2009/02/11 - 2009/02/15
41853位(同エリア47595件中)
ちゃおさん
御嶽。本島では「ウタキ、ウタケ」と呼んでいるが、この島では「オン」と呼んでいるようだ。尤も、掲示板のひらがな表記を見て知ったことではあるが。
沖縄には内地と違った宗教儀式、風習があり、この御嶽などもその一つ。
「ノロ」と言う巫女か祈祷師のような神憑り的な神職がこの御嶽に籠り一心に祈祷する姿、或いは、沖縄本島で最も有名な斎場御嶽(さいふあうたき)は、嘗ての琉球王家がその発祥の地である「久高島」を遥拝する神聖な場所として、数百年に亘って崇められてきたことを知る人は多い。
この周囲20キロにも満たない小さな竹富にも御嶽は何箇所かある。場所を見るとそれぞれ東西南北に面しているようで、それぞれの拠って立つ方向を指し示しているのだろうか。
本島とは違って小さな島。「アスモリ、アツモリ」と言えるような大きな森は無いが、それでも周囲からは隔絶された小木立の中にある。
自然崇拝の伝統を色濃く残している宗教的な場所。確か、民族学者の柳田國男さんも強く惹かれていた。
離島に行けば行くほど、この様な宗教行事と民衆との間は身近なものになっているに違いない。
住宅から少し入った処の木立の中にある御嶽。昼と言えど静寂の中にあり、足を踏む入れるのに背筋の冷たさを感じる。急いで写真を撮ってその場を後にする。
-
村の中心、「時の鐘」の直ぐ横にある御嶽。嘗てはここがムラの中心で、行事の中心、ムラ人の集合場所だったに違いない。
-
Primitiveな宗教は、元々は自然崇拝で、その中心には小さな石しかない。
-
形の良いテーブル珊瑚を置石代わりに使っているが、これも又何百年も前からの慣わしだろう。
-
島の中心からちょっと外れた、小高い森の中にある御嶽。遠くから見ても霊気に満ちている。
-
この扉の向こう、足を踏み入れるのも背中に冷たさを感ずるが、好奇心が勝る。
-
入り口の中は自然の空間。陽は差し込むが張り詰めた茎を感ずる。心の汚れた者にとっては長居は無用の場所。
-
その直ぐ近くの高台にあるもう一つの聖地。この石にノロが座っていたかも知れない・・
-
ご神体と言えるかどうか、中心には単なる石が置かれているが、宗教とはそういうものかも知れない。
-
琉球の墓地はどこも立派。亀甲墓の中には一族郎党が眠っている。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
ちゃおさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
9