2009/04/28 - 2009/04/28
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4月28日、6日目。
今日はコルドバへの移動。
ホテルを出てまずは市バスに。
15分ほどでバスターミナルに到着。
なんて言うと簡単そうですが、「次は○○前」なんていうアナウンスもなければ、車内の表示もありません。
「まだ先だって」
なんてのんきに座っている夫っち。
でも、不安になったので、指さし会話帳を使って周りの人に聞いてみたら、次の停留所でした。(^_^;)
コルドバまでの切符は、時刻表を指さして無事に2枚買えました。
2枚、2人、2杯、2個……。2人でいると、いろんな場面で使います。おかげで真っ先にこの数字を覚えました。(笑)
「2=ドス」
コルドバは最初曇っていたせいか、どんよりとした印象が強く残っています。
ここの目的は、一にも二にもメスキータ。
アルハンブラで出会ったオランダ人夫妻からも、強くお薦めされたこともあり、気合いを入れて見学しますっ!
【本日の出費】
市バス 1.20x2=2.40
バス(グラナダ→コルドバ) 12.52x2=25.04
コーヒー 1.10x2=2.20
宿泊代(Pension Agustina) 35.00
メスキータ 8.00x2=16.00
ランチ 19.26
ビールと水 3.00
夕食 20.00
TOTAL 122.90
【登場人物】
私……B型。予習はしっかり。でも、現地では「勘」でどうにかなると思っている。建築やインテリアが好き。
夫っち(オットッチ)……A型。見て聞いて確かめてから行動する慎重派。自然が大好き。
クロコブタッチとモモコブタッチ……今回の旅のお供。ただし、登場回数は少なめ。写真写りが悪いらしい。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
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-
グラナダのバスターミナル。
思っていた以上に大きな建物です。
このまま入るとバス会社のカウンターが並んでいます。
コルドバへは、ALSA社の9:00発で。
切符を買ったら、モニターで乗り場の番号を確認。
まるで空港のようです。
乗り場は下の階のようなので、移動しました。 -
バスに乗る前に……。
広いカフェテリアがありました。
グリーンのセブンチェアがアクセントになって、オシャレです。
バスターミナルのカフェは朝早くからやっているし、価格も良心的です。
ここはガラスのコップでカフェ・コン・レチェが出てきました。
「可愛いー」なんて写真を撮ったけれど、この後行った街ではどこでも当たり前のように見かけました。(^_^;)
一番隅のテーブルに陣取って、昨日スーパーで買った残り物を朝食に。
朝から生ハムなんて贅沢!
ホテルに冷蔵庫はなかったけれど、夜中はビニールにしっかり入れてバルコニーで保管しておいたので大丈夫。寒かったおかげです。(笑) -
バスは座席指定。
運転席のすぐ後ろで、見晴らしが良かったです。
乗り込んですぐ、建物の自動ドアが気になりました。
さっきまで違う顔だったのに、開いたときはドアが重なって横顔が現れました。
閉じたところも撮りたい……と思うのですが、閉じそうになると人が通って開いてしまいます。(^_^;)
何度も撮り損なって…… -
やっとヒゲ面が現れました!
でも、バスは出発直前。
完全に閉じるまで待ちきれなかった。(^_^;) -
いよいよコルドバへ向けて出発!
約2時間半のバスの旅です。
切符はまるでスーパーのレシート。
バスに乗るときに、運転手さんが上端にビリッと切れ目を入れていました。
ツアーだとついつい寝てしまう移動中のバス。
でも、自分たちで考えて、決めて、行動しているとその一瞬一瞬を逃したくない気分です。 -
バスターミナルでは「空港みたい!」と驚きましたが、運転席はボタンがいっぱい。飛行機のようです。
この後の移動でも、長距離バスを何度も利用しましたが、どこも安全運転で快適でした。 -
グラナダに着く飛行機の窓から下を見ていて、「何だろうあの木は……」と思っていたのです。
ブドウにしては大きいし……。
ここで分かりました。
オリーブ!
どこまで行っても、どこまで走ってもオリーブ、オリーブ。オリーブ畑ばかり見ていました。
農家みたいな建物もほとんど見かけません。
こんなに広い畑。どうやって収穫するのでしょうか? -
ときどきスピードが落ちたな、と思うことがあり、そんなときは前に遅い車がいました。
直線になったところで追い越すのですが、対向車も来るのでドキドキします。
1番前の席は嬉しいようで、結構疲れます。(^_^;)
これは運んでいる車の上にも、ちゃんとライトが付いていて可笑しかった〜。
悪魔の耳みたい。(笑) -
少し大きな街が見えてきたけれど、到着にはまだ早い?
-
やっぱりコルドバでした。
長距離バスは、どこでも時間通りか予定よりも短時間で目的地に着きます。
インフォメーションでも「列車はひどいから、バスがいいいわよ」と言われて、半信半疑だったけれど、どうやらその通りのようです。 -
コルドバは、バスターミナルと列車の駅が向かい合わせになっています。
駅の中にインフォメーションがあるというので、そこを目指したのですが、見つけるまでに苦労してしまいました。
最初に駅に入ると、ホームの上の通路を渡るのですが、その通路にガラス張りのブースがあって、そこがインフォメーションです。
予定通り、地図とホテルリストをもらい、次に行く予定のセビーリャまでの交通手段も確認しました。
中心地までのバスはちょっとやっかいです。
駅とバスターミナルの間に市バスの停留所があるので、そこから3、4、16のいずれかに乗るよう言われ、その通りにしたのですが……。
またしても降りるところがよく分からない!
ある停留所で、なかなか発車しない……と思ったら、運転手さんが待っていてくれたようです。そこが私たちの降りるべき停留所でした。(^_^;)
乗るときに目的地を言っておいて助かった〜。
ちなみに降りる場所はSan Fernando(サン・フェルナンド)。
メスキータに行く場合も、ここから歩くほうが分かりやすいです。 -
日本で調べてきた情報を元に、3、4件のオスタルやペンションをあたってみました。どこもまぁまぁ。でも、コレ!という決め手がありません。
そんな中で、偶然通りかかったこのペンションに決めました。
花が綺麗だし、玄関周りがタイル張り。中にはパティオがあるし、その上一番安かったのです。
PENSION AGUSTINA
35EURO(この旅の最安値でした!) -
入り口を入ると、中はパティオになっています。
植物の影になってしまっているけれど、ここにもぐるっとタイルが張ってありました。 -
上の方には花もあります。
-
パティオを通り抜け、階段を上がるとドアが4つ。
1つがバス・トイレなので、どうやら客室は3部屋のみ。
私たちが泊まった日は、他に宿泊客はいない様子でした。 -
こうして見ると、そこそこ気合いを入れて経営しているような気もするのですが、とにかくここの宿は愛想が悪かった〜。(笑)
チェックインの手続きをしたのは、まだ10代かとも思えるような女の子。無愛想を通り越して、ちょっとふてぶてしさすら感じました。(^_^;)
滞在中、玄関を開けてもらうためにブザーを押すと誰かが鍵を開けにきてくれるので、だんだんと他の家族構成も分かってきました。
どうやら、その女の子のお母さんと、おばあさんも住んでいる模様。
3人揃って、本当に無愛想。
ニコリともしません。
(翌朝会ったご主人だけは、かろうじて表情がやわらかかったのが救いでした)
他に宿泊客もいないし、こっちまで気が重たくなりそうでした。(^_^;)
でも、部屋が可愛いので許す。(笑)
テーブルクロスの下はただのベニヤ板だったけど……。(^_^;)
まぁ、ここに限らず、愛想の良いオスタル、ペンションというのはほとんど見かけませんでした。 -
共同バスはこんな感じ。
この日の私は「旅の疲れがピーク」という感じでお風呂に入る元気もなかったのですが、夫っち曰く、お湯の出がかなり悪かったそうです。
私がシャワーを浴びたら、絶対文句を言うはずだ、とわれました。(笑) -
部屋に荷物を置いて街を散策します。
バスを降りたサン・フェルナンドからメスキータにかけての道は、路地を覗くと必ず1件や2件はオスタルやペンションがありました。
カフェやバルもありますが、あまり賑やかではありません。(ピーク時に歩いていないせい?) -
5分ちょっとでメスキータに到着。
ガイドブック等を見ていると内部の写真ばかりなので、最初に見たときは「え? これ?」という感じでした。
メスキータとは、スペイン語で「モスク」のこと。
この建物は、もともとモスクとして建てられたのですが、レコンキスタ後は改修をして教会として存在しています。
でも、どう見てもモスクと言われたほうがピンと来る外観です。 -
中庭にはオレンジの木が植わっています。
昔は、オリーブや月桂樹だったらしいのですが、イスラム色を排除すべくオレンジになったそうです。 -
オレンジの木の根もとは、こんなふうになっています。
1つの穴に水を入れると、他にも水がいくようになっている仕組み。
なるほど〜。 -
建物の内部へと入っていきます。
日本語の案内リーフレットがあったのでもらったのですが、タイトルが『コルドバ大聖堂』になっています。
(メスキータじゃないのぉ?)
表紙の写真も、イスラム色が薄い部分のものです。
他にも、
「もともとあった教会を破壊してモスクが建てられた」とか、
「世界遺産が廃墟の山にならないよう尽力したのは教会」なんていう表現が出てきて、じっくり読むと面白いリーフレットです。(^_^;) -
写真で何度も何度も何度も何度も見た、あのアーチがありました。
赤いレンガと白いレンガを組み合わせたアーチです。
それがずらっと並んでいる様は、写真で見て知っていたはずなのに、あらためて驚きました。
「こんなにたくさんあるんだ〜」
850本。
どのくらいの数なのか、見てみないと実感できません。 -
建物の外周部に沿って、小さな礼拝堂がたくさんありました。
手の込んだ装飾も多いのですが、そのゴテゴテしたものよりも、たくさんの柱とアーチのほうがずっと見応えがあります。 -
ミフラーブ。
メッカの方向を指し示す壁で、モスクには必ずあるのだそうです。
そう言えば、他の国でモスクを見たことがあるけれど、入ったのはここが初めて。
……って、ここは今は教会だけど。(^_^;) -
美しい〜。
どこまでも続く柱。
そこに重なって見える、紅白の2段アーチ。
アーチが2段になっているのは、柱の長さが足りずに継ぎ足したためだとか。
そのおかげで、アーチを見ていると迷宮に迷い込んだ気分にさせられます。
1段だったら、もっとすっきり見えるはずです。 -
この建物は、モスクの中に教会をはめ込んだようになっています。
「融合」と言えば聞こえはいいけれど、ちょっと悪趣味。(^_^;)
柱の列を境にして、右はモスク風。左はどう見ても教会。
ものめずらしいせいか、私は右側の方がシンプルで好きです。 -
建物中央部分には、どど〜んと教会。
でも、よ〜く見ると奥の方に紅白アーチが見えて変。(笑) -
ここまでやりますかっ!?
当時の王、カルロス5世はこんな言葉で、怒りを露にしたのだとか。
「あなたたちは、どこにでもあるものを造るために、ここにしかないものを壊した」
でも、メスキータの改修を許可したのはカルロス5世本人らしく……矛盾しすぎっ。(^_^;)
それにこの人は、アルハンブラ宮殿の繊細な美しさの中に、どど〜んと、あのカルロス5世宮殿を「どうだっ」と言わんばかりに建てた人ですよね。
建築が好きな人だったらしいので、思い入れが強いのかもしれませんが、ちょっと言動が疑わしいです。(笑) -
メスキータを出てランチタイムです。
「この近辺は、きっと観光客相手で高くて美味しくないはず」
と、ぐるぐるユダヤ人街を通り、ほどほどの値段でまぁ入りやすそうな感じのお店があったので、そこに決定!
レストラン探しをしていたときに、黒板で「SALMONEHJO」というお料理をあまりに見かけるものだから、ずっと気になっていました。
サーモンではないかと思ったりもして……。(^_^;)
頼んでみると、出てきたのは濃厚な味の冷製トマトスープ。
これは、サルモネホというコルドバ名物なのだそう。
でも、味はいまひとつ。ガスパチョのほうがさらりとしていて、美味しいです。
もう1つは英語メニューにHash Soupと書いてあったので何かと思ったら、ゆでたまごや細かく切った野菜が入っていました。
私はゆでたまごが苦手なので、これはもう降参。 -
メインはスパゲティボロネーゼと、TORO(闘牛の牛)。
手前に写っているのが、闘牛用の牛です。食べちゃいます。
少し筋っぽい肉でした。
がっかりだったのは、味付けがボロネーゼとほとんど同じだったこと。(^_^;)
あまりにショックでデザートの写真を撮り忘れました。(-_-;) -
ぐるぐると道に迷いながら、ユダヤ人街を歩きます。
次の目的地はシナゴガ。
よく分からないけれど、ユダヤ教会だそうです。
これを見つけるのが一苦労。
近くの人に「Sinagoga?」と聞いてみると、指を指してくれたのでとりあえずそっちの方向に。
他にも歩いている人は結構いるのだけれど、皆地図を見ては眉間に皺を寄せています。
そして、通りがかった人やお店の人に「Sinagoga?」と聞きまくっています。
こんなに大勢が目指していながら、こんなに迷っているところも珍しい。(笑)
そして、何とか到着。
この表示を見たときには「あったー!」と叫んでいました。 -
やっと見つけたシナゴガ。
ガイドブックに載っている見学料は0.30EURO。
これなら安心して入れるね、大したことなくても怒らず済むね、と夫っちと言っていたのですが、拍子抜けしてしまいました。
誰もいないし、お金を払う窓口もないし、タダで見放題。
確かEUの人は無料だったので、それ以外からわざわざ来る人は少なく、お金を徴収するための人件費を考えたら、バカらしくなってやめちゃったのかも?(^_^;)
そしてシナゴガは……、
「え? これだけ?」
と言いたくなる、小さな建物です。(笑) -
「これはモスクですよ」と言われたら、信じてしまいそうなくらい。
アルハンブラ宮殿で見たのと似たような装飾が壁一面にありました。 -
ユダヤ人街は、こんな路地がくねくねと続いています。
-
いったん、メスキータのところに戻ってきました。
-
さっきはメスキータの北側の壁に沿って回ってしまったから気づかなかったけれど、南側は広場のようになっています。
空が晴れてきました。
これから暑くなりそうです。 -
川を渡ろうか、と言っていたのですが、大勢の人が右に曲がっていきます。
「あっちは何があるの?」
「アルカサルの入り口かなぁ……」
「行ってみようか……」
「入るつもりなかったけど、こんなに大勢行くみたいだし、一応チェックしてみる?」
なんてブツブツ言いつつ、ついていくことに。
ところで。
コルドバの案内表示は本当に不親切。
ホテルやレストラン、バーガーキングまで「こっち!」と言っているのに、観光名所への案内表示はどこにもありません。(^_^;)
そしてしばらく進むと、右手の壁の隙間から何やら庭園らしきものが見えてきました。
あれ、ここがアルカサル?
入り口はどこ?
なんて言っていたら、大勢の人たちはドカドカとバスに乗り込んでしまいました。
な〜んだ、団体さんだったのかぁ。(^_^;)
結局、最後までアルカサルの入り口は分かりませんでした。
(庭園はアルハンブラで見飽きちゃったし) -
出発前に読んだ本に、グアダルキビル沿いに水車があるということが載っていました。
だから、見てみたいなーと思っていたのです。
でも、道路が工事中で全然近づけない。(^_^;)
「近づけたとしても、しょーもないと思うよ」
夫っちの一言。
ごもっともです。
水車は作り直したもので、水車小屋が古いのだそうですが、近づけないと何だか分かりません。
ほとんどの人は水車の存在にすら気づいていませんでした。(笑) -
大勢の人について行ったらバスに乗っちゃうし、
水車は見えないし、
なんか力抜けちゃうね〜。
という私をもっと脱力させたのがこれ。
「魚に乗った大仏?」
暑さのせいか、へらへら笑いが止まらなくなりました。(^_^;)
メスキータ前の広場にあります。 -
ローマ橋を渡ります。
-
グアダルキビル川。
結構濁った感じです。
この川は結構長くて(アンダルシア最大)、セビーリャにも同じ川が流れています。
なので、旅行中何度も目にしたのですが……。
最後までこの川の名前が覚えられませんでした。
グアダルキビル。
呪文じゃないんだから……。(^_^;) -
ローマ橋を渡りきったところにある、カラオーラの塔。
中は博物館になっているのですが、入場料が4.50EURO!
もちろん、入りません。(笑)
入っている人は、ほとんどいませんでした。 -
川沿いの道は木道になっていて、とても綺麗。
犬を散歩させている人がいました。
これで木陰でもあるといいのですが……、どんどん暑くなります。
だんだん分かってきたけれど、一番暑くなるのは午後4時前後。
スペインでは、何事も日本の感覚と2時間ずらすとちょうどいい感じでした。
(ランチが午後2時とか、就寝はどんなに早くても12時とか) -
メスキータ、離れてみてもやっぱり大きいです。
-
ミラフローレス橋を渡り、また旧市街へと戻ってきました。
壁に埋め込まれたタイルには「セルバンテス」の文字。 -
そして、ここがポトロ広場。
『ドン・キホーテ』に登場する旅籠屋ポトロがこの広場に面してあるらしいのですが、見つかりませんでした。
誰もいなくて寂しい広場でした。
『ドン・キホーテ』は世界では聖書の次に出版されている書物らしいです。
お恥ずかしながら、私は名前くらいしか聞いたことがありません。(^_^;) -
ポトロ広場の近くにあった、アジアン・レストラン。
「迎客松」
変な名前……。
適当に漢字を並べただけ!?
と思っていたのです。
が。
中国に、本当にあるらしいですね。
人を迎えているような形の松、迎客松が。(^_^;) -
Praza de la Corredera(コレデラ広場)です。
すごーーーーーーーーーーく広い!
しかも、広場を取り囲むようにぐるりと建物が建っています。
すごい数の窓がありますが、これが全部人の家!
びっくりです。
1階にはバルやカフェテリアがあるようでしたが、私たちが行った時間はあまり人がいなかったです。
これだけ広いのに人が少ないと、ちょっと不気味。
アンダルシア地方最大の広場で、昔は闘牛が行われたこともあったそうです。 -
さぁ、次はどっちに行こうか、と話していたら目の前に突如現れた柱。
特に何の表示もなく、誰もいないし、街を歩く人も全く気に留めていません。
ローマ時代の寺院跡だそうです。
こんなにもあっさり存在していると、ちょっと有り難みがないような……。(^_^;) -
歩いていて見つけた番地の表示。
くるくる巻いた髭みたい。
ダリが見たら喜びそうです。 -
サン・フランシスコ教会前の広場。
何人かの人がキャンバスに向かっていました。 -
どんな絵を描いているのだろうかと気になって、さりげな〜く覗いたら、コラージュのようでした。
ざっくり描いた下絵に、紙を貼付けていたようです。
彼女たちはどこを描いているのかも分からないくらい、何もないところを描いていました。
頭上の花のほうが綺麗なのに。 -
ホテルに戻る前に、明日の朝のためにバス停を探したのですが、なかなか見当たりません。
そんなこんなで、またメスキータまで戻ることになってしまいました。
こうなったらもう、とことん見ちゃえ!
とやってきたのが、ユダヤ人街の花の小路。
白い壁と、鮮やかな花と、ここから見えるメスキータの塔が綺麗。
でもここは、行き止まりの道なのです。その突き当たりにはカメラを構える人が大勢いて、早く人が途切れないかと待ち構えているのですが……。
団体客も来るし、人が途絶えることはありませんでした。
グラナダから何度か見かけていた日本人の方に、ここでばったりお会いしました。
お互いに写真を撮り合ったり、情報交換をしたり。
「明日セビーリャに移動」
というところまで、とてもよく似た行程で笑ってしまいました。 -
花の小路の突き当たりにはお土産屋さんがあります。
そして、外には「アラブの井戸があります」という日本語が。
お土産買わされたりしないかな……と思って、恐る恐る入っていくと、「こっちこっち」とおじさんが教えてくれました。
で、あったのは……これだけなんですけど。(^_^;)
まぁ、タイルが綺麗なのかな、というくらい。
でも、後から来た(たぶん)フランス人のおばさまは大興奮。
「あらまぁ! すごいわ! 入ってきて良かったわ!!! ほらほら、あなたも早く見て!」
と、お友達を急かしていました。
何がそんなにすごいの〜。
ただの穴にしか見えないんですけど。(笑) -
夕食を食べるところも、目星をつけておいたほうがいいかな……。
というわけで、花の小道を出てふと右に目を向けました。
「あれ? このお店、ランチのところとMENU DEL DIAが一緒だ」
「姉妹店かな?」
あれれれれ?
ランチは確か、メスキータからできるだけ離れたところで食べたはず!
でも、よく見ると、そこは紛れもなく私たちがランチを食べたお店でした。
メスキータからは50m足らず。(笑)
狐につままれたとは、まさにこのこと。
そのくらいユダヤ人街は道が複雑なのでした。 -
少し遅めのシエスタです。
(シエスタとは決してビールを飲んで寝ることではありません(^_^;)) -
目が覚めたらかなり遅い時間になっていました。
外に出てみたら、開いているお店が少ない。(^_^;)
でも、さすがにメスキータの目の前とかは高そうだしやめよう。
ということで、少し歩いたついでに再び花の小路へ。
今度は人も少なくて、ライトアップされた塔も綺麗でした。 -
少しお店を探したけれど、もう閉店だからと断られたりして思うようにいきません。
コルドバの夜は早いっ!
仕方なく、メスキータの角にあるお店へ。
まぁ、高くはないし、何も食べられないよりはいいか……と、諦め半分で入りました。
メニューを見たらグラスの白ワインは1種類のみ。
それを頼んだところ、何やら変な味のものが出てきました。
不思議に思ってもう1度メニューを見ると、そこには「Jerez」の文字が。ヘレス、つまりシェリーのことです。
白ワイン=シェリーなんだ〜!
そう思って飲むと急に美味しく感じて、おかわりを頼みました。すると、あふれんばかりに注いでくれます。
「えーーー」
と驚いていると、ウェイターのおじさんニコッと笑ってウィンクしてました。
このサービスには夫っちも大喜び。
宿の皆さんが無愛想なだけに、こういうちょっとした笑顔が本当に心に響きます。
お料理も美味しいし、3種類のボリュームから選べるのも嬉しい限り。全て一番小さいTapa(タパ)でお願いしました。 -
あと1品だけ頼みたいねぇ……と、魚料理を頼んだら「調理場の都合で無理」とのこと。
がっかりしていると、「これならできるし、超オススメッ!」と言われたのがコレ。
エビの周りにポテトが巻き付けて揚げてあり、緑色のアリオリ(ニンニク)ソースと卵黄を絡めて食べます。
もう美味しいのなんのって。
素晴らしいー!
4EUROでしたが、こんなの東京で食べたら1500円くらい取られそうです。いやいや、コースで1万くらいのお店でないと出てこない味かもしれない。
薦めてくれたウェイターにお礼の気持ちを伝えたくて、また1つスペイン語を覚えました。
Muy bien!
(とっても美味しい!)
期待していなかったのに、それを見事に裏切られてしまいました。
たくさん飲んで(2人で6杯!)、美味しいお料理をつまんで、これで20EURO。大満足の夜でした。
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