ルドルフ皇太子ツアー　ブダペスト４日目　その４

2009/04/01 - 2009/04/11

地下鉄１号線でリスト・フェレンツ博物館に向かいました。

エリア ブダペスト(ハンガリー)

　地下鉄１号線は、カフェ・ジェルボーの前からアンドラーシ大通りの地下をずーっとまっすぐ走っている、大陸最古の地下鉄です。

　なので、駅の雰囲気がとってもレトロでかわいい。

　すてき〜。

　ここに、がっちゃんとチケットをつっこみます。かなり強くつっこまないと、うまくパンチされないらしい。
　わたしは、あの（笑）ブダペストカードを持っているので、フリーパスですが。

　オペラ座からほんの１駅、２駅程度です。ヴィレシマルティ・ウッツァ。
　Utcaというのが”通り”という意味ですが‥‥ここにはUtczaと書いてありますね。むかしのスペルなのかなあ？　
　ここはプラットフォームです。左側に扉が見えますね。そして、妙に明るいですね。
　そうです。大陸最古なだけあって、えらく浅い場所にあるのです。マジで、地下一階、という程度の深さです。

　さっきの扉から、ひょいと出ると、ほーら、お外はすぐそこ。
　この高さがプラットフォームなんですよ（笑）。

　とにかく、ブダペストにいる間に、ブダペストカードのもとをできるだけとらなければ！
　という理由もあって、オペラハウスツアーに続き、リスト・フェレンツ博物館にも行くことにしたのですが‥‥ここ？
　ドアがしまっているけど‥‥かってにはいっていいの？

　ドアの前でうろうろしていたら、人が出てきたので、おそるおそるはいってみました。
　はいると、アパートの管理人みたいなおじいさんがにこにこと現れて、「二階だよ」と教えてくれました。

　さすが、むかしリストが実際に住んでいたアパートを、そのまま博物館にしただけあって、普通の民家です。なんだか、映画のセットのようです。

　本当にここ？　はいってもいいの？
　なんか、はいりづらいなあ‥‥

　はいってすぐに、靴カバーをつけるように指示されました。やだ〜、おもしろ〜い。
　わたしは毎回、博物館にはいるたびに、「フォトOK?」とたずねるのですが、たいてい、「フォトチケットを買え」と言われます。ここももちろん、別売りです。

　そして、いよいよフランツ・リスト（リスト・フェレンツ）のお宅訪問！
　いや〜ん、すてき〜！！　住みたい！！

　リストの子供たち。

　趣味のいい部屋。

　居心地よさそう。

　実は、ヒマつぶしに来ただけで、まったく期待していなかったのですが、とてもすばらしいところでした。

　民家の広さしかないから、ぞろぞろと大人数で行く場所ではないかもしれませんが、ふらっと個人的に行くにはいい場所です。

　肉筆。

　この博物館には、何台ものグランドピアノがあるのですが、なかでもこれが、わたしのいちばんのお気に入りです。

　現代のピアノとは大違いの、インテリアのような美しさ。

　彫刻だらけなんですよ〜。

　彫刻の拡大。

　この部屋の窓から。
　リストも見ていた風景です。

　このあとツアコンさんに「フリータイムはどちらへ？」と聞かれて、「リスト・フェレンツ博物館は、ほんの３部屋くらいしかないし、もともとリストが住んでいた普通のアパートですから小さいけど、とってもよかったですよ〜」と話したのですが、冷静に考えたら、小さくない。
　全然、せまくない。
　だって、このでかいグランドピアノがどーんとあって、全然、圧迫感がないんですよ。

　こっちの部屋には別のピアノもあるし。

　大きなピアノの、この譜面台がりっぱなのです。

　豪華な譜面台。

　細部までこだわりが。

　リストの顔つき、ということは特注品でしょうか。
　それとも、プレゼント？

　こっちにもまた別のグランドピアノが。

　やっぱり、広いですよね〜。
　国会議事堂とか、オペラ座とかが基準になっていたから、感覚が変だったのかもしれないです。

　肖像画がたくさんあります。

　どれを見ても、なぜかバック・トゥ・ザ・フューチャーのドクを思い出してしまう。

　これがいちばんかっこいい。

　こんなふうに見えます。

　これがいちばんこわい。

　ピアノ３台のほかに、こんな応接コーナーがあります。
　ハンガリーの家、というか、アパートは広いです。

　リストの手。

　大きい〜。

　と、すっかり堪能して出てきました。
　30人単位で、ぞろぞろはいると、ちょっと狭いかもしれませんが、10人くらいなら、ゆったり見てまわれる空間です。