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『清洲越し』と呼ばれる名古屋城への城下町の引越しが完了し、清洲城は元和2年(1616年)に廃城となりました。

2009春、桜の季節の清洲城(5/5):模擬天守、清州越し、五条川、菜の花、染井吉野

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2009/04/05 - 2009/04/05

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旅行記グループ 2009春、桜の季節の清洲城

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旅人のくまさん

旅人のくまさんさん

『清洲越し』と呼ばれる名古屋城への城下町の引越しが完了し、清洲城は元和2年(1616年)に廃城となりました。

交通手段
JRローカル
  • 模擬天守の光景です。最後に清洲から名古屋に引っ越した『清洲越し』について紹介しておきます。家康の命により、慶長17年(1612年)頃から元和2年(1616年)までの頃に行われました。

    イチオシ

    模擬天守の光景です。最後に清洲から名古屋に引っ越した『清洲越し』について紹介しておきます。家康の命により、慶長17年(1612年)頃から元和2年(1616年)までの頃に行われました。

  • 同じく、里桜に飾られた擬天守の光景です。『清洲越し』は、地形上、清洲の地が水害に弱く、西からの勢力を防ぐ拠点としては土地が狭過ぎることなどが、引越しの理由だったようです。また、清洲城は、天正13年11月(1586年1月)に起きた天正地震で、液状化による被害を受けていた可能性もあります。居城を清須から名古屋へ移すよう家康に進言したのは、尾張藩士の山下氏勝(1568〜1653年)とも伝わります。徳川家康は尾張藩にその子 義直の入国を機として、清州城に、大修理を加える計画で、諸臣に命じて具体策を巡る会議をしました、そこで山下氏勝が意見を述べ、新城の築城が妥当である事を上申しました。この計画については、家康側近の臣からも賛同を得たとされます。

    イチオシ

    同じく、里桜に飾られた擬天守の光景です。『清洲越し』は、地形上、清洲の地が水害に弱く、西からの勢力を防ぐ拠点としては土地が狭過ぎることなどが、引越しの理由だったようです。また、清洲城は、天正13年11月(1586年1月)に起きた天正地震で、液状化による被害を受けていた可能性もあります。居城を清須から名古屋へ移すよう家康に進言したのは、尾張藩士の山下氏勝(1568〜1653年)とも伝わります。徳川家康は尾張藩にその子 義直の入国を機として、清州城に、大修理を加える計画で、諸臣に命じて具体策を巡る会議をしました、そこで山下氏勝が意見を述べ、新城の築城が妥当である事を上申しました。この計画については、家康側近の臣からも賛同を得たとされます。

  • 引越し先に洗ばれたのは、いわゆる名古屋台地です。現在の模擬天守から、遠望できる1里ほど(4キロ)の近い位置にあります。引っ越しは、尾張藩士、町人のみならず、神社・仏閣は3社110寺、清洲城下の町屋約2700戸のほとんどが移転しました。清洲城の天守閣も新しいお城の北西隅櫓として引っ越したようです。

    引越し先に洗ばれたのは、いわゆる名古屋台地です。現在の模擬天守から、遠望できる1里ほど(4キロ)の近い位置にあります。引っ越しは、尾張藩士、町人のみならず、神社・仏閣は3社110寺、清洲城下の町屋約2700戸のほとんどが移転しました。清洲城の天守閣も新しいお城の北西隅櫓として引っ越したようです。

  • 山下氏勝の上申は、『清州は尾張の南西低地にあり、木曽の大川が遠く西を流れ南に注ぎ、五条川は城累に沿って流れ、北西には沼沢があり、要害としては一応の条件は備わっているが、水攻めを受ければ、兵糧はもとより飲み水を得るのも困難となる、かつ城地は狭く南北百四間、東西三十八間に過ぎず、これをもって親藩の首城として一国の政事をとることは不適当』の主旨だったようです。

    イチオシ

    山下氏勝の上申は、『清州は尾張の南西低地にあり、木曽の大川が遠く西を流れ南に注ぎ、五条川は城累に沿って流れ、北西には沼沢があり、要害としては一応の条件は備わっているが、水攻めを受ければ、兵糧はもとより飲み水を得るのも困難となる、かつ城地は狭く南北百四間、東西三十八間に過ぎず、これをもって親藩の首城として一国の政事をとることは不適当』の主旨だったようです。

  • さらに山下氏勝は、『豊臣秀吉が、かつてこれを小牧に移そうとした事もあり、然るに東方一里余り、那古野(名古屋)は土地高燥で台地は長く南に延びて熱田の海に臨み、北に沼沢深く、加えるに東西の交通も自由に開けているから、大軍を動かすに適する』と引っ越し先も上申したようです。

    さらに山下氏勝は、『豊臣秀吉が、かつてこれを小牧に移そうとした事もあり、然るに東方一里余り、那古野(名古屋)は土地高燥で台地は長く南に延びて熱田の海に臨み、北に沼沢深く、加えるに東西の交通も自由に開けているから、大軍を動かすに適する』と引っ越し先も上申したようです。

  • 桜の花びらが浮かぶ、五条川の岸辺で餌を食んでいた鴨さんです。カルガモ(軽鴨)さんのようです。

    桜の花びらが浮かぶ、五条川の岸辺で餌を食んでいた鴨さんです。カルガモ(軽鴨)さんのようです。

  • 同じく、五条川の岸辺で餌を食んでいたカルガモ(軽鴨)さんの光景です。水草を食んでいるようでした。

    同じく、五条川の岸辺で餌を食んでいたカルガモ(軽鴨)さんの光景です。水草を食んでいるようでした。

  • 『清洲城の石垣』の展示です。軟弱な地盤に耐えられるよう、松の木で『梯子胴木』と呼ばれる基礎を作り、その上に石垣を築いた構造です。石垣の積み方としては野面積のようです。この石垣は、慶長15年(1610年)頃、清洲越し直前に存在していた本丸南側の石垣です、平成8年(1996年)に行なわれた遺跡調査で発見されました。

    『清洲城の石垣』の展示です。軟弱な地盤に耐えられるよう、松の木で『梯子胴木』と呼ばれる基礎を作り、その上に石垣を築いた構造です。石垣の積み方としては野面積のようです。この石垣は、慶長15年(1610年)頃、清洲越し直前に存在していた本丸南側の石垣です、平成8年(1996年)に行なわれた遺跡調査で発見されました。

  • 五条川沿いの桜並木の光景です。見事な桜のトンネルになっていました。今日は七分咲ほどですが、落花の時期も見てみたいものです。

    五条川沿いの桜並木の光景です。見事な桜のトンネルになっていました。今日は七分咲ほどですが、落花の時期も見てみたいものです。

  • 染井吉野の枝先のピックアップ光景です。この枝先に限れば、五分咲といったところでしょうか。

    染井吉野の枝先のピックアップ光景です。この枝先に限れば、五分咲といったところでしょうか。

  • 五条川に向かって枝垂れた染井吉野の枝先と、河原のナノハナ(菜の花)の光景です。

    五条川に向かって枝垂れた染井吉野の枝先と、河原のナノハナ(菜の花)の光景です。

  • 五条川を上流方向に向かって泳ぐ、番(つがい)らしい2羽の鴨さんです。後方に波紋が伸びていました。

    五条川を上流方向に向かって泳ぐ、番(つがい)らしい2羽の鴨さんです。後方に波紋が伸びていました。

  • 近くになってところで、ズームアップしての鴨さん達の光景です。嘴の先端部分が黄色のカルガモ(軽鴨)さんのようでした。カモ科マガモ属の鳥類です。

    近くになってところで、ズームアップしての鴨さん達の光景です。嘴の先端部分が黄色のカルガモ(軽鴨)さんのようでした。カモ科マガモ属の鳥類です。

  • 五条川の光景が続きます。五条川は、岐阜県多治見市の高社山付近に源を発し、愛知県西部を流れる庄内川水系の一級河川[です。愛知県犬山市の八曽山の南を流れ、入鹿池を経由して半之木川を合わせ、大口町に入ったところで、合瀬川と交わります。岩倉市では巾下川を、一宮市では青木川を合わせ、清須市南端の旧新川町とあま市(旧甚目寺町)との境界から新川に合流し、最後は庄内川となって伊勢湾に注ぎます。

    五条川の光景が続きます。五条川は、岐阜県多治見市の高社山付近に源を発し、愛知県西部を流れる庄内川水系の一級河川[です。愛知県犬山市の八曽山の南を流れ、入鹿池を経由して半之木川を合わせ、大口町に入ったところで、合瀬川と交わります。岩倉市では巾下川を、一宮市では青木川を合わせ、清須市南端の旧新川町とあま市(旧甚目寺町)との境界から新川に合流し、最後は庄内川となって伊勢湾に注ぎます。

  • 五条川を流れていく桜の花びらと、河畔のナノハナ(菜の花)の光景です。

    五条川を流れていく桜の花びらと、河畔のナノハナ(菜の花)の光景です。

  • 満開に近くなった染井吉野の枝先光景です。先に咲いた花は、既に五条川に花弁を散らし始めているかも知れません。

    満開に近くなった染井吉野の枝先光景です。先に咲いた花は、既に五条川に花弁を散らし始めているかも知れません。

  • 大木に育った五条川沿いの桜並木の光景です。黒々とした幹に、白っぽい染井吉野の花が映えます。

    大木に育った五条川沿いの桜並木の光景です。黒々とした幹に、白っぽい染井吉野の花が映えます。

  • 同じく、大木に育った五条川沿いの桜並木越しに眺めた五条川の光景です。参考までに、五条川の水源の標高は417メートル、河川延長は28.2キロです。

    同じく、大木に育った五条川沿いの桜並木越しに眺めた五条川の光景です。参考までに、五条川の水源の標高は417メートル、河川延長は28.2キロです。

  • 五条川に長く幹を伸ばした染井吉野の光景です。樹木の本能として、日当たりの良い南方面や、水が豊富な方向に向かって根を伸ばし、幹も伸びるのかもしれません。

    五条川に長く幹を伸ばした染井吉野の光景です。樹木の本能として、日当たりの良い南方面や、水が豊富な方向に向かって根を伸ばし、幹も伸びるのかもしれません。

  • 行儀よく並んで、五条川方面に枝垂れた染井吉野の枝先光景です。枝垂れることで、殊に、横からや、対岸からの見栄えがアップします。

    行儀よく並んで、五条川方面に枝垂れた染井吉野の枝先光景です。枝垂れることで、殊に、横からや、対岸からの見栄えがアップします。

  • 先に紹介した、江戸時代の渡し場を連想させるような除夜灯の銅葺き屋根と、その背後に立つヤエベニシダレ(八重紅枝垂れ)らしい花の光景です。

    先に紹介した、江戸時代の渡し場を連想させるような除夜灯の銅葺き屋根と、その背後に立つヤエベニシダレ(八重紅枝垂れ)らしい花の光景です。

  • 上流方面から眺めた、赤い欄干の橋の光景です。清須市観光案内図には、『大手橋』と記されていました。

    上流方面から眺めた、赤い欄干の橋の光景です。清須市観光案内図には、『大手橋』と記されていました。

  • 五条川とその堤防式で咲く染井吉野の並木の光景です。堤防の上が、隙間なく花で覆われていました。

    五条川とその堤防式で咲く染井吉野の並木の光景です。堤防の上が、隙間なく花で覆われていました。

  • 五条川に架かる橋脚群の光景です。一番手前が一般道路の清洲橋、その先が東名阪自動車道の本線とそのアプローチ道路です。

    五条川に架かる橋脚群の光景です。一番手前が一般道路の清洲橋、その先が東名阪自動車道の本線とそのアプローチ道路です。

  • 染井吉野の先に見える橋脚は、薄青色に彩色された道路は、東名阪自動車道の本線とそのアプローチ道路です。花見期間は、五条川沿いの道路などは、一時的に交通規制されているようです。その立看板が見えました。

    染井吉野の先に見える橋脚は、薄青色に彩色された道路は、東名阪自動車道の本線とそのアプローチ道路です。花見期間は、五条川沿いの道路などは、一時的に交通規制されているようです。その立看板が見えました。

  • カメラでズームアップした、五条川に架かる一般道路の清洲橋の光景です。

    カメラでズームアップした、五条川に架かる一般道路の清洲橋の光景です。

  • 袂付近から眺めた『大手橋』の光景です。次々と見学の人達が橋を渡っていました。橋を渡った右手に見えている建物は、お土産店と無料休憩所の『清洲ふるさとのやかた』です。

    袂付近から眺めた『大手橋』の光景です。次々と見学の人達が橋を渡っていました。橋を渡った右手に見えている建物は、お土産店と無料休憩所の『清洲ふるさとのやかた』です。

  • 五条川沿いの染井吉野の古木の光景です。戦後すぐに植樹された染井吉野ですと、そろそろ寿命の問題が起き始めました。

    五条川沿いの染井吉野の古木の光景です。戦後すぐに植樹された染井吉野ですと、そろそろ寿命の問題が起き始めました。

  • 帰りは、往きと同じ道を引き返しJR清州駅に向かうことにしました。この場所はまだ五条川近くです。下に写っている銅葺き屋根は、『清洲ふるさとのやかた』だったようです。

    帰りは、往きと同じ道を引き返しJR清州駅に向かうことにしました。この場所はまだ五条川近くです。下に写っている銅葺き屋根は、『清洲ふるさとのやかた』だったようです。

  • 染井吉野の枝越しに眺めた、赤い欄干の大手橋の光景です。これで清洲城の紹介はおしまいです。帰りもJRを利用して名古屋駅経由で帰宅しました。

    染井吉野の枝越しに眺めた、赤い欄干の大手橋の光景です。これで清洲城の紹介はおしまいです。帰りもJRを利用して名古屋駅経由で帰宅しました。

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