2009/04/29 - 2009/04/29
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4月29日、旅7日目。
コルドバを離れ、セビーリャへ。
旅のスケジュールを組んでいたときには、「セビーリャは飛ばしちゃってもいいかな〜」と思っていました。でもフェリアの期間に来れるなんて、もう2度とないはず。やっぱり見ておかないと!
ただ、心配なのは宿。
どこのインフォメーションでも「セビーリャの宿探し、当日で平気だと思う?」と聞くと、「無理だからやめておけ」という答えが返ってきました。
でも、実際に見て確認しないと……という夫っちの強い要望もあり、予約がないままこの地に着いてしまいました。
不安を抱えながら、ペンションやオスタルを1件ずつ訪ねてみました。
すると、意外に部屋が空いているのです。これには拍子抜け。
満室で断られたのは1件だけでした。
ただし、どこも条件はいまいち。シャワーが使いにくそうだったり、部屋が極端に暗かったり。
それに何より60〜70EUROくらいのところが多く、結構高いのです。
前日のペンションが35EUROだったことも頭の片隅にあったのかもしれません。
宿では英語が思ったほど通じないから、交渉もスムーズにいかないし、結構疲れてきました。
夫っちが乗り気になると私が消極的で、私が良さそうだと言うと夫っちが反対。
二人の意見がまとまらず、7、8件見て回ることに……。
「もう歩くのも辛い……」
と思っていたときに入った1件。
ロビーには綺麗な花柄のソファがあって、マダムが割ときちんとした服装の人で(本当に「マダム」という雰囲気)、まぁ80を2泊なら75って言ってくれたし、いいんじゃない?
と決めてしまいました。
私がロビーの雰囲気を気に入ってしまって、積極的だったし、夫っちも「う〜ん」とは言いつつ猛反対はしていなかったし。
でも、冷静になって考えたら、それまでに見た中で一番高かった!
しかも、チェックインの手続きが終わったあたりで、と〜んでもない事態に気付きました。
このホテル、はっきり言ってハズレじゃないの〜!?
いえ、遠慮がちに言っても、大ハズレかもしれない。
どうひどいかは、写真をご覧下さい。
写真だと、そ〜んなにひどくは見えないのですが。(-_-;)
ちなみに、すごく強気なマダムで、やっと5EURO負けてくれたという感じでしたが、ひょっとするとこの日の宿泊客は私たちだけだったかも……。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
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-
コルドバのバスターミナルで。
このベンチ、一度座ると根っこが生えたようになってしまって、動きたくなくなります。(^_^;) -
グラナダ→コルドバは席が指定されていましたが、それ以降はどこで乗っても自由でした。
前の方はフランス人の団体に占領されてしまったので、後方の座席でゆったり。
しかし、この団体さん、うるさかった〜!(^_^;) -
窓の外を見ていると、いろんなものを目にします。
よく目にしたのがこの牛。
すご〜く大きい看板なのですが、ただ牛のシルエットがあるだけで、何の文字もありません。
スペインにいる間中、何だろう……と思っていました。
あるとき、バルに並べてあった酒瓶にこれと同じマークを見つけて「これか!」と思ったのですが、次の日にはお土産屋さんでこの絵柄のカレンダーを売っているし。
日本に帰って調べたら、オズボーンという会社の看板だそう。スペインでは知らない人がいないくらいの、有名企業だとか。
カレンダーやTシャツのお土産として勝手にグッズが売られて、訴訟になったこともあったけれど、「どこにでもあるスペイン的イメージの一つ」ということで会社が負けたそうです。
その他にも悪戯で破壊されてしまうなど、何かとトピックスの多い牛の看板なのでした。
オズボーン社のサイトには、スペイン全土の看板マップもあります。
http://www.osborne.es/ -
他にもいろんなものが見えました。
これは、ずらーーーーーーーーーーーーーーっと並んだ太陽光発電パネル。
こんなに大量に並んでいるところは初めて見ました。 -
今度は大量のひつじ。
どっさりいました。 -
そしてお馴染みのオリーブ。
オリーブはどこを走っていても、本当にいっぱいありました。 -
セビーリャに到着です。
ここでトイレに入ったら、スペインに来て初めて便座のないトイレに遭遇。
デターーーッ。 -
早速ホテル探しを開始です。
意外に空いている宿があって拍子抜け。
で、この写真は「泊まらなかった」ホテル。
写真を見ると、「ここにしておけば良かった……」と思わずにはいられません。(^_^;)
でも、確かこの部屋には窓がありませんでした。
日本だと、確か法律で窓がない部屋は人が過ごすところとしては認められていなかったはず。
他の街では見なかったけれど、ここセビーリャでは窓のない部屋のある宿が結構ありました。
ちょっとびっくり。 -
これが泊まることにしたHOSTAL TOREDO。
白い壁に黄色いモールディング。
サンタ・クルス街では何件もこんな家がありました。
ガイドブックでは、こんな建物が立ち並ぶ街並みを褒めて書いているし、このオスタルもその一角にあります。
でも、入る前によく見れば良かった……。
後から写真で見て気づいたのですが、2階の窓のところにある植木が枯れてる。(^_^;)
これを教訓に、セビーリャ以降の街では、ホテル探しのときにはとにかくまず、外観をしつこいくらいチェックしてました。(笑) -
部屋はこんな感じ。
あまり広くはないのですが、中庭に面しているので静かで、まぁまぁ明るい。
写真で見ても、「まぁまぁ」と思ってしまいます。
が、実際は見えないところがひどかったぁ〜。
クローゼットのドアが片側開かないとか、引出しを開けたら色がすっかり変わったものすごーく古い新聞紙が敷いてあったとか(怖くてすぐに閉めました)。
枕カバーも、なんだか色が黄ばんでました。(T_T) -
廊下は一見良い感じ。
明るいし。
でも、夫っちが床にあるゴマのような染みを発見。
よく見たら、小蠅の死骸でした。それも大量の……。(-_-;) -
下見のときはそんなに感じなかったのだけれども、チェックインをした途端、何か変な匂いの漂ったバスルーム。(T_T)
でも、まぁ、部屋にお風呂があるのだし、こんな程度なら我慢します。
が、この光景を見たときにはさすがに愕然としました。 -
4つのトイレットペーパーが。
これって掃除の途中ですか?(-_-;)
マダムは自分の身なりにはかなり気を使っているようでしたが、お仕事は手抜きをなさっているご様子。(苦笑)
もっとも、それを全部見逃したのは私の責任。
反省しても反省しきれません。
でも、旅から帰ってくると、この話は誰かに会う度にしてしまうし、実は一番の思い出なのかも!?
この日以来、夫っちは自分の都合が悪くなると「セビーリャでは……」と言い出し、私は何も言えなくなります。思わぬところで弱点を作ってしまったぁ。(笑) -
インフォメーションでフェリア情報を入手。
ついでに宿のマダムに伝えたい言葉をスペイン語で書いてもらいました。
「スケジュールが変わって次の街に行くので、明日チェックアウトします」
このメモは結局、「明日」の部分を「今日」に変えて、翌朝マダムに見せました。(^_^;)
宿探しにも、やっと探し当てた宿が超が付くハズレくじだったことにも、疲れ果ててしまった私たち。
たまには、気分がほぐれることをしよう。
と向かった先は、バーガーキング。
ファーストフードなら何でも良かったのだけれど、人にも聞かず、「このへんありそうだねぇ」と勘だけを頼りに歩いて探り当てました。
日本に比べるとお値段高め。でも、ハンバーガーは大きいし、ドリンクはビールも選択可能。おまけに、セットのサラダにはエクストラバージンオリーブオイルが付いてきました! -
エル・コルテ・イングレスの地下スーパーには、あちこちの街でお世話になりました。
水やジュースを買いこんで、結構重たいスーパーの袋。
夫っちはこの後、これを持ったままヒラルダの塔に登りました。(^_^;)
フランスやウィーンのスーパーでは、袋は有料だった記憶があるのですが、スペインではどこもタダでくれました。
ただ、強度があまりないので、エコバッグ持参がお薦めです。
私たちも常にエコバッグを持ち歩いていました。 -
ときどき、フェリアの衣装に身を包んだ人とすれ違います。
大人も子供も、とっても綺麗。
ベビーカーの上でおめかししている赤ちゃんもいました。 -
あっちにも発見。
-
白い馬でエスコートされて、フェリア会場に向かうのでしょうか?
このお姉さんは本当に綺麗だったので、皆が写真を撮っていました。 -
さぁ、ヒラルダの塔が見えてきました。
少しは観光もしないとね。 -
「ヒラルダ」とは「風見(鶏)」のことだとか。
もしかしたら、このカテドラルの入り口にあった銅像は塔の上に立つヒラルダと同じものでしょうか? -
カテドラルの中はごく普通に教会の雰囲気があります。
コルドバでメスキータを見てきた後なので、つまらないかも……。
ただ、広さだけはすご〜い!
何でも
「後世の人が正気の沙汰とは思えないほど大きなものを」
といって建てられたのだとか。
笑っちゃうくらい広かったです。
世界3位の大きさというのも頷けます。
内部は暗いので、広さが伝わる写真がないのが残念。
しばし教会内部をご覧下さい。 -
-
-
-
メスキータと同じく、こんな感じの「礼拝堂」がたくさんありました。
これが、よく分からないのですよねぇ。
大聖堂の中に、小さな礼拝堂がたくさん。
これは誰が作ったの?
どんなときに誰が使うの?
床にお墓みたいに名前を書いたような石があったけれど…あれって、本当にお墓?
お墓なのだとしたら、今でも誰かがお墓参りとかにやってくるの?
日本でお寺や神社に行ってもよく分からないことがあるのに、スペインの教会だもの。
分からなくても仕方ないけど。
でも、気になる……。 -
礼拝堂の中は、どれも豪華。
お隣同士、競い合っていたのかしらって思うくらい。(^_^;) -
ぶれてしまったけれど……、
これはすごかったー!
黄金色に輝く彫刻は、一つ一つ聖書の場面を描いているそうです。 -
天井にも細かい装飾があります。
-
コロンブスのお墓。
4人の王が棺をかついでいます。そのくらい、彼の成し遂げたことが「偉業」だということなのでしょう。
暗いので、やっと写真を撮りました。
しかも、後から色調を補正して、初めてこんな色だったのかと気づきました。(^_^;)
でも、コロンブスのお墓はドミニカ共和国にもあるのだとか。どちらが本物なのでしょうか。 -
「人が来ない! 今だっ!」
と焦って撮ったら、ぶれた。(^_^;)
カテドラルの中で一番感動した部屋です。
別の宇宙に放り出されたような、不思議な気分になりました。
参事会室。
部屋の形が楕円形(めずらしい!)で、周りをぐるりとベンチが取り囲んでいます。
どのくらいの人数が座るのかは分からないけれど、ここで参事会なるものが開かれたら、さぞ張りつめた雰囲気になりそうです。 -
天井も美しい!
-
壁には白いレリーフ。
参事会って、結構贅沢な集団? -
「見て見て」
と夫っちが指さす方向を見たら、発見。
これって、多分、いや間違いなく、スクリーンですよね。
もしかして、今でもこの部屋で会議とかしてる? しかも、プロジェクター使って。
どこかにコンセントがないか、もしかしたらLANも来てるかもしれない、と探してしまいました。
残念ながら見つからず……。 -
今度は宝物室へ。
礼拝堂周辺の広さが嘘のように、廊下は細いです。
窓がないので、方向感覚を失ってしまいそう。 -
王冠です。
本物の宝石がこれでもかっというほど付いています。
重たそう……。 -
これも輝いていてすごい!
のですが、目が寄りすぎ。ちょっと怖い……。(^_^;) -
今度はヒラルダの塔に登ります。
内部には、外壁に沿うようにしてスロープがあります。
階段ではないのが、珍しい。
昔は、ここを馬に乗って駆けあがっていたのだとか。 -
ぐるぐる上るので、どのへんまで来ているのかさっぱり分かりません。
ようやく窓があったので外を見ると、結構上まで来たんだ〜ということが分かりました。
あとどのくらいだろう。
足、痛くならないかな……。 -
ビルの階段のように、階数表示があります。
1辺上ると1増えます。
これが最後の数字。
34。
この後確か2辺あって、最後は階段が数段ありました。
スロープなので思っていたほど大変ではなかったです。 -
ちょうど上に着いた瞬間、鐘が鳴り始めました。
すぐそばで鳴るものだから、大音量! びっくりです。 -
鐘がたくさんあるので、どれが鳴っていたのかは分かりませんでした。
このへんから聞こえていたんだけど……。
他の人も上を見上げていたけれど、やっぱり分からなかったみたい。
ところで、どの街でも教会で鐘の音を聞いて時計を見ると、とんでもない時間です。17分とか、54分とか。
鐘って、ちょうどの時間やせめて15分刻みのときくらいに鳴るものではないの?(^_^;) -
街が一望!
あ、あんなところに……。 -
プールだっ!
しかも、ホテルの屋上!
いいな、いいな、いいな〜。
それに比べたら、私たちのオスタルなんて……。
一人勝手に落ち込む私。
あんまりじーっと見ていたら、夫っちに目に毒だと言って、目隠しされました。(笑) -
こっちには闘牛場が見えました。
-
カテドラルそのものを見下ろしているのも、なかなか面白いです。
あの繊細な装飾があった天井の上は、あんな形の屋根になっているのですね。 -
緑が一際多いところがアルカサルでしょうか。
気温は高かったけれど、風が気持ちよくていつまでもここにいたいと思いました。
帰りのスロープは、上りよりず〜っと楽でした。 -
もう一度ヒラルダの塔を見上げてます。
さっきまで、あそこの窓から下を見下ろしていたのですよね。
カテドラルはモスクの跡地に建てられたそうで、このヒラルダの塔の下1/3はモスクの時代からあったそうです。
そう言われてみれば、イスラムっぽい雰囲気がなくもないです。 -
暑い中動いていたので、少しシエスタです。
その前に夫っちが一言。
「この窓、朽ちてる」
でも、しっかり寝てフェリアに備えないと。
無理やり閉めて寝ました。(笑)
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