2008-09 カウントダウンを台湾で　?

2008/12/27 - 2009/01/04

2008/12/28
屏東県に日本と関係の深い文化を尋ねて

ということで、娘みたいな間柄の鄭さんと
その彼氏が、また一日案内してくれました。

今回の当初の予定コースは
【ホテル→竹田→東港→三地門→高雄市南部】
だったのですが・・・こんな神社跡も
長時間の寄り道で見学することに。

エリア 屏東(台湾)

88快速公路をとばして、まずは夏に
内部見学できなかった竹田驛園區に
リベンジ訪問

旧駅舎は保存会が運営する
売店も兼ねています

池上一郎博士文庫も今日は開館。
劉耀租理事長によれば、これから
八周年記念イベント(2009/1/10)の
打ち合わせ会を行うのだそうです。

劉理事長が、佳冬の蕭家古厝も
ぜひ寄るべしと推薦してください
ました

佳冬郷・三級古蹟
【蕭家古厝】

約150年前に建てられた大邸宅で
「五進大屋」と呼ばれる造り。
中央に五つの部屋が縦に並び
更に廊下を挟んで左右に部屋が。
上から見ると「回」の字型をしており
防御性に優れた構造とのこと。
五つの部屋は、一番目から四番目の部屋
まで天井が徐々に高くなっており、これは
「歩歩高昇（一歩ずつ向上していく）」
という意味が込められているらしい。
総面積4000平方メートル以上、50室以上。
今も蕭家一族の一部が暮らす現役の住宅。

案内してくださった一族で
管理委員會主任の蕭義雄さん

土日祝日のみ公開
入館料　50元／人

猫の出入り口というご説明でしたが
？？？

大戦中はこの壺を地面に埋めて
蛸壺型簡易防空壕としていた
とのこと。
恒春と佳冬には陸軍飛行場が
ありましたから空襲も受けた
のでしょう。

【蕭家洋樓】
後方は民國二十年(1931)頃に建てられた洋樓
蕭家を訪れる騎乗将校用の馬屋として建設

蕭義雄さんのご父君、蕭秀河さんは
長崎医科大を卒業されたお医者さま

蕭義雄さんが｢ぜひ家に寄りなさい｣と。

いいのかなぁ突然おじゃましてと
迷っている内に、お昼前なのに戸締まりが
始まり本日閉店状態。

蕭さん運転のクルマの後について海岸の方へ
と進みます。

台鐵線路の海側にある
『蕭家農莊』（碾米廠）
1906年に造られた
水力(水車)利用精米工場

敷地の端を台鐵南廻線が走っています

・・・の隣に新しい家を建てて蕭さんご家族は
暮らしておられます。
お父様は亡くなられましたが、米寿を迎えられた
お母様･蕭鄭美さんはご健在。
あの1945年8月9日に蕭さんご家族はお父様が学んで
おられた長崎で被爆。被爆者手帳の交付も受けて
おられるそうです。
懐かしい想い出のように語られるお母様でしたが
たぶん台湾帰国後は蒋政権の元で、資産家である
蕭家といえど厳しい時代を過ごしてこられたの
でしょう。

佳冬郷は屏東縣でも最大の
「黒珍珠」蓮霧(レンブ)産地

透明窓付きの白い袋の中で成長

だんだん大きく
紅色も濃くなっていき

食べ頃の「黒珍珠」蓮霧

お兄様は高雄で医院を開業しておられる
そうで、二男である蕭義雄さんは会社員
として勤務されながらこの家を守って
こられたようです。
ちょうど、オーストラリアのパースから
義弟の方(この方もお医者さん)が遊びに
きておられました。

多趣味な義雄さんは敷地(というより農地か)の
納屋を改造して、ギャラリー兼バーを作っちゃった
・・・とのこと

昼間から冷えたビールをご馳走になってしまい
ました

ほんとうに楽しいひとときを
ありがとうございました。

教えていただいた、佳冬の見所を
廻ってみました
鳥居をくぐって更に進んでいくと

佳冬神社跡

【西柵門】
　三級古蹟

【楊氏宗祠】
　三級古蹟

尖った鉄柵の向こうが全台唯一的「太極兩儀池」
なのですが、門番のおじいさんは祠堂前に椅子を
置いて熟睡中
声をかけても起きてくれませんでした

おまけに、池の写真を撮るときに
ズボンに付いたこの尖った実の
痛いこと

佳冬を後に海岸を北上して
漁業の街、東港へ

寄り道したため、少々遅めとなった
今日の昼食はもちろん海鮮

食後は急いで三地門まで向かいました

三地門の対岸に設けられた
『原住民族文化園区』

広大な敷地内の各施設は車両侵入禁止で
このシャトルバスが連絡手段

日も暮れかかってきました。
さあ、これから高雄車站まで
送ってもらい、駅裏の店で
日本から来ている知人たちと
忘年会です。

ところが目当ての店は本日休業日。

・・・どこか夜市へということになり
興中夜市へ。

岡山名物　羊火鍋

SOGO地下でティータイム。

Ｓさんの台中土産、日出のチーズケーキを
皆でいただきました。ごちそうさま。