世界最大の仏教寺院、ボロブドゥール

2008/12/27 - 2008/12/27

バリ島でのんびり3日間と思っていたが、甥っ子、姪っ子から意外にもボロブドゥールに行きたいという声が多く、行くことが決定。しかし、旅行会社のパンフに書いているオプショナルツアーは早朝出発、深夜帰りしかない。やっぱり朝はゆっくりしたいということで、特別にツアーを組んでもらった。

10時すぎにホテルを出発し、昼過ぎにボロブドゥールに到着、そしてジョグジャのシェラトンで夕食をとり、バリのホテルに22時過ぎに帰ってくるスケジュールとなった。日帰りでも十分に楽しめ、甥っ子、姪っ子は、ボロブドゥールが一番印象に残っているということでこれまた意外。それだけ人を惹きつける魅力がある寺院なのだろう。

エリア ボロブドゥール遺跡周辺(インドネシア)

• 航空会社: ガルーダインドネシア航空

今日も気持ちいい〜！ホテルの朝食会場に向かうとき。

ホテルの玄関にある像。なかなか気にいった。

ボロブドゥールはジャワ島なので、国内線に乗るために空港へ。

国内線でも空港税が必要。ひとり30000ルピアだから300円。結構じゃまくさい。

3列×3列の小型ジェットでバリ島を出発！

デンパサールを飛び立つとすぐに海になる。海に近い空港だ。

窓から見えるのは夏の雲だ。

ジョグジャカルタに近づいてくると、大きな山が見え、そして富士山のようなすそ野となっている。インドネシアには火山が多いのだ。

ジョグジャの空港は、少し怖い感じがする。

ジョグジャの街中はとっても渋滞。空港からボロブドゥールまでわずか40kmなのに、1時間以上かかってしまった。

疲れていたのか、ボロブドゥールまで爆睡。気がつくと、ボロブドゥールのなかにあるホテルに到着。遺跡まではすぐそこだ。

ホテルのなかのビデオ室で30分ほど、ボロブドゥールの紹介を日本語でしてもらい、遺跡に出発。背景やら歴史やらがよくわかった。遺跡はこんな感じで四角形になっている。

すごい人・・・

上るのに一苦労だ。

周りは何もないこともあり、景色はとてもよい。

何層かの構造になっており（確か9層）、その一番下部分。世界最大級の仏教寺院ということもあり、上に行けばいくほど悟りを開くことが表現されている。悟りを開く順序でいえば3層構造で、欲界、色界、無色界であり、写真は欲界部分。

欲界の世界がこのように表現されている。残念なことに補強工事で石で覆われたため、大部分の絵が見えなくなったとか。

よく見て周るといろんな彫刻がある。

上から見るとこんな感じ。

これは色界の世界。うさぎが自分の体を旅人に捧げている様子を描いている。石を積み上げた後、彫ったようだが、よくここまで作れたものだ。

少し気持ち悪いか・・・。

この遺跡、驚くことに火山灰に埋まっていたようだ。
780年頃に造営されたと見られ833年以降は歴史から消えている。そして、1814年にラッフルズにより発見され、1982年に大改修が完了し、1991年には世界遺産登録された。

火山灰に埋まっていたから、ここまで石像などが残っているとも言われている。改修には10年ほどかかったらしいが、一度、すべての石をおろしたらしいので、ほんとに手のかかる作業だったのだろう。

そして一番頂上部に到着。もともと42mあったようだが、雷などで33.5mになったようだ。

ひし形のものと四角形のものがあり、ひし形のなかには仏像が入っている。手を伸ばしてそれに触れるといいのだとか。四角形は無を表現しているようだ。

これがてっぺん。

とにかくすごい人だった。足の踏み場もないぐらいの人であった。

遺跡からバスに乗るまでの間、とにかくすごい売り子がいる。いらん！といっても着いてくるし、この置物は少し気持ちがひかれたので買ってしまった。最初2千円と言われたけど、1千円まで値切った。でも、帰りに寄った店で700円ぐらいで売っていた・・・。

ボロブドゥールの近くにあるムンドゥッ寺院（たぶん）。ここもコースに含まれていたので寄ったが、ここもすごい売り子だった。

近くにこの樹がある。ぶら下がっている枝でターザンごっこをやったらとても面白かった。

そしてジョグジャに帰ってから、コースに入っていたシェラトンで夕食。これがまた美味しかった！

ジョグジャの空港内には、何軒か店がある。時間つぶしができた。

少し遅れて飛行機出発。バリ島のホテルに帰ったのが23時過ぎだ。10時に出発して13時間でボロブドゥールの一日観光が終了。なかなか充実した時間だった。