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シンガポールのインド人街に関して

シンガポールのインド人街

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2009/02/21 - 2009/02/23

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asiahunter

asiahunterさん

シンガポールのインド人街に関して

  • 現在、シンガポールのリトルインディアはセラングーン・ロードの南部を中心に展開している。セラングーン・ロードはシンガポールを縦横に走る現在のシンガポールでも代表的な道路だが、その造成は早く既に1822年に発行された地図にその初出が見られ、1828年には『島をクロスする通り(road leading across the island)』と地図には記載されている。1836年頃には現在とほぼ同じ長さ・位置に造成された。<br />(参考:Sharon Siddique, Nirmala Puru Shotam著 『Singapore Little India-past, present and future』)

    現在、シンガポールのリトルインディアはセラングーン・ロードの南部を中心に展開している。セラングーン・ロードはシンガポールを縦横に走る現在のシンガポールでも代表的な道路だが、その造成は早く既に1822年に発行された地図にその初出が見られ、1828年には『島をクロスする通り(road leading across the island)』と地図には記載されている。1836年頃には現在とほぼ同じ長さ・位置に造成された。
    (参考:Sharon Siddique, Nirmala Puru Shotam著 『Singapore Little India-past, present and future』)

  • 最初期のインド系移民が、現在のリトルインディアのあるセラングーン・ロード上に集まりだしたのは19世紀初頭で、南インド系移民のうち畜産業者がここに集まり乳製品や畜産物などを取引する小規模のバザールが展開された。こうしたバザールは現在のインド農村部などで今でも見られるものである。<br />現在ではその面影は全く無いが、セラングーン・ロードのムスタファの建つシェィド・アルヴィ・ロードのすぐ北には澄んだ水を湛える池があり、水牛などの水浴び場として活用されていた。その名残としてリトルインディアには「バッファロー・ロード」という路地も存在する。<br />このようにリトルインディアは家畜業者の集住地域となった。動物は畜産用に限らず、車の無かった当時の馬車や牛車用といった運搬具としても多く活用された。

    最初期のインド系移民が、現在のリトルインディアのあるセラングーン・ロード上に集まりだしたのは19世紀初頭で、南インド系移民のうち畜産業者がここに集まり乳製品や畜産物などを取引する小規模のバザールが展開された。こうしたバザールは現在のインド農村部などで今でも見られるものである。
    現在ではその面影は全く無いが、セラングーン・ロードのムスタファの建つシェィド・アルヴィ・ロードのすぐ北には澄んだ水を湛える池があり、水牛などの水浴び場として活用されていた。その名残としてリトルインディアには「バッファロー・ロード」という路地も存在する。
    このようにリトルインディアは家畜業者の集住地域となった。動物は畜産用に限らず、車の無かった当時の馬車や牛車用といった運搬具としても多く活用された。

  • セラングーン・ロードからほど近いブラス・ベーサン・ロード(現在のドービー・ゴート付近)には当時インド人受刑者が収監されている刑務所があり、刑務所に付随するクリーニングや食事などの業務に従事する南インド系業者が居住するようになった。こうしてセラングーン・ロードは畜産業を中心に徐々にインド系住民を増やしていく。人口の集中に伴い、1936年にセラングーン・ロード地区に家畜の入出が当局によって禁じられて以降は本格的に南インド系の商業地・居住地として発展し今日に至る。尚、当時北インド系移民はシンガポール川以北にあるハイストリート周辺に集住していた。

    セラングーン・ロードからほど近いブラス・ベーサン・ロード(現在のドービー・ゴート付近)には当時インド人受刑者が収監されている刑務所があり、刑務所に付随するクリーニングや食事などの業務に従事する南インド系業者が居住するようになった。こうしてセラングーン・ロードは畜産業を中心に徐々にインド系住民を増やしていく。人口の集中に伴い、1936年にセラングーン・ロード地区に家畜の入出が当局によって禁じられて以降は本格的に南インド系の商業地・居住地として発展し今日に至る。尚、当時北インド系移民はシンガポール川以北にあるハイストリート周辺に集住していた。

  • ちなみにシンガポールに於ける在インド人人口の推移という興味深い統計がある。<br />1821年・・・132人<br />1881年・・・12,138人<br />1891年・・・16,035人<br />1901年・・・17,845人<br />1911年・・・28,454人<br />1921年・・・32,678人<br />1931年・・・50,860人<br />1947年・・・68,978人<br />1957年・・・124,084人<br />1966年・・・135,800人<br />1970年・・・145,100人<br />1980年・・・154,600人<br />1990年・・・190,900人<br />1819年1月28日、シンガポール建国の父と称されるラッフルズが上陸した際に付随したセポイ(インド兵士)が120人、これに使用人や調理人などに加え、その後ペナンから移住して来た者も加えて1821年の人口調査では在シンガポール・インド人は132人だったという。

    ちなみにシンガポールに於ける在インド人人口の推移という興味深い統計がある。
    1821年・・・132人
    1881年・・・12,138人
    1891年・・・16,035人
    1901年・・・17,845人
    1911年・・・28,454人
    1921年・・・32,678人
    1931年・・・50,860人
    1947年・・・68,978人
    1957年・・・124,084人
    1966年・・・135,800人
    1970年・・・145,100人
    1980年・・・154,600人
    1990年・・・190,900人
    1819年1月28日、シンガポール建国の父と称されるラッフルズが上陸した際に付随したセポイ(インド兵士)が120人、これに使用人や調理人などに加え、その後ペナンから移住して来た者も加えて1821年の人口調査では在シンガポール・インド人は132人だったという。

  • 1930年代のシンガポールを放浪した金子光晴の『マレー蘭印紀行』の中で、そこに登場するインド人は以下のように記述されている。<br /><br />『額に牛糞の灰をぬりつけ、蓬髪、痩躯の印度キリン族。凶猛で、こころのねじけたベンガリー人』『百姓たちのゴム園は、抵当流れの形で、印度人の金貸業チッテの手に収まってゆく。強欲非道でならした猶太人も、奸けつなベンガル商人も、アラビア人も土民に烏金を貸して肥え太ってゆくチッテのやりくちには三舎を避けるという』<br /><br />この中に登場する印度キリン族とは単に南インド系移民の総称であり(Klimgs)、ベンガリーとは北インド出身者の総称(Benggalis)である。この他、南インド・タミル出身のムスリムをナーナク(Nanaks)と呼んだり南インド・マラーヤラム出身のムスリムをモパラ(Moplahs)、南インド出身の商人をチュリア(Chulias)と、シンガポールの中では呼称されていた。<br />またインド系の金貸業者も19世紀には既に存在し、こうしたインド系の小規模金融業者はシンガポールでは既に見られないが、ペナンなどのインド人街などでは多く眼にすることが出来る。

    1930年代のシンガポールを放浪した金子光晴の『マレー蘭印紀行』の中で、そこに登場するインド人は以下のように記述されている。

    『額に牛糞の灰をぬりつけ、蓬髪、痩躯の印度キリン族。凶猛で、こころのねじけたベンガリー人』『百姓たちのゴム園は、抵当流れの形で、印度人の金貸業チッテの手に収まってゆく。強欲非道でならした猶太人も、奸けつなベンガル商人も、アラビア人も土民に烏金を貸して肥え太ってゆくチッテのやりくちには三舎を避けるという』

    この中に登場する印度キリン族とは単に南インド系移民の総称であり(Klimgs)、ベンガリーとは北インド出身者の総称(Benggalis)である。この他、南インド・タミル出身のムスリムをナーナク(Nanaks)と呼んだり南インド・マラーヤラム出身のムスリムをモパラ(Moplahs)、南インド出身の商人をチュリア(Chulias)と、シンガポールの中では呼称されていた。
    またインド系の金貸業者も19世紀には既に存在し、こうしたインド系の小規模金融業者はシンガポールでは既に見られないが、ペナンなどのインド人街などでは多く眼にすることが出来る。

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