2009年度のお花見は？（2）ついでに少し早めの上野の桜詣

2009/03/29 - 2009/03/29

本命は、いつのまにか会期終わりが近付いた「アーツ＆クラフツ展」（上野・東京都美術館）です。
しかし、この時期に上野公園に足を踏み入れるなら、少し早めでも桜を見ないのはもったいない！
日曜日で、春休みで、天気が良くて、だから混んでいて当然で、はじめはげんなりしましたが。
通勤ラッシュほどではなかったです。
───まだ。

満開は来週、４月の第一週目くらいの週末でしょう。
でも、思ったより咲いていました。
とにかく桜の本数が多いから、まだ咲きそろっていなくても桜でも十分楽しめました。
去年（2008年）、満開のときに訪れているのに、がっかりしたり見飽きたりしませんでした。
美術館前に大急ぎで１時間半。
めざすは上野公園らしい桜の写真。
そうすると、花見客の群衆も必要な要素になりますね。

※去年の満開のときの上野の桜デビュー
2008年４月１日
「念願の桜の季節の上野公園（1）提灯桜通りの桜トンネルと東京国立博物館・常設展「博物館でお花見を」」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10230308/
「念願の桜の季節の上野公園（2）念願中の念願！───不忍池の桜」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10230318/

エリア 上野・御徒町(東京)

• 交通手段: 私鉄

さすが上野公園の盛況ぶり

真っ先に目立った鮮やかなピンクの満開の桜

名前は札に「カンヒザクラ（寒緋桜）の陽光」と

カンヒザクラはふつう、花が咲き切らない釣り鐘状らしいですけどネ

人形供養の寛永寺の屋根を背景に

寛永寺の小さな仏の間から

寛永寺から石段を下りる途中、石灯籠と

まだ咲き始めの桜トンネルのソメイヨシノ

寛永寺を背景に

ハス池に向かって咲くコブシ

ハス池と高層ビルを背景に咲くコブシ

弁天堂の屋根とヤマザクラ（たぶん）

不忍池を覗き込むソメイヨシノの枝

桜の間を不忍池の水鳥が渡る

弁天堂を背景に、まだ咲き始めのソメイヨシノ

ソメイヨシノの薄いベールの向こうに弁天堂

去年満開のときの写真を撮っていますが、このくらいの薄い花のベールも悪くありません@

関連の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/13630186/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/13630188/
関連の旅行記
「念願の桜の季節の上野公園（2）念願中の念願！───不忍池の桜」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10230318/

風に煽られて出来た波が美しく

高層ビルを背景に、ちょこっとだけ

新緑が美しい柳を背景に、初々しいつぼみを従えて

水鳥の舞う不忍池の桜

きらめくボート池を背景に

光に透ける花

まぶしい光と

ハス池のまだ茶色い茎と、つぼみも愛らしい咲き始めの桜

再び寛永寺を背景に、提灯でにぎやかな桜並木道

なかなか育った桜トンネルとぎっしりの人込み

でも去年は午後遅く日が翳ってしまっていたので、満開だったとはいえ、今年の方が写真としては良いかな。
去年は、桜トンネルはもちろんですが、接写の場合でも、天気の日の桜の花にかかる影に、注意している余裕がなかったように思います。

関連の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/13629852/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/13629873/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/13629874/
関連の旅行記
「念願の桜の季節の上野公園（1）提灯桜通りの桜トンネルと東京国立博物館・常設展「博物館でお花見を」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10230308/

桜トンネルの中の満開に近い白い桜

満開の桜に群がる人々（私もその一人@）

まだまだ続くよ、桜トンネル（と人込み）

なかなか咲きそろった桜

桜トンネルはまだグラデーション@

電灯と提灯と桜

トーテムと桜

提灯と満開に近い白い桜

上野東照宮前の鳥居と

上野東照宮前の山門の屋根と

上野東照宮前の鳥居の内側から

本命の東京都美術館へ、「アーツ＆クラフツ展」のポスターと

〈「アーツ＆クラフツ展」の感想ひとこと〉
「生活の中にもアートを」を提唱したアーツ＆クラフツ運動。
産業革命後のイギリスで起こり、現在の工業・商業デザインや工芸品というジャンルの誕生にも通じるその影響力の大きさは、想像を超えていたかもしれません。
今回の展示では、発祥の地のイギリスのアーツ＆クラフツ運動だけでなく、当時のヨーロッパ、たとえばオーストリア・ハンガリー帝国のウィーンやハンガリー、ドイツ、そして北欧や、さらには日本の柳宗悦の「民芸」の言葉と概念の創設まで絡めたところが、とても良かったです。
当然、展示も多彩で楽しめました。
ここ数年の私の東欧旅行は、東欧のフォークロア文化に触れたいという気持ちが根底にありますが、フォークロアを日本語にあてると「民芸」。
そして東欧のみならず、近代におけるフォークロア文化の再発見の動きは、ナショナリズムや民族意識高揚の流れにも都合よかったせいもあると思いますが、このアーツ＆クラフツ運動の精神も下地となっているでしょう。
つくづく奥が深いと思いました。
その東欧がらみでは、ハンガリーのジョルナイ陶器が取り上げられていて、うれしくなりました。
いつか行きたいと思っている北欧では、ノルウェーのひじ掛けいすの意匠にどことなくバイキングを連想しました。
もっとも、世界を巡回しているこの展覧会が日本で開催されるにあたっては、第三部はもともとアメリカだったのを、日本に変更されたようです。
わたしとしては、ずっと西欧かぶれで、最近やっと自分の国・日本の文化を見直そうという気になっているので、アメリカより日本の民芸の方が関心があり、日本に変更されて良かったです。
（アメリカの民芸の取り上げ方も興味はありますが。土着インディアンくらいしか思いつかないくらい想像力が貧困だから@）

本日ゲットしたもの

美術展のショップにて。
ウィリアム・モリスのテキスタイル「ゴールデンリリー」のマグカップ（1,785円）。

そして下に敷いてあるのが、クリアファイル。
右から。
・ウィリアム・モリスのテキスタイル集のA4サイズのクリアファイル（500円）
・鎌倉芳太郎の「蝶桜花文紅型」のA4クリアファイル
・ウィリアム・モリスの「苺泥棒」の絵柄のB5サイズのクリアファイル（400円）
・「菊蕨手草花文紅型」のA4クリアファイル
（鎌倉芳太郎の図柄のクリアファイルは２枚組で420円。常設ショップで買ったもの。）
そしてチラシ。

この旅行記へのコメント （4）

• とんちゃん健康一番さん 2009/04/03 13:56:38

  すごく綺麗♪

  まみさんへ♪
  
  まみさん目線の桜！！
  すごく綺麗♪
  見ているだけで癒されるぅ〜☆
  素敵な春をありがとう〜！
  
  また、ゆっくりお邪魔させて頂きます！！
  
  

  まみさん からの返信 2009/04/05 19:57:11

  RE: すごく綺麗♪

  とんちゃん健康一番さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
  
  ぜひ癒されてくださいまし。
  すがすがしいピンクに撮れた先週でした。
  残念ながら金曜日の上野はともかく、日曜日の今日、桜を追いかけたけど、くもりがちでこういう色はとても出ませんでした。
  それでも見にきてくれるとうれしいな。
  日曜日の桜はまだアップしてないですが。

• airpentaroさん 2009/04/02 22:01:29

  前日上野公園に・・・

  まみさんさん、こんばんは！
  
  私は、まみさんが訪れた前日に不忍池に立ち寄りました。
  
  でも、まみさんの旅行記を見て・・・(o￣∇￣)o!!ｶﾞｰﾝ
  上の桜並木はけっこう咲いていたんですね。
  不忍池の桜並木が1〜2分咲きだったので上も同じかな・・・と思って、ついスルーしてしまいました。
  
  今週末が見頃でしょうね。
  
  またお邪魔します☆(＾∀＾)ノ~~

  まみさん からの返信 2009/04/03 12:27:14

  RE: 前日上野公園に・・・

  airpentaroさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
  
  上の並木道まで行かなかったのは残念ですね。
  この日でも結構見ごたえありましたよ。
  私はいつもJR上野駅からアクセスするので、必然、並木道が目に入りました。
  実は、動物園の前の並木はかなり満開に近いという情報を得ていたので、ある程度期待して出かけたんでよー。
  同じソメイヨシノで、同じ公園でも、やはり日当たりなどの条件で随分開花状況が変わりますね。
  でも満開になったらあっという間でしょうね。
  桜は忙しい！