2002/06/18 - 2002/08/14
57位(同エリア64件中)
きゃわださん
7月4日
9時過ぎに起床。目覚めるともうモンゴルの国境の町ザミンウードにいた。乾燥地域らしく潅木とアカザ科くらいしか生えていない。ザミンウードで越境の手続きをして3時間くらい待った後、12時ちょっと前、門をくぐって国境を越える。漢字を見て中国に来たなと実感。
入国手続きを済ませてしばらくすると列車は作業棟に入っていた。なにをするのかと思ったら、列車を豪快に持ち上げて台車を交換し始めた。モンゴルと中国とでは線路の幅が違うので台車を交換しなければならない。客を待合室に入れるわけでもなく乗せたまま豪快に台車を交換するのは中国式だろう。
中国国内にはいると車内販売が登場した。アイス売りの親父に「人民元がないからいらない」と言ったら「1ドルくれりゃ4つやる」と言われ勝手にアイスをノーマンたちに配り始めた。久々に強引に寄り切られた感じがするがちょうど部屋の中も暑かったので買ってしまった。ものすごくボッタくっているわけではないのでまあよしとする。
列車は午後2時頃に二連浩得を出発し、かなり乾燥した景色の中を走っていった。窓を開けるとかなり埃っぽくて、廊下には砂がたまっていた。列車の時間はのんびり流れるのでこれまで書ききれなかった日記をまとめた。部屋のみんなは暑くてバテ気味。いつの間にかみんな昼寝をしていて僕もいつの間にか寝てしまった。うとうと起きはじめると景色の中に緑の量が増えてきた。中には植林と思われるニレやカンバの仲間も見られた。
コーヒーを飲みながら話をしていると集寧に到着。ノーマンたち3人はここで乗り換えをして北京に向かう。いつどこで下車するのか放送や案内がはいらないのでうっかり乗り越しも大いにあり得た。彼らを見送って荷物を整理する。一人で使うにしては広いコンパートメントでまた一人旅に戻ったことを実感。大半の客がここで乗り換えをするらしく、列車の中は全体的に寂しくなる。僕は終点まで行くので到着まで残りの列車の旅を気ままに過ごした。
フフホト駅に着くと早速荷物運びの親父に囲まれる。10元で運んでもらうがあいにく手元に人民元がなかったのでここはドルで支払う。そのままトントン拍子でタクシーに乗せられる大学まで向かう。
とりあえずホテルのロビーまで荷物を運ばせ人民元を持っていないばかりにもめる。さらにタクシーの運転手が10ドルとかほざくので正規料金に近い10元だということでもめる。フロントのおばさんもお金のことに関してはかなりシビアであからさまに渋々タクシー代を貸してくれた。お金があることと払うことは別問題なのだ。中国で口約束がいかに信用されないということを垣間見た。重い荷物を5階まで運んでシャワーを浴びてから就寝。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 レンタカー タクシー
- 航空会社
- ミアットモンゴル航空
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
きゃわださんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
3