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対馬は九州本土よりも韓国に近い国境の島。私の住んでいるまちはかつて地場産業で栄えたので、女工さんとして高度成長期にこの島からやって来た人が多く住んでいます。<br />対馬は山々が海岸線まで迫り平地がとても少なく、海岸線も入り組んでいます。1泊2日で効率的にまわるため、行きは博多港を真夜中に出発するフェリーで島の中心地・厳原(いずはら)まで移動。5時前に着きましたが、船で7時まで寝ていることができるのでそれまで過ごし、レンタカー(ガソリンが本土より1リットル当たり50円ほど高いのでびっくり!)を借りて島をめぐりました。帰りの福岡行きの飛行機は濃霧で欠航(=よくあるらしい)したので、厳原港からジェットフォイルで博多まで戻りました。<br />国境の島ということで、韓国から高速船の定期便があり、韓国人とハングルを島のあちこちで見かけました。<br />

長崎県・対馬★ハングルにあふれる国境の島

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2007/06/30 - 2007/07/01

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ころっつ

ころっつさん

対馬は九州本土よりも韓国に近い国境の島。私の住んでいるまちはかつて地場産業で栄えたので、女工さんとして高度成長期にこの島からやって来た人が多く住んでいます。
対馬は山々が海岸線まで迫り平地がとても少なく、海岸線も入り組んでいます。1泊2日で効率的にまわるため、行きは博多港を真夜中に出発するフェリーで島の中心地・厳原(いずはら)まで移動。5時前に着きましたが、船で7時まで寝ていることができるのでそれまで過ごし、レンタカー(ガソリンが本土より1リットル当たり50円ほど高いのでびっくり!)を借りて島をめぐりました。帰りの福岡行きの飛行機は濃霧で欠航(=よくあるらしい)したので、厳原港からジェットフォイルで博多まで戻りました。
国境の島ということで、韓国から高速船の定期便があり、韓国人とハングルを島のあちこちで見かけました。

一人あたり費用
3万円 - 5万円
  • まずはレンタカーで島の最北端「韓国展望所」に向かいました。対馬は山がちの地形のため、地図で見ているよりも移動に時間がかかってしまいます。海岸線のすぐそばに韓国風の建物の展望所があります。<br />

    まずはレンタカーで島の最北端「韓国展望所」に向かいました。対馬は山がちの地形のため、地図で見ているよりも移動に時間がかかってしまいます。海岸線のすぐそばに韓国風の建物の展望所があります。

  • 韓国展望所より韓国方面を望みますが、今日は全く見えません。わずか50km先がプサンですが、秋から春先にかけてが一番見えるようです。目の前の海栗島には、国境警備のための海上保安庁の施設が建っています。<br />

    韓国展望所より韓国方面を望みますが、今日は全く見えません。わずか50km先がプサンですが、秋から春先にかけてが一番見えるようです。目の前の海栗島には、国境警備のための海上保安庁の施設が建っています。

  • 展望所の中にある韓国の夜景。夜景は韓国語で「ヤギョン」、発音似ています。大都会プサンの眩いネオンがこのように見える時もあるようです。<br />

    展望所の中にある韓国の夜景。夜景は韓国語で「ヤギョン」、発音似ています。大都会プサンの眩いネオンがこのように見える時もあるようです。

  • 韓国展望台のすぐ近くには「豊砲台」と呼ばれる朝鮮海峡に向け、巨大砲を据え付けていた場所があります。近くには地下室など往時の面影を残す造りも残っています。<br />

    韓国展望台のすぐ近くには「豊砲台」と呼ばれる朝鮮海峡に向け、巨大砲を据え付けていた場所があります。近くには地下室など往時の面影を残す造りも残っています。

  • 対馬市上県支所の近くにあるツシマヤマネコをモチーフにした公衆トイレ。金色のユーモラスな表情のネコはツシマヤマネコの特徴である鼻から上に流れるタテジマ模様と丸い耳をとらえています。<br />

    対馬市上県支所の近くにあるツシマヤマネコをモチーフにした公衆トイレ。金色のユーモラスな表情のネコはツシマヤマネコの特徴である鼻から上に流れるタテジマ模様と丸い耳をとらえています。

  • 国道を走っていると山間部ではこうしたツシマヤマネコに注意するよう呼び掛けた道路標識が建っています。<br />

    国道を走っていると山間部ではこうしたツシマヤマネコに注意するよう呼び掛けた道路標識が建っています。

  • 上県支所近くにある対州そばの店「そば道場あがたの里」。朝から店が開いていないので何も食べておらず、香りの強いそばを美味しくいただきました。予約すれば手打ちそば作りの体験もできるそうです。<br />

    上県支所近くにある対州そばの店「そば道場あがたの里」。朝から店が開いていないので何も食べておらず、香りの強いそばを美味しくいただきました。予約すれば手打ちそば作りの体験もできるそうです。

  • 上県支所から国道を少し南に行くと、千俵蒔山にある展望台「異国の見える丘」に行きます。海を見下ろす高い道沿いに展望台があり、晴れたに日には韓国がよく見えるそうです。<br />

    上県支所から国道を少し南に行くと、千俵蒔山にある展望台「異国の見える丘」に行きます。海を見下ろす高い道沿いに展望台があり、晴れたに日には韓国がよく見えるそうです。

  • 「異国の見える丘」の下の海岸。海は透明度が高く美しいです。<br />

    「異国の見える丘」の下の海岸。海は透明度が高く美しいです。

  • 次に対馬野生生物保護センターで保護されているツシマヤマネコ(撮影禁止)を見学し、近くにある棹崎公園にある「日本最北西端地」に行きました。野生生物保護センターで到達証明書を発行してもらうことができます。<br />

    次に対馬野生生物保護センターで保護されているツシマヤマネコ(撮影禁止)を見学し、近くにある棹崎公園にある「日本最北西端地」に行きました。野生生物保護センターで到達証明書を発行してもらうことができます。

  • 峰支所の近くに最近できたらしい峰温泉でひと風呂浴びた後、「和多都美(わたづみ)神社」に行きます。海の近くにある本殿から海に向かってまっすぐ5つの鳥居が並んでいます。海の中にある2つの鳥居は、満潮時には広島の厳島神社のように下が海に浸かるそうです。<br />

    峰支所の近くに最近できたらしい峰温泉でひと風呂浴びた後、「和多都美(わたづみ)神社」に行きます。海の近くにある本殿から海に向かってまっすぐ5つの鳥居が並んでいます。海の中にある2つの鳥居は、満潮時には広島の厳島神社のように下が海に浸かるそうです。

  • 同じく和多都美神社の鳥居。海の守り神として知られる神社です。<br />

    同じく和多都美神社の鳥居。海の守り神として知られる神社です。

  • 和多都美神社から少し南に走ると烏帽子岳という山があり、ここの展望台からは眼下に広がるリアス式の海岸線「浅茅(あそう)湾」を眺めることができます。<br />

    和多都美神社から少し南に走ると烏帽子岳という山があり、ここの展望台からは眼下に広がるリアス式の海岸線「浅茅(あそう)湾」を眺めることができます。

  • 浅茅湾にはたくさんの小さな島が浮かんでおり、真珠の産地でもあります。小さな里を結ぶ生活航路もあり、海の上から湾を眺めることもできます。<br />

    浅茅湾にはたくさんの小さな島が浮かんでおり、真珠の産地でもあります。小さな里を結ぶ生活航路もあり、海の上から湾を眺めることもできます。

  • 上島と下島を結び、島の中央部にある「万関(まんぜき)橋」。もともとひとつの島であった対馬を日本海軍が軍艦の通り道として掘削し、造った人工の海峡に架かる赤いアーチ橋です。ここで韓国からの団体旅行の集団に出会いました。<br />

    上島と下島を結び、島の中央部にある「万関(まんぜき)橋」。もともとひとつの島であった対馬を日本海軍が軍艦の通り道として掘削し、造った人工の海峡に架かる赤いアーチ橋です。ここで韓国からの団体旅行の集団に出会いました。

  • 島を一気に南下し、南西端の「豆酘崎(つつざき)」に向かいます。天気の良い日には九州本土が見えるとのことですが、韓国と同じようにこの日は見えませんでした。<br />

    島を一気に南下し、南西端の「豆酘崎(つつざき)」に向かいます。天気の良い日には九州本土が見えるとのことですが、韓国と同じようにこの日は見えませんでした。

  • 豆酘崎に咲く、ユリ科?の花。遊歩道の途中にはこのような花が所々に咲いていました。<br />

    豆酘崎に咲く、ユリ科?の花。遊歩道の途中にはこのような花が所々に咲いていました。

  • 同じく豆酘崎の遊歩道の近くで咲いていた花です。<br />

    同じく豆酘崎の遊歩道の近くで咲いていた花です。

  • 自然が豊かな豆酘崎の遊歩道ではトンボが2匹並んで小さな枝にとまっていました。<br />

    自然が豊かな豆酘崎の遊歩道ではトンボが2匹並んで小さな枝にとまっていました。

  • 豆酘崎の展望所。豆酘崎は朝鮮海峡と対馬海峡を隔てる場所にあるため、潮の流れが早く、絶好の釣りポイントとして知られています。<br />

    豆酘崎の展望所。豆酘崎は朝鮮海峡と対馬海峡を隔てる場所にあるため、潮の流れが早く、絶好の釣りポイントとして知られています。

  • 豆酘崎の灯台は岩礁が続き、その先に海の中にそびえるように灯台が建っています。<br />

    豆酘崎の灯台は岩礁が続き、その先に海の中にそびえるように灯台が建っています。

  • 豆酘崎で夕日を迎えました。雄大な東シナ海に太陽が沈んでいきます。<br />

    豆酘崎で夕日を迎えました。雄大な東シナ海に太陽が沈んでいきます。

  • 夕日が映える海〜今日の仕事を終えた漁船が港に戻って行きます。この日は近くのペンション美女塚山荘で宿泊。<br />

    夕日が映える海〜今日の仕事を終えた漁船が港に戻って行きます。この日は近くのペンション美女塚山荘で宿泊。

  • 2日目はあいにくの雨。まずは西海岸に出て椎根(しいね)に車を走らせます。椎根は風が強いことから独特の石屋根倉庫が残っています。<br />

    2日目はあいにくの雨。まずは西海岸に出て椎根(しいね)に車を走らせます。椎根は風が強いことから独特の石屋根倉庫が残っています。

  • 石屋根倉庫は、日本ではこの辺りにだけ見られる独特のもので、かつて農民には瓦屋根が認められてなかったことから、強風対策として広まったらしいです。<br />

    石屋根倉庫は、日本ではこの辺りにだけ見られる独特のもので、かつて農民には瓦屋根が認められてなかったことから、強風対策として広まったらしいです。

  • 対馬の中心部・厳原の裁判所近くには対馬藩の藩校であった日新館の門が復元(移転改築)されています。<br />

    対馬の中心部・厳原の裁判所近くには対馬藩の藩校であった日新館の門が復元(移転改築)されています。

  • 厳原の見どころは何といっても「万松院(ばんしょういん)」です。対馬藩の居城・金石城跡を少し入った所にある対馬藩主・宗家の菩提寺です。(入場300円)<br />

    厳原の見どころは何といっても「万松院(ばんしょういん)」です。対馬藩の居城・金石城跡を少し入った所にある対馬藩主・宗家の菩提寺です。(入場300円)

  • 万松院には藩主の墓が立ち並ぶ山の麓までの参道の階段と立ち並ぶ燈篭が圧巻です。<br /><br />

    万松院には藩主の墓が立ち並ぶ山の麓までの参道の階段と立ち並ぶ燈篭が圧巻です。

  • 上にある墓所から燈篭が立ち並ぶ参道を見下ろします。江戸時代の廟所としては全国でも指折りの立派な場所だと思います。<br />

    上にある墓所から燈篭が立ち並ぶ参道を見下ろします。江戸時代の廟所としては全国でも指折りの立派な場所だと思います。

  • 杉木立の中に歴代の対馬藩主と夫人たちの墓が静かなたたずまいを残しています。<br />

    杉木立の中に歴代の対馬藩主と夫人たちの墓が静かなたたずまいを残しています。

  • 厳原の市街地を南に下った場所にある「お船江跡」。河口近くに石を積み上げて築いた江戸時代の対馬藩の船着き場の遺構があります。歴史的にも貴重なものだそうです。<br />

    厳原の市街地を南に下った場所にある「お船江跡」。河口近くに石を積み上げて築いた江戸時代の対馬藩の船着き場の遺構があります。歴史的にも貴重なものだそうです。

  • 厳原は対馬藩の城下町であったことから、裁判所の近くを東に入っ市街地には石造りの塀で屋敷を囲んだ武家屋敷跡が点在しています。

    厳原は対馬藩の城下町であったことから、裁判所の近くを東に入っ市街地には石造りの塀で屋敷を囲んだ武家屋敷跡が点在しています。

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