中東旅行記４

2008/12/29 - 2009/01/05

テルアビブの空港から市内まではどうやっていくのか？
よくよくロンリープラネットを読んでみると、イスラエル国鉄が空港からイスラエルの南北に走っていることに気がついた。そして、電車が走っている場所の一つに世界遺産・AKKOも通ると書いてあったので、8時ちょうどの電車に乗りAKKOを目指した。列車のチケットは43シェーカー（約1000円位）で全席自由席だ。

8時と言うこともあり、列車は通勤客で満員状態だった。しかし、その通勤客の多くはテルアビブ市内の駅で降りてしまったため、すぐに席に座ることが出来た。しかし、北に列車を進めるうちに車内の様子が変わっていった。通勤客から軍人に客が変わっていった。カーキ色の服を着た軍人さんは男女問わず、小銃を肩に掛け列車に乗っている。彼らの表情には、緊張感が漂っていた。日本では全く考えることが出来ない光景だったし、またこの国が普通の状態ではないと言うことが、すぐに理解できた。

ちなみにこのイスラエル国鉄の最北の駅のある町は、最近レバノンから飛んできたロケット弾が着弾した町だ。世界遺産のあるAKKOはその最北の駅の１つ手前の駅だった。

AKKOには午前10時前に着いた。駅から世界遺産までは歩いて20分とガイドブックには書かれていたが、道に迷いながら行ったので1時間くらい掛かっていた。その間、ここにはアジア人があまり来ないらしく、子供達からはすれ違う度に、「Hello!!」と声が掛かる。当然ながら、僕もその挨拶に笑顔で「Hello!!」と当たり前のように返した。子供たちの笑顔を見ていると、なんとなく緊張感が解れた。

この町は世界遺産でありながら、全く観光ずれしていないような気がした。私が横断歩道を渡ろうとしていると、車は道を譲ってくれるし…。親切な人が本当に多かった。これから先、こういう感じで何の問題も無く旅が進んでいくんだと今回の旅を甘く見ていた。

やがて、町の端にやってきた。町の先…。つまり、そこは地中海を指す。この日は天候も悪く地中海も大荒れだったが、きれいな海だった。

エリア その他の都市(イスラエル)

イスラエル国鉄・アッコ駅前。
ここから徒歩で世界遺産を目指します。

アッコは地中海に面していた。
穏やかな波と思いきや、
この日は天候も悪く大荒れだった。

地中海の様子。

世界遺産へ向かう道。

世界遺産への入り口。

モスク

モスク

モスクの敷地内。

モスク内部は綺麗だった。