1962/01/11 - 1962/01/11
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ソフィさん
1962年1月11日(木)
スペイン国境から乗った列車は、夜中にナルボンヌ、モンペリエ、アヴィニオン、リヨンを通過して、今朝パリ・リヨン駅に到着した。
パリは、思いのほか温かかった。
今日は、特別天気がよいらしい。
道を歩く人は、みなオーバーを脱ぎ捨てて、表情までが春が来たように明るい。
しかし新聞を見れば、明日は元の冬に戻って寒いだろうと書いている。
パリ・リヨン駅付近は、下町の香りが高くて、好きな街だ。
パリに住んで半年になるが、すっかりこの地に慣れてきたことを感じる。
久々に戻ってホッとした気持ちを感じるのは、ここが一つのふるさとになったということなのだろう。
シテ(国際大学都市)の自分の部屋に戻れば、たくさん日本からの便りが届いていた。
嬉しかったが、部屋の静かさが気になり始めると、スペイン旅行中毎日経験した、湧き立つような旅の興奮から、わびしい一人暮らしの現実に戻される。
風邪をひいたらしく、昼ごろからベッドに寝込む。
親友のドクターT君の指示通り、何もせずにじっと寝ていることにする。
外国暮らしは病院通いが不如意なので、うっかりすると自分勝手に薬を飲み過ぎ、病気をこじらせたりし易いという。
ある日本人は、抗生物質を過信して飲み過ぎ、難病にかかって長期入院中とか。
とにかく安静第一に、抗体ができれば、自然に治ってしまうらしい。
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