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エルサレムに3日滞在の後、前日に予約していたテルアビブの空港に向かう乗り合いタクシーに乗るために朝6時ホテルを出発した。外はまだ薄暗くひんやりしている。そして、ジェファーゲートに向かう。 <br /><br />他のツアーに参加する人も含めて続々と人が集まってきた。やがて、その人たちは出発し、残ったのは黒人女性と私だけだった。空港へ向かう乗り合いタクシーは待ち合わせの時間から15分、20分経っても来ない。そして、30分後ようやく乗り合いタクシーはやってきた。 <br /><br />タクシーに乗っている間も外を見てみると、アラブ人地区とユダヤ人地区が大きなコンクリート壁で分けられているのがわかる。それも数百メートルではなく何百キロにもこの壁が作られているというには驚きだ。悪名名高き現代版ベルリンの壁と言ってもいいのかもしれない。イスラエルの対敵国に関しては、徹底しているのがよく理解できた。乗り合いタクシーは1時間掛けて、テルアビブにある国際空港に辿り着いた。 <br /><br />着いて、行き先を示す電光掲示板を見て唖然。なんと、私が乗るはずだったロイヤル・ヨルダン航空が7時間遅れてくるとの事。7時間も遅れられたらヨルダン・アンマンで同日中にカタール航空へ乗り継ぎが不可能だ。朝、乗り合いタクシーで一緒だったオランダ国籍の黒人女性とアメリカ人男性と「どうする?」と3人で話し合った。 <br /><br />エルサレムからアンマンまでは距離にして60KM。ここからエルサレムに戻りそこから陸路でアンマンまで行こうとオランダ人女性が言ったが、国境ではどうなるかわからないし、リスクが高すぎるということで、私とアメリカ人男性は賛成しなかった。 <br /><br />私はこの日に乗るのを諦め、カタールにあるカタール航空のオフィスに <br />連絡を入れ、事情を説明し何とか私が乗る便を変えてもらうようにお願いした。しかし、向こう側は「私が持っているチケットはFIXチケット。自由に日にちを変えることが出来るOPENチケットではない。だから、乗る便を帰ることが出来ない」と最初は言い張っていた。確かに、向こうの言い分はその通りだし、本来なら何も言い返せない。だけど、仕事があるので、どうしても帰らなければいけない事情がこっちにもある。 <br /><br />「今回の問題は私とカタール航空の問題ではない。ヨルダン航空とカタール航空の間の問題だ。もしヨルダン航空が遅れなければ問題は起こらなかったはずだ」というと、「わかった」と一言つげ、アンマンからのカタール航空の帰国便の日にちを替えてもらう事ができた。 <br /><br />そして、黒人女性はトルコ経由でオランダに帰国するということで、トルコ航空に便を変えてもらい、アメリカ人男性は後続のヨルダン航空で、カイロに向かうことになり、全てが丸く収まった。 <br /><br />空港内でうろうろしていても仕方が無いので、チェックインして出国しようと思い、ヨルダン航空の航空カウンターへ向かう。空港に入ってから気がついたことだが、何か他国の空港に比べ様子が違う。チェックインカウンターに行くまでに、荷物をX−線に通すのだが、その機械が病院のMRTを思わせるような大きな機械だった。 <br /><br />ヨルダン航空が遅れていたのと、その後の対応に追われていたせいで、セキュリティー検査員は暇そうにしていた。嫌な予感はしたが…。最初若い男女の検査員がまたいつもと同じように… <br />「どこから来たのか?」「どこへ行っていたのか?」「何をしていたのか?」…といった具合に質問が始まる。私自身は誠実に一問一問答えていたつもりだが、検査員には気に食わなかったらしく、 <br />「Just moment, Sir」なんて言葉を残して、お偉い方を呼び、めでたく別室行きとなりました。 <br /><br />そこでも、「どこで働いてるのか?」「何をしてたのか?」「家族構成は?」「なんと言う会社で働いてるのか?」「勤続何年か?」…訳のわからない質問まで飛び交う。それに加え、同じ質問を何度も繰り返し、挙句の果てには、写真の大半をチェックされた。私はイスラエルの中でエルサレムしか行ってないと答えていたので、「AKKO」に行ったときの写真を見られていたらとんでもないことになった。そして、写真を見ても「これは誰?」「何をしている人?」…などと質問が及ぶ。「彼らの親族でも何でも無いので、わからない」と答えたいところだったが、あまりに挑発的な事を言うと、さらに大変なことになると思い、誠実に答えた。 <br /><br />質問に2時間くらい要し、今度はまた別室へ連れて行かれ、服や靴を脱ぎ一枚一枚X-線に通して見ていた。そして、体の中に何か隠していないかボディーチェック。入念に行われた。そして、かばんのあるところに戻ると、持ち物を一つ一つ出し、怪しいものがあれば、また「これは何?」「その土産を買った目的は?」「他人からもらったものは無いか?」などなど、質問が飛び交う。質問をクリアーすると、荷物を一つ一つX−線に通され、荷物検査が終了。なれない英語と、なれない状況の下に長時間居たので、本当に疲れた。 <br /><br />結局、飛行機のチェックインカウンターでチェックインするまで3時間〜4時間掛かった。その後は別室にて入念にチェックを受けたせいで、出国審査場までは職員の後について、優先的に通してもらうことが出来た。 <br /><br />出国してから気がついたことだが、ヨルダン航空が出ないのなら、大韓航空か北京行きのイスラエル航空に変えてもらえれば、4日のうちに帰れたのかもしれないと思ったが、時すでに遅し。アメリカ人と話をしながら7時間先の飛行機を待つのでした。 <br />

中東旅行記9

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2008/12/29 - 2009/01/05

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SATORU

SATORUさん

エルサレムに3日滞在の後、前日に予約していたテルアビブの空港に向かう乗り合いタクシーに乗るために朝6時ホテルを出発した。外はまだ薄暗くひんやりしている。そして、ジェファーゲートに向かう。

他のツアーに参加する人も含めて続々と人が集まってきた。やがて、その人たちは出発し、残ったのは黒人女性と私だけだった。空港へ向かう乗り合いタクシーは待ち合わせの時間から15分、20分経っても来ない。そして、30分後ようやく乗り合いタクシーはやってきた。

タクシーに乗っている間も外を見てみると、アラブ人地区とユダヤ人地区が大きなコンクリート壁で分けられているのがわかる。それも数百メートルではなく何百キロにもこの壁が作られているというには驚きだ。悪名名高き現代版ベルリンの壁と言ってもいいのかもしれない。イスラエルの対敵国に関しては、徹底しているのがよく理解できた。乗り合いタクシーは1時間掛けて、テルアビブにある国際空港に辿り着いた。

着いて、行き先を示す電光掲示板を見て唖然。なんと、私が乗るはずだったロイヤル・ヨルダン航空が7時間遅れてくるとの事。7時間も遅れられたらヨルダン・アンマンで同日中にカタール航空へ乗り継ぎが不可能だ。朝、乗り合いタクシーで一緒だったオランダ国籍の黒人女性とアメリカ人男性と「どうする?」と3人で話し合った。

エルサレムからアンマンまでは距離にして60KM。ここからエルサレムに戻りそこから陸路でアンマンまで行こうとオランダ人女性が言ったが、国境ではどうなるかわからないし、リスクが高すぎるということで、私とアメリカ人男性は賛成しなかった。

私はこの日に乗るのを諦め、カタールにあるカタール航空のオフィスに
連絡を入れ、事情を説明し何とか私が乗る便を変えてもらうようにお願いした。しかし、向こう側は「私が持っているチケットはFIXチケット。自由に日にちを変えることが出来るOPENチケットではない。だから、乗る便を帰ることが出来ない」と最初は言い張っていた。確かに、向こうの言い分はその通りだし、本来なら何も言い返せない。だけど、仕事があるので、どうしても帰らなければいけない事情がこっちにもある。

「今回の問題は私とカタール航空の問題ではない。ヨルダン航空とカタール航空の間の問題だ。もしヨルダン航空が遅れなければ問題は起こらなかったはずだ」というと、「わかった」と一言つげ、アンマンからのカタール航空の帰国便の日にちを替えてもらう事ができた。

そして、黒人女性はトルコ経由でオランダに帰国するということで、トルコ航空に便を変えてもらい、アメリカ人男性は後続のヨルダン航空で、カイロに向かうことになり、全てが丸く収まった。

空港内でうろうろしていても仕方が無いので、チェックインして出国しようと思い、ヨルダン航空の航空カウンターへ向かう。空港に入ってから気がついたことだが、何か他国の空港に比べ様子が違う。チェックインカウンターに行くまでに、荷物をX−線に通すのだが、その機械が病院のMRTを思わせるような大きな機械だった。

ヨルダン航空が遅れていたのと、その後の対応に追われていたせいで、セキュリティー検査員は暇そうにしていた。嫌な予感はしたが…。最初若い男女の検査員がまたいつもと同じように…
「どこから来たのか?」「どこへ行っていたのか?」「何をしていたのか?」…といった具合に質問が始まる。私自身は誠実に一問一問答えていたつもりだが、検査員には気に食わなかったらしく、
「Just moment, Sir」なんて言葉を残して、お偉い方を呼び、めでたく別室行きとなりました。

そこでも、「どこで働いてるのか?」「何をしてたのか?」「家族構成は?」「なんと言う会社で働いてるのか?」「勤続何年か?」…訳のわからない質問まで飛び交う。それに加え、同じ質問を何度も繰り返し、挙句の果てには、写真の大半をチェックされた。私はイスラエルの中でエルサレムしか行ってないと答えていたので、「AKKO」に行ったときの写真を見られていたらとんでもないことになった。そして、写真を見ても「これは誰?」「何をしている人?」…などと質問が及ぶ。「彼らの親族でも何でも無いので、わからない」と答えたいところだったが、あまりに挑発的な事を言うと、さらに大変なことになると思い、誠実に答えた。

質問に2時間くらい要し、今度はまた別室へ連れて行かれ、服や靴を脱ぎ一枚一枚X-線に通して見ていた。そして、体の中に何か隠していないかボディーチェック。入念に行われた。そして、かばんのあるところに戻ると、持ち物を一つ一つ出し、怪しいものがあれば、また「これは何?」「その土産を買った目的は?」「他人からもらったものは無いか?」などなど、質問が飛び交う。質問をクリアーすると、荷物を一つ一つX−線に通され、荷物検査が終了。なれない英語と、なれない状況の下に長時間居たので、本当に疲れた。

結局、飛行機のチェックインカウンターでチェックインするまで3時間〜4時間掛かった。その後は別室にて入念にチェックを受けたせいで、出国審査場までは職員の後について、優先的に通してもらうことが出来た。

出国してから気がついたことだが、ヨルダン航空が出ないのなら、大韓航空か北京行きのイスラエル航空に変えてもらえれば、4日のうちに帰れたのかもしれないと思ったが、時すでに遅し。アメリカ人と話をしながら7時間先の飛行機を待つのでした。

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