2008 アメリカ・グランドサークル旅記 0920-03

2008/09/18 - 2008/09/26

ここでBurr Trail RDは終了となる。
北に向けて進む道は、Capitol Reef NP RDとなる。
だがこの道も途中でCountry RDと合流するのだが、また別の（？）Capitol Reef NP RDと交差してＵＴ-24につながるようだった。

この砂で覆われた道になってから一番厄介なのがタイヤのスタックである。
もしスタックしたら身動きできなくなってしまう。
間違っても変な場所で停まらないように全神経を集中して走る。

走行中に砂にタイヤをとられてハンドルの制御がきかなくなったりと苦戦する。
見通しの良い道路には道路と同じ方向に砂でできたタイヤのわだちがくっきりと見える。
プリウスの車高が低いのでわだちの砂の山が大きすぎると、もろに車体の底に接触して足元から嫌な振動が伝わってくる。

「タイヤの空気圧減らしたほうがいいのか？」

砂漠でノーマルタイヤをスタックさせないための手段なのだが、この先の道路のコンディションがわからないし、空気を再度補充する術がないのでそれは思うだけにした。

今まで運転してきた経験と知識をフルに使ってプリウスを走らせることに、心なしか楽しんでいる自分がいたりする。

「だあああ、おもしれーじゃんここ！」

脳のどこから変な汁が大量に出始めているようだ。

直線道路が続くこともあり、そんな時はやや余裕ができるので周りの景色を見ることができる。
道路と平行して巨大な大陸棚が続いている。
ほんとにこのアメリカって国というより土地は想像を超えた場所が多すぎである。

永遠と続きそうな砂との格闘も３０分後に突然幕を閉じた。
まともな道路に戻ったと思いきや再びキャピトルリーフ国立公園のサインを目にすることになる。

さらに３０分後の午前１１時３０分にやっとＵＴ-２４に出た。
その交差路には公衆トイレのある駐車スペースがあり、プリウスを停めてトイレに駆け込んだ。

トイレから戻るとソフトクーラーボックスからスタバ印の瓶コーヒーを取り出す。
よく冷えたコーヒーを銭湯スタイルで一気飲みして自分を称えた。

脳から滲み出る変な汁の流出も収まったところで地図を確認する。

次のガソリンスタンドのありそうな町Hanksvilleまでプリウスのガソリンは十分もちそうである。
念のためプリウスを確認してからＵＴ-24を東に向けて走りだした。

Hanksvilleまでのドライブは順調だった。
このルートも日本ではそうそうお目にかかれない景色が続いている。
コンクリートの原料のような色をした丘陵が続いている。

目の前に二人乗りの大型バイクが走っていて、そのバイクと十分すぎる距離をとって追走した。

Hanksvilleもまた小さな町である。
いまこうして旅行記書いてて気がついたのが、この町で写真を撮り忘れていた。
うーん・・・なぜだろう。
記録として必ず撮るようにしてたのに。

ＵＴ-24とＵＴ-95の分岐地点にあるガソリンスタンドで給油とトイレを済ませてから時計を確認する。

午後１２時２０分。
車中でジュースとシリアルバーと菓子を食べていたのでお腹は空いていない。
このままゴブリンバレー州立公園を目指すことにした。

エリア アメリカ

• 交通手段: レンタカー
• 航空会社: ユナイテッド航空

こっついダートロード。

謎の山。
ちょうど砂がない道路だったので停車して登山を試みる。
が、やわらかい砂で覆われているらしく、足がずぼっとはまってしまうので断念。

永遠と続きそうな大陸棚。

トイレもないさびしいところ。

キャピトルリーフ国立公園を出たところ。

ＵＴ-24に出たところにあるトイレスポットでプリウスを撮る。

ＵＴ-24をHanksvillに向けて走行中。