2009/03/08 - 2009/03/19
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影頁さん
日本の西の端。
与那国で開催の決まっていた研究会に便乗して、
西表でキャンプをすることを決めた今回の旅。
そんな激島の旅の全記録、6日目。
・これまでのあらすじ
与那国を脱出して、1人。
西表は南風見田(はいみだ)へ辿り着く。
南風見田での生活にも慣れ、
干潟、海、浜、山をゆく。
・これまでの日記
プロローグ(与那国編):http://4travel.jp/traveler/kagesu/album/10332002/
1日目:http://4travel.jp/traveler/kagesu/album/10333383/
2日目:http://4travel.jp/traveler/kagesu/album/10334135/
3日目:http://4travel.jp/traveler/kagesu/album/10336112/
4日目:http://4travel.jp/traveler/kagesu/album/10339137/
5日目:http://4travel.jp/traveler/kagesu/album/10340351/
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 観光バス 船 自転車 JALグループ ANAグループ 徒歩
-
◆3月16日
朝。
アツコさんと藤井さんとともに最後の記念撮影。
ノブさんも起きてくれてればよかったのだが。。。
それでは皆さんこれからもよい旅を!!
そして、またいつかどこかで! -
浴びる朝日が少し寂しい。
-
豊原のバス停で、
旅行客のおばちゃんたちに会う。
昨日自分がダンボールを運んでいるのを目撃したようだ。
この辺にもホームレスっているのかと思ったわー私。
と、おばちゃんたち。
ひどい。 -
由布島バス停を越えて、カヌー屋さんへ。
今日も懲りずにカヌーするつもりだ。 -
ただし今日はツアー。
ガイドはKREVA似の渡辺さん。
ツアー客は自分を含めて4人。
年配の阿部さんと、
会社員の2人組、佐藤さん・田中さんが一緒だ。
河口から入る。
目指すはピナイサーラ。
西表で最大の落差を有す。 -
オールは手を引くんじゃなくて、押す感じなんすよ。
と、渡辺さん。
ガイドとしてのしゃべりは少し難ありだが知識は豊富だ。
地元のおじぃ、おばぁからの話もあって面白い。
なんたってこの人もまた旅人だったからだ。
かつて自転車で日本を2周したのだという。
2周って。。。 -
さっそくマングローブの説明をしてくれた。
昨日、仲間川の干潟でも見たやつ。
マングローブの代表格。
ヒルギの木。
西表には3種のヒルギが生息している。
オヒルギ、メヒルギとヤエヤマヒルギ。
“マングローブ“ は総称で、
海水の混ざる地帯に生きるすべての木々を指していう。
つまりは、森での競争に負けて海へ追いやられた負け組。
逆にいえば、そのおかげで特殊な進化を遂げた。
転んでもただでは起きあがらなかった木。
かっこいい。
昨日見たオヒルギのもつ長い実は、
3,40センチくらいまで育ち、
地面に落下して新しい芽になるらしい。
赤く花びらに見えたのは額で、
黄色の葉っぱもただ枯れているわけではないという。
むしろ木本体が意図的に枯らしている。
海水に生きるヒルギの木。
塩分を体外に出さなければすぐに死んでしまう。
だから、ひとつの葉っぱに塩分を集中供給し、
意図的に枯らすことで本体の塩分を排除する。
黄色い葉は死せる英雄。 -
海に行くとマヤプシギという別のマングローブがあるという。
別名、ハマザクロ。
もっとも海域に生息する木。
2日目に干潟で針山になっていたやつだ。
渡辺さんが地元の人に聞いた話によれば、
“マヤプシギ” という名前は、
本来、ヒルギの木につけられるはずだったのだという。
マヤは “猫” の意。
プシギには “ヘソ” とか諸説言われているが、
当時は “背中” の意味もあったらしい。
“猫の背中” に見えたその木に
マヤプシギと名付けたはずだった。
今に見るマヤプシギ。
針山の直立根。
“猫の背中” 的要素はまるでない。
むしろそれらしい弓型を持っているのは、
マヤプシギの針山に映えるヤエヤマヒルギだ。
同じ場所にあったからの間違いなののか、
単なる学名の登録ミスか真実のほどはわからない。 -
カヌーを止めて、山を登る。
最も年配の阿部さんが一番歩くのが早い。
年齢を聞いたら、なんと76だという。
ありえない若さだ。
京都で料理人を引退し、
旅をする日々なのだという。
こんな歳の取り方できたら楽しいだろう。
山道の途中に見える炭鉱路の跡。
よく見ると、石炭が落ちている。
戦争時代の名残だ。
阿部さんはそんな時代を知る人でもある。
戦争の終わりとそれからの日本。
1ドルが360円になった。。。 -
タカサゴシロアリの巣。
でかい。
まるで蜂の巣。 -
サソリモドキ。
刺されても死なない。
が、臭い。
よっちゃんイカの臭いがする。
説明のために触っていた渡辺さんは死んだ。 -
カエルの住まい。
映らず。 -
隙間から望むヒナイ川と海。
いい天気だ。
平和そうに見える景色の中にも、
島としての歴史がある。
それほど遠くない昔、
この辺りでは樽に遺体を入れて、
山中に置く風習があったという。
今でも見つかることはあるらしいが、
見つけても覗かないのが賢明だ。
ここは日本ではない。
島。
西表島。。。 -
滝上の渓流に到着した。
-
滝に向かう。
ここでも1番手は阿部さんだ。 -
ビビる佐藤さん。
-
そんな佐藤さんに撮ってもらった1枚。
余裕だぜ。 -
落差55メートルの垂直。
撮影者のビビり具合がよくわかる。
よ、余裕だ。。。ぜ。 -
いい眺めだ。
-
ゆらめく影。
-
岩の上で休憩する。
昼食を作る渡辺さん。 -
八重山そばと黒紫米(こくしまい)のおにぎり。
甘めの梅干しと黒紫米が絶妙だ。
与那国で頑固おやじペーストにやられたおかげで、
島唐辛子は美味しく食べられるレベルになった。
渡辺さんは島唐辛子まったく食べられないらしい。
入れてる人、意味分かんないじゃないすか。
と、渡辺さん。
別に意味わかんなくはないと思うが。。。 -
マリンブーツが快適さに感動する。
これ欲しい。
これならリーフを走っても痛くない。 -
今度は滝つぼに向かう。
トカゲ×2。 -
寄る。
設定いじるのめんどくさいので、
またピンボケ。 -
モノの側を離して撮影す荒業。
-
一瞬、ワニとカメに見えたアカギの根。
この木もサキシマスオウノキと同じく染料になる。
もちろん色は赤だ。 -
クワズイモ。
通り名どおり食えない芋。
サトイモ激似の毒草。
これ1枚で牛一頭がコロッと逝くというので恐ろしい。
ただ、牛も本能的にわかるらしく、
牧草中に紛れても絶対に食べないとのこと。
島ではこれが食用なら、
どれだけ食生活が楽になるかと揶揄されるほど、
そこらじゅうに生息している。
実は西表。
かなりの数の毒草が生息している。
それなのにヤシガニは、
そんな毒草も平気で食べて生きているのだ。
さすが西表の暴れ蟹。
正しくはヤドカリだが。。。
だから、西表で採ったヤシガニは注意がいる。
“茹でても赤くならないヤシガニは食えない“
これが地元の定説だ。
毒草を食べて育ったヤシガニは、
体内に毒が残るので青緑色になるという。
ただし、渡辺さんは今まで茹でて赤くならなかった
ヤシガニは見たことないという。
だから、正しくはこうだ。
“食べて体が痺れたら、それが毒入り”
そんなヤシガニも最近はめっきり減っているらしい。
そういえばロビンソンさんも言っていた。
結局、この旅でヤシガニに逢えたのは、
与那国の居酒屋で逢ったやつだけだった。
1匹は飼われていたやつ、
もう1匹は確かメスだったと思う。
エプロン姿でお酒を運んでいた。。。 -
オオタニワタリ。
新芽はてんぷらにすると美味い。
木のくぼみや幹の分かれ目に着生して、
木から落ちる枯れ葉をキャッチする。
そこで繁殖させたバクテリアを餌に成長する。
木に全く影響を与えない、
寄生とも共生とも違うやり方で生きる頭いい植物。 -
ガジュマルの木。
硬い。
オオタニワタリとは逆に、
巻きついた木を絞め殺す力を持っている。
別名、絞め殺しの木。
いよいよ滝つぼというところで、
見覚えのある顔が向こうからやってくる。
某大アウトドア部ゆるゆるハブ班の河野くんたち!
まさかの再会。
ちょっと嬉しい。 -
ピナイサーラに到着する。
ピナイが “白いひげ” 、
サーラが “滝” らしいので、
“ピナイサーラの滝“ と呼ぶと、
なんだかややこしいことになる。
滝になにか不思議な感じを受けるのは、
周りが一面、壁だからだろうか。 -
要塞のように硬い岩の隙間を
しなやかに落ちるピナイサーラ。 -
逆光。
-
ティータイム。
紫の餅と紅茶で。
凄い色。 -
滝と空。
-
ツル植物。
名前忘れた。
引っ張っても、乗っかっても切れない強い木。 -
カヌーの山。
今ですらこのありさま。
オンシーズンは大変なことになる。 -
帰るころにはまた潮が引いていた。
来るときにはなかった干潟が顔を出す。
シオマネキ。
こいつも名前を忘れてしまった。
ハクセンシオマネキ?
確か最も少ない種族だ。
下っていると川脇にマークらしき棒が立っている。
ガザミ用の罠だという。
超高級ワタリガニ、ノコギリガザミ。
取引額は “万” を超える。
食ってみたい!!
罠作って投げとけばいいよ。
と、渡辺さん。
案外、取れるもんらしい。 -
帰ってきた。
カヌー置場にあるカヌーの数を見ても、
夏の混雑が予想できる。
夏の川はサガリバナが綺麗だという。
夜咲いて朝に散るピンクと白の儚い花。
甘い匂いを放って、
川を流れる風景はとても幻想的だという。
ただ、満開期はいい匂いを通り越して、きつい。
そんなときにまた来てみたい。 -
阿部さんたちとお別れ。
サングラスがカッコイイ。
これからもお元気で〜。
そんなこと言わなくても、
この人はずっと元気だと思う。 -
渡辺さんに星砂亭キャンプ場まで送ってもらった。
今日からの宿泊地はここだ。
先客がいた。
某大ダイビング部。
ブダイなんかを取って食料にしている。
2リットルペットを譲ってもらって、
ここまで運んできたもずくを詰め替える。
ぴったりボトル2本分。
ってことは、4キロ?
改めて塩が多かったことを確認する。 -
夜。。。
真っ暗な浜に出てみた。
ここも星が綺麗だ。
周りに木がないから、
南風見田よりも世界が広く見える。
岩に寝ころぶ。
星座がわかったらきっと面白いだろうに。。。
残念ながらオリオン座くらいしかわからない。
普段は見えない等星たちがオリオン座周りで渋滞していた。 -
40分が経過。。。
ただ、そうして星を眺めていた。
遠くにはいつまでもダイビング部の飲みコールが響いている。
テントに戻って空を見上げると、
目の前には北斗七星が輝いていた。
不思議とその周りだけは星がなく、
空はとても静かだった。。。
星に願いを。。。
そして、世界を。。。
http://www.youtube.com/watch?v=4s7Z0kI_4yw
つづく。
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