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於茂登岳山頂直下には、綺麗な沢水の流れ出る場所があり、サンピン茶を殆ど飲んでしまった当方の喉には、本当に甘露水の味がした。<br /><br />石垣には「於茂登」という銘柄の泡盛もあるが、成る程、この清水で作られた泡盛なら美味しいに違いない。<br /><br />工場が少なくて空気が澄んでいるからか、或いは、密集している熱帯樹林の樹根で浄化されているのか、水にまろやかな味があり、ビン詰めのビシーとか岩清水では味わえないような清らな味覚で、何とも表現のしようのない微妙な味わいだった。<br /><br />同じ原生林の中の清水でも、北海道は北キツネの影響でエキノコックスの病原菌に汚染されていて、生水厳禁であるが、この石垣はそういうこともない。<br /><br />矢張り山に来て、思い切り沢水を飲めることの幸せ。これも又もう一つの登山者の冥利でもあるのだが・・・<br /><br />そんなこんなを考えつつ下山を急いでいると、突然足元で枯れ枝が飛び上がった。何か枝の端でも踏んだのかと思い、一瞬足を持ち上げると、何とそこにはヘビがトグロを巻いているではないか!<br /><br />ギョ! ギョ、ギョ、ギョ、よくよく見るとそこに渦巻いているのはハブではないか!<br /><br />追っかけられはしないかと、急いで飛び渡り、1−2m先まで逃げて様子を見ると、追いかけてくるくる気配もない。首をもたげて左右に動かしているだけだ。<br /><br />よーしジャァ、と、そうっとヘビに近づき写真を撮っておく。又とない機会。内地の山でマムシに遭ったことはあるが、沖縄の山でハブに遭うなどはめったにあることではない。咬まれなくて済んで全くラッキーだった。<br /><br />余り近づくと襲われる心配もあり、1mも離れた場所から静かにカメラを向けたが、2枚ほど撮影し、一目散に退散した。<br /><br />1匹いるという事は、周りにも何匹かいるに違いない。沖縄本島は別にしても、先島諸島にはハブは生息していない、と勝手に決め込んでいたが、将に、盲ヘビに怖じず、の伝で、安心し切って歩いていたが、実際に肝を冷やした。<br /><br />登山口近くまで下山し、漸く数人の昆虫採取の人と出合ったが、当方の下は短パン上半身裸の様相を見て、驚くと同時に内心では軽蔑していたかも知れない。<br /><br />彼等の装備と言ったら正しく重装備。上から下まで、身包み覆い、これではハブが出ても、何が出てきても安心だろう。後から聞くと、京都、大阪方面からやってきた趣味の集まりの人達らしい。矢張り、専門家は違っていた。<br /><br />彼らにこの先にハブがいるので気をつける旨伝え、漸く下山した。<br />

琉球・石垣・一人旅(20)於茂登岳・ハブとの遭遇。

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2009/02/11 - 2009/02/15

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ちゃお

ちゃおさん

於茂登岳山頂直下には、綺麗な沢水の流れ出る場所があり、サンピン茶を殆ど飲んでしまった当方の喉には、本当に甘露水の味がした。

石垣には「於茂登」という銘柄の泡盛もあるが、成る程、この清水で作られた泡盛なら美味しいに違いない。

工場が少なくて空気が澄んでいるからか、或いは、密集している熱帯樹林の樹根で浄化されているのか、水にまろやかな味があり、ビン詰めのビシーとか岩清水では味わえないような清らな味覚で、何とも表現のしようのない微妙な味わいだった。

同じ原生林の中の清水でも、北海道は北キツネの影響でエキノコックスの病原菌に汚染されていて、生水厳禁であるが、この石垣はそういうこともない。

矢張り山に来て、思い切り沢水を飲めることの幸せ。これも又もう一つの登山者の冥利でもあるのだが・・・

そんなこんなを考えつつ下山を急いでいると、突然足元で枯れ枝が飛び上がった。何か枝の端でも踏んだのかと思い、一瞬足を持ち上げると、何とそこにはヘビがトグロを巻いているではないか!

ギョ! ギョ、ギョ、ギョ、よくよく見るとそこに渦巻いているのはハブではないか!

追っかけられはしないかと、急いで飛び渡り、1−2m先まで逃げて様子を見ると、追いかけてくるくる気配もない。首をもたげて左右に動かしているだけだ。

よーしジャァ、と、そうっとヘビに近づき写真を撮っておく。又とない機会。内地の山でマムシに遭ったことはあるが、沖縄の山でハブに遭うなどはめったにあることではない。咬まれなくて済んで全くラッキーだった。

余り近づくと襲われる心配もあり、1mも離れた場所から静かにカメラを向けたが、2枚ほど撮影し、一目散に退散した。

1匹いるという事は、周りにも何匹かいるに違いない。沖縄本島は別にしても、先島諸島にはハブは生息していない、と勝手に決め込んでいたが、将に、盲ヘビに怖じず、の伝で、安心し切って歩いていたが、実際に肝を冷やした。

登山口近くまで下山し、漸く数人の昆虫採取の人と出合ったが、当方の下は短パン上半身裸の様相を見て、驚くと同時に内心では軽蔑していたかも知れない。

彼等の装備と言ったら正しく重装備。上から下まで、身包み覆い、これではハブが出ても、何が出てきても安心だろう。後から聞くと、京都、大阪方面からやってきた趣味の集まりの人達らしい。矢張り、専門家は違っていた。

彼らにこの先にハブがいるので気をつける旨伝え、漸く下山した。

  • 於茂登岳には清らな沢水が流れているが、ここは山頂直下の岩清水から流れ出る沢水。

    於茂登岳には清らな沢水が流れているが、ここは山頂直下の岩清水から流れ出る沢水。

  • 何という味か、表現のしようもないまろやかで、こくのある味わい。水がこんなに美味しいものだとの感触は久し振りのこと。

    何という味か、表現のしようもないまろやかで、こくのある味わい。水がこんなに美味しいものだとの感触は久し振りのこと。

  • 清水の周辺に咲いている、これも又清らな野草。名前は知らないが、花の純水さが一際際立っていた。

    清水の周辺に咲いている、これも又清らな野草。名前は知らないが、花の純水さが一際際立っていた。

  • 漸く中腹まで下山。ここから登山口まではもう30分もない。

    漸く中腹まで下山。ここから登山口まではもう30分もない。

  • ギョ! ハブ! 咬まれずに済み、胸をなで下ろす。

    ギョ! ハブ! 咬まれずに済み、胸をなで下ろす。

  • こわごわとハブに近づき、絶好の機会のシャッターチャンスを得る。これ以上近づくと襲われる危険があり、サッと撮影し、一目散で下山する。<br />これが登りの時に遭遇したら、登山を諦めていたかも知れない。

    こわごわとハブに近づき、絶好の機会のシャッターチャンスを得る。これ以上近づくと襲われる危険があり、サッと撮影し、一目散で下山する。
    これが登りの時に遭遇したら、登山を諦めていたかも知れない。

  • 登山口近くで漸く遭った、昆虫採取の人。やっと人間社会に戻った感じ。

    登山口近くで漸く遭った、昆虫採取の人。やっと人間社会に戻った感じ。

  • 彼らが採集している「石垣ゴマフカミキリ」。ハブの写真を見せたら「先島姫ハブ」と言う名前らしい。

    彼らが採集している「石垣ゴマフカミキリ」。ハブの写真を見せたら「先島姫ハブ」と言う名前らしい。

  • 重装備に実を包み、先に行く人にハブを注意する。これだけしっかりゲートルを巻いていれば、ハブが出てきても大丈夫だろう。

    重装備に実を包み、先に行く人にハブを注意する。これだけしっかりゲートルを巻いていれば、ハブが出てきても大丈夫だろう。

  • 漸く下山する。登山口近くに咲いていた山ツツジ。2月なのに咲いている。矢張り亜熱帯の山に違いない。

    漸く下山する。登山口近くに咲いていた山ツツジ。2月なのに咲いている。矢張り亜熱帯の山に違いない。

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