メキシコ（リビエラ・マヤ）のリゾートクラブ滞在記（ビーチ編）

2009/01/31 - 2009/02/07

グランド・マヤンのプールに比べればビーチの魅力は少々薄れる。私が滞在した１週間は例年になく寒くて強風の日が多かったせいかもしれない。それでも、ここはカリブ海。青い海を眺めながらビーチでのんびりする贅沢さを味わった。

写真：カリブ海の夜明け

私のホームページ『第二の人生を豊かに―ライター舟橋栄二のホームページ―』に旅行記多数あり。
http://www.e-funahashi.jp/

エリア その他の都市(メキシコ)

カリブ海の夜明け（写真）。昨年よりかなり寒い。日本の冬を脱出して、“暖かい”カリブ海まで来たのに少々期待外れである。

天気予報によれば（最高気温/最低気温）
2/4(水)：24℃/15℃ Cloudy and Suny
2/5(木)：22℃/15℃ Cloudy and Suny
2/6(金)：22℃/17℃ Cloudy and Suny
2/7(土)：24℃/19℃ Cloudy and Suny
写真：カリブ海の夜明け

天気は良いのであるが風が冷たい。長袖、長ズボンにトレーナーをはおってビーチに立つ。

昨年の２月、カリブ海（コスメル）に来た時は、毎朝、Tシャツと短パンでビーチをジョギングした。写真：朝日を受けたグランド・マヤンのビーチ

北アメリカ東部に大寒波が居座っており、その影響がカリブ海まできているらしい。天気だけはどうしょうもない。写真：朝日に映えるグランド・マヤンのビーチ

ビーチにあるアウトサイドラウンジ（？）。普通のチェアーだけではなく、ベッドのようなラウンジ・チェアーも置いてある。

太陽が昇るとまわりの風景も変わる。写真：グランド・マヤンの桟橋から見た朝のビーチ

予定は何もないので、カメラを持って朝のビーチ（写真）をのんびり散歩する。

水は透明で魚も沢山いそうであるが、寒くて泳ぐ気がしない。パラパの後ろの建物はビーチサイド・レストラン「ハバナ・ムーン」

グランド・マヤンには沢山のレストランがあるが、私は「ハバナ・ムーン」（写真）が一番気に入った。朝日を眺めながらの朝食、青い海を眺めながらのランチは格別である。

ところで、気になる食事代金であるが、100ペソ〜120ペソ出せばちゃんとした朝食が食べれる。2009年2月上旬の為替レートは１ペソ＝6.2円。よって、700円程度。

昨年、メキシコに来た時は物価が高いと思ったが、今回は意外に安いと感じた。その訳は“メキシコ・ペソの暴落”にあった。写真：ハバナ・ムーンの前にあるパラパ

2月5日の英字新聞『マイアミ・ヘラルド』を読んでいたら「メキシコ中央銀行がペソ防衛のために為替介入した」という記事があった。

ペソは過去６ヶ月間（2008年8月〜2009年1月）で対ドル32％下落し、記録的な安値（１＄＝14.7059ペ）になった。

アメリカの景気後退によるメキシコの対米輸出減少懸念が主因らしい。総裁はペソ下落による国内インフレを心配。事実、2008年12月のインフレは６％になり、７年ぶりの高さになった。

ひるがえって日本円は強い。2008年9月まで１ペソ＝11円前後だったのが、2009年2月には１ペソ＝6.2円にまで下落。

ペソの対日本円下落率は何と44％にも及ぶ。これが物価が安いと感じた理由である。日本円は今や世界最強の通貨になっている。円高歓迎！

太陽が昇るにつれて気温が上昇し、ビーチにも人が集まってくる。

ビーチは広く、チェアーもいっぱいあるので自分のお好みの場所を確保する。

このリゾートの難点は、敷地が広すぎて客室からビーチまで遠いことである。私の部屋からビーチまで歩いて10分くらいかかる

忘れ物を部屋まで取りにかえることは大変な作業になる。よって、ビーチに出かける時は「サングラス、日焼け止めクリーム、水着、本、メモ帳、ペン、カメラ、防寒用具」等をしっかり準備する。

太陽がギラギラ輝き出してくると暑くなる。日本から持参したウエットスーツを着て泳いでみる。それ程寒くはない。ウエットスーツの効果は抜群である。

私は日焼けが嫌なので、いつも大きなパラパの下に陣取る。そうすると、泳いだ後、寒くなるので防寒具が必要になる。

昼過ぎになるとボート（写真）が午前中のダイビングを終えてビーチに帰ってくる。午後からは同じボートでシュノーケルツアーが出る。

シュノーケルツアーに参加する人達（写真）。私も参加した。

グランド・マヤンのビーチから海の中を歩いて直接ボート（写真）に乗り込む。波があるので苦労する。結構ワイルドなツアーである。

小さなボートなのでほぼ満員（写真）。ツアー代金は45＄。ごく当たり前のように米ドル表示されている。

大きな波を乗り越えながらボートは沖に向かう。海から見たグランド・マヤンのビーチ（写真）。

リビエラ・マヤ沖に大きな珊瑚礁群があり、そこでシュノーケルを行う。写真：リビエラ・マヤの海岸に現れた巨大リゾート

リーフに到着。太陽が輝き絶好のシュノーケル日和になってきた。そこでドボンと海に飛び込む。その瞬間、“死ぬか”と思った。海水が冷た過ぎる。私はウエットスーツ（半袖・短パン・5?）着用であるが、それでも冷たい。寒さが全身にしみ込み熱が奪われていく。

急いで足をバタバタ動かし運動する。少し寒さに慣れてきてからリーフと魚たちを鑑賞する。しかし、私は寒さに耐えきれず20分くらいで早々とボートに引き上げてしまった。バスタオルで体をしっかり拭いても寒い。ボートは２カ所でシュノーケルをし、帰路、誰もいない白砂のビーチ（写真）に寄って休憩。午後５時頃、ホテルに帰った。私にとっては悲惨なツアーだった。

それにしても、他のツアー客は平気でシュノーケルを楽しんでいる。しかも、普通の水着で…。私とは体感温度がまるで違うようである。

１週間も同じリゾートにいると、自分のお気に入りの場所が決まってくる。海が良く見える、パラパの下のチェアーを探す。

私の席からの眺め（写真）。ここで１日、全く怠惰に過ごした。頭を空っぽにして寄せては砕ける波を眺める。

チェアーを倒して見上げれば青い空と椰子の木（写真）。眠たくなればまぶたを閉じ、鳥の鳴き声や風の音に耳を傾ける。

何も考えず、何もしない。ボーと頭上の椰子の木と流れ行く雲を眺める。

のどが渇いたり、何か食べたくなったら、ビーチを回っているウエイター、ウエイトレス（写真）に注文すればいい。品物は席まで運んでくれ、代金は部屋付けのサインだけである。

もう少し本格的に味わいたければ、ビーチサイドのレストラン「ハバナ・ムーン」に行くといい。特に、ここのテラス席（写真）は最高である。

夕暮れのビーチ（写真）。カンクンのホテルゾーンやリビエラ・マヤのビーチはユカタン半島の東側にあり朝日が見えても“カリブ海に沈む夕陽”は見えない。