br /><br /><br /><br />葉の形<br />ズミ・・・3つに分かれた(切れ込みがある)葉と切れ込みのない葉が混在<br />エゾノコリンゴ・・・切れ込みがない

    エゾノコチンゴ(蝦夷小林檎/バラ科)か ズミ(酢実/バラ科) か。

    葉で見分けがつけられる、と翌日上高地のネイチャーガイドさんに教えてもらいましたが、うーん、この時点では浜ではチェックせず…。
    写真に写っている限りでは、エゾノコリンゴ。

    あまり厳密に区別せずに「コナシ」と呼んだりもするそうです。



    葉の形
    ズミ・・・3つに分かれた(切れ込みがある)葉と切れ込みのない葉が混在
    エゾノコリンゴ・・・切れ込みがない

  • レンゲツツジ(蓮華躑躅/ツツジ科)の蕾かな。

    レンゲツツジ(蓮華躑躅/ツツジ科)の蕾かな。

  • 木道を降りて原生林の小径に入ったところにマイズルソウが群生していました。

    木道を降りて原生林の小径に入ったところにマイズルソウが群生していました。

  • マイヅルソウ(舞鶴草/ユリ科)<br /><br />葉の形が翼を広げた鶴に似ていることからこの名前が付けられました。<br />白く独特の形をした花が好きです。

    マイヅルソウ(舞鶴草/ユリ科)

    葉の形が翼を広げた鶴に似ていることからこの名前が付けられました。
    白く独特の形をした花が好きです。

  • ここから原生林の小径を歩きます。<br />県道84号線の東大ヒュッテ口バス停までは約1.2km、約20分。

    ここから原生林の小径を歩きます。
    県道84号線の東大ヒュッテ口バス停までは約1.2km、約20分。

  • 苔むした小川の石

    苔むした小川の石

  • ゴゼンタチバナ(御前橘/ミズキ科)<br /><br />花が咲く6枚葉に蕾が付いています。<br />4枚葉は花が咲きません。 何故なんでしょうねぇ。

    ゴゼンタチバナ(御前橘/ミズキ科)

    花が咲く6枚葉に蕾が付いています。
    4枚葉は花が咲きません。 何故なんでしょうねぇ。

  • 原生林の小径

    原生林の小径

  • 原生林の小径<br /><br />木々の間から射す陽の光が気持ちいい。

    原生林の小径

    木々の間から射す陽の光が気持ちいい。

  • ギンリョウソウ(銀竜草/イチヤクソウ科)<br /><br />木の根元で青白く輝いていました。<br />ちょっと不気味です。<br />ユウレイダケという別名を持つそうです。

    ギンリョウソウ(銀竜草/イチヤクソウ科)

    木の根元で青白く輝いていました。
    ちょっと不気味です。
    ユウレイダケという別名を持つそうです。

  • ゴゼンタチバナ(御前橘/ミズキ科)の花が咲いていました。

    ゴゼンタチバナ(御前橘/ミズキ科)の花が咲いていました。

  • うーん、ちょっと見えずらいけれど、シジュウカラさん!<br /><br /><br />森の中は、シジュウカラやカッコウ、ウグイスの鳴き声がいっぱい。<br />遠くからはキツツキが気をつっつく音も響いてきました。

    うーん、ちょっと見えずらいけれど、シジュウカラさん!


    森の中は、シジュウカラやカッコウ、ウグイスの鳴き声がいっぱい。
    遠くからはキツツキが気をつっつく音も響いてきました。

  • コミネカエデのこどもでしょうか。

    コミネカエデのこどもでしょうか。

  • 木の根にコケや木々のこどもがぎっしり。

    木の根にコケや木々のこどもがぎっしり。

  • ヒロハユキザサ(広葉雪笹/ユリ科)<br /><br /><br />先の方に、

    ヒロハユキザサ(広葉雪笹/ユリ科)


    先の方に、

  • ヒロハユキザサ(広葉雪笹/ユリ科)<br /><br /><br />薄緑色の花が咲いていました。

    ヒロハユキザサ(広葉雪笹/ユリ科)


    薄緑色の花が咲いていました。

  • ゴゼンタチバナ に 虫

    ゴゼンタチバナ に 虫

  • 原生林の小径後半に急な上り坂出現

    原生林の小径後半に急な上り坂出現

  • 東大ヒュッテ口。<br />ここから孫市平へは5分ほどの距離です。

    東大ヒュッテ口。
    ここから孫市平へは5分ほどの距離です。

  • タチツボスミレの群生

    タチツボスミレの群生

  • タチツボスミレ(立坪菫/スミレ科)<br /><br /><br />隣の葉にちょこんと引っ掛かっていました。

    タチツボスミレ(立坪菫/スミレ科)


    隣の葉にちょこんと引っ掛かっていました。

  • 孫市平への道

    孫市平への道

  • 根上がりコメツガ(米栂/マツ科)<br /><br />養ってくれた倒木は朽ち果ててしまいました。<br />葉が米粒に似ていることからこの名が付きました。

    根上がりコメツガ(米栂/マツ科)

    養ってくれた倒木は朽ち果ててしまいました。
    葉が米粒に似ていることからこの名が付きました。

  • トウヒ(唐檜/マツ科)<br /><br /><br />赤褐色、不規則な鱗片状の木肌。

    トウヒ(唐檜/マツ科)


    赤褐色、不規則な鱗片状の木肌。

  • シラビソ(白檜曽/マツ科)<br /><br /><br />細長い葉、白っぽいクリーム色の木肌。<br /><br /><br />って、なかなか覚えられませんが(^_^;)

    シラビソ(白檜曽/マツ科)


    細長い葉、白っぽいクリーム色の木肌。


    って、なかなか覚えられませんが(^_^;)

  • 孫市平入口です。<br />時計周りにぐるり一周します。<br />約650m。

    孫市平入口です。
    時計周りにぐるり一周します。
    約650m。

  • ツマトリソウ(端取草/サクラソウ科)<br /><br />花の縁がピンク色に縁取られることからこの名が付けられました。<br />ただ、縁取りピンクにはなかなか出会えません。<br /><br />花弁は白の7枚で先が尖っている。<br />1輪のものが多いようですが、この辺りは2輪つけているのが殆どでした。

    ツマトリソウ(端取草/サクラソウ科)

    花の縁がピンク色に縁取られることからこの名が付けられました。
    ただ、縁取りピンクにはなかなか出会えません。

    花弁は白の7枚で先が尖っている。
    1輪のものが多いようですが、この辺りは2輪つけているのが殆どでした。

  • 群生するマイヅルソウの間から顔を出すミツバオウレン

    群生するマイヅルソウの間から顔を出すミツバオウレン

  • ミツバオウレン(三葉黄蓮/キンポウゲ科)<br /><br /><br />白い5枚の花弁。<br />葉は艶のある三つ葉。<br /><br />マイヅルソウの葉が目立っていますが・・・。

    ミツバオウレン(三葉黄蓮/キンポウゲ科)


    白い5枚の花弁。
    葉は艶のある三つ葉。

    マイヅルソウの葉が目立っていますが・・・。

  • 孫市平の奥にある展望台。<br />ここで少々遅いお昼ご飯にしました。

    孫市平の奥にある展望台。
    ここで少々遅いお昼ご飯にしました。

  • 眼下には一の瀬園地。<br />山の上の方はまだまだ新緑。

    眼下には一の瀬園地。
    山の上の方はまだまだ新緑。

  • 遠くて小さいですが、馬が放牧されていました!

    遠くて小さいですが、馬が放牧されていました!

  • 展望台を離れ、孫市平に戻ります。<br /><br /><br />チョウセンゴヨウ(朝鮮五葉/マツ科)<br />葉は5枚一組。<br />球果は巨大で、食用にもなるそうです。<br /><br /><br /><br />大きい松ぼっくり(2008年6月の上高地にて)<br />↓<br />http://4travel.jp/traveler/korotama/pict/14037399/

    展望台を離れ、孫市平に戻ります。


    チョウセンゴヨウ(朝鮮五葉/マツ科)
    葉は5枚一組。
    球果は巨大で、食用にもなるそうです。



    大きい松ぼっくり(2008年6月の上高地にて)

    http://4travel.jp/traveler/korotama/pict/14037399/

  • キジムシロ(雉筵/バラ科)かな?

    キジムシロ(雉筵/バラ科)かな?

  • 孫市平

    孫市平

  • 孫市平はヤマドリゼンマイ群生地<br /><br />そもそもは湿原に生えるヤマドリゼンマイが大群落を作っている場所では陸化が始まっていることを示します。<br />確かに孫市平は湿地帯には見えにくい。

    孫市平はヤマドリゼンマイ群生地

    そもそもは湿原に生えるヤマドリゼンマイが大群落を作っている場所では陸化が始まっていることを示します。
    確かに孫市平は湿地帯には見えにくい。

  • ヤマドリゼンマイ(山鳥銭巻/ゼンマイ科)

    ヤマドリゼンマイ(山鳥銭巻/ゼンマイ科)

  • ヤマドリゼンマイ

    ヤマドリゼンマイ

  • ヤマドリゼンマイのそばにいました。<br />緑がさわやか。

    ヤマドリゼンマイのそばにいました。
    緑がさわやか。

  • ヤマドリゼンマイと比べたら、とってのひょろひょろ〜。<br />葉先の広がりかけがユニーク。

    ヤマドリゼンマイと比べたら、とってのひょろひょろ〜。
    葉先の広がりかけがユニーク。

  • なんだか美味しそう(^・^)

    なんだか美味しそう(^・^)

  • ヤマドリゼンマイ

    ヤマドリゼンマイ

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