寝台特急「富士」最後の旅4-熊野磨崖仏，富貴寺，豊後高田昭和の町

2009/01/29 - 2009/01/29

1/29 両子寺，真木大堂を見学した後，熊野磨崖仏へ．鬼の作ったという急な石段は結構大変だったが，不動明王，大日如来は素晴らしかった．その後元宮磨崖仏をみたあと，富貴寺へ．雨が激しくなり，本堂は閉鎖されているはずであったが，ちょうど団体客が来ていて，なかの阿弥陀様を拝むことができた．ここの大堂，阿弥陀堂は優美な建物で大好きだ．その後豊後高田の昭和の町へ．カフェブルヴァールで昭和の給食の昼食．1345に出発，別府で1500に車を返却．1525のソニック27号に乗って大分へ．
途中雨が降ったが観光客も少なく静かなお寺巡りができた．国東半島は1979年以来３０年ぶりだがとてもよかった．また来たい．昭和の街ももう少しゆっくり見たかった．さあいよいよ最後の寝台特急富士に乗車だ！

エリア 宇佐・豊後高田(大分)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: レンタカー ANAグループ

1055に駐車場に車を入れ急な坂道を受付へ，200円参拝料を払うと杖を貸してくれた．相当険しいのか，心臓の悪い人などは入場禁止とある

木立がきれいだ

あるくこと10分．いよいよ階段

鬼が築いた石段だ．ものすごく急で，不揃いな石で歩きにくい．

登ること，300ｍくらいか，7合目くらいの所に磨崖仏がある．

不動明王像

藤原時代末期　柔和な不動尊だ．

間に２体の神像が刻まれている

大日如来像，荘厳な顔立ちだ

頂上にある熊野社．こんな急な階段を登ってきて建築したのか．感嘆．

下を見る，急な階段だ．

途中の祠にも何やら彫られている

もう少しだ

この杖を貸してくれた

ふもとの護摩堂

金箔のようなものに梵字が描いたものを張り付けていてキラキラ光っている

真木大堂と熊野磨崖仏の両方の山登りで少々疲れた．少し雨が降ってきた．どうしようか迷ったが富貴寺に行ってみることにした．雨天だと本堂は閉鎖されているが，まあいってみよう．

のどかな風景を３４号線に戻る．途中で田染中学の隣のマーケットで１０５円のビニール傘を買う．（これしか売っていなかった）

元宮磨崖仏

右より，毘沙門天，こんがら童子，不動明王，持国天，声聞形尊像

不動明王，せいたか童子は欠落

毘沙門天

持国天　室町時代

雨が相当降ってきた．1210富貴寺に着く，本堂内部は雨で駄目だろう

山門を入る

大堂，阿弥陀堂，国宝，平安後期，優美だ．あれ中に人がいる．ちょうど観光バスの団体が来ていた！ラッキー！雨の日にも関わらず，阿弥陀様を拝めることができた．藤原時代末期，仏さまのご加護に感謝．住職さんのいろいろな話を聞いた．ずいぶん国東塔など盗まれてしまったと，それこそ仏罰だ！

大堂から山門を見る

本当に優美なお堂，どこからみてもよい

裏の神社に上る

小さな祠

いたるところに小塔がある．1235富貴寺を出発

もう一つ川中不動，天念寺に行こうと思ったが雨がひどくなったため，豊後高田昭和の町に行って給食のs昼食を食べることにした．県道３４号線

駐車場を探すのに手間取り，1300になってしまった．残り時間４５分．

昭和の給食を食べさせてくれる「カフェバー　ブルヴぁール」本当だ！

店の方によると，コッペパンも特注とか．

中もレトロなカフェバー

最初は1-2のメニューだったがしだいに増やしていき，いまでは給食メニュー専門とか．迷った挙句ナポリタンにした．私は脱脂粉乳世代だが，とても飲めない．「どうですか」といわれたが断った．

おいしかった！アルミの食器が懐かしい．クジラや手に入りにくい食材もあると．ナポリタンのソーセージも当時使われていたようなソーセージと，マーガリンとコッペパン，なつかしいなあ！カロリーは1000キロカロリー近くありそうだがみな食べてしまった．夕食軽くしよう

店の人が送ってくれた，なかなか良かった！値段は少し張るがおいしかった．頼んだコーヒーもおいしかった．

昭和の街をそぞろ歩き，残念ながらゆっくりはしていられない．

ほんとに昭和３０年代後半の雰囲気

ブリキの宣伝看板が懐かしい

1515には別府でレンタカーを返さなくてはならないので1345に豊後高田を後にする．ここはもう一度ゆっくり来てもよい街だ．今日は雨の冬の木曜日．観光客はほとんどいなかった．各寺でも団体客にあった富貴寺をのぞき，２−３人にあった程度だった．あいにくの天候だったが静かなお寺巡りを楽しめた．いよいよ寝台特急富士の最後の乗車だ．

1500にレンタカーを別府の営業所に返す．駅まで3ｋｍあるというので送ってもらえた．駅に1510つく．お土産を買おうと思ったが，あまりいい店がないので大分まで行くことにした．

わずか１０分の区間に特急料金300円を払う．ソニック27号1525発．

向こう側にはにちりん14号1519着783系

定刻に入線．

せっかくの乗車日に雨が激しく降ってきた

1535定刻に大分着

鳥がフロントガラスに挟まっていて，それを取り除いていた．鳥にとっては結構の高速なのだろうな

時間が1時間あまりあるので，駅前に出る．お土産と夕食を買い（車内販売は1643発なのにない．不採算であるのかもしれないが，サロンカーもなく，JRにとってもうどうでもいい列車なのだなと思う．かつての花形「ブルートレイン」の寂しい末路だ．雨もひどいので，駅前でドトールコーヒーでコーヒーを飲みながら待つ．