2008/12/30 - 2009/01/01
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シュンスケさん
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シリグリ(NJP)の駅で10時間遅れてきた電車はバラナシに着くころには15時間遅れに。まあ、こうなってきたら何時間でも関係ない。
夕暮れのガンガーの姿を見た瞬間、エアコンのないスリーパークラスでインド人にまみれた疲れもふっとんでいく。超有名な観光地だからもちろんツーリストだらけなんだけど(特に日本人)、そんなツーリストとは関係なくバラナシはバラナシのままなんだなあ。
【全日程】
□12/23 成田→バンコク(SQ)
□12/24 バンコク→ダッカ(TG)
□12/25 ダッカ→カルカッタ→(夜行列車)
□12/26 →シリグリ→ダージリン
□12/27-28 ダージリン
□12/29 ダージリン→シリグリ→(夜行列車)
■12/30 →バラナシ
■12/31 バラナシ
■1/1 バラナシ→(夜行列車)
□1/2 →アーグラ
□1/3 アーグラ→デリー
□1/4 デリー→シンガポール→
□1/5 →成田
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 航空会社
- シンガポール航空
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列車は朝もやの畑の中を進む…
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…と、駅に停車。駅には列車を待っているのか時間をつぶしているのかわからない地元の人たち。
「アンタ、はだけた胸元相変わらずセクシーね」「そういうお前も年とってもきれいだよ」そんな会話を妄想してしまうくらいヒマな車窓。 -
線路沿いには燃料となるウシの糞が。いい乾き具合です。
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これがスリーパークラス。エアコンなしなので夜も窓あけっぱなし。寒くはないんだけどうるさくてなかなか寝付けない。
隣の一家はまだ若いお母さんがはっとするくらいの美人な家族。もちろん赤ちゃんはとてつもなくかわいい。だけど男のほうはいやなやつだった。インドの男女関係も複雑みたいね。 -
昨夜に乗って、もう今日も日が傾いてきた。ほら、おっちゃんも自転車乗って家路に急いでるよ。バラナシへの道は険しい。
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空地ではクリケット。インド、パキスタン、スリランカの英連邦では国民的スポーツなんです。
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ようやく20時間かけてバラナシ近くのムガルサライ駅に到着。隣は列車の中で仲良くなったチベタン。正月の休みでシッキムから法王様のまつダラムサラへ向かうとか。もちろん彼も国籍上はインド人。
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ムガルサライの駅からオートリクシャに乗ってバラナシの市街へ向かう。
15分くらい行くと急に景色がひらけたと思うと、そこがガンガーだった。川向うに沈む夕日に感激。そうか、列車が遅れたのは橋の上からこの景色を見るためだったのか。 -
宿のルーフトップレストランから眺めた朝もやのガンガー。まるで山の上にいるみたいに幻想的。
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ガンガー沿いの宿の周りは細かい路地が入り組んでいてまるで迷路みたい。
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路地にたたずむガネーシャ。ゾウとかウシとか、いろんなものを神様にしてしまうヒンドゥーって日本古来の八百万の神の考えに近いよね。結構日本人向きなのかも。拒否反応を示しているヨーロピアンを見てそう思った。
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この日の朝ごはん。インド風お好み焼き(名前忘れた)。中に入っているトマトがジューシーで最高にうまかった。カレー味じゃなかったら完璧だったのに。
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昼、ガート沿いを歩くとロンドンから来たというイギリス人青年が巻物に筆でガートの絵を描いていた。これがなかなか本格的でうまい。
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ガートは沐浴だけでなく、時に洗濯場にもなる。干している布が色鮮やか。
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ガンガーは聖なる河である前に、人々の生活の場。日本人的な感覚からすると沐浴する聖なる河に、洗剤流しちゃうの!と思っちゃうけど、そこはインド。「聖なる河だから洗剤流してもきれいにしてくれるのよ」やっぱりこの国は合理的なことだけでは割り切れない
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2008年最後の日が終わりゆくガンガー。
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この日は大みそか。ガート沿いではいろんな行事が行われていた。彼らはそれぞれ周りの地域から集まって大みそかの日から翌日まで24時間読経を続けていた。
読経と言っても日本のような静かなものではなくて、太鼓、パーカッションつきの音楽。僕も10分くらい仲間入り。 -
ガートの中心地、ダサシュワメードガートで「アールティ」の儀式を待つじいちゃん。「老いも若きも、富める者も貧しいものも、みんな幸せになりたくてここに来るんじゃよ」そーんな一言が印象的。
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「アールティ」の儀式。イスラムっぽいにぎやかな音楽に合わせ、(おそらく)マリーゴールドの花にろうそくの火をそえてガンガーに流していく。そして最後にはバラモンからおでこにビンディーをつけてもらって終わりになる。
隣に座っていて仲良くなったインド美人によると、亡くなった人々へ思いをこめて花を流すらしい。宗教的儀式なんだけど、他者を寄せ付けないものではなくて来るものみな受け入れる、そんな暖かい雰囲気だったのが印象的だった。 -
2009年初日の出。大晦日の朝は深い霧だったけど、この日は運良く晴れてきれいな日の出が見られた。
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元旦早々、沐浴する人たち。水中でスクワットするみたいに手を上下させながら頭までもぐっている。
もちろん水は汚い。パッと見隅田川よりも汚染されていそう。でもそんなことはお構いなしにざぶんざぶんとかぶっている。
僕も穢れを落とすべくショートパンツになりガンジスに入る。(インドに来た目的は不幸続きだった2008年の何かをガンガーで落とすため) -
ふぅ、気持ちいぜ。なんて言葉が聞こえてきそうな風呂、じゃなかった沐浴上がり。僕も彼のようにざぶーんと…いきたいところだったけど、水の色を目の前にして臆病風に吹かれて胸まで浸かるのみ。ヘタレにしてはよくやった。
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正月ということもあって、いろんな人がガートにやってくる。もちろんインド人にとっても観光地なんだなあ。中にはヒンドゥー教徒だけじゃなくターバン巻いたシク教徒も。
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ガートで金もうけをしていたサドゥー。うひょっひょっひょみたいな笑い声が耳に残った。
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火葬場近くでたたずむおじさん。インドはほとんどの人は英語を解すけど、やっぱり覚えたてのヒンドゥーを使うと反応が違う。
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インドといえばウシ。中でもバラナシはとりわけ野良ウシが多かった。こんな交通量の多い交差点のど真ん中にもどーんと居座る。
そんなウシに見送られバラナシからアーグラーへ。
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