2008/08/02 - 2008/08/02
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鯨の味噌汁さん
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旅の五日目の予定であるが。
チェスキー・ブディヨヴィツェ
↓(バス)
チェスキー・クロムロフ
↓(バス)
チェスキー・ブディヨヴィツェ戻り
↓(バス)
ターボル
↓(バス)
プラハ
バスの乗り継ぎを4回こなして、この旅のゴール、ともいうべき、プラハに向うのだ。
チェスキー・クロムロフは、チェコでも人気の世界遺産であって、どのガイドブックを読んでも、
「チェコで一番美しい町」
なのだそうである。
が、ネットの旅行記などを読むと、
「街じゅうがお土産物屋」
「日本人ツアー客がニシンのように押し寄せる」
「食事も高い」
などと、ワルクチがこれでもか、と書いてある。
まぁ、これは仕方ない。
鯨もツアーではないが、ニシンの一匹には違いない。
ニシンの群の真ん中にいると、居心地がよくないだけである。
作戦を立てた。
朝、7時45分のバスでチェスキー・ブディヨヴィツェを出。8時30分にクロムロフ到着。
2時間半じっくり見て、11時、ツアー客が到着する前に退散すればよい。
朝食を早めに済ませ。洗ったパンツを取りこみ。
フロントをチェックアウトし、ただし、荷物は預かってもらい、バスターミナルに向かった。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 高速・路線バス
-
午前8時45分。バスがクロムロフに到着。
小さな町は、まだ開演前のお化粧をしている際中だった。
カフェのマスターは、丁寧にイスとテーブルをそろえていたし。
お土産物屋さんは、ちょうど店のカギを開けるところだった。
例によって、街をぶらぶらと歩く。
お城の塔に登ってもみた。(鯨はおのぼりさんなので、高いところに登りたがるのである)
塔からの眺めは、なかなか味わい深いものがあった。
狭いところに赤屋根の家並みが詰まっていて、満員御礼、という感じである。
カニ通販でいえば、ハサミの先まで、カニ肉ギッシリ、というやつだ。
つまりはお買い得なのである。
ツアー客が街にやってくる時間を見計らって、ふたりはチェスキー・無事に夜店(勝手に漢字をあてている)に戻ったのである。 -
そのままターミナルでバスを乗り継ぎ、ターボルまで移動。
・・・の、はずだったのだが。
ここで、鯨は信じられないポカをしてしまう。
アタマの中で、「ターボル」と「ブルノ」の町名が、いつのまにかひっくり返っていたのである。つまり、町の名前を間違えたのだ。といっても、「ル」しか共通じゃないんだけど。
ブルノは、いうまでもなく、鯨たちが、チェコで一番最初に降りた町である。
訪れる町の数が多くなり、オツムから「ターボル」の町名が、ぽたぽたとこぼれたらしい。
早い話、ターボル行きに乗るはずが、ブルノ行きのバスに乗り込み、
「早く出発しないかなぁ」
とボンヤリしていたのである。
脳味噌のニューロンの一部が破壊されていた、といってよい。
気がついたのは、配偶者だった。
バスのエンジンがかかったとき、しごくのんびりと、彼女は言った。
「このバス、ターボルも通るの」
「・・・うん? ブルノだよ」
「だって」
配偶者は鯨の顔をまじまじと見て、不思議そうにいった。
「私たち、ブルノから来たんじゃない」
「どひぇぇぇぇぇぇ」
鯨は、イスから飛び上がり、ハンドルを動かしかけていた運転手に、
「ストォォーーーップ」
と叫んだ。
「ノッツ・ブルノ。ターボル」 -
運転手さんは、エンジンを止めてくれた。
あやうく、チェコの旅の「振り出しに戻る」をやるところだった。
・・・鯨は、ちょっと反省した。
ポカの原因は、「昼ビール」かもしれない。とりあえず、脳が劣化していると思われる。
気を引き締め、改めて、ターボル行きのバスに乗り直す。
が、かなり注意していたつもりだったのだが、ターボルのひとつ前の町でバスを降りてしまった。
降りた直後、街の名前がぜんぜん読めないことに気づき、
「どひぇぇぇぇぇぇぇぇ」
と、本日2回目のムンクの「叫び」のポーズをする。(あんなに痩せてないが)
が、バスは当然のように行ってしまったのだった。
配偶者は呆れて鯨を見ている。実に面目ない。
「昼間にビールを飲むのはよす」
この旅で初めて配偶者にあやまった。
それでも、なんとか路線バスを乗り継いで、ターボルにたどりついた。
さて、ターボルである。
チェコにおける中世宗教戦争の拠点となった軍事都市だ。
街の北の高台に、いかにも実用一点張り、といった風情の城郭が構えられ、ぐるりと旧市街が残っている。
日本でいえば熊本城の雰囲気だ。(街はずっと熊本の方が大きいが)
見どころは、ぐるりと広場を取りこんである、迷路のような旧市街だ。
道は、曲がり・畳まれ・行き止まり・遠回り・になっている。戦時用のつくりなのだ。
しかも、その街の下に、延々15キロの地下道がある。
鯨は塔に上るのも好きなのだが、地下道に潜るのも大好きなのである。 -
で、市庁舎横のミュージアムにノコノコ行って、地下道を見せてくれ、と頼み込む。
が、一人ではキケンであって、ツアーでないとダメ、とゆわれてしまう。なるほど、ガイドブックにも「ひとりで潜ると遭難する」と書いてある。
仕方なくツアーを申し込み、大枚50クローネを支払う。
で、始まりの時間を確認すると、
「ファイブ・オクロック」
といった。時間まで40分ほどある。
が。
5時ちょうどにミュージアムに行くと、すでに正門が閉まっていた。
「どひぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」
本日3回目のムンクをやり、ドンドンとドアを叩く。
優しそうなお姉さんが顔を出し、鯨のチケットを確認し、
「4時半から5時ね。残念だったわねぇ、また明日ね〜」
と、ニッコリ言いながら、ドアを閉めてしまった。
つまり「ファイブ・オクロック」は、ツアー開始ではなく、終了の時間であった。
鯨は、しおしおになっしまう。こんな失敗が続く日も、珍しい。
が、これだけでは、この日は、まだ終わらない。
駅にたどり着いて、荷物の受取所に行くと。
受付は閉まっており、カギがかけられていた。
「どひぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」
本日4回目、もう鼻血も出ないのだった。
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