戦艦ウィスコンシン＠ノーフォーク：Norfolk, VA

2009/04/24 - 2009/04/24

前回の訪問時に心残りだった、戦艦ウィスコンシンを観に再びノーフォークへ。
まずは、前回同様ノーフォーク米海軍基地へ。相変わらず車窓からの見学だけど、最新の原子力空母ジョージ・ブッシュを見ることができてラッキー。
次にダウンタウンへ。街の中心部、ショッピング・モールのすぐ前のマッカーサー記念館へ。日本になじみ（因縁？）のある人物とは言え、展示内容は日本人にとっては微妙なところ。第２次大戦の頃のことを考えながら、海に向かって歩くと、戦艦ウィスコンシンの姿が視界に。ついさっき見た写真、日本の降伏文書への署名が行われた戦艦ミズーリ（ハワイにいます）の同型艦というところが、ポイントかも。
アイオワ級の他の同型艦と同様に近代化工事を受け、湾岸戦争にまで参加した艦とは言え、三連装主砲の雄姿や木製の甲板に第２次大戦時の名残を感じる。
最後に、観光ポイントの一つ、クライスラー美術館へ。アメリカ絵画を中心とした絵画コレクションや、考古学系のコレクションも面白いものがあるが、ここでのお薦めは、ティファニーを中心としたガラス工芸品のコレクション。特にティファニーのステンドグラスのある部屋は、アメリカの大富豪の時代を感じさせる場所。
この日は、ダウンタウンのTazewell Hotelに宿泊。数年前の再開発で治安が大幅に改善されたとのこと。

エリア アメリカ

アイオワ級戦艦４番艦のウィスコンシン
BB-64 USS Wisconsin
国立海洋センター(NAUTICUS)に併設された、Hampton Roads Naval Museumとして公開されています。残念ながら外側からだけの見学で、艦内には入れません（だから無料？）。国立海洋センターには、海軍関係の展示もあり、こちらは有料です。ここからは、ノーフォーク海軍基地巡りのボートも発着しています。

マッカーサー記念館　The MacArthur Memorial
建物の前にはダグラス・マッカーサーの銅像。入ってすぐに夫妻の棺が納められています。中は、マッカーサー記念博物館(MacArthur Memorial Museum)として、マッカーサーにまつわる品々を展示。別棟のショップには、使用した車の展示も。

戦艦ミズーリの艦上で署名された日本の降伏文書（写し）　
右上に重光外相の署名
日本関係、特にGHQ時代の展示は多く、東条元首相が自殺を図ったときに使用した（とされる）銃や発射された弾丸、巣鴨プリズンの収監者（児玉氏や笹川氏など）のサイン、など（由来から）不思議なものも。
展示のクライマックスは、朝鮮戦争時のトルーマン大統領から参謀長宛てのマッカーサーの解任命令でしょうか。政軍関係の研究の題材の一つです。

クライスラー美術館　Chrysler Museum of Art
クライスラー創業者の息子のコレクションが基になっています。

Freemason Abbey Restaurant
ノーフォークのダウンタウンにある、教会だった建物をそのまま使ったレストラン
港町なのでシーフードがお薦めですが、この日は、特別メニューだったカンガルーステーキを注文。やや臭みがあるのでクランベリー・ソースをあわせていました。

ノーフォーク米海軍基地：ヴァージニア・ハウス
各州から寄贈された歴史的な建物群の中で一番大きな建物
現在は、ノーフォーク地区で最も階級の高い司令官の住居（社宅）になっているとのこと。

原子力空母ジョージ・ブッシュ
CVN-77 USS George H.W. Bush
最新の原子力空母。お父さんの方の大統領の名前が命名された艦です。

原子力空母セオドア・ルーズベルト
CVN-71 USS Theodore Roosvelt
この日は原子力空母が２隻停泊していました。ピアの大きさ、ノーフォーク基地の大きさがわかります。

タイコンデロガ級イージス巡洋艦ヴェラ・ガルフ
CG-72 USS Vella Gulf

ワスプ級強襲揚陸艦バターン（手前）
LHD-5 USS Bataan
同型艦イオージマ
LHD-7 USS Iwojima

サン・アントニオ級ドック型輸送揚陸艦サン・アントニオ
LPD-17 USS San Antonio
前回は後部しか見えませんでしたが、今回は艦首から。ステルス性を考慮した船体の構造がよくわかります。

捜索・救難訓練中のヘリ
基地のエリア内で訓練できるというのも恵まれた環境です。

Northrop Grumman E-2C Hawkeye 早期警戒機
ノーフォーク基地の中には、海軍航空基地(Naval Air Station)も。