2008/09/05 - 2008/09/05
24位(同エリア50件中)
コクリコさん
プロヴァンスのマルセイユからエクス・アン・プロヴァンスへの日帰り旅、そこからなぜかラングドックのモンペリエへ行き、また再びプロヴァンスへ戻る私たち。
リヨンに行かなければならないのでそうなったのですが、日本出発前ギリギリまで余裕がなく旅程もしっかり立てなかったのでどこへ行っても時間がなく見落としばかり。
この旅程で正解だったかどうかは今もって不明です。
プロヴァンスと言っても北の入り口、古代ローマの遺跡の残るOrangeオランジュに行ってきました。
オランジュのローマ古代劇場と凱旋門は1981年に世界遺産に登録されています。
ヨーロッパ中世を覗いた後、古代ローマに少しだけ触れてみました。
☆オランジュ(1)☆では古代劇場を中心にUPします。
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モンペリエ駅。
今日も曇り空。
午前中、アンティゴーヌや旧市街を歩き、モンペリエ駅発13時3分の列車に乗りオランジュに向かいます。
モンペリエ駅で、列車の遅れや、チケット売り場の混雑のため列車に乗るのがギリギリだったため、列車の中でお昼のパンを食べる。 -
約1時間でアヴィニョン駅に到着。
ここで、オランジュ行きの列車に乗り換えるため下車。
駅舎はモンペリエと同様、普通の建物。 -
オランジュ行きの列車の時刻まで40分位時間があるのでアヴィニョン駅前をぶらぶら。
城壁で囲まれているアヴィニョン市街。
駅を出るとすぐに城門が見えます。
アヴィニョンに行ったのはもう17年前。
ちょうど演劇祭やって賑やかだったなぁ。
広場でランバダの演奏が始まったらみんなで輪になって踊ったなぁ・・・それが「アヴィニョンの橋」や法王庁より印象に残っています。 -
城門から一直線にのびるジャン・ジョラス通り。
プラタナスの並木道が涼しそう。
警官がたくさん現れ通行止めの交通規制されたと思ったら要人が乗っているらしい立派な黒い車が何台か通りすぎて行きました。
ミーハーな我々は
「知ってる顔いないかな」と、窓を目を凝らして見ましたが。。。無理だわよね〜(^^;) -
ジャン・ジョラス通りから振り返って城門を。
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アヴィニョン駅ホーム。
オランジュに向かいます。 -
風景変わって、いきなりオランジュの町並み。
オランジュに着いたのが3時半。
古代劇場の見学は6時まで(月によって見学時間は変わります)
予約しておいた駅前のホテルに荷物を置いて古代劇場に急ぎます。
駅前の通り≪フレデリック・ミストラル通り≫の住宅。
フレデリック・ミストラルは19世紀にフランス語ではなくプロヴァンス語で詩を書いた、いわゆるプロヴァンスの英雄です。
そのミストラルの名のついた通り。 -
プロヴァンスではいたるところに泉があります。
オランジュももちろん泉が多い町。
エクス・アン・プロヴァンスに比べると素朴な泉が多かったような気がしますが、どうでしょうか。
私の好きなグリフォンが見張っていた泉。 -
≪Meyne川≫、至って普通の川、ただの川(^^;)
オランジュって、マルセイユやエクス・アン・プロヴァンス、モンペリエ、アヴィニョンと違ってなんとなく野暮ったい・・・というか文化遺産のある観光地にしては何もしていない、というか。。。そのまんま。
そんな町の佇まいを写してみました。 -
オランジュの看板のある≪共和国通り≫
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素朴なカフェのオープンテラスを見ながら共和国通りをテクテク。
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共和国通りをさらに進み。
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Caristie通りに出ると突き当たりに古代ローマ劇場が現れます。
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古代劇場の目の前にフランスの国旗と共に看板。
オランジュって看板が少ないなぁ、、、と少しがっかりしていた矢先、看板を見つけたので早速カメラに収める。
青い空に三色旗が翻り、古代ローマの建物をバックにお土産物屋さんの看板。
「オランジュに来た♪」と実感がふつふつと湧いてきました。
古代ローマの歴史にちょっと関心のある私はここに来るのを密かに楽しみにしていたのです。 -
お土産屋さんで賑やかに売られていたサントン人形。
お土産にいただいたサントン人形が我が家に一人いるけれど、もうひとつくらい欲しかったかな。
でもちょっと高かった。 -
そびえ立つローマ劇場の外壁。
今まで見てきたフランスの建築物に比べ、あまりのデカさに、首が痛くなるほど見上げてしまいました。
古代、ローマは偉大だった!
古代ローマの遺跡でこれほど完全な状態で残っているのはオランジュをおいて他に類がないとのこと。 -
7.7ユーロの入場料を払い、急いで劇場内に。
見学は18時までなのです。
世界遺産のテレビ番組を見て憧れていた古代劇場にこうして足を踏み入れたのです。
入り口で借りた日本語のオーディオガイド(無料)はしっかり聞くとかなりの時間が必要なほど詳しい。
紀元前1世紀にポンペイウスにより建設される。
劇場は初めは木製であったのが、後オランジュの石で造り直されたそうです。
劇場の舞台の中央にはローマの初代皇帝アウグスティヌス帝(シーザーの養子)の像。 -
ボヤけていますが、アウグスティヌス帝を望遠で写しました。
夫が学生の頃に、息子が高校生の時にオランジュに旅して写してきた写真をずっと見てきた私でしたが、やっと自分でも写すことができました。
フランスにいながらここだけ古代ローマの風が吹いています。 -
舞台の下から見上げるように写真を撮る夫の大きさと3.55メートルあるアウグスティヌスの大きさを比べてみてください。
かなり高い位置にあることがわかると思います。
オマケ・・・アウグスティヌスの写真を撮っている夫のカメラはベルギーのブリュッセルで盗まれてしまいました(^^;)
それゆえ、夫が自分のカメラで写した写真はオランジュに来る前に取り替えたSDカードに写っているモンペリエまでの写真しかありません・・・せっかくこうして撮ったのにねえ、トホホな夫です。 -
劇場背後の壁の高さは37メートル、幅103メートル。
舞台の奥行き13メートル。
収容人数は8000〜10000人。
壁はヨーロッパで唯一残っている壁だそうです。
同じフランスのアルルにある古代ローマの劇場と高さは同じ、オータンにあるローマの古代劇場の壁の高さは30メートルだったそうです。
さて、舞台正面にある3つの出入り口は主役が登場する王道とのこと。 -
こちらは脇役の登場口。
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この日よけ、雨よけの布はローマの時代もあったそうです。
1869年からは毎年夏に音楽祭が開催されています。
時々テレビでオランジュ音楽祭のオペラを特集した番組が見られますよね。
音響効果もこのままで充分良いそうで、古代ローマがいかに優れていたかわかりますね。 -
甲子園のアルプススタンドのような観客席。
上に行くほど身分の低い人の席になるそうです。
当時はパントマイムや、裸の女優が登場したかなり幼稚な内容のものや、ギリシャ悲劇などが人気だったらしいです。 -
現代の観客たち。
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オーディオガイドの解説に導かれて観客席へ。
観客席は上にいくほど身分が低い人の席になるとのこと。
ローマ市民の席ではないとのこと。
私らはここらへんでちょうど良いか。
本当はもっと下の席のご身分が良いな。
私の理想の生活
奴隷でない古代ローマの市民。
観劇したり、剣闘士の戦い見たり(残酷かな・・・私)、ローマ式のお風呂に入ったり、美食に耽ったり(なんて贅沢者と叱られそう)。
オーディオガイドからは、観客のざわめきや、台詞、音楽が流れてきてまるで私も観客の一人になったような錯覚にとらわれます。 -
観客席は汗がでるほど暑いのですが、観客席の後ろの通路は涼しいほど。
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壁には地下水(?)が滴っています。
シト、シトシト。。。
もちろんペタペタ触った私。 -
通路からアウグスティヌス帝。
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遺跡を舞う風に吹かれながら何思う、夫よ。
遺跡と比べると随分小さいなぁ。 -
彼の目に映るはオレンジ色の民家の屋根。
アラウシオの住民の家です。
アラウシオとはオランジュの市民を指すそうです。
世界史で勉強したオランダの彼のオレンジ公ウイリアムは、ここオランジュの出身だとオーディオガイドで知りました。
そうよ、今までなんで気がつかなかったんだろ、オランジュは英語ではオレンジじゃないの。
そうか〜そうだったのか〜と、いろいろ新しい知識が得られて嬉しいコクリコたちでした。
オランジュの市章≪オレンジと角笛≫はオランジュのラッソー家の家紋だそうで、オレンジ公ウイリアムはこのラッソー家の出だそうです。
全部覚えておくのは大変でほとんど忘れてしまったけれど、日本語のオーディオガイドはあなどれないのです。 -
これが、オレンジ&角笛がデザインされたオランジュの市章。
ちなみにこれはゴミ箱(^^)
ゴミ箱にもオレンジ&角笛マークがついてるなんて可愛い。 -
さらに上の席へ。
奴隷たちの席。
素晴らしい眺め。
でもここからだと登場人物は豆のようにしか見えないわね。 -
てっぺんの席から見渡せば、遥かに見えるのはエクス・アン・プロヴァンスのサント・ヴィクトワール山に似ているような、、、本物かなぁ。
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なんて気持ちが良いの〜このままローマの夢を見ていたい。
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と、言うわけにもいかず。
見学時間は午後6時までなので観客席の裏手からしぶしぶ退場。 -
廃墟のタンポポ。
否、オランジュの古代劇場は現役でした! -
観客席の壁にへばりつくようにあるレストランのテラス。
ここでお食事できるシアワセは、私たちにはないでしょうね。 -
レストランのテラスからの風景は遺跡。
神殿跡なのでしょうか。 -
遺跡からレストランを見上げるの図。
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出口へ。
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古代劇場の入場券で隣接する美術館も入館できます。
美術館も同じく5時までなので、古代ローマの遺物のみくるっと見学しました。
イタリアのローマにあるあの有名な『真実の口』のようにぽっかり口を開けている彫刻。
ローマの『真実の口』は円形なのでマンホールの蓋だったと言われていますが、こちらのは、泉の彫刻かな〜と思いました。
ほら、エクス・アン・プロヴァンスでよく見かけた泉の彫刻、その口の管から水が流れ出ていましたよね。 -
お気に入りのグリフォン。
「お手」しているみたいね。
ボケてしまいました。 -
こちらの方がはっきり写ってるかな「お手」してるグリフォン。
酒壷に「お手」をしているグリフォンの連続模様は壁画だったのでしょうか、それとも梁のようなもの? -
たくさんの乳房と髑髏。
豊穣を表す乳房と髑髏は生と死の象徴か。
残された片手ががっしりと頼もしい。
同じように乳房が繋がってついている女神アルテミスの彫刻を写真で見たことがあります。
でもこの像は羽がついているしアルテミスではなく、スフィンクスかと。
というのも。 -
隣に展示されていたこのスフィンクス。
横から写していますが、乳房がこんなに繋がってついています。
こちらはちゃんと翼も顔もついている。
サモトラケのニケを思わせる逞しさです。
古代の彫刻を見ているとなんだか溜息が出てきます。 -
首がなくなってしまったこのトルソは皇帝だったと思います。
皇帝の像は100体も作られたそうです。
皇帝が変わるたびに頭だけは換えられるようになっていたとか。
マントには皇帝の象徴グリフォンが彫られているそうですが、見えるかな。
たぶんアレがグリフォンかな、と思うくらい磨り減っています。
もう6時、凱旋門に向かいます。
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