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神威岬から積丹岬までは車で10分ほどの距離にあり、あっという間に到着しました。<br />こちらは神威岬とは対照的に、駐車場は混んでおらず、また風も吹いていないと言っていいほど穏やかでした。<br /><br />空腹は収まったものの、疲労感たっぷりでまずは岬の先端へと向かいます。<br /><br />けもの道のような小道を延々と歩いて展望台を目指します。<br />なぜか左足の親指のつけ根にマメができてしまい、左足をかばいながらの散策はかなりしんどいものでした。<br /><br />時刻が4時半を回っていたこともあり、すれ違う人もいなければ同じ方向に向かう人もいない寂しい道だなぁと思いつつ、ふと入口に書かれていた「熊出没注意!」という看板を思い出しました。<br />「本当に熊なんて出るのだろうか?」と疑問に思いながらも、こんな時に限ってどうでもいい記憶が呼び起こされるものです。<br />学生時代に受講していた生物学の講義で、「北海道に生息するヒグマが住む場所を追われて積丹半島に一部移動してきた」と教授が話していたような気がします。<br />…ということは、冬眠から目覚めたヒグマに出くわす可能性は0%ではないということになります。<br />ただ、万が一出くわしてしまったら、丸腰の俺はマメのできた足ではそれほど速く走って逃げられるわけではなく、だからと言って戦うわけにもいかず、困ったものだと思いながら先を急いでいました。<br />どんな環境でも最悪の状況は想定していなければなりませんからね。<br /><br />そしてようやく展望台を発見し、そこから見える断崖絶壁と青い日本海を写真に収めて、元来た道を急ぎ足で戻ることにしました。<br />戻る際も、行きと同様、熊出没時の対策を考えていましたが、結局、何事もなく無事に入口へと戻ってくることができました。<br />安易な散策はしないほうがいいかもしれませんね。<br /><br />積丹岬への入口へ戻ると、今度は島武意海岸へ行ってみることにしました。<br />日本海に沈む夕陽を見られるかもしれません。<br />海岸へと続くトンネルを抜けるとその先には展望台があり、数十メートルの海岸へと続く階段が延びていました。<br /><br />ほとんどの観光客が展望台で諦めている姿を尻目に、時間をかけて階段を下りていくと、目の前にエメラルドグリーンの日本海が広がるとてもきれいな海岸を見ることができました。<br /><br />海岸に落ちていた岩に腰掛けて波が揺れるのを眺めていると、ふと岩陰から黄金色の光を放ちながら沈みかけている夕陽が顔を出しているのを見ることができました。<br />苦労の先に見える景色というのは、こういうことですね。<br /><br />休み終えた俺は、再び絶壁に作られた階段を来た時よりも更に時間をかけてゆっくりと登って行きました。<br /><br />積丹岬から我が家までは、余市町、小樽市を抜けて真っすぐ帰ることになります。<br />わずか2日間の小旅行でしたが、改めて俺は人工的に作られた建築物よりも、その瞬間にしか出会うことのできない自然の見せる表情が好きなのだということが分かりました。<br /><br />今回も素敵な景色に出会うことのできた貴重な旅でした。

2009年GW 道南の旅 2日目(後編2:積丹岬)

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2009/05/04 - 2009/05/04

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5

Tomo

Tomoさん

神威岬から積丹岬までは車で10分ほどの距離にあり、あっという間に到着しました。
こちらは神威岬とは対照的に、駐車場は混んでおらず、また風も吹いていないと言っていいほど穏やかでした。

空腹は収まったものの、疲労感たっぷりでまずは岬の先端へと向かいます。

けもの道のような小道を延々と歩いて展望台を目指します。
なぜか左足の親指のつけ根にマメができてしまい、左足をかばいながらの散策はかなりしんどいものでした。

時刻が4時半を回っていたこともあり、すれ違う人もいなければ同じ方向に向かう人もいない寂しい道だなぁと思いつつ、ふと入口に書かれていた「熊出没注意!」という看板を思い出しました。
「本当に熊なんて出るのだろうか?」と疑問に思いながらも、こんな時に限ってどうでもいい記憶が呼び起こされるものです。
学生時代に受講していた生物学の講義で、「北海道に生息するヒグマが住む場所を追われて積丹半島に一部移動してきた」と教授が話していたような気がします。
…ということは、冬眠から目覚めたヒグマに出くわす可能性は0%ではないということになります。
ただ、万が一出くわしてしまったら、丸腰の俺はマメのできた足ではそれほど速く走って逃げられるわけではなく、だからと言って戦うわけにもいかず、困ったものだと思いながら先を急いでいました。
どんな環境でも最悪の状況は想定していなければなりませんからね。

そしてようやく展望台を発見し、そこから見える断崖絶壁と青い日本海を写真に収めて、元来た道を急ぎ足で戻ることにしました。
戻る際も、行きと同様、熊出没時の対策を考えていましたが、結局、何事もなく無事に入口へと戻ってくることができました。
安易な散策はしないほうがいいかもしれませんね。

積丹岬への入口へ戻ると、今度は島武意海岸へ行ってみることにしました。
日本海に沈む夕陽を見られるかもしれません。
海岸へと続くトンネルを抜けるとその先には展望台があり、数十メートルの海岸へと続く階段が延びていました。

ほとんどの観光客が展望台で諦めている姿を尻目に、時間をかけて階段を下りていくと、目の前にエメラルドグリーンの日本海が広がるとてもきれいな海岸を見ることができました。

海岸に落ちていた岩に腰掛けて波が揺れるのを眺めていると、ふと岩陰から黄金色の光を放ちながら沈みかけている夕陽が顔を出しているのを見ることができました。
苦労の先に見える景色というのは、こういうことですね。

休み終えた俺は、再び絶壁に作られた階段を来た時よりも更に時間をかけてゆっくりと登って行きました。

積丹岬から我が家までは、余市町、小樽市を抜けて真っすぐ帰ることになります。
わずか2日間の小旅行でしたが、改めて俺は人工的に作られた建築物よりも、その瞬間にしか出会うことのできない自然の見せる表情が好きなのだということが分かりました。

今回も素敵な景色に出会うことのできた貴重な旅でした。

同行者
一人旅
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
自家用車
  • 積丹岬展望台へ続く道

    積丹岬展望台へ続く道

  • 積丹岬から見る日本海と断崖絶壁

    積丹岬から見る日本海と断崖絶壁

  • 島武意海岸に沈む夕陽

    島武意海岸に沈む夕陽

  • 島武意海岸と日本海

    島武意海岸と日本海

  • 積丹岬と島武意海岸への入口

    積丹岬と島武意海岸への入口

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