2008/11/03 - 2008/11/04
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harihariさん
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高山旅行二日目。
280年続いた長瀬旅館の廃業のニュースを知って、早速泊まりにきた高山旅行。
国内で最初に民家として重要文化財の指定を受けた日下部家、吉島家の住宅は、想像以上でした。
秋の気配を感じながらの、飛騨・高山二日目の旅行記です。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- JR特急
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二日目。5時半起床。
早朝の長瀬旅館。
旅恒例の朝の散歩。 -
まだ薄暗い中、どの店も閉まったまま。人の姿も見えず、町中がひっそりと静まり返っています。
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狭い道の両側には、昔ながらの町並みが続いていて、その向こうには飛騨の山が望めます。
江戸時代、目的地に向かう旅人が、まだ陽の上りきらない早朝に旅立つような、そんな雰囲気を漂わせる朝です。 -
日本の情緒感たっぷりの川のある風景。
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こんな早朝でも、もう開いている団子屋さんがありました。しかも、地元のお客さんが、みたらし団子を買っています。朝の6時半だというのに。
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7時ごろ、川沿いでは朝市が立ち始めていました。
この頃から雨が強く降り始めたので、朝市はチラッと覗いただけで宿に引き返すことに。 -
雨に濡れる古い町並みも、寂寥感があってそれはそれでいい感じ。
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朝の散歩で冷え切った身体を、朝風呂でもう一度暖めて、お楽しみの朝食。
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ゆっくりと時間をかけて朝食をいただきました。
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先ほどまでの雨も上がったようです。
朝の陽光に混じって、庭の緑が部屋の中に差し込んでくるよう。 -
館内には、日本の美意識を表現するようなあしらいがあちこちに。
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わずか一泊だけの滞在でしたが、また次に…がないだけに、思い出にたくさん残させていただきました。
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宿を出て最初に行ったのが平田記念館。
平田家は200年以上も前に、「打保屋」という屋号で、蝋燭の製造販売を始めたとのことです。 -
入ってすぐの番台。そろばんなど、昔の道具と共にディスプレイされています。
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二階への階段は、かなり急な登り。
しかも、一段一段が高いので、まるで梯子を登っているかのよう。 -
蔵の中には、かつて実際に使用していた蝋燭作りの道具や、平田家の生活用品などが展示されていました。
高山の人々の生活を知るには、とてもいい記念館です。 -
朝から開いているお餅屋さん発見。
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作りたての笹団子。
歩きながら食べるました。 -
このあたりは、町並みの中でも少し外れたところなので、観光客の姿もあまりなく、静かで落ち着いた散策が楽しめそう。
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次に向かったのが、日下部民藝館。
日下部家は、明治12年に建てられた高山を代表する町屋建築。民家としては初めて、国の重要文化財に指定されています -
いくつかのデザインの違う窓が特徴的な2階。
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障子を開けて通りを見下ろすと、こんな感じ。
町を挙げて江戸情緒を守っているからこそ、この景観をひと目みに来る価値が生まれるんだと思います。 -
中庭を取り囲む1階の廊下。
標高の高い飛騨高山では、朝晩の寒さは堪えたんでしょうね...。 -
紅や黄色の落ち葉が中庭を彩っていました。
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太い梁が豪商であった証。
日下部家は、二人の歴代市長も出しているという高山きっての名家です。 -
朝方の雨が嘘のように空は晴れ渡っています。
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櫻山八幡宮。創建は奈良時代まで遡るそう。
秋の高山祭の例祭の舞台です。 -
境内の紅葉も、樹によっては今が一番の盛りのように、赤く赤く染まっていました。
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緑豊かな神社の裏山に登ると、高山市街が一望できるらしいです。
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江名子川沿いのこの辺りは、春になると桜がきれいなスポット。
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高山にあるもう一つの重要文化財に指定された民家・吉島家住宅。
日下部家、吉島家と立ち並ぶこの通りは、個人的には高山随一のハイライト。 -
実際には、自然の光でももっと明るく感じます。
何より、人工的な光を極力抑えることで、落ち着きと安らぎ感を与えてくれるように思います。 -
障子を全部取り払うと大広間になる、日本建築の特徴がひと目で見て取れます。
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2階座敷の折り曲げ天井。
屋根の形に沿って、緩やかにカーブさせた天井です。
機能美というよりも、豊かな技術を持った職人の遊び心溢れる造形。
ホントに面白い。 -
縁側から中庭。
吉島家は明治の後半に建てられた商家建築の町屋です。 -
こういう景観を眺められるだけで豊かな気持ちを取り戻せることが、自分が日本人でよかったと思う瞬間。
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土間の上は豪快な枠組みの吹き抜け。
代々造り酒屋や両替商を営んできた吉島家は、全国の町屋の仲でもトップクラスの大きさを誇るそうです。 -
一階の土間に切ってある囲炉裏には、本当に火が入れられていて、茶釜にお湯を沸かしてありました。
サービスで昆布茶を自由にいただけるように用意してくれています。
なんだか古民家の住民にでもなったような、ちょっと気の効いたサービスですよね。 -
1階は、お客を迎え入れる商家の佇まいを今も残しています。
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川沿いに、何だろう?
柑橘類がたわわに実らせていました。 -
気がつけば午後もずいぶん回っていました。
2時ごろ、赤煉瓦造りの倉庫を改装した「角一亭」という食事処にやってきました。
ここは、大正時代に造られた倉庫で、昭和の頃まで醤油の仕込み蔵として使われていたそうです。 -
特撰飛騨牛朴葉味噌ステーキ御膳(厚切り)\3,675。
高山に来たら、飛騨牛をお腹いっぱい食べたいと思ってました。 -
味噌も濃厚で美味しかったし、なんと言っても飛騨牛が美味しかったです。柔らかくて、ジューシーで。また食べたくなります。
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さんまち通りに戻ってきて、現役の造り酒屋の中を覗きこんでみました。
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お店の内部は、昔ながらの雰囲気が残っています。
お土産に、地酒を買って帰りました。 -
鍛冶橋のたもとの銀杏の樹。秋の空に黄色が映えます。
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少し歩いて飛騨国分寺。
飛騨地方唯一の三重塔がランドマークのように聳えたっています。 -
室町時代建造の本堂は重要文化財。
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鐘楼と天然記念物の大銀杏。
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飛騨国分寺は、1250年前に聖武天皇の勅願によって建立されました。そして、その当時に建てられた七重大塔の巨大な礎石が今もこうして残っているんです。
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和風カフェの「冨士屋花筏」。
夏はオープンテラスでいただける、ちょっとお洒落なお店です。 -
コーヒーと栗きんとん。
栗きんとんは、あっさりとした甘味の栗のペーストに細かいつぶつぶも入っていて、これは絶品。思わず買って帰りました。 -
金亀館という駅弁を販売してるお店。
夕食は帰りの特急電車の中で駅弁を食べることにしたので、ここで買いました。 -
高山名物塩せんべいの製造販売所。
お土産屋さんで買うより、こういう造ってるところで買う方が、なんとなく美味しいような気になりますよね。
ここで買って帰りました。 -
そして、高山に来た時から目をつけていた銭湯「梅の湯」。
立派な破風のある昔ながらの銭湯建築。文化財級の建物です。 -
銭湯の中はこんな感じ。この時点でお客さんは3〜4人。女性の方も同じくらいだったようです。
お風呂は熱めのいいお湯です。外が冷えていたので、お湯の中で身体がほぐれてくるのが分かるようでした。 -
使い込まれた木製のロッカーには、「梅の湯」の梅のマークがはめ込まれています。
横にあるマッサージ機が微笑ましい。 -
夕暮れの高山の町。
街灯にも明かりが灯り、シルエットだけが群青の空に浮かびます。
お店の閉まる時間が早いので、人の姿は波を引くように減っていきました。 -
電車の時間までまだ少し時間があったので、コーヒーを飲みにチロルという喫茶店に入りました。
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最後にひとつ、やり残したことが「五平餅」を食べること。諦めかけていましたが、この時間でもまだ開いているお店を発見。
最後の一つの五平餅を購入。奥さんと二人で半分こ。 -
駅まで歩いていると、暗く寂しい夜道にたった一軒「こまやパン」というパン屋さんが開いていました。
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旅行先で、地元のパンを買って食べるのは、奥さんの趣味。お土産用と、帰りの電車で食べる用にたくさん買いました。
一個おまけしてくれたおばちゃん、ありがとうございました。とても美味しかったです。 -
PM6時頃、高山駅に到着。
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帰りの電車は、18:42名古屋行きの特急「ワイドビューひだ」。
高山にいられるのも、あとわずか。またいつでも来られるとはいえ、旅の終わりはいつも名残惜しいものです。 -
特急に乗り込んで一息ついた頃、電車の中のあちこちでお弁当を開ける音が...。
私たちも夕方に買った「飛騨牛しぐれ寿司」を開けます。想像どおり、お肉は柔らかくて、作り立てなのでローストビーフの香ばしさが全然損なわれてなくて、とても美味しかったです。
長瀬旅館の廃業のニュースを知って、すぐに予約を取り、急遽決まった一泊二日の高山旅行。美味しいものもたくさんあったし、見どころもたくさんありました。
とくに吉島家住宅、日下部家住宅は、次に来た時も絶対に行きたいと思うくらいによかったです。
280年続いた長瀬旅館の廃業は残念でしたが、いつまでもまた来たいと思わせる町でいてほしいです。
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