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フェスの通りにて・・・<br /><br /><br /><br />

Dans la rue @ フェス

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2009/04/15 - 2009/04/18

230位(同エリア574件中)

4

13

Lahiri

Lahiriさん

フェスの通りにて・・・



PR

  • パリ〜カサブランカまでは<br />イージージェットを利用<br />(往復で200ユーロ強也)<br /><br />搭乗がギリギリになってしまった私が目にした<br />空いている席は非常口に隣接した列<br />そして真ん中だった<br /><br />席に着いた途端に緊急時のためか、<br />手荷物も全てCAさんに奪われ<br />棚の上に仕舞われてしまった<br /><br /><br /><br />3時間のフライト中、<br />荷物を奪われる際かろうじて取り出した<br />SUDOKU(数独)を地道にやっていたところ、<br />隣のアラブ系の男性がアラブのお菓子を周囲に<br />配り出した<br />当然のように私もお裾分けの恩恵に与る<br /><br />少しいびつな白いまんまるのクッキーのような<br />粉で出来たお菓子だった<br />小麦粉と砂糖の素朴な味がする<br /><br />私が「美味しいです、ありがとう」<br />とお礼を言うと、彼は嬉しそうな顔で<br />『妹が作ったんだ、もっと食べなさい』<br />と、また更に分けてくれた<br /><br />美味しいというのはウソではないけれど、<br />なにせ水分というものが全くないお菓子なので<br />口中の水分を吸い取られ、喉が渇いて仕方がない<br /><br />水が買いたいところだけれど、<br />お財布は棚の上・・・<br />この男性をどかせて、棚の上のバッグを取り出すのは<br />なんともめんどうくさい・・・<br /><br />(イージージェットは機内食とドリンクのサービスが<br />一切なく全て有料なのです、<br />その分値段に還元しているので文句はないのだけれど)<br /><br /><br />う〜ん、これは不便だな・・・<br /><br /><br />更に着陸少し前、入国カードが配られた<br /><br />私たちの席は手荷物を座席の下に置くことも<br />許されなかったため、手元にペンがない<br />(SUDOKU用に鉛筆はあるけど、<br />鉛筆で記入はまずいだろうな・・・)<br /><br /><br />う〜ん、これは困った・・・<br /><br />隣を見ると、<br />隣のアラブ系女性も困っているようだ<br /><br /><br />反対側の隣の先程の手作りお菓子の男性が<br />男性CAさんにペンを貸してもらえるよう<br />頼んでみたところ、<br />『そうやって貸したペンがボクのところに<br />戻ってきたことは一度もないんだよ、アハハ』<br />と、ものすごい笑顔でキッパリ断られてしまった・・・<br /><br />ありえない、<br />日本の航空会社では、そんな応対はありえない(笑)<br /><br />

    パリ〜カサブランカまでは
    イージージェットを利用
    (往復で200ユーロ強也)

    搭乗がギリギリになってしまった私が目にした
    空いている席は非常口に隣接した列
    そして真ん中だった

    席に着いた途端に緊急時のためか、
    手荷物も全てCAさんに奪われ
    棚の上に仕舞われてしまった



    3時間のフライト中、
    荷物を奪われる際かろうじて取り出した
    SUDOKU(数独)を地道にやっていたところ、
    隣のアラブ系の男性がアラブのお菓子を周囲に
    配り出した
    当然のように私もお裾分けの恩恵に与る

    少しいびつな白いまんまるのクッキーのような
    粉で出来たお菓子だった
    小麦粉と砂糖の素朴な味がする

    私が「美味しいです、ありがとう」
    とお礼を言うと、彼は嬉しそうな顔で
    『妹が作ったんだ、もっと食べなさい』
    と、また更に分けてくれた

    美味しいというのはウソではないけれど、
    なにせ水分というものが全くないお菓子なので
    口中の水分を吸い取られ、喉が渇いて仕方がない

    水が買いたいところだけれど、
    お財布は棚の上・・・
    この男性をどかせて、棚の上のバッグを取り出すのは
    なんともめんどうくさい・・・

    (イージージェットは機内食とドリンクのサービスが
    一切なく全て有料なのです、
    その分値段に還元しているので文句はないのだけれど)


    う〜ん、これは不便だな・・・


    更に着陸少し前、入国カードが配られた

    私たちの席は手荷物を座席の下に置くことも
    許されなかったため、手元にペンがない
    (SUDOKU用に鉛筆はあるけど、
    鉛筆で記入はまずいだろうな・・・)


    う〜ん、これは困った・・・

    隣を見ると、
    隣のアラブ系女性も困っているようだ


    反対側の隣の先程の手作りお菓子の男性が
    男性CAさんにペンを貸してもらえるよう
    頼んでみたところ、
    『そうやって貸したペンがボクのところに
    戻ってきたことは一度もないんだよ、アハハ』
    と、ものすごい笑顔でキッパリ断られてしまった・・・

    ありえない、
    日本の航空会社では、そんな応対はありえない(笑)

  • カサブランカの空港隣接の駅から<br />市街地へ向かう<br /><br />とりあえず1泊するたまに<br />カサ・ポール駅まで向かうことにする<br />そこでホテルを探さなければ・・・<br />ホテルはすぐに見つかるかしら・・・<br /><br /><br />私の目の前には、アラブ系の若い男女が座っていた<br />あまりに仲がいいのでカップルかと思って<br />何の気なしに見ていたけれど<br />(会話はアラビア語でチンプンカンプン)<br />何となく兄妹というのが伝わってきた<br /><br />悪い人ではなさそうなので、<br />車窓の景色が市街地の様相を見せ始めた頃、<br />「カサ・ポール駅に向かいたいんだけれど・・・」<br />と兄の方に聞いたところ、<br />『自分もカサ・ポール駅に向かうから』と<br />力強いお言葉<br /><br />1駅前のカサ・ボワヤージュ駅で乗り換えるように<br />言われ、一緒に降りる<br />兄と妹はここで別れるらしい<br /><br />お兄さんの方に案内され<br />カサ・ポール駅行きの電車に乗り込み<br />少し話をする<br /><br />泊まるホテルを決めてないというと<br />検討はついてるの?との質問<br /><br />実際のところ、検討はあまりついていないので<br />その旨伝え、いいホテルを知っているか<br />たずねてみたところ、少し考え込んだ後、<br />彼の仕事先の近所にホテルがあるとのこと、<br />ただし彼は利用したことがないので詳細は不明らしい<br /><br />悪い人ではなさそうだし、<br />(むしろすごく真面目そうだし)<br />せっかく親切そうなモロッコ人と知り合えたので<br />今日のところはお言葉に甘えて<br />そのホテルを紹介してもらうことにする<br /><br />そんな話をしている最中、<br />目的地のカサ・ポール駅に到着<br /><br />駅前の広場を占領するように待機している<br />プチタクシーの一台を彼が拾い、<br />ホテルに向かう<br /><br />10分弱車を走らせた後<br />彼の勤務先のレストランに到着、<br />タクシーを降りる<br />私が支払うつもりでお財布を出したら、<br />彼に「自分が払うから」と制されてしまった<br /><br />レストランの前を足早に通り過ぎ、<br />彼のいうホテルまで案内してもらう<br />私の重いボストンバッグは電車を乗り継いだ頃から<br />ずっと彼が持ってくれている<br />タクシー代といい、ますます申し訳なさで<br />胸がいっぱいになる<br /><br />そこから徒歩2、3分の場所のホテルの前で<br />「ボクが知っているのはここくらいなんだけど、<br />ボクはこれから仕事で、これ以上は案内できないんだ」<br />と彼<br /><br />何だかやたらと焦っているので、<br />何時から仕事なの?と尋ねたところ、<br />既に15分の遅刻らしい<br /><br />私のために貴重な時間を犠牲にしてしまい、<br />申しわけないやら、ありがたいやら<br />もう本当になんとお礼を言っていいやら・・・<br /><br />感謝の言葉も満足に伝える時間もないまま<br />彼は足早に去っていってしまった<br /><br /><br />彼が紹介してくれたホテルは<br />妙にきれいで近代的だった<br /><br />受付で値段を聞いたところ、<br />私の予算をはるかに上回るホテルらしい<br />・・・けれど、彼の好意を無駄にするのも<br />なんだか気が引けて、結局その日はそこに泊まる<br />ことにした<br />まぁ、これからまたホテルを探すのが面倒だった<br />というのもあるのだけれど・・・<br /><br /><br />ホテルに荷物を置いた後、<br />彼にきちんとお礼を言うため<br />彼の働いているレストランまで足を運ぶ<br /><br />レストランの前を通って<br />店の内部を伺ってみたけれど、<br />彼の姿が見えない・・・<br /><br />う〜ん、どうしよう・・・<br /><br /><br />私が少し入り口で怪しい動きをしていると<br />店の入り口にいた警備員が<br />「○○だったら中にいるから」と<br />店に入って彼を呼んでくれた<br /><br />どうやら先程、彼と私が店の前を横切ったのを<br />見ていたらしい<br /><br />なんて親切なんだろう・・・<br /><br />彼らにお礼を言いつつ、その日の夕飯はそこで<br />済ませる事にする<br />彼はサラダをサービスしてくれた<br /><br />その彼と食後に握手をして別れる<br />「明日は休みだから、市内を案内できるよ」<br />なんて嬉しいことを言ってくれる<br /><br />明日は朝早くからフェスに移動するから、<br />そのお心遣いだけで結構です<br />本当にどうもありがとう<br /><br /><br />本当にこの男の子は若いのに紳士でした<br /><br /><br />食後、レストランを出る際に<br />私を店の中に入れてくれた男性にもお礼を<br />言わなきゃ・・・<br /><br />辺りはすっかり暗くなっていたおり、<br />最初その男性が店の入り口で<br />何をしていたのか一瞬分からなかった<br /><br />けれどすぐマットを引いて<br />一心不乱にお祈りをしているのに気付く<br /><br /><br />お祈りをしているのを影で見守るのも<br />おこがましいような気がして<br />心の中でお礼を言って、そっとその場を後にする<br /><br /><br />見知らぬ人たちの親切さに触れて<br />何だか泣きたい気持ちになったカサブランカの夜、<br />モロッコ1日目の夜だった<br /><br /><br /><br /><br /><br />写真はホテルから見たカサの景色<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br />

    カサブランカの空港隣接の駅から
    市街地へ向かう

    とりあえず1泊するたまに
    カサ・ポール駅まで向かうことにする
    そこでホテルを探さなければ・・・
    ホテルはすぐに見つかるかしら・・・


    私の目の前には、アラブ系の若い男女が座っていた
    あまりに仲がいいのでカップルかと思って
    何の気なしに見ていたけれど
    (会話はアラビア語でチンプンカンプン)
    何となく兄妹というのが伝わってきた

    悪い人ではなさそうなので、
    車窓の景色が市街地の様相を見せ始めた頃、
    「カサ・ポール駅に向かいたいんだけれど・・・」
    と兄の方に聞いたところ、
    『自分もカサ・ポール駅に向かうから』と
    力強いお言葉

    1駅前のカサ・ボワヤージュ駅で乗り換えるように
    言われ、一緒に降りる
    兄と妹はここで別れるらしい

    お兄さんの方に案内され
    カサ・ポール駅行きの電車に乗り込み
    少し話をする

    泊まるホテルを決めてないというと
    検討はついてるの?との質問

    実際のところ、検討はあまりついていないので
    その旨伝え、いいホテルを知っているか
    たずねてみたところ、少し考え込んだ後、
    彼の仕事先の近所にホテルがあるとのこと、
    ただし彼は利用したことがないので詳細は不明らしい

    悪い人ではなさそうだし、
    (むしろすごく真面目そうだし)
    せっかく親切そうなモロッコ人と知り合えたので
    今日のところはお言葉に甘えて
    そのホテルを紹介してもらうことにする

    そんな話をしている最中、
    目的地のカサ・ポール駅に到着

    駅前の広場を占領するように待機している
    プチタクシーの一台を彼が拾い、
    ホテルに向かう

    10分弱車を走らせた後
    彼の勤務先のレストランに到着、
    タクシーを降りる
    私が支払うつもりでお財布を出したら、
    彼に「自分が払うから」と制されてしまった

    レストランの前を足早に通り過ぎ、
    彼のいうホテルまで案内してもらう
    私の重いボストンバッグは電車を乗り継いだ頃から
    ずっと彼が持ってくれている
    タクシー代といい、ますます申し訳なさで
    胸がいっぱいになる

    そこから徒歩2、3分の場所のホテルの前で
    「ボクが知っているのはここくらいなんだけど、
    ボクはこれから仕事で、これ以上は案内できないんだ」
    と彼

    何だかやたらと焦っているので、
    何時から仕事なの?と尋ねたところ、
    既に15分の遅刻らしい

    私のために貴重な時間を犠牲にしてしまい、
    申しわけないやら、ありがたいやら
    もう本当になんとお礼を言っていいやら・・・

    感謝の言葉も満足に伝える時間もないまま
    彼は足早に去っていってしまった


    彼が紹介してくれたホテルは
    妙にきれいで近代的だった

    受付で値段を聞いたところ、
    私の予算をはるかに上回るホテルらしい
    ・・・けれど、彼の好意を無駄にするのも
    なんだか気が引けて、結局その日はそこに泊まる
    ことにした
    まぁ、これからまたホテルを探すのが面倒だった
    というのもあるのだけれど・・・


    ホテルに荷物を置いた後、
    彼にきちんとお礼を言うため
    彼の働いているレストランまで足を運ぶ

    レストランの前を通って
    店の内部を伺ってみたけれど、
    彼の姿が見えない・・・

    う〜ん、どうしよう・・・


    私が少し入り口で怪しい動きをしていると
    店の入り口にいた警備員が
    「○○だったら中にいるから」と
    店に入って彼を呼んでくれた

    どうやら先程、彼と私が店の前を横切ったのを
    見ていたらしい

    なんて親切なんだろう・・・

    彼らにお礼を言いつつ、その日の夕飯はそこで
    済ませる事にする
    彼はサラダをサービスしてくれた

    その彼と食後に握手をして別れる
    「明日は休みだから、市内を案内できるよ」
    なんて嬉しいことを言ってくれる

    明日は朝早くからフェスに移動するから、
    そのお心遣いだけで結構です
    本当にどうもありがとう


    本当にこの男の子は若いのに紳士でした


    食後、レストランを出る際に
    私を店の中に入れてくれた男性にもお礼を
    言わなきゃ・・・

    辺りはすっかり暗くなっていたおり、
    最初その男性が店の入り口で
    何をしていたのか一瞬分からなかった

    けれどすぐマットを引いて
    一心不乱にお祈りをしているのに気付く


    お祈りをしているのを影で見守るのも
    おこがましいような気がして
    心の中でお礼を言って、そっとその場を後にする


    見知らぬ人たちの親切さに触れて
    何だか泣きたい気持ちになったカサブランカの夜、
    モロッコ1日目の夜だった





    写真はホテルから見たカサの景色






  • 翌朝、8時の電車に乗ってフェスに向かう<br /><br />地球の歩き方によると<br />日本人は1等席を利用するのがオススメらしい<br /><br />1等でも2等でも構わないけれど、<br />切符を買う時に聞かれるだろうから、<br />その時考えようと思ったのだけれど、<br />どうやら何も言わないと勝手に2等になるらしい<br /><br />ま、いいか<br /><br /><br /><br />フェス行きの電車は平日の朝だからか、<br />とっても空いていた<br /><br />途中から乗り込んできた地元の女性が<br />慣れた手つきでパウンドケーキを取り出し、<br />ナイフで切り分け、ニコリともしない<br />険しい表情で私の前に一切れ突き出した<br /><br />「え?くれるの・・・」<br />こんなに非友好的に物を分けてもらうのは<br />今まで経験したことがないので<br />少し戸惑うが、くれる物は有難く頂いておく<br /><br />お礼を言っても表情は硬いまま、<br />今度はペットボトルとプラスチックのコップを<br />取り出し、オレンジジュースを注いでくれた<br /><br />そちらも有難く頂いて、一口飲んでビックリ!<br /><br />これは絞ったばかりのオレンジジュースだ!<br />生絞りのオレンジジュースに目のない私、<br />感激して何度もお礼を言う<br /><br /><br />それでも女性の表情は動かないのだけれど・・・<br />

    翌朝、8時の電車に乗ってフェスに向かう

    地球の歩き方によると
    日本人は1等席を利用するのがオススメらしい

    1等でも2等でも構わないけれど、
    切符を買う時に聞かれるだろうから、
    その時考えようと思ったのだけれど、
    どうやら何も言わないと勝手に2等になるらしい

    ま、いいか



    フェス行きの電車は平日の朝だからか、
    とっても空いていた

    途中から乗り込んできた地元の女性が
    慣れた手つきでパウンドケーキを取り出し、
    ナイフで切り分け、ニコリともしない
    険しい表情で私の前に一切れ突き出した

    「え?くれるの・・・」
    こんなに非友好的に物を分けてもらうのは
    今まで経験したことがないので
    少し戸惑うが、くれる物は有難く頂いておく

    お礼を言っても表情は硬いまま、
    今度はペットボトルとプラスチックのコップを
    取り出し、オレンジジュースを注いでくれた

    そちらも有難く頂いて、一口飲んでビックリ!

    これは絞ったばかりのオレンジジュースだ!
    生絞りのオレンジジュースに目のない私、
    感激して何度もお礼を言う


    それでも女性の表情は動かないのだけれど・・・

  • その後小さなトラブルがあったのだけれど、<br />特に大事にはならず、まぁ無事にフェスに到着<br /><br /><br />ここまで何事もなく、<br />むしろ周囲の親切なモロッコ人たちに<br />助けられてばかりだったのに、<br />ここで初めてモロッコ人の洗礼を受ける羽目になる

    その後小さなトラブルがあったのだけれど、
    特に大事にはならず、まぁ無事にフェスに到着


    ここまで何事もなく、
    むしろ周囲の親切なモロッコ人たちに
    助けられてばかりだったのに、
    ここで初めてモロッコ人の洗礼を受ける羽目になる

  • メディナ付近ですれ違う子供たちは<br />それが挨拶代わりなのか、<br />「10ディラハムちょうだい」と<br />声を掛けてくる<br /><br /><br />別にまとわりついてくるわけではないけれど<br />何回も続くと何だか無性に疲れる<br /><br />英語はまだ話せないらしく<br />フラ語で言ってくる<br /><br />アラビア語で言ってくれば<br />私にも分からなかったのに・・・<br /><br /><br /><br />実際相当貧しいという砂漠地帯の村で<br />子供に言われるのなら、<br />こちらもそれ相応の心構えが出来るものの。<br />ランドセルのようなスクールバッグを背負った<br />学校帰りと思われる子供たちに<br />そんな風に言われるとは思っていなかったよ・・・<br /><br />パリに来てすぐの頃、<br />近所の駅のそばで毎朝物乞いしている<br />若い女の子の姿を見るのがとても辛い時期があった<br /><br />最近は引っ越して彼女を見なくなったけれど、<br />あの頃は毎朝彼女を見ないふりをするのが<br />胸が痛んでしかたがなかった<br /><br />久しぶりに彼女の顔を思い出しながら、<br />なんだか暗澹とした気分に陥る<br /><br />私の耐性がないのかもしれないけど、<br />とにかく徐々に体力を吸い取られるように<br />疲れが増していくのだ<br /><br /><br />

    メディナ付近ですれ違う子供たちは
    それが挨拶代わりなのか、
    「10ディラハムちょうだい」と
    声を掛けてくる


    別にまとわりついてくるわけではないけれど
    何回も続くと何だか無性に疲れる

    英語はまだ話せないらしく
    フラ語で言ってくる

    アラビア語で言ってくれば
    私にも分からなかったのに・・・



    実際相当貧しいという砂漠地帯の村で
    子供に言われるのなら、
    こちらもそれ相応の心構えが出来るものの。
    ランドセルのようなスクールバッグを背負った
    学校帰りと思われる子供たちに
    そんな風に言われるとは思っていなかったよ・・・

    パリに来てすぐの頃、
    近所の駅のそばで毎朝物乞いしている
    若い女の子の姿を見るのがとても辛い時期があった

    最近は引っ越して彼女を見なくなったけれど、
    あの頃は毎朝彼女を見ないふりをするのが
    胸が痛んでしかたがなかった

    久しぶりに彼女の顔を思い出しながら、
    なんだか暗澹とした気分に陥る

    私の耐性がないのかもしれないけど、
    とにかく徐々に体力を吸い取られるように
    疲れが増していくのだ


  • 疲れが体を覆って、だんだん顔が強張ってきた頃<br />若い女の子に声を掛けられる<br /><br />年の頃は13、4才と思われる<br />アラビア語で何やら話しかけてくる<br /><br />「?」<br /><br />本当に何が言いたいか分からないので<br />フラ語で聞き返すも、彼女はフラ語が話せない様子<br /><br />彼女の連れの女の子の1人はフラ語が話せるらしい<br />「名前は何ていうのって聞いてる」<br /><br /><br />日本人が珍しいからかな?<br /><br />若い女の子が私に興味を持ってくれたのが<br />単純に嬉しく自己紹介する<br />そして彼女たち3人の名前も教えてもらう<br />(しかしアラビアの名前は難しいので、すぐ忘れる)<br /><br />話しかけてきた女の子が<br />またまたアラビア語で一方的に話し掛けてくる<br /><br />本当にさっぱり分からない<br /><br />私がフラ語を話せる女の子に救いを求めると<br />彼女が「え、本当にそれを聞くの?」<br />という表情で、その友達を見ている<br />最初は笑っていたものの、アラビア語の女の子の<br />真剣な表情を見て笑顔が消えてしまった<br /><br />一体何を言ってるの?<br /><br />アラビア語ONLYの女の子のジェスチャーを<br />しばらく怪訝な思いで見ていて<br />気が付いた<br /><br />私の指輪を欲しがってるんだ・・・<br /><br /><br />・・・だから私に声を掛けたのね・・・<br /><br /><br />モロッコはナンパが多いというので、<br />面倒なことはなるべく避けたいと思い、<br />普段しない指輪を左手の薬指にしていた私<br /><br />まさかこの指にしている指輪を欲しがる子が<br />いるとは思わなかった・・・<br /><br /><br />「ごめんね、これはプレゼントだから<br />あげられないの」と適当に申し訳なさそうに<br />言う私に、<br /><br />『じゃあ、その髪留めでいいよ』と彼女<br /><br /><br />・・・・・<br /><br />こんな何年も使って塗装もボロボロにはげている<br />髪留めを欲しがる人がいるとは<br />夢にも思わなかった<br /><br />もう何でもいいんだろうな・・・<br /><br /><br />しかし彼女の表情を見ていると<br />悪びれているようなカケラもない<br />図々しさもここまでいけば天晴れだわ<br /><br /><br /><br />なんだかもう悲しくなってしまって<br />それも断り、彼女たちには立ち去ってもらった<br /><br />フラ語が話せる彼女は私の悲しい気持ちは<br />伝わっていないようで、<br />(まぁ、彼女に罪はないけれど)<br />「この子、頭がおかしいから気にしないで」<br />みたいな事を言って笑って去って行った<br /><br />最初から最後まで一言も口をきかなかった<br />もう1人の女の子は、少し悲しそうな<br />泣き笑いのような表情で<br />私が行こうとする方向を指差し<br />「あっちは行き止まりだから」とフラ語で<br />去り際に教えてくれた<br /><br />この子もフラ語が話せたのね、<br />会話に加わらなかったのは、<br />控えめそうな彼女の性格と、<br />私に対して気を遣っていたのかな<br />(と思いたい)<br /><br /><br /><br />ナンパを断るのは面倒だけれど、<br />女の子に指輪をせがまれて断ることに比べれば<br />こんなに落ち込むことはないだろう・・・<br /><br />速攻で指輪を外す<br /><br />旅行2日目、<br />この時以降指輪を一度も嵌める事はなかった・・・<br /><br /><br /><br /><br />※写真の子たちとは別人です<br />

    疲れが体を覆って、だんだん顔が強張ってきた頃
    若い女の子に声を掛けられる

    年の頃は13、4才と思われる
    アラビア語で何やら話しかけてくる

    「?」

    本当に何が言いたいか分からないので
    フラ語で聞き返すも、彼女はフラ語が話せない様子

    彼女の連れの女の子の1人はフラ語が話せるらしい
    「名前は何ていうのって聞いてる」


    日本人が珍しいからかな?

    若い女の子が私に興味を持ってくれたのが
    単純に嬉しく自己紹介する
    そして彼女たち3人の名前も教えてもらう
    (しかしアラビアの名前は難しいので、すぐ忘れる)

    話しかけてきた女の子が
    またまたアラビア語で一方的に話し掛けてくる

    本当にさっぱり分からない

    私がフラ語を話せる女の子に救いを求めると
    彼女が「え、本当にそれを聞くの?」
    という表情で、その友達を見ている
    最初は笑っていたものの、アラビア語の女の子の
    真剣な表情を見て笑顔が消えてしまった

    一体何を言ってるの?

    アラビア語ONLYの女の子のジェスチャーを
    しばらく怪訝な思いで見ていて
    気が付いた

    私の指輪を欲しがってるんだ・・・


    ・・・だから私に声を掛けたのね・・・


    モロッコはナンパが多いというので、
    面倒なことはなるべく避けたいと思い、
    普段しない指輪を左手の薬指にしていた私

    まさかこの指にしている指輪を欲しがる子が
    いるとは思わなかった・・・


    「ごめんね、これはプレゼントだから
    あげられないの」と適当に申し訳なさそうに
    言う私に、

    『じゃあ、その髪留めでいいよ』と彼女


    ・・・・・

    こんな何年も使って塗装もボロボロにはげている
    髪留めを欲しがる人がいるとは
    夢にも思わなかった

    もう何でもいいんだろうな・・・


    しかし彼女の表情を見ていると
    悪びれているようなカケラもない
    図々しさもここまでいけば天晴れだわ



    なんだかもう悲しくなってしまって
    それも断り、彼女たちには立ち去ってもらった

    フラ語が話せる彼女は私の悲しい気持ちは
    伝わっていないようで、
    (まぁ、彼女に罪はないけれど)
    「この子、頭がおかしいから気にしないで」
    みたいな事を言って笑って去って行った

    最初から最後まで一言も口をきかなかった
    もう1人の女の子は、少し悲しそうな
    泣き笑いのような表情で
    私が行こうとする方向を指差し
    「あっちは行き止まりだから」とフラ語で
    去り際に教えてくれた

    この子もフラ語が話せたのね、
    会話に加わらなかったのは、
    控えめそうな彼女の性格と、
    私に対して気を遣っていたのかな
    (と思いたい)



    ナンパを断るのは面倒だけれど、
    女の子に指輪をせがまれて断ることに比べれば
    こんなに落ち込むことはないだろう・・・

    速攻で指輪を外す

    旅行2日目、
    この時以降指輪を一度も嵌める事はなかった・・・




    ※写真の子たちとは別人です

  • 疲れ果ててホテルに戻りたくなったけれど、<br />まだまだ旅はこれから、<br /><br />気を取り直してもう少し散歩することにする<br /><br /><br />なんとかテンションをあげなくては・・・

    疲れ果ててホテルに戻りたくなったけれど、
    まだまだ旅はこれから、

    気を取り直してもう少し散歩することにする


    なんとかテンションをあげなくては・・・

  • まぁ、そんなに悲しくなることだけではなく、

    まぁ、そんなに悲しくなることだけではなく、

  • ちょっと人見知りぎみだけれど<br />かわいい兄弟や

    ちょっと人見知りぎみだけれど
    かわいい兄弟や

  • 魅力的な路地や

    魅力的な路地や

  • 優しい笑顔で

    優しい笑顔で

  • 私を受け入れてくれる女の子

    私を受け入れてくれる女の子

  • 迷って道を聞いた高校生くらいの男の子は<br />私をメディナの外まで案内してくれた<br /><br />無駄な会話は一切なくて<br />黙々と彼の後に付いて歩きながら、<br />この場合のチップはいくらが相場なんだろう・・・<br /><br />少し早い彼の歩くスピードに<br />置いていかれない様にこちらも早足で付いて行く<br /><br /><br />メディナの出口で、<br />「ここを出ればいいから」<br />と彼はそのまま去って行こうとするのを<br />慌てて呼び止める<br /><br />チップを渡すと、<br />ちょっとびっくりしたような表情で、<br />でも嬉しそうにコインを握り締めて<br />元来た方に帰っていった<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br />いい人との出会いの後は、<br />悪い人(!?)との出会いもあって、<br />親切にしてくれた人に連れて行かれた先は<br />例の如く絨毯屋だったり、<br /><br />(ここでは絨毯は勧められなかったけれど、<br />・・・私にはお金がないと思ったのかしら・・・<br />やたらと砂漠ツアーの参加を強要された)<br /><br />道を聞いた人には案の定チップをたくさん<br />請求されたり<br />(むかつくので相場分しか払ってないけど)<br /><br />日本語を覚えたいというから<br />親切心で相手をしようと<br />彼のお父さんが経営しているカフェまで行ったのに、<br />その若い男の子は、引っ切り無しに掛かってくる携帯と<br />横のテーブルのアメリカ人男性旅行者たちとの<br />英語での会話と、お父さんの相手で大忙し<br /><br />その間私は、ほぼほったらかし、<br />注文したミントティーも飲み終わってしまった<br />これから私は一体何をすればいいのでしょうか・・・<br /><br />「あなた忙しそうだから、私帰るね」<br />とお茶代を置いて帰ろうとしたら、<br />なんだかびっくりしてたけど、<br />私も本当ならこんな無礼なことをしたくはないの<br /><br />そもそもあなた、日本語習いたいって<br />言う割には、フラ語しかしゃべろうとしてないじゃん!<br /><br />やってられるか!<br /><br /><br /><br /><br />   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜<br /><br /><br />なんだか愚痴が多くなってしまいましたが、<br />今思い出しても私はフェスでは<br />イライラしたり、落ち込むことが多かったです<br /><br />これはフェスをバスで脱出する間際まで<br />続きました<br /><br /><br /><br />もちろん嫌な出来事ばかりではなかったし、<br />街並みは大好きなんですが<br />(現に写真を見直してみると、悔しいけど<br />他の町の写真よりも気に入ったものが多い・・・)<br />相性というか、タイミングが悪かったように思います<br /><br /><br />これはあくまで一個人の感想や出来事であって、<br />フェスが魅力的な場所に違いない事だけは<br />断言できます<br /><br /><br />あと、この町のタクシーは<br />(私はかなりタクシーを利用しましたが)<br />100%メーターをまわしていました<br />そこはすごく評価してます<br /><br />(マラケシュ、あそこは論外!!)<br /><br /><br /><br />とにかく、感情のままに書き綴った今回の旅行記、<br />愚痴もたくさん残してしまいましたが、<br />ご容赦下さい<br /><br />そして長い文章を読んで下さって<br />どうもありがとうございました<br /><br />

    迷って道を聞いた高校生くらいの男の子は
    私をメディナの外まで案内してくれた

    無駄な会話は一切なくて
    黙々と彼の後に付いて歩きながら、
    この場合のチップはいくらが相場なんだろう・・・

    少し早い彼の歩くスピードに
    置いていかれない様にこちらも早足で付いて行く


    メディナの出口で、
    「ここを出ればいいから」
    と彼はそのまま去って行こうとするのを
    慌てて呼び止める

    チップを渡すと、
    ちょっとびっくりしたような表情で、
    でも嬉しそうにコインを握り締めて
    元来た方に帰っていった









    いい人との出会いの後は、
    悪い人(!?)との出会いもあって、
    親切にしてくれた人に連れて行かれた先は
    例の如く絨毯屋だったり、

    (ここでは絨毯は勧められなかったけれど、
    ・・・私にはお金がないと思ったのかしら・・・
    やたらと砂漠ツアーの参加を強要された)

    道を聞いた人には案の定チップをたくさん
    請求されたり
    (むかつくので相場分しか払ってないけど)

    日本語を覚えたいというから
    親切心で相手をしようと
    彼のお父さんが経営しているカフェまで行ったのに、
    その若い男の子は、引っ切り無しに掛かってくる携帯と
    横のテーブルのアメリカ人男性旅行者たちとの
    英語での会話と、お父さんの相手で大忙し

    その間私は、ほぼほったらかし、
    注文したミントティーも飲み終わってしまった
    これから私は一体何をすればいいのでしょうか・・・

    「あなた忙しそうだから、私帰るね」
    とお茶代を置いて帰ろうとしたら、
    なんだかびっくりしてたけど、
    私も本当ならこんな無礼なことをしたくはないの

    そもそもあなた、日本語習いたいって
    言う割には、フラ語しかしゃべろうとしてないじゃん!

    やってられるか!




       〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


    なんだか愚痴が多くなってしまいましたが、
    今思い出しても私はフェスでは
    イライラしたり、落ち込むことが多かったです

    これはフェスをバスで脱出する間際まで
    続きました



    もちろん嫌な出来事ばかりではなかったし、
    街並みは大好きなんですが
    (現に写真を見直してみると、悔しいけど
    他の町の写真よりも気に入ったものが多い・・・)
    相性というか、タイミングが悪かったように思います


    これはあくまで一個人の感想や出来事であって、
    フェスが魅力的な場所に違いない事だけは
    断言できます


    あと、この町のタクシーは
    (私はかなりタクシーを利用しましたが)
    100%メーターをまわしていました
    そこはすごく評価してます

    (マラケシュ、あそこは論外!!)



    とにかく、感情のままに書き綴った今回の旅行記、
    愚痴もたくさん残してしまいましたが、
    ご容赦下さい

    そして長い文章を読んで下さって
    どうもありがとうございました

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この旅行記へのコメント (4)

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  • procidaさん 2009/05/14 22:13:41
    カサブランカ・・・
    Lahiriさんへ

    全部一気に読ませていただきました。

    本当にうらやましいです!
    私も絶対にいつか行きたい街です。

    それにしても、いい人っているんですね。
    荷物を持ってくれたり、
    目的地まで連れて行ってくれたり・・・
    これもLahiriさんの人柄ですね。

    この写真と、Lahiriさんの旅行記で
    一冊の本を出してほしいと
    思っているのは私だけではないはずです。

    次号をまた期待しています。

    procida

    それから、前号の青い街並みも
    とても気に入ってしまいました・・・

    Lahiri

    Lahiriさん からの返信 2009/05/16 18:32:46
    RE: カサブランカ・・・
    procidaさん、こんにちは

    長い旅行記を読んでくださって
    ありがとうございました ^^


    いつか自分の写真集作ってみたいですね
    文才がないから写真だけでいいかな
    まぁ、写真の才能もどうかと思いますが、
    文章よりはましかな(笑)


    さて、モロッコの話

    私は思うのですが、
    モロッコを始めイスラム圏は男性の方が旅行しやすい国だと思います
    もちろん女性ということで、それなりの恩恵は受けましたが、
    それと私という人間に敬意を持って接してくれているかは
    別問題な気がします

    語弊があるといけないんですが、
    もちろん失礼な扱いは受けないですよ
    それにこちらが恐縮してしまうほど手厚いもてなしで
    自分の家庭に招いてくれた人たちも多かったです

    ただ、ふとした時に
    仮にイスラム教徒でないアジアの旅行者というのを
    前提とした場合、私が男性だったら
    どういう応対を彼らはするんだろうと思う事が多々あったので・・・

    ラテン系の国々ばかり行っているので、
    旅行先で会う日本人の男性にも
    「女性はいいよね、この国の男性は女性好きだから」と
    よく言われますが、
    初めてモロッコに来て、彼らの気持ちが分かったような気がします(笑)

    あ、モロッコ人が「男性好き」と言うわけじゃないですよ、念のため
    ただ男性社会なんです
    それだけなんですが、でもそれが全てかな



    ただですね・・・
    私はかなりがんばって写真を撮っていましたが
    この国、相当写真撮影にうるさいです

    宗教色の強い町は例えフェスやマラケシュのように
    観光客が多い場所でも、写真を撮られるのが嫌がられます
    田舎でも同じらしいのですが、今回は私は訪れていないので
    比べられません
    イヌどころか、害虫のように追い払われた事も数回ありますし、
    (一応気をつけているのですが、それでも傷つきます・・・苦笑)
    怒鳴られたこともあります

    最後の方は怖くなって、たとえ後姿でも
    安心できる場所以外ではカメラを構えないようになりました
    あちこちで旅行者は好奇の目にさらされていて、
    撮られている本人は気付かなくても、通行人たちは
    私が何を撮っているか、しっかり見てるんですよね

    さらに疲れてくると、咎められないネコの写真ばかり
    撮るようになってしまいました・・・(笑)


    シャウエンやアシラ(近いうちにUPする予定の町ですが)などは
    比較的写真に対して寛容だったように思います
    つまりは宗教に対しての戒律があまりうるさくない場所なんですが・・・


    別に努力自慢じゃないですが、
    相当覚悟した方がいいと思うので、
    老婆心ながらの忠告でした 
    私も予想していたのですが、実際はそれ以上でしたので・・・

    出来たら小さめなカメラの方が機動力もあって
    目立たなくていいように思います・・・
    本当は一眼レフでしっかり撮りたい被写体が目白押しなので
    悩むところなんですが・・・


    あと駅で駅員さんを勝手に撮って
    注意されている日本人もいました
    ポリスでもフラ語とアラビア語しか話せない人もいるので、
    注意された場合はやっかいな事になりそうだなと思いました


    今回の私の写真も、いつもだったらもっとゆっくり
    時間を掛けて、ピントも合わせて絞りももう少し考えて・・・など
    少しは考えているんですが、今回は本当に出たとこ勝負で
    現像後の写真を見て、がっかりしてばかりです
    そんな事を言っているとUPできる写真がなくなってしまうので
    開き直って旅行記にしちゃってるんですけど(苦笑)


    とはいえ、ヨーロッパのどの国よりも
    写真におさめたい被写体ばかりでした
    透明人間になれたらどんなにいいかと真剣に悩んでました、私・・・
    きっとprocidaさんも同じだと思います

    散々脅かしてしまいましたが、
    モロッコの写真を見て、自分でも撮ってみたいと思うのであれば、
    絶対行くべきだと思います
    とても魅力的な場所ですよ
    その価値は十二分にあります


    あと男性の方が写真撮りやすいんじゃないかと
    女性の私からは思ってしまったりもするので・・・

    ただモロッコの女性の写真は頼み辛いかもしれませんね
    これは女性の方が親しくなれるチャンスもあるし
    頼みやすい状況を作りやすいだろうな、と思いました

    それでも、私は頼めなくて諦めてますが・・・
    親しくなるきっかけは何度もあって、友好的な雰囲気は作れましたが、
    断られるのが怖くて私は頼めませんでした
    当たって砕けろと思うのですが、いかんせん私は小心者なのです(笑)



    Lahiri


    procida

    procidaさん からの返信 2009/05/25 10:40:36
    猫・・・

    Lahiriさんへ

    最新のアップされました
    猫がたくさんの旅行記も
    読ませていただきました。

    いたるところに猫がいるんですね。
    びっくりです!
    猫にも様々な表情やタイプがあって・・・

    私も次に旅行に行った際には
    犬や猫にも挑戦してみたくなりました。


    前回のモロッコの話・・・
    たくさんのことを考えさせられました。
    宗教や文化でいろいろな対応があるのですね。
    勉強になります!

    大変なことがたくさんありすぎて、
    尻込みしてしまいそうになりましたが、
    いい被写体がたくさんある・・・
    と聞いて、やっぱり行きたくなります。笑

    Lahiriさんからご紹介いただいた
    ドアノーの写真集を何度も見ているうちに、
    街を歩いていても、モノクロの写真や、
    人物の写真に目がいくようになりました。
    真っ青な空を見ていても、
    この色はカラーや彩度を変えれば
    こんなふうになるかな・・・と
    考えてばかりいます。

    んーっ・・・旅したくなってきました。^^

    procida

    Lahiri

    Lahiriさん からの返信 2009/05/31 06:35:50
    RE: 猫・・・
    procidaさん

    こんにちは!

    procidaさんは、すっかりドアノーに
    魅了されてしまったようですね
    ご紹介した甲斐がありました(笑)
    な〜んて、既にご存知でしたよね

    モノクロの写真は私も見る分には好きなんですが、
    自分が撮ると・・・あれは腕がハッキリ出ますよね・・・
    悲しくなります(涙)

    ドアノーのように、モノクロで
    街角スナップが撮れたら楽しいでしょうね
    彼のスナップに登場する人物たちは
    本当に表情が生き生きして
    見ているこちらが引き込まれてしまいます

    私がカメラを構えていると、
    やっぱり相手も身構えちゃうし
    隠し撮りは(結構してますけど)
    心苦しいし、許可を得て撮ると
    自然な感じにならないし、
    ジレンマです・・・


    今まで私は、カメラの機種より
    構図のセンスがモノを言うと
    ずっと思っていたんですが、
    最近それだけでは十分ではないことを
    痛感してます(遅いか・・・)

    なんだか1番重要なのはタイミングな
    気がします
    シャッターを押すタイミング・・・
    スナップには欠かせないんですよね
    でも、これは相当難しい、
    私はいつもタイミングを逃してばかりなんです(涙)


    本当に写真は奥が深いです
    procidaさん、一緒に頑張りましょうね(笑)


    夏は旅行されないんですか??


    Lahiri



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