1962/02/03 - 1962/02/03
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ソフィさん
1962年2月3日(土)
一日机に向かっていたが、夕方になってT先生から誘いがかかり、リュクサンブールまで出かける。
夕食はいつもの「中法楽園」。
愛嬌いっぱいのギャルソンが日本語の片言を知っていて、「ラーメン」「チャーハン」は日本語で注文できる。
パリには日本料理店が一軒もないので、ここが一番郷愁を感じる店である。
本日日本は、節分の豆まきをやっているだろう。
1962年2月4日(日)
昼食は、ボナンスさん宅に招待される。
奥さんの得意料理は、クレープで、これは前日から材料を練っておいて、一晩寝かせるようだ。
それを食卓の上で一枚ずつ焼きながら、暑いところをサービスする。
フランス風のお好み焼きと思えばいい。
食べざかりの子供が揃っているので、かなり多量の支度がいる。
お嬢さんがバカロレア試験を受けられるので、家庭内に何かしら重々しい空気が立ち込めている。
この試験は合格すれば、大学入学資格が得られる。
ソルボンヌをはじめ、フランス各地方にあるどの国立大学にも進学できるし、進学しなくてもバカロレア合格だけでも一つの資格と見なされ、初任給は高い。
フランスは「資格社会」だが、この試験の合否が自分の一生を決める大切な試験なのだ。
だいたい人口の6分の1か、7分の1程度が合格すると言われている。
ただしフランスには大学以上の「グランゼコール」と呼ばれる高級校があり、そのトップとされる「エコール・ノルマル・シュペリエール(日本では高等師範学校と訳している)」や「ポリテクニーク(工科学校)」は、合格者が出れば町中でお祭りをするようだ。
グランゼコールの学生は公務員として給与が支給され、その学業成績は一生を決めるらしい。
食後近くのヴァンセンヌの公園に出かけ、末っ子の坊やを相手にサッカーボールを蹴る。
運動不足の私にとっては、貴重な時間だ。
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