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シエナ(Siena)のマンジャの塔(Torre del Mangia)<br />この塔に登るのは行列、延々と40〜50分くらい待ったでしょうか。でも並んだ価値は有ります。<br />ここには絶景の眺め、都市と田園の調和が有ります。<br />その田園は都市中心のこのマンジャの塔のすぐ脇、僅か150mほど先に有り、この塔からは、シエナは田園を城壁内にとり込んだ稀有な街ということが良く判ります。<br />(この旅行記はペンギンの足跡?http://ciao66.exblog.jp/<br />のダイジェスト版です。 ちょっと詳しい内容のこちらもどうぞご覧下さい。)

3.シエナは田園を城壁内にとり込んだ稀有な街

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2009/04/24 - 2009/05/04

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ciao66

ciao66さん

シエナ(Siena)のマンジャの塔(Torre del Mangia)
この塔に登るのは行列、延々と40〜50分くらい待ったでしょうか。でも並んだ価値は有ります。
ここには絶景の眺め、都市と田園の調和が有ります。
その田園は都市中心のこのマンジャの塔のすぐ脇、僅か150mほど先に有り、この塔からは、シエナは田園を城壁内にとり込んだ稀有な街ということが良く判ります。
(この旅行記はペンギンの足跡?http://ciao66.exblog.jp/
のダイジェスト版です。 ちょっと詳しい内容のこちらもどうぞご覧下さい。)

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  • イタリア語で「美しい」はbello(ベッロ)。・・・・・ここはbello,belloです。<br />(belloには素敵な という意味も有るようです。)<br />そして、この102mの塔がレンガ造りの塔だとはびっくりです。<br />mangiare(マンジャーレ)はイタリア語で、「食べる」ことなんですが、マンジャの塔(Torre del Mangia)は食べることに関係が有るのでしょうか??ちょっと調べてみました。<br /><br />中世のその鐘つきに付けられたあだ名が、「マンジャ」というわけで、<br />その意味は、「マンジヤ・グァダーニ」(稼ぎを食う者、つまり浪費家、道楽者の意)、<br />鐘つきのあだ名、「マンジャ」が、その後、塔自体の名前になったということのようです。<br />アモーレイタリア語辞書によると、mangiare=(マンジャーレ)食べる、食事をする、浪費する、等と書かれています。<br />

    イタリア語で「美しい」はbello(ベッロ)。・・・・・ここはbello,belloです。
    (belloには素敵な という意味も有るようです。)
    そして、この102mの塔がレンガ造りの塔だとはびっくりです。
    mangiare(マンジャーレ)はイタリア語で、「食べる」ことなんですが、マンジャの塔(Torre del Mangia)は食べることに関係が有るのでしょうか??ちょっと調べてみました。

    中世のその鐘つきに付けられたあだ名が、「マンジャ」というわけで、
    その意味は、「マンジヤ・グァダーニ」(稼ぎを食う者、つまり浪費家、道楽者の意)、
    鐘つきのあだ名、「マンジャ」が、その後、塔自体の名前になったということのようです。
    アモーレイタリア語辞書によると、mangiare=(マンジャーレ)食べる、食事をする、浪費する、等と書かれています。

  • マンジャの塔には延々とこのような階段を上がります、<br />そして、上がった以上は標高差102mのこの階段を降ります(笑)。<br />後で調べたところ、階段の段数は503有ったようです。

    マンジャの塔には延々とこのような階段を上がります、
    そして、上がった以上は標高差102mのこの階段を降ります(笑)。
    後で調べたところ、階段の段数は503有ったようです。

  • 有名なカンポ広場(Piazza del Campo)。<br />カンポというのは本来、畑や田園の意味です。<br />マンジャの塔からの眺めの通り、田園はすぐそば、名前もいわば「田園広場」というわけです。<br />もっとも、ここ自体には木は一本も生えていませんが・・・<br /> そして、ここは美しいのですが、残念ながら辺り中、たばこの煙でちょっとスモーキーでした。<br />イタリア語ではfumare(フマーレ)は「煙を出す。タバコうを吸う。」、煙はfumo(フーモ)と言います。<br />

    有名なカンポ広場(Piazza del Campo)。
    カンポというのは本来、畑や田園の意味です。
    マンジャの塔からの眺めの通り、田園はすぐそば、名前もいわば「田園広場」というわけです。
    もっとも、ここ自体には木は一本も生えていませんが・・・
     そして、ここは美しいのですが、残念ながら辺り中、たばこの煙でちょっとスモーキーでした。
    イタリア語ではfumare(フマーレ)は「煙を出す。タバコうを吸う。」、煙はfumo(フーモ)と言います。

  • ファチャトーネfacciatone(大ファサード)。<br />これは、シエナで2個目の新ドゥオーモ(Duomo)を建設する計画が有り、1339年に起工、その後「ファサード」といわれる建物の正面部分だけが完成した所で、建築が中断されたまま残っている、という不思議な建物です。<br />今は展望台になっていて、そのまるで壁のような薄っぺらな建物の中に入れますし、写真の一番上の部分に上がることができるのです。ドゥオーモ美術館(Muzeo)の中から上がっていく階段が有ります。<br />

    ファチャトーネfacciatone(大ファサード)。
    これは、シエナで2個目の新ドゥオーモ(Duomo)を建設する計画が有り、1339年に起工、その後「ファサード」といわれる建物の正面部分だけが完成した所で、建築が中断されたまま残っている、という不思議な建物です。
    今は展望台になっていて、そのまるで壁のような薄っぺらな建物の中に入れますし、写真の一番上の部分に上がることができるのです。ドゥオーモ美術館(Muzeo)の中から上がっていく階段が有ります。

  • ファチャトーネの展望テラスからはマンジャの塔(Torre del Mangia)が良く見えます。<br />マンジャの塔にはここに来る30分前に登っていました。<br />先ほどまでそこに居たと思うとちょっと不思議な感じもします。

    ファチャトーネの展望テラスからはマンジャの塔(Torre del Mangia)が良く見えます。
    マンジャの塔にはここに来る30分前に登っていました。
    先ほどまでそこに居たと思うとちょっと不思議な感じもします。

  • ドゥオーモのクリプタ(Criputa)・・・地下祭室です。<br />ここは何と7世紀の間、人目につかず埋もれたままになっていて、<br />その後1999年に「発見」されたという空間です。<br />クリプタの母子像は心に染み入るフレスコ画でした。

    ドゥオーモのクリプタ(Criputa)・・・地下祭室です。
    ここは何と7世紀の間、人目につかず埋もれたままになっていて、
    その後1999年に「発見」されたという空間です。
    クリプタの母子像は心に染み入るフレスコ画でした。

  • サンフランチェスコ教会へ向けて街の裏通りを行きます。道はあっちへ曲がり、こっちへ曲がり、<br />でも曲がり角には「サンフランチェスコ教会」の案内表示が有りますので、その通り行けばOKなのです。<br />街並みを撮っていると、目の前にちょっとかわいいヒップが4つ現れました(笑)。<br />裏道を歩いていると、マリア様の祠が思わぬところに見えます。<br />ここは聖母マリアを守護聖人とし、マリアと太い情念の絆で結ばれた街なのです。

    サンフランチェスコ教会へ向けて街の裏通りを行きます。道はあっちへ曲がり、こっちへ曲がり、
    でも曲がり角には「サンフランチェスコ教会」の案内表示が有りますので、その通り行けばOKなのです。
    街並みを撮っていると、目の前にちょっとかわいいヒップが4つ現れました(笑)。
    裏道を歩いていると、マリア様の祠が思わぬところに見えます。
    ここは聖母マリアを守護聖人とし、マリアと太い情念の絆で結ばれた街なのです。

  • サン・フランチェスコ教会に到着。<br />教会前のサン・フランチェスコ広場。<br />ここの雰囲気はとってものんびりとして、心安らぐ感じが何ともいえず、<br />私はカンポ広場より、ここの方が好きです。<br />

    サン・フランチェスコ教会に到着。
    教会前のサン・フランチェスコ広場。
    ここの雰囲気はとってものんびりとして、心安らぐ感じが何ともいえず、
    私はカンポ広場より、ここの方が好きです。

  • 教会右手に有る、サン・ベルナルディーノ祈祷所。<br />ドゥオーモ共通入場券で入れる美術館です。<br />ドゥオーモからちょっと場所が離れていますが、裏道を通りながら来てみる価値は有る場所です。<br />印象に残った、ちょっと素朴な作風がいい感じの聖母子像。とにかくシエナはマリア様の街なのです。<br />

    教会右手に有る、サン・ベルナルディーノ祈祷所。
    ドゥオーモ共通入場券で入れる美術館です。
    ドゥオーモからちょっと場所が離れていますが、裏道を通りながら来てみる価値は有る場所です。
    印象に残った、ちょっと素朴な作風がいい感じの聖母子像。とにかくシエナはマリア様の街なのです。

  • 教会脇の道に咲いていた藤。あちこちで藤の花盛りだったシエナです。<br />いかにも日本的なイメージがする藤の花を異国の地で見るのはとても新鮮な感じがしました。<br /><br />この日の歩数計は24,373歩。塔にも登り、まるで山や谷のようなシエナ街を良く歩きました。<br /><br />詳しくて写真多数のペンギンの足跡? http://ciao66.exblog.jp/ の旅行記掲載ページは次の通りです。<br />第5話「ファチャトーネ」はちょっと変わった不思議な建物 http://ciao66.exblog.jp/11022088/  <br />第6話 シエナは田園を城壁内にとり込んだ稀有な街 http://ciao66.exblog.jp/11021793/<br />第7話 ゆったりと時間の流れるサン・フランチェスコ広場)http://ciao66.exblog.jp/11022148/<br /><br />次はピサの巻です。<br />

    教会脇の道に咲いていた藤。あちこちで藤の花盛りだったシエナです。
    いかにも日本的なイメージがする藤の花を異国の地で見るのはとても新鮮な感じがしました。

    この日の歩数計は24,373歩。塔にも登り、まるで山や谷のようなシエナ街を良く歩きました。

    詳しくて写真多数のペンギンの足跡? http://ciao66.exblog.jp/ の旅行記掲載ページは次の通りです。
    第5話「ファチャトーネ」はちょっと変わった不思議な建物 http://ciao66.exblog.jp/11022088/
    第6話 シエナは田園を城壁内にとり込んだ稀有な街 http://ciao66.exblog.jp/11021793/
    第7話 ゆったりと時間の流れるサン・フランチェスコ広場)http://ciao66.exblog.jp/11022148/

    次はピサの巻です。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • spumamiさん 2009/05/24 20:49:38
    おしい!
    本家ブログhttp://ciao66.exblog.jp/を堪能させていただいてるので
    こちらのダイジェスト版も「ciao66さんのお気に入りの写真なんだなぁ〜」と私は楽しむことが出来るのですが、時間が出来たら本腰入れてこちらの旅行記も作成すると4トラファンの人達はきっと喜びますよっ☆
    だって素敵な写真がいっぱいだし、解説もとてもわかりやすいし^^

    エリアが「シエナ」じゃなく「アッシジ」になってますよ〜
    今投票すると統計がおかしくなるかもしれないので投票は修正後に(笑)

    ciao66

    ciao66さん からの返信 2009/05/24 21:42:55
    お気に入りの写真
    「アッシジ」の間違いご指摘ありがとうございます。
    アッシジも好きなもんですから(笑)。
    自分でも意識しませんでしたが・・・ダイジェスト版は言われてみれば確かに、お気に入りの写真が並んでいる!
    ブログに60枚いくらい?有った、シエナの写真から10枚選ぶとすれば、やっぱり、という感じですね。
     「もっと詳しくしたら・・・」とお褒めも頂き、嬉しく思いますが、「本家」製作はまだまだ続きますので、こちらは、とりあえずリンクを詳しく掲載することで凌ぐことにします。

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